広島市の中心部・本通から広域公園前まで運行しているアストラムラインに乗ってきました。
アストラムラインは、「明日」と「電車(トラム)」を合体させた造語とのこと。
1994年、広島市で開催されたアジア大会のために作られた未来志向の新・交通システム。
メイン競技場のビッグアーチと広島市内中心部を結ぶために設置された路線。
ビッグアーチは、J1王者のサンフレッチェ広島のホームグラウンドとしても有名です。
初乗り料金も高く、アジア大会当時、アジアから来た選手たちが、その高額な運賃のため乗車を拒否したとのこと。
今でも、その採算性はかなり厳しいとのことです。
ちょっとモダンな切符売り場です。
アストラムラインは、高架の専用線の上をゴムタイヤで走る電車的なバス。
当時としては、画期的な交通システムだったと思います。
駅には、完全密閉式の乗車ドアがありホームへの転落の危険性は、ほぼありません。
先頭車両まで移動してみました。
コンクリート製の軌道の上をスムーズに走ります。
運転手さん一人のワンマン運転。
当時は、ゆりかもめのような無人システムはありませんでした。
社内の幅は、やや狭い感じです。
アステラムラインは、近い将来環状線になるとのことで、
最近ではJR山陽本線との交差する地点に新駅「新白島駅」を新設し、アクセスをより良くするとのことです。
広島市と言えば、京都や大阪など日本中で活躍した路面電車(チンチン電車)が今でも走る「電車の博物館」として有名です。
ドイツ製の車両やレトロ電車、最新のグリーンムーバーなどの車両も投入されています。
たくさんのカメラ小僧やカメラ女子、鉄ちゃんが訪れる鉄道好きのメッカでもあります。
鉄道ファンとしては、ぜひとも新交通システム「アストラムライン」にも乗っていただきくことをお勧めします。