法務大臣閣議後記者会見の概要(平成30年4月3日(火))
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00991.html
〇 民事裁判の全面IT化に関する質疑について
【記者】
政府の有識者検討会が先月30日,民事裁判の全面IT化を求める提言をまとめました。法制審議会への諮問も視野に入れた検討・準備についても言及されていますが,大臣の受け止めをお聞かせください。
【大臣】
裁判手続等のIT化については,先月30日に内閣官房に設置された「裁判手続等のIT化検討会」において,その検討結果が取りまとめられたものと承知をしています。この取りまとめにおいては,民事裁判手続の基本である民事訴訟一般を念頭におき,裁判記録の全面的な電子化を前提とする「裁判手続等の全面IT化」を目指すとの基本的方向性が示されたところです。
具体的には,民事訴訟における「3つのe」として,1点目は「e提出」,これは訴状や準備書面についてオンラインでの提出を可能にするもの。2点目として「e法廷」,これはウェブ会議等を通じて裁判手続に参加することを可能とするもの。また3点目として「e事件管理」,これは訴訟記録にオンラインでアクセスできるようにするもの。この「3つのe」の実現を目指す様々な取組ということです。その上で,民事訴訟制度を所管する法務省においては,2019年度中の法制審議会への諮問を視野に入れ,この「3つのe」の実現に必要な法整備に向けた検討・準備を行うことが望まれるなどとされています。
近年のIT技術の発展は大変めざましいものがあり,民事裁判手続の効率化・迅速化を果たし,また利用者に対してもサービス向上を図るといった観点から,民事裁判手続におけるIT化を推進することは大変重要と考えています。法務省としては,この取りまとめ結果等を踏まえ,法制審議会への諮問についても視野に入れつつ,関係機関等の協力を得て,司法権の独立にも十分配慮しながら,まずは法整備に向けた検討等の取組を速やかに進めてまいりたいと考えています。
cf. 平成30年3月30日付け「裁判手続等のIT化に向けた取りまとめ」
http://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00991.html
〇 民事裁判の全面IT化に関する質疑について
【記者】
政府の有識者検討会が先月30日,民事裁判の全面IT化を求める提言をまとめました。法制審議会への諮問も視野に入れた検討・準備についても言及されていますが,大臣の受け止めをお聞かせください。
【大臣】
裁判手続等のIT化については,先月30日に内閣官房に設置された「裁判手続等のIT化検討会」において,その検討結果が取りまとめられたものと承知をしています。この取りまとめにおいては,民事裁判手続の基本である民事訴訟一般を念頭におき,裁判記録の全面的な電子化を前提とする「裁判手続等の全面IT化」を目指すとの基本的方向性が示されたところです。
具体的には,民事訴訟における「3つのe」として,1点目は「e提出」,これは訴状や準備書面についてオンラインでの提出を可能にするもの。2点目として「e法廷」,これはウェブ会議等を通じて裁判手続に参加することを可能とするもの。また3点目として「e事件管理」,これは訴訟記録にオンラインでアクセスできるようにするもの。この「3つのe」の実現を目指す様々な取組ということです。その上で,民事訴訟制度を所管する法務省においては,2019年度中の法制審議会への諮問を視野に入れ,この「3つのe」の実現に必要な法整備に向けた検討・準備を行うことが望まれるなどとされています。
近年のIT技術の発展は大変めざましいものがあり,民事裁判手続の効率化・迅速化を果たし,また利用者に対してもサービス向上を図るといった観点から,民事裁判手続におけるIT化を推進することは大変重要と考えています。法務省としては,この取りまとめ結果等を踏まえ,法制審議会への諮問についても視野に入れつつ,関係機関等の協力を得て,司法権の独立にも十分配慮しながら,まずは法整備に向けた検討等の取組を速やかに進めてまいりたいと考えています。
cf. 平成30年3月30日付け「裁判手続等のIT化に向けた取りまとめ」