能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

オカジュー ジョージ ニコタマ・・・自由が丘の魅力・・・今ではTOKYOを代表するブランドタウンです

2015年04月16日 | まち歩き

朝、J-WAVEを聴いているとパーソナリティの別所哲也さんが、懐かしのフレーズ。

オカジュー

ジョージ

ニコタマ・・・

懐かしいなあ~。

初めて一人暮らしを始めた街、自由が丘。

学生時代、この街の名称は「オカジュー」と呼んでいました。

逆さまにした名前です。

ザギンは、銀座・・・そんな感じです(笑)。

ジョージは吉祥寺、ニコタマは二子玉川・・・デス。

「自由が丘」は、まさにネーミングの勝利・・・。

それ以前は、東京の西の端っこ・・・ナントカ村の世界でした。

それが、自由学園という学校の設立、東急東横線、東急大井町線の交わるターミナル駅、そして地元の商店街のオーナーの地道な努力で、お洒落な街に生まれ変わりました。

街のブランディングの成功例だと思います。

今では、東京の住みたい街のトップ10に入る・・・自由が丘、吉祥寺、二子玉川、目黒・・・です。

最近では、ブクロ・・・池袋もランクインしてきました。

でも、自由が丘のブランドは揺るぎません。

自由が丘駅前の女神モニュメント

自由が丘では、年に一回「女神まつり」というイベントがあります。

自由が丘駅・・・見えるのは東横線です

自由が丘駅中央口を出ると・・・ちょっとレトロな自由が丘デパート・・・。

「デパート」・・・です。

そして、自由が丘は、「モンブラン」発祥の地。

元祖モンブランをお洒落に味わうことが出来ます(酒飲みのわたしに、あまり関係ありませんが・・・笑)。

自由が丘と言えば、洒落たブティック・・・。

ローラ・アシュレイの明るいファサード

チョコレートの王様・・・ゴディバのお店です

L.L.ビーンの店舗

靴屋さん・・・バイオレット色が素敵です

マリークレール通り・・・おフランスの香りが・・・

これも、ネーミングの勝利ですね。

二階はGAPの店舗です

自由が丘・・・素敵な街です。

渋谷、ニコタマ、自由が丘が一日乗り放題の東急のトライアングルチケット。

なかなか鋭いマーケティングだと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ 小林弘人さんと柳瀬博一さんの対談

2015年04月16日 | 本と雑誌

インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ

小林弘人・柳瀬博一著  晶文社  1500円+税

晶文社という出版社・・・存在感は少し薄いのですが、ソーシャル、フリーランスの世界では、なかなかエッジの効いた本を出す出版社です。

今回の「インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ」も変てこな本。

デジタルの世界のオタク(失礼!)二人の対談本です。

 

小林さんは、インフォパーン代表取締役でビジネスブレークスルー大学教授。

柳瀬さんは日経ビジネスのチーフ企画プロデューサー。

とても面白い組み合わせです。

 

お二人とも、ワイヤード以降のデジタル、ICT、SNSの世界に通じた博覧強記の人。

横文字や業界用語が同書の中に飛び交います。ちょっと帰国子女の会話のようです(笑)。

 

この「原始人」というレトリック。

表紙にある、ネットの普及により、ネット住民は、「はじめ人間ギャートルズ」化するという例えです。

今や世界は、SNSを通じて「150人の村」となり、その中でビジネス、マーケティングを展開しなければならないと提唱します。

ポール・アダムス著「ウェブはグループで進化する」、ロビン・ダンパー著「友達の数は何人?ダンパー数とつながりの進化心理学」という名著からも引用・・・ここから150人の原始人村の話が出てきます。

ちなみに、原始時代の村は、村人が150人を超えると2つに分化していったとのこと。そういえば、FBやツイッターなどでも、そんな傾向があるような気がします。

 

目次

第1章 ウェブとSNSで世界は原始時代に戻った

第2章 「誰でもメディア」から「誰でもメーカー」へ

第3章 ハイテク・バーバリアンだけが生き残る

第4章 デザインを制する者が市場を制す

第5章 未来を予見できない時代の組織論

第6章 フリー、シェア以降の新ビジネスモデル

第7章 SF力で未来を編集せよ

 

小林さん談

この数年、コ・クリエーションやオープンイノベーション系の案件を多く扱ってきた経験からしても、ソーシャルメディアの普及によって、構成員の顔がほぼ全員見渡せるくらいの村落規模のコミュニティが再浮上してきたということが実感できる。

なので、今や我々は、一種のらせん構造状のループを描いて、現代人でいながらも原始人間の立ち位置に戻っている途中にいるようなところがある。

昔の原始人間と今の我々が違っているのは、今やパワード・バイ・ハイテクな原始人間になっている。

いわば、それが原始人間2.0的な存在だと・・・。

 

そう言われれば、確かにそんな感じがします。

効率性を追求し、動作研究、時間研究を通じて組織の分業化、階層化、専門化している企業組織体・・・そんな会社は、デジタルの世界では、成果、業績を上げにくくなっている・・・ニッポンの会社がシリコンバレーやアジアの新興諸国の新興企業に、いとも簡単に追い抜かれていく・・・その背景には、小林さんの言われるような背景があるようにも思えます。

 

同書は、わたしと同じようなデジタル音痴、ITわからない世代の方々に読んでいただきたい一冊です。

 

同書で赤線を引っ張ったところを引用させていただきます。

 

会社はすべからく「属人化」すべし!

株主中心型企業ガバナンスの限界

クルマも家も中古市場が熱い!

シェアリングエコノミーの時代へ

千人のコアなファンをつかめ

出品者のストーリーを売る

あえてウェブを遅くすること

自己宣言をデザインする意思


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする