放送大学も新学期を迎えます。
この大学で学び始めて、20年になります。
きっかけは、自己啓発、自学自習。
最近では、リスキリング、アップスキリング、リカレント教育という言葉が脚光を浴びています。
人生100年時代、学び続けないといけないと「ライフシフト」「ワークシフト」を著したリンダ・グラットンロンドン大学教授も語っています。
放送大学では、教養学部の科目履修生から入り、毎年、数科目を履修しています。
途中、放送大学大学院に入り、2年間で経営分野についての修士論文を書き上げ、修士(学術)の学位も取得しました。
2名の教授による個別の修論指導のため月に1回、千葉・幕張の本部キャンパスや東京キャンパスに通う必要があったため、授業料より交通費、宿泊費の方が高かったです(笑)。
大学院修了後、今度は学部の全科履修生に登録、こちらは10年間在学できますので、まだ20科目は履修できそうです。
ホント、放送大学オタクですね・・・笑。
今回科目登録したのは、「環境と持続可能な経済発展」と「情報セキュリティ概論」。
陳腐化する知識をアップデートしなければならないという危機感よりは、「学びは楽しい」という感覚の方がモチベーションの源になっているように思います。
働く社会人やシニア、高齢者の方々6万人が学んでいる放送大学。
いまでは、オンラインで完結できる通信制大学になっています。
教授陣は、日本を代表するくらいのキャリアを持った研究者・・・学びを最大化できます。
今回は、放送大学で学ぶ7つのメリットのご紹介です。
人生100年時代・・・学び続けることが結局、最も充実感がありコスパが高いと考えています。
放送大学で学ぶ7つのメリット
1.社会人でありながら、学生でいられること・・・授業料が安い!
科目履修生でも選科履修生でも、ちゃんと学生証も発行されますし、ケータイやPCソフトウェアでアカデミックディスカウントが受けられる場合もあります。
映画館や美術館で放送大学の学生証を提示すると大学生料金で入場することができる場合があります。
東京の国立西洋美術館の常設展など無料で入れる場合もあります。
授業料も低価格でコンパ最高です。
2.全国の学習センターが使えること
各都道府県に設置されている学習センターが無料で使用できます。
場合によっては駐車場も無料か低価格。
隣接する国立大学の図書館も使用できるところもあり、各種勉強や調べもの、研究をするには最適の環境です。
冷暖房完備、学食つき、土日でも活用できます(ただし、祝日は休館)。
3.やる気をもらえること
放送大学は、さまざまな学生がいます。
老若男女、80歳のおばあさまから高卒の19歳の男の子までさまざま・・・。
学校の先生やサラリーマン、車椅子のハンディキャップを乗り越えて通学される障害者の方・・・。
上位の資格をとるために必死で学ぶ看護師さん・・・。
特に単位修得試験では、このような多様な方々が単位取得のために必死で勉強している光景を見ることが出来ます。
ラインマーカーで色づいた印刷教材、しっかり書き込まれたノート類・・・。
自分などまだまだ甘いな~と感じさせる場面に遭遇することが度々あります。
そう、放送大学では、学生からのやる気、エネルギーをいただき、自分の空タンクを満たすことができるのです。
4.優れた印刷教材
放送大学の印刷教材(いわゆるテキストです)は、どの科目をとっても秀逸です。
印刷教材を読めば、放送を見なくとも理解できるように記述されているため、本当によくまとまっています。
大きな書店で販売していますので、ぜひともご覧ください。
5.リベラルアーツを学べること
放送大学には、教養学部という一学部しかありません。
教養とは、個人的には人文科学、良識(コモンセンス)と理解をしています。
人生や社会の土台となっている哲学、文学、歴史・・・リベラルアーツ。
これらを学ぶことによって、より豊かな、より充実した生き方ができるように思います。
各分野の一流教授陣からの講義・・・学びが深まります。
6.最先端のeラーニング・・・自宅で学べる
eラーニングが充実。
自宅のパソコンで学ぶことが出来ます。
今では、「放送」大学ならぬ、「PC」「IT」大学に進化しています。
自粛、コロナ禍の中の「巣ごもり」に最適でした。
7.大学院・・・修士課程、博士課程まで設置されています
先般、新聞記事にも72歳の女性が取り上げられていました。
教養学部のすべてのコースを卒業。
全部で332単位を取得されたとのこと。
現在は、放送大学大学院で研究されているということでした。
すごい!本当にアタマがさがります。
「死してのち、やむ」
明治維新の土台を作った吉田松陰先生の遺した言葉です。
お爺ちゃんになっても、命尽きるまで、新しいことを学び続けようと思います。