平安時代の貴族・藤原資房(すけふさ)(1007-57)の日記「春記(しゅんき)」の大谷大所蔵写本(平安時代末期、重要文化財)の紙背に、密教と空海の教えを伝える経典「顕密立教差別記」の記されていることが分かった。9日から大谷大博物館(京都市北区)で開かれる企画展で公開する。
資房は蔵人頭、参議など朝廷の要職を務め、政治や行事、社会の動きを記した「春記」は当時を伝える貴重な文献として知られている。
「春記」の自筆本は不明。大谷大所蔵の写本は最も古い系統で真言宗の経典が紙背に記された「東寺本」と呼ばれるうちの一巻。大学の調査で、経典は真言宗から見た天台宗などの教えや空海の教学について、平安末期の真言宗の学僧寛有(かんゆう)が著した「顕密立教差別記」と分かった。
企画展「重要文化財『春記』と紙背聖教」は大谷大と京都国立博物館所蔵の東寺本「春記」四巻を公開する。27日まで(日月休館)。
[参考:京都新聞]
資房は蔵人頭、参議など朝廷の要職を務め、政治や行事、社会の動きを記した「春記」は当時を伝える貴重な文献として知られている。
「春記」の自筆本は不明。大谷大所蔵の写本は最も古い系統で真言宗の経典が紙背に記された「東寺本」と呼ばれるうちの一巻。大学の調査で、経典は真言宗から見た天台宗などの教えや空海の教学について、平安末期の真言宗の学僧寛有(かんゆう)が著した「顕密立教差別記」と分かった。
企画展「重要文化財『春記』と紙背聖教」は大谷大と京都国立博物館所蔵の東寺本「春記」四巻を公開する。27日まで(日月休館)。
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