出張の暇つぶしに買った一冊。
ハウツー本ですが、なかなか充実した内容の一冊でした。
MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた
永井孝尚著 KADOKAWA刊 1680円+税
永井孝尚著 KADOKAWA刊 1680円+税
著者は、IBMを経て、経営コンサルティング会社を起業したマーケター。
ベストセラー「100円のコーラを1000円で売る方法」の著者でもあります。
同書は、経営の名著50冊をピックアップし、4~8ページで解説。図解やチャートもあり、とても分かりやすく編集されています。
ベストセラー「100円のコーラを1000円で売る方法」の著者でもあります。
同書は、経営の名著50冊をピックアップし、4~8ページで解説。図解やチャートもあり、とても分かりやすく編集されています。
帯には、「一冊5分でOK!」「読むだけで差がつく」というコピー。
目次
第1章 戦略・・・ポーター、ミンツバーグ、バーニーなど
第2章 顧客とイノベーション・・・ムーア、クリステンセンなど
第3章 起業と新規事業・・・シュンペーターね大野耐一、アンダーソンなど
第4章 マーケティング・・・サイモン、ゴーディンなど
第5章 リーダーシップと組織・・・ピーターズ、コリンズなど
第6章 人・・・デシ、チクセントミハイなど
各図書紹介の最後には、POINTが1行でまとめられており、ここを読むだけでも新鮮な切り口を感じとれます。
「戦略サファリ 第2版」・・・まずは計画的戦略を考え抜き、現場の学びを創発的戦略で進化させろ
「競争優位の終焉」・・・競争優位が持続しない現在に必要なのは、問題発見力と解決力だ。
「知識創造企業」・・・ミドルこそヒーロー。知識を組織的に生み出す仕組みをふたたびつくり出せ。
「ティール組織」・・・管理しないティール組織は、人を幸せにして、高い成果も生み出す。
一時期、意識高い系のビジネスパースンの中で盛り上がったMBAやロースクールも最近では、ちょっとブームが去った感じです。
閉校、募集停止の学校も出てきています。
でも、ビジネスの世界、知っているだけで回避できるリスクや便利な道具は多々あります。
著者は、次のように述べています。
セオリーを無視し、現場の体験と精神論を過度に重視する今の日本企業は、「ウサギ跳びで勝てる」と考えていた1970年代の運動部と同じである。
原書にあたるのが最善ですが、その前に同書でポイントをつかむというのも良い方法だと思います。