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奈良市・大安寺旧境内 平城京の「六条大路」の側溝跡が出土 旧境内を横断

2018年11月08日 | Weblog
 奈良市教委が7日、奈良市平城京の大安寺の旧境内で、塔院の北門や道路側溝とみられる遺構が出土したと発表した。 搭院北門と側溝の位置関係から、平城京を東西に走っていた「六条大路」(道幅約15m)が旧境内を横断していたことが確実となったとする。
 大安寺は奈良時代、天の香具山の南麓にあった前身の大官大寺が平城京遷都に伴い、現在地に移建した。 大安寺式伽藍配置と呼ばれる様式で、南大門の南に東西両搭が置かれた。
 今回の調査で、当時の南大門から約32m南側で、築地塀に取り付いた塔院北門とみられる東西2本の門柱跡(幅約5・1m)が出土した。また、北門跡の約1m北から南側溝とみられる溝が出土した。
 現地説明会は10日午前10時〜午後3時に予定されている。
[参考:共同通信、産経新聞]

奈良、大安寺を六条大路が貫く 側溝跡発見で論争決着

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 大安寺
 2017.11.27 市埋蔵文化財調査センターが16日、平城京の東西の道「六条大路」(約15m幅)を挟む溝の跡とみられる遺構が見つかったと発表した。 [参考:京都新聞、朝日新聞]


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