歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

福岡県久山町・首羅山遺跡 これまでに見つかったものより約100年古い山岳寺院建築物の基礎部分を発見

2010年05月19日 | Weblog
 久山町教委は19日、鎌倉時代に最盛期を迎えた後に歴史から姿を消した「幻の山岳寺院」と呼ばれる首羅山遺跡で、これまで見つかったものより約100年古い12世紀前半ごろに造られたとみられる建造物の基礎部分を発見したと発表した。
 新たに見つかった基礎部分は、現存する13世紀前半の基礎部分から約1m下の地中にあった。一辺が約15mの正方形で、開山当時の寺院が立っていたらしい。
 遺跡がある白山(標高289m)の山頂部にある「白山神社経塚」は、1109年造営と分かっており、一帯の山岳寺院もこの時期に開山したとみられる。
 今回の調査では、「梵字文軒丸瓦」が大量に見つかったほか、石垣の跡も確認された。
 現地見学会が29日(土)に行われる。9:30出発 12:00散会予定。集合場所は白山神社。
[参考:産経新聞、2010.4.30久山町HP]

過去の関連ニュース
 2009.5.17 首羅山遺跡 山岳寺院の遺構確認

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 河南省洛陽市・三国志の英雄... | トップ | 京都府精華町・鞍岡山3号墳... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事