能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

比叡山延暦寺 スーパーエリート最澄とブルジュアジー空海 寺での修業は、たいへんです

2011年12月27日 | 旅行記

先週末、伊勢神宮から京都へ移動。

比叡山延暦寺を訪れました。

山頂付近は、雪。

修業のスポットは、やはり厳しい自然の中にあります。


延暦寺といっても120の建物があるらしく、メインで訪れたのが根本中堂。

東塔の中心となる建物です。

もちろん、国宝で世界遺産でもある貴重な建屋。

薬師如来が安置されています。

鎌倉時代には、法然、親鸞、道元、日蓮などの高僧が修業したとのこと。

京の都の鬼門である北東を守護するために建立されました。


この延暦寺を開いたのが伝教大師の最澄。

実に聡明で優秀な人物だったようです。

当時の天皇からも引き立てられ遣唐使として中国大陸に渡ります。

現在でいう国費留学生です。


最澄の後輩である弘法大師空海。

彼ももちろん優秀なのですが、現在でいう私費留学生だったとのこと。

讃岐のお寺の息子さんらしく、潤沢な教育資金に支えられていたとのことでした。


今年の夏、高野山を訪れたのですが、今回の比叡山延暦寺との違いを感じました。


語弊があるかもしれませんが、「組織を重んじ規律の厳しい高野山」「リベラルで知識志向の延暦寺」という感じです。

それぞれの僧侶を見ていても、自分を厳しく律し組織の規律を重んじている高野山、自由でも勉強しないとバカにされる延暦寺という感じです。


今まで持っていた厳しい最澄、優しい空海とは、逆のイメージ。


個人的には、修業するならば、(究極の選択ですが・・・)それは、延暦寺かなというところです。

たぶん、三日もたないと思います・・・涙。

Img_0367

一隅を照らす」・・・これが、比叡山延暦寺のキャッチフレーズ。

一人ひとりが自分のできることを最大限行っていく。

その集積が、よりよい世の中になる・・・。

そのように理解しました。


「一隅を照らす会館」地下にある食堂。

毎日、ケーブルで上がってくると言っていたオバチャンの作ったキツネソバ。

外の寒さということもあり、今まで食べた蕎麦で、一番おいしいソバでした。

乾麺を茹で、寒水で洗い、さらに湯にかける・・・。

「遠くから来たんだねえ。オマケでテンカスを入れたげるわ」。

450円の超シンプルなキツネそばは、涙が出るくらい美味でした!


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