久々に神戸を訪れました。

カモメ、港町、異人館、元町、夢、ルミナリエ、浪漫、南京町・・・。
神戸の街の持つ素敵な思い出が走馬灯のように蘇ってきました。
中華料理を食し、神戸牛をいただき、美しい街並みを散歩する・・・。
記憶をたどりながらの旅は、なかなか楽しいものでした。

が、どこか違う・・・。
街自体は、震災前にかなりの程度戻っているものの、そこからの発展が感じられないのです。
横浜のみなとみらいと比較すると、その差は歴然・・・。
少し残念な感じ・・・。
ただ、「昭和レトロ」のイメージからすれば、それはそれで楽しい。
複雑な心境でした。
北野の街並みも美しく、昔のまま・・・。
が、プラスアルファがない。

思い起こせば、神戸市は「神戸株式会社」と呼ばれ、民間の経営手法、マネジメントを積極導入。
市職員を民間企業に出向させたり、民間活力を導入したり・・・そして、新市庁舎としての高層ビルを新築。
神戸市は、最新の進化を遂げつつ、活力ある街として全国に名を轟かせました・・・そして、あの阪神淡路大震災。
多数の死者、負傷者が出て、街は壊滅状態となりました。
わたしも、当時、微力ながら安否確認や物資の搬入でお手伝いをさせていただきました。
その深刻な状況は、いまでも明瞭に覚えています。
神戸市長や兵庫県知事も、様々な施策を打ち出しているようですが、今こそ方向性、ビジョンを提示すべき時だと思いました。
ライバルとも言うべき横浜市の発展。
同じ路線ではなく、
歴史と伝統(明治レトロ、昭和レトロ)と神戸独自のサムシングNewがうまく融合する街になるといいなあと感じた次第です。

キーワードは、やはり「みなと町」。
海を中心に世界に繋がる町。

もういちど、がんばろう神戸。


未来に向かって、羽ばたいてもらいたい素敵な街です。
