今日は、家内の父親の通夜。
明日、葬儀です。
仕事終了後、斎場に駆けつけ、通夜に参列・・・。
読経の後、僧侶の講話がありました。
少し平家物語のさわりの部分を彷彿させるものがありました。
「栄える者もいつかは滅びる・・・。人生は一度きり。人は必ず死ぬ。時間を粗末にするな。生きているという時間をムダにするな・・・。」という内容でした。
日々、忙しいと、ナニナニが悪い・・・、世の中は不条理・・・といった不平不満をぶちまけていますが、
よくよく考えてみると人生は有限。
いつかは、死という現実に直面するわけです。
その時に、後悔なく終えることが出来るか?
それが一つの尺度になると思います。
家内の父親は、生涯、造船という事業に命をかけ、日々必死に生き抜いたその姿勢は、やはりすごいと思った次第です。
社長業を数十年続け、親族ではない第三者にスムーズに事業を承継、自己株式もうまく処理、累積赤字を解消して監査役に・・・。
見事な経営者でした。
「自分は無休、無給でも社員にはキチンと給料を出さないといけない」
「しっかり稼いでしっかり納税する」
「会社は存続することが第一」・・・さまざまな帝王学を教えてもらいました。
冥福を祈ります。