村上春樹氏の新作
驚異的な数字の売れ行きです
世間一般では 超売れっ子作家?と表現される方たちでも
一冊で それ以降は近づけなくなる文体というか
表現法の作家さん
ハッキリ言うと私には存在します
何故かは 自分にもわかりません
が
読み進めないのですね
ツッカカリすぎるのです
そういう方の作品に共通なのは
作りすぎ
いじくりすぎ
練り過ぎ
まとまりすぎ
狙いすぎ
劇画っぽさ との 限界スレスレ(文だか作画だか・・ハッキリしないような)
中途半端にハードボイルドっぽさが見え隠れする
深いんだか 浅すぎるんだか 曖昧すぎて妙に泳ぎ疲れる
つまり 最初の出会いの恐さ
池正さんなんかも 残念ですが そんな具合で
本屋さんに行っても
二冊目には手がのびませんでした(ファンのかたには
なんと言って詫びたらいいのか とは思いますが・・・)
なんと 生意気なことを記しているのでしょうね
ゴメンナサイ もちろん タワゴトです
というわけで 村上春樹氏の
1979年頃のを引っ張り出して
何回目かの再読を試みたのですが
やはり ダメでした 私には
(まったく ファンの方たちには顔向けできない発言ですが
初老のショボイ男のつぶやきと哀れみ どうか お許しを)
でも 結局 好き好き
これ以上の基準は ない と
断言しちゃいます
だって いつ どんなふうに読んでも
好きなものは 飽きないんだもの だーい好きなんだもの
好きなものは好き ピンと来ないのはヤハリ30年経っても
ピンとこない
困ったオジサンです
いや オジイサンです
できれば あの世とやらへもついてきて欲しいくらい
と思う本が数冊あります
多分 名だたる文芸評論家さんたちからすると
もの好きもいいところ
と酷評されるでしょうね
村上さん 池正さん それから・・・・さんたち
ほんとにゴメンナサイ
(何年か後にも 再読を試みてみようかな
とも考えますが やはり好きな作家さんに手がのびます
もう 何どき 何があってもいいくらいの年齢にドンドンなって
いるのだし 葛藤をもってまでの行為は必要ない・・かな?
好きなもので 時間をすごしたいもの ね)
鴎外さんを読んで 深夜プラス1を読んで 長谷川伸さんの
股旅ものを読んで 沢木さんの深夜特急を読んで
中世の秋を読んで 明暗をよんで 百合子さんの富士日記を読んで
善蔵さんと放哉さんを読んで
それと あれとアレを読んで
いいだろうなー ボケーッと旅立てたら・・・
なーーんて サボってないで 仕事しよう