新しい日常、新しい生活様式、新しい働き方・・・ニューノーマル。
新型コロナウィルスは、人類に多大なる影響を与えました。
わずか4か月あまりの期間で、世界は大きく変わりました。
日経ビジネス誌2020.5.25号の特集記事は「ニューノーマル これから世界で起こること」。
コロナ・エフェクトを米中欧アジアからの現地報告です。
国々によって、政策や経済対策が微妙に違っており、たいへん興味深い記事になっています。
Part1 米国編 恐慌級の危機が試す資本主義「本家」の真実
・労働階級の貧困進み、トランプ流強まる
・環境ニューディールで産業構造を大転換
・経済立て直しに専念 対中闘争は休戦・均衡
Part2 中国編 国家まるごとデジタル化 国民監視と産業振興
・デジタル通行手形 移動履歴補足が進化
・新型インフラと半導体ハイテク投資急加速
・テレワーク三国志 世界市場に打って出る
Part3 欧州編 南北の溝は修復困難 加速する多極分権
・深刻化する南北分断 弱るEC政策立案力
・募る中国不信 相次ぐ企業防衛策
・小国、自治体に存在感 局面打開の大胆政策
Part4 アジア編 強い指導者を容認 経済の域内統合は停滞
・こわもて指導者人気 中国とは距離をとる
・部品供給網に脆弱さ 国内完結志向強まる
・生活のデジタル化進展 IT産業「カエル跳び」
アフターコロナでは供給が需要を上回るためにデフレがさらに進行するとみられています。
1918年のスペイン風邪の時もそうでした。
会社倒産、失業や収入減が物価を後押しするという流れです。
そして、コロナワクチンや治療薬が出てきた段落で、今度はインフレに移行するのではないかというのがエコノミストの見立て。
さらにはカネ余りが資産バブルに行くのではないかという説もあります。
企業も個人も、今は、Cash is King。
リーマン後に世界からも批判された日本企業の内部留保が、今では先見の明があったと評価されているみたいです(笑)。
一寸先は闇・・・今回のコロナ・・・世界経済、国際社会を大きく変える大事件となりました。
数年は続くコロナの影響・・・アフターコロナの「ニューノーマル」に対応したビジネスを構築していかなければなりません。