大ラジカセ展
「大」というのが、いいですね。
百貨店という業種業態は、ほぼ終わっています。
昔、百貨店が文化の発信地であった頃、イベントには必ず「大」が付いていました。
「大フランス展」「大恐竜展」「大北海道展」・・・笑。
今回の大ラジカセ展。
ヴィンテージ・ラジカセが、100台展示されています。
ラジカセとは、・・・多分若い人は分からないでしょうが・・・ラジオとカセットデッキが合体したオーディオ家電。
取っ手が付いていて持ち運べる、乾電池で駆動できるコンパクトな家電です。
この展覧会、ラジカセ・コレクターの松崎順一さんの5000台のラジカセコレクションから100台をピックアップしたもの。
松崎さんは、幼少期より秋葉少年として、ラジオ製作・アマチュア無線などにはまっていたそうです。
ちょっと、オタク・・・失礼!
それにしても、5000台のヴィンテージ・ラジカセは、どこで保管してあるんでしょうかね!?
ホント、すごいです!
ピアノのキーボードがあるラジカセ・・・知りませんでした。
ダブルカセットならぬ、トリプルカセット。
二本分、一気にダビングできるんですかねえ。
100台のラジカセ・・・圧巻です。
最初にラジカセを買ってもらったのが、中学時代。
モノラルサウンド・・・SONYのマイクインマチック・・・嬉しかったなあ。
オールナイトニッポンやセイヤング、出始めのFM放送を聴いていました。
エアチェック、カセットで録音・・・。
中高生の机の上には、ラジカセと電気スタンドが必需品でした。
今にして思えば、ひどい音質・・・のちにドルビーサウンドシステムやノイズ・リダクションシステムが出てきましたが、それでも、今のデジタルサウンドと比べると、悲しい状況でした。
が、最近、また、カセットテープがブーム。
昭和レトロの音、人にやさしい音が良くて、カセットデッキが売れているようです・・・。
音楽は、今や、スマホやPCでダウンロードする時代なのに・・・。
カセットテープ・・・今は家電店でも売っていないんでしょうねえ。
学生時代、ドでかいカセット・ウォークマンを持ち歩いていました・・・笑。
今にして思えば、かさばるし、重たかったなあ。
広告代理店時代、ラテ局にラジオ部という部署がありました。
管理職を含め、わずか4名の部署。
ちょっと暇そうで、楽しそうで、遊べそうで、うらやましいセクションでした。
文化放送はQR、ニッポン放送はLFと呼んでいましたっけ・・・。
FM東京は、西新宿のKDDビルにありました。
ラジオ広告費もインターネット広告費に、あっという間に追い抜かれ、広告媒体としての価値が下っています。
時代の変化を感じます。
ミスDJリクエストパレード(1981年~1985年)も、復活するそうです。
向井亜紀さん、千倉真理さん、故川島なお美さん、長野智子さんを輩出したラジオプログラム。
千倉真理さんも、まだまだ現役です。
大ラジカセ展・・・12月27日まで、池袋パルコ本館7階のパルコミュージアムで開催中です。
休みの日に池袋に行くことはないのですが、今回訪れたブクロ・・・アジア風で、エスニックで、エネルギーとパワーがある、若い人々がたくさんいる街・・・結構面白かったです。
今週は、ブクロ・シリーズでアップしていきます(笑)。