開業率が廃業率を下回りはじめて10年ぐらい経つと思います。中
小企業白書でも、開業、新規起業がこれからの産業界で大切と説き続けています。
経済産業省や都道府県なども助成金やファンドを創設して支援を打ち出していますが、少子高齢化の流れと同様、廃業率の増加に歯止めをかけることはできません。
華々しさのある起業にスポットライトが当たっています。
成功ストーリーを読んで、若き起業家がスタートアップしたものの・・・経営管理の不備や資金ショートにより、事業をたたむ場面も多々見られます。
かたや老舗の企業や地場企業では、後継ぎがいない事業承継の課題が出てきています。
少しネガティブで暗いイメージのある企業再生。
それを法律的な側面からバックアップする倒産法について興味が出てきました。
民事再生法、会社更生法、破産法などの基本を改めて勉強してみたいと思い、日経文庫「倒産法入門」を購入。
読み始めました。
新たに知ることも多く、お勧めの1冊です。
企業再生、事業再生について、来年度の勉強テーマに取り上げ、深堀していこうと考えているところです。
かって冨山和彦氏を中心に企業再生の旗振り役となった産業再生機構。
ダイエーや地方のバス会社等をテコ入れし、再生させていった時の勢いとパワー、今こそ日本の産業界に必要な力だと思います。