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歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

桜井茶臼山古墳 韓国発ニュース

2009年10月29日 | Weblog
 韓国のニュースで、日本の発掘調査情報を採り上げるのは非常に稀であるので、29日に聨合ニュースで採り上げていた「茶臼山古墳(차오스야마고분)」を紹介してみる。
 ニュースのタイトルが「독극물 황화수은으로 범벅한 일본 고분」。訳すと「毒劇物硫化水銀でまぜこぜにした日本古墳」。「まぜこぜにした(범벅한)」の表現はあまりよろしからぬ。
 「朱砂あるいは辰砂と称する硫化水銀(HgS)を何と200㎏も注ぎ込んだ西暦300年頃古代日本の古墳が発見された。」と始まる。前方後円墳、竪穴式石室、木棺についての説明がなされ、重点はやはり、硫化水銀のこと。
 「墓に硫化水銀を振りまく理由は死体の腐敗防止のためだという主張が通説だ。だがこのような埋葬方式は日本ではもちろんのこと、黄南大塚と天馬塚をはじめとする新羅時代積石木槨墳と中国でもたまに確認されており、しかも硫化水銀が道教神学では永遠を保障する仙薬の中でも薬効が最も優れた薬品に選ばれたという点で道教の濃厚な影響力をみせる証拠とする見解もある。」と結んでいる。
 石室の天井石を上から写した写真7枚と石室の底の写真1枚を公開している。鮮明にアップで撮ったものがあり参考になる。
[参考:聨合ニュース]

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