毎年、1月1日の日本経済新聞を楽しみにしています。
取り上げられた特集記事が、その年1年のテーマになることが多いからです。
今年の巻頭は、「リアルの逆襲」。
「空恐ろしさを豊かさに」。
「早すぎる科学や技術の進歩に一線を越えたような空恐ろしさを感じることはないだろうか?」
という一文で始まります。
DNA復元、遺伝子工学、機械による人間の格付け・・・。
科学技術のスピードに、人間の思考、想い、倫理、道徳観が付いていくことが出来ない状況への危機意識を喚起する内容でした。
確かにそのとおりで、時代についていくだけで精一杯・・・。
「考える」という時間というか余裕がどんどんなくなっている感じがします。
また、同朝刊は「社説」は、「変わる世界に長期の国家戦略を」。
今年は、少し政治マター。
「理念示し抵抗勢力封じ」「進取の精神取り戻せ」と言及するとともに、福沢諭吉の言葉で締めくくります。
2014年も、さまざまな出来事や事件が起こることでしょうが、
「考える」「自分の軸」をしっかり持つことが改めて問い直される年になると思います。
少々、先の話ですが、今年の大みそかに、今年の元旦の新聞を読み直してみたいと考えています。
ちなみに昨年2013年の日経新聞元旦号は、次の内容でした。
特集「アジアに跳ぶ」
「世界の五割経済圏」
「沸き起こる中間層」
「二〇五〇年GDP8倍」
「日本、ネジ巻きなおそう」
日経の元旦の社説・・・「目標設定で明るい明日を切り開こう」