朝日新聞の記者が1980年代に書いたとされる「日本の自殺」という論文。
わたしのクライアントから、このコピーをいただき一読しました。
同論文によると、日本の現状が、崩壊したローマ帝国の末期にあるというロジック。
国にたかり、自分の権利だけを主張し、パンと見世物だけに価値を見出したローマ市民。
国家は、外敵や自然災害によって崩壊するのではなく、内部の諸事情によって倒れていくという事実が、この論文の主旨です。
テレビを見れば、安いタレントを使ったパライティやクイズ番組、将来なくなるかもしれない国民年金を払わないで最後は生活保護に頼ればよい・・・。
義務よりも権利主張を重んじる風潮、打つ手打つ手が空回りする政治、国際競争から取り残されつつある日本経済・・・。
まさにモラルハザードに直面している現代日本・・・。
ホントーに大丈夫なのでしょうか?
古代のギリシャ人、ローマ人からの教訓が生かされていない・・・。
そんなことを考えながら、ゴールデンウィークの喧噪を避け、河岸で読書を楽しむ一日です。