日経ビジネス誌2013.1.7の新春号。
「幸せな資本主義」という大特集からの新年スタートです。
「カネ」「大企業」を中心に回っていた従来の資本主義からのシフトが様々な実例、ケースで解説されています。
今回、最もインパクトがあったのが、「異色企業家だけに聞いた大胆予測」。
各界の名物経営者が2013年を予測するという好奇心をくすぐる特集です。
9名の企業家に共通するのが、やはり2013年の経済状況は厳しいということ、
そして、それを自らの力で切り開いていくという気概とプライドの必要性を説かれています。
矢野大創産業社長は、日本という国の「恵まれ過ぎた不幸」が、その活力を削いだと答えられています。
確かに、ハングリーな感じ、命がけで戦う姿勢といったものがだんだんと衰退しているような国内状況です。
斉藤玉子屋社長「丸の内から人が消える」
・本社機能の空洞化が加速
矢野大創産業社長「ただひたすら守るしかない年」
・会社は潰れなければ御の字
・ロシア圏は韓国勢が制覇
・カンボジアに注目が集まる
澤田ハウステンボス社長「4~5年後の国家破綻も」
・上半期は依然厳しい
・カンボジアに注目が集まる
大村西松屋社長「少子化の影響は当面現れない」
・業界全体で脱中国が進む
・安ければいい志向は転換
宗次壱番屋創業者「朝4時起きの人が勝つ」
・事業家には最後のチャンス
・早起きする経営者が勝つ
・掃除する経営者が勝つ
・クラシック音楽が流行する
堀場雅夫堀場製作所最高顧問「犬がいるうちは日本は大丈夫」
堀場顧問の犬話は、結構楽しむことができました。
詳しくは本誌59ページをお目通しください。
犬が消えてから心配せよ、という例え話は、
京都人のユーモアというか懐の深いジョークという感じで、さすがだなあと感心した次第です。
88歳にして、いまだ現役。
すごい企業家です。