2003年11月22日(土)に行われた、明日香村石神遺跡第16次調査・現地説明会。その時の配布資料でも、出土した木簡に刻まれた留之良奈尓(注1)麻久 阿佐奈伎尓伎也(るしらなにまくあさなきにきや)の万葉仮名使用と読みは解説されていた。ただし、和歌であることはわかっていなかった。(注1:右側の尓は「にんべん」に「尓」)
今回、それが、万葉集に収められた和歌であったことがわかった。そして、今まで最古の出土例であった滋賀県甲賀市の紫香楽宮(742~745年)跡から出土したものより60~70年さかのぼる最古の例となる発見で、飛鳥時代に万葉歌が詠まれていたことを示す貴重な物証となる。研究の上発見したのは、森岡隆・筑波大大学院准教授(日本書道史)。
万葉集巻七 1391 「朝なぎに 来寄る白波見まく欲り 我はすれども 風こそ寄せね」の断片となる。
原文: 朝奈藝尓 来依白浪 欲見 吾雖為 風許増不令依
意: 朝なぎに寄せて来る白波を見たいと私は思うが、風が吹いてくれない。作者は不明。
万葉歌刻んだ最古の木簡 奈良・石神遺跡(共同通信) - goo ニュース
阿佐奈伎尓(朝なぎに)…万葉歌刻んだ最古の木簡が出土(読売新聞) - goo ニュース
今回、それが、万葉集に収められた和歌であったことがわかった。そして、今まで最古の出土例であった滋賀県甲賀市の紫香楽宮(742~745年)跡から出土したものより60~70年さかのぼる最古の例となる発見で、飛鳥時代に万葉歌が詠まれていたことを示す貴重な物証となる。研究の上発見したのは、森岡隆・筑波大大学院准教授(日本書道史)。
万葉集巻七 1391 「朝なぎに 来寄る白波見まく欲り 我はすれども 風こそ寄せね」の断片となる。
原文: 朝奈藝尓 来依白浪 欲見 吾雖為 風許増不令依
意: 朝なぎに寄せて来る白波を見たいと私は思うが、風が吹いてくれない。作者は不明。
万葉歌刻んだ最古の木簡 奈良・石神遺跡(共同通信) - goo ニュース
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