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松江市・東淵寺古墳 6世紀後半築造の出雲東部最大級の前方後円墳

2012年11月15日 | Weblog
 島根県埋蔵文化財調査センターは14日、松江市大庭町の東淵寺(とうえんじ)古墳が古墳時代後期の6世紀後半の有力首長の墓だった可能性が高いと発表した。
 平成23年度からの調査で、古墳の周囲に幅約5・5m、深さ1・3mの周溝が巡らされていたことが判明。周溝からは、円筒埴輪、出雲型子持壺と呼ばれる須恵器が多数出土し、古墳の築造年代を特定した。
 古墳は丘陵を削って下段を整形し、その上に削った土を盛って墳丘を造成させている。葺石は下段にはない。古墳周囲が建物や畑で削られているため、当時の正確な規模は不明だが、墳丘の裾がややカーブしていることから、全長約62mの前方後円墳の可能性が高いという。
 現地説明会は17日(土)午前10~11時に開かれる。集合場所は近くの大庭公民館。
[参考:山陰中央新報、産経新聞、読売新聞、島根県HP]

過去の関連ニュース・情報
 2012.7.27 松江市・魚見塚古墳 6世紀後半築造か 出雲型子持壺の破片が出土



キーワード: 東淵寺古墳

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