カープ、四苦八苦しながらもギリギリ首位独走中です。
投壊、貧打と言われながらも、何とか持ちこたえています・・・ため息。
今日から、京セラドーム大阪でオリックス戦。
交流戦6勝5敗どおしの決戦です。
予告先発は、なんと福井投手・・・背番号11。
復活を賭けて、がんばってほしいものです。
カープ女子、カープファンもスタンドを真っ赤に染めて、われらのカープを応援すると思います。
フェイスシール
顔に貼り付けるカープ応援グッズです。
歌舞伎をテーマにした2017年の「カ舞吼(かぶく)」キャンペーンから始まった企画です。
ただ、なぜだかカープファンに普及しません。
本拠地ズムスタで、フェイスシールをつけている人は少数派。
それでも、中国新聞や電通では、フェイスシールの販促に躍起になっています。
ラッキー7に飛ばすジェット風船なら買っているんですがね。
プロ野球12球団で唯一、親会社を持たない市民球団、カープ。
「セリーグのお荷物球団」と揶揄され、チーム解散や大洋ホエールズへの吸収合併などの経営危機を乗り越えてきました。
それを、たる募金や球場へ足を運び入場料を払うことで乗り越えてきました。
さらには、「第二のたる募金」で1億円以上集め、行政を動かし、日本で初めてのボールパーク、夢の器マツダズームズームスタジアム広島を造り上げました。
ビンボー球団ゆえの創意工夫がカープファンのスピリッツ。
そんなカープファンが自然発生的に生み出した独自の応援方法・・・他の球団ファンにも波及しています。
トランペット応援・・・カープファンが最初です。広島経済大学の学生たちが始めたそうです。
選手別の応援歌・・・これもカープが最初です。「コージ、コージ」「サチオ、サチオ」
ジェット風船・・・これもカープが最初。大阪のカープファンが風船を飛ばし始めたそうです。
スクワット応援・・・これもカープが最初。ズムスタのライトスタンドは燃えています。
カープ女子・・・これもカープがはしり・・・鷹ガール、オリ姫、虎子なども出てきました。15番をつけた男気・黒田男子も登場しました。
チャンステーマ・・・カープのように多彩なチャンテがあるチームも少ないと思います。
そういえば、旧広島市民球場時代には、ベースボールドッグ「ミッキー」もいました。
フェイスシールが浸透しない理由
その1・・・マーケティング的に与えられたモノを取り入れたくないというカープファンの意地。結構、こだわりのあるカープファンです。
その2・・・カープファンの半分以上と言われるカープ女子を考慮していない。化粧が落ちたりしますし、小職のようなオヤジの顔にシール・・・ちょっと間抜けです(笑)。
その3・・・ちゃらい!
たぶん、フェイスシールの販促プロモーションも今年で終わりのような気がします。
逆に、カープファンやマツダスタジアムに「ない」から良いもの・・・3つあります。
それは、チアガールがいない、「ナニナニ、倒せ!」流の応援はしない、男性のDJ、MCがいない・・・です。
まず一つ目。
カープが取り入れなかったチアガール。
本塁打を打ったカープ選手にキャラクタ人形を渡すホームランガールが一人いるのですが、ただ、それだけ。
以前、80歳を超えた元祖カープ女子のおばあちゃんがホームランガールを務めて話題になりました。
また、小学生の女児がホームランガールを勤めたこともります。
ドームやハマスタのようなミニスカート姿の煌びやかなチアガールがいないズムスタ・・・これもカープファンの密かな自慢です。
そして2つ目。カープの応援には、相手チームを直接叩くという応援スタイルは取りません。
「ナニナニ(相手チーム)、たおせ!!!」
「くたばれ!ナニナニ(相手チーム)」in甲子園
という応援がないのです。
去年、ナゴドやズムスタで広島を侮辱する応援が問題になったこともあります。
そして、3つ目は、叫びまくるDJがいないことです。
ベースボールは、選手が主役。
DJさんに、あおられなくとも、十分試合を楽しめます。
米国メジャーリーグの試合でかかる「私を野球に連れてって」。
子ども、女性、家族までも楽しめる野球場・・・。
米国メジャーのスタジアムの多くでは、ラッキー7、7回になると、みんなで歌を歌います。
「Take Me Out to the Ball Game・・・私を野球に連れてって」
野球発祥の地アメリカで100年前から続けられているラッキー7の行事。
セブンス・イニング・ストレッチ Seventh inning stretch・・・。
さすがに7回まで来ると、足を延ばし、背中を延ばし、ストレッチしましょうということでしょう。
歌詞
私を野球に連れてって 観客席へ連れてって
ピーナッツとクラッカージャック(ポップコーン)も買ってね
家に帰れなくったってかまわない
さあ、地元のチームを応援しましょう
勝てないなんて許せない
ワン、ツー、スリーストライクでアウト
昔なじみの試合スタイルで
おじさんは、いつでも野球場に連れて行ってあげます(笑)。
カープ女子、カープファンの進化は、続いていきます。
がんばれ!カープ