歴歩

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倉吉市・中尾遺跡 弥生時代中期の建物跡から鉄矛1点と鉄斧2点が出土 

2020年11月06日 | Weblog
 倉吉市教委は2日、中尾遺跡(同市大谷)の弥生時代中期後葉(紀元前1世紀)の竪穴建物跡から弥生時代では国内最大となる長さ54・3cmの鉄矛と、長さ27・5cmの板状鉄斧、長さ11・0cmの鋳造鉄斧の鉄器計3点が出土したと発表した。鉄矛と板状鉄斧が朝鮮半島製、鋳造鉄斧が中国製とみられるという。
 住居跡は、標高約25mの丘陵にある。鉄矛と板状鉄斧が住居内の地面に突き立てられ、住居ごと燃やされた形跡があった。副葬品としてではなく、何らかの祭祀で使われたとみられる。
 中尾遺跡は県中部に位置し、日本海と中国山地、瀬戸内海を結ぶ交易拠点として鉄器がもたらされたとも考えられるという。
 現地説明会は14日午前10時から計4回開かれる。
[参考:中国新聞、共同通信、毎日新聞、朝日新聞、NHKニュース]


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