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気まぐれコンセプト 広告代理店を舞台にした35年間連載が続く伝説のホイチョイ4コマ漫画

2015年04月04日 | マーケティング

人生を変えた一冊があります。

その本は、今でも座右の書の一冊。

落ち込んだり、気分が沈んだ時には、この本のページをめくります・・・。

 

その本は、ジャーン。

マンガ本です。

気まぐれコンセプト クロニエル

ホイチョイ・プロダクションズ 小学館 2200円+税

 

このマンガは、ビッグコミックスピリッツに連載されている4コマ漫画。

1981年10月から同誌に毎週連載されたホイチョイ・プロダクションズの作品です。

 

このマンガの舞台は、白クマ広告社という広告代理店。

大学時代に初めて読んだ時から、広告業界に対する熱い想いを抱き、結果、希望の広告代理店に入社することになりました。

まさに、人生を変えた一冊です(笑)。

 

このクロニエルは、1984年から2006年までの「気まコン」を一冊にまとめたもの。

何と974ページもあります。

 

広告代理店・白クマ広告社を舞台として、クライアントのカブト自動車、競合の荒鷲エージェンシー、テレビ局などのマスコミなどの中でアドマンの仕事、プライベートを面白おかしく4コマ漫画化した作品です。

 

登場人物

ヒライ・・・白クマ広告社第5営業局 カブト自動車担当営業 ヒラ社員

財前五郎・・・カブト自動車宣伝部長 ヒライの得意先

クマダ・・・白クマ広告社第5営業局部長 ヒライの上司

ウツイ・・・白クマ広告社第5営業局 ヒライの後輩 95年から登場

マツイ・・・白クマ広告社制作局 CMプランナー

ナオエ・・・白クマ広告社制作局 CMプランナー

細川・・・白クマ広告社媒体局 テレビ部ネットワーク3部・主事

カヤマ・・・荒鷲エージェンシー カブト自動車担当営業

社長・・・白クマ広告社、第5代社長

 

今も連載が続いています。

何と35年・・・。

これって、すごいことだと思います。

よくネタが尽きないですよね。

 

新入社員の頃、最初に配属されたのが、製薬メーカーさん担当の連絡局。

当時は、まだ営業局という言葉を使っていませんでした。

第1連絡局、第2連絡局・・・という広告営業セクション。略して、イチレン、ニレンと言っていました。

媒体関係では、新聞雑誌などのスペースを扱うシンザツ局や、ラシオテレビのタイムを扱うラテ局。

制作関係では、3つのクリエイティブ局があり、クリエイティブディレクター、デザイナー、コピーライターなどのクリエイターが所属。

イベント関係を扱うSP局(セールスプロモーション局)。

その他、国際局やマーケティング局など何だか分からない、怪しい名称の部署がたくさんありました(笑)。

当時から、広告代理店ではなく広告会社と呼ぼうという動きがありましたが、その掛け声むなしく、やっぱり「ダイリテン」の方が優勢です。

 

新入社員の仕事は、電話取り、テレビ局やラジオ局への素材(懐かしい言葉デス)の配達、朝早く来て先輩の机を拭く(体育会系)、大きな声で挨拶、ニールセンやビデオリサーチ視聴率の資料作り、飲み会の手配、タクシーの配車手配などなど。

そのクライアントさんがスポンサードしていたのが、CXの「ミュージックフェア」。今もオンエアされているフジテレビの最長寿番組です。当時は、新宿・曙橋にあり、「ツカイッパ」で素材を運んでいました。

「気まコン」もマンガ界のミュージックフェアを目指して頑張ってほしいものです。

 

当時は、webやネットもなく、パソコンやスマホもない、のどかな時代。

携帯電話はドでかい肩掛け型のもので会社に数台・・・ビジネスの実戦には使えない代物。

PCもシステム部にある、これまたドでかいタンス。

新入社員教育の一環で六本木のIBMに1週間行かされPL1というコンピュータ言語を学ばされましたが何の役にも立ちませんでした(苦笑)。

そういえば、当時はワープロの時代・・・オアシスの親指シフトという超ガラパゴスの時代でした。

今、活躍されているアドマン。

ケータイあり、スマホあり、タブレットありの時代・・・。

24時間戦えますか?の世界になっており、本当に大変だと思います。

からだに気を付けて、頑張ってください!ネ


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