能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ちょっと過激なソーシャル論 「ソーシャルデザイン50の方法」

2014年03月04日 | 本と雑誌

 時代のキーワードは「ソーシャル」だと考えている昨今。

 立教大学のソーシャルデザイン講座に通ったり、山崎亮さんの本を読んだり、プロボノとしてNPOをサポートしたり・・・。

 そういった中で、積読となっていた一冊を通勤時間を使って読み切りました。

 その図書は、

「ソーシャルデザイン50の方法」 今一生著 

  中公新書ラクレ  780円+税

 著者の今さんの熱血取材をまとめた一冊。今までの静的なソーシャルとは異なり、かなり動的なアプローチです。副題も「あなたが世界を変えるとき」。腰巻には「あなたも後に続け!」とかなりのアジテーションです。50個ものソーシャル・パターンから、ソーシャルの最前線を学ぶことができます。

 同書では、通常のソーシャルデザイン、ソーシャルデザインも具体的な事例をもとに丁寧な解説が加えられていますが、原発関係企業の不買運動やら、原発候補者の落選活動など、かなりラジカルな提言もなされています。

 そのくらいやらないと確かに社会は変わらないのかもしれません。

◆目次

 1.日常的に世界を変えていく法

 2.環境保護

 3.福祉

 4.途上国支援

 5.被災者支援

 6.脱原発

 7.ソーシャルビジネス

 若くて優秀な人たちが稼働し始めた「ソーシャル」の世界・・・。コンサバティブなオジサンとしても、応援したいケース、事例が多々あります。

 「ソーシャル」に興味を持つ人は必読の一冊だと思います。

 先人たちの事例から、あなたの人生が変わるかもしれません。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする