報道によると、週刊東洋経済の三上編集長(46歳)がJR京浜東北線電車内で痴漢として現行犯逮捕。
二人の女性のお尻をさわったとのこと。
記事によると「酒を飲んでいたので覚えていない・・・」。
週刊東洋経済2月25日号の特集は「鉄道再起動」・・・シャレになりません!
100年以上の歴史を持ち、日経ビジネスやエコノミストとともに三大経済誌ともいえる東洋経済。
その伝統と信用が一瞬の間に崩れ去ったように思います。
個人的には、三大誌の中で最もニュートラルで飾りがなく真面目な経済誌として毎週読んでいたのですが、次週号からはストップしようと思っています。
これまで、さんざん企業の社会的責任、CSR、コンプライアンス、リスクマネジメント・・・さらには昨年11月には「教養は力なり」と主張。
真面目な取材記者たちが一所懸命集めたリソースによる誌面構成には好感が持てました。
が、編集長の愚行。
当分の間、同誌で企業倫理だとか、政府の経済政策への批判だとか、不祥事件への追及だとかは語ってほしくないと思います。
大王製紙事件の時の記事を思い出してください。
上場企業の不祥事と今回の事件は同じレベル、つまり経済ジャーナリズムの信用を崩したということです。
今後、東洋経済という題字を見るたびに、痴漢という愚行とオーバーラップすることになるでしょう。
これは、読者にとっても苦しみです。
日本を代表する歴史ある経済誌の編集長であれば、一般人以上の高貴な役割・責任があるはずです。
同じマスコミでも、文屋さん(新聞社)やテレビ局等とは異なりマスコミ人乗りのバンカラや蛮行は許されず、日本株式会社を代表する出来るビジネスパースン、ニッポンの有能な組織人という位置づけが「東洋経済」編集長に求められていたと思います。
そうでなければ、読者である経営者やビジネスパースンに伝わらないからです。
今回の事件、本当に残念です。