能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた 永井孝尚さんの新刊

2021年12月22日 | 本と雑誌

前著「世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた」「世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた」に続く、永井孝尚さんの新刊が刊行されました。

「MBA必読書シリーズ」の3冊目、三部作になりました。

世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた

永井孝尚著  KADOKAWA刊  1800円+税

 

著者は、日本IBMのマネジャーを経て会社を設立したマーケティング戦略コンサルタント。

マネジメント本を多読した博覧強記のコンサルです。

 

目次

第1章 経営と組織・・・ドラッカー マズロー ミンツバーグ ジェニーン・・・

第2章 仕組み・・・ポーター 柳井正 ゴールドラット・・・

第3章 人材・・・エリック・シュミット ビアー・・・

第4章 お金・・・稲盛和夫・・・

第5章 リーダーシップ・・・ドラッカー ゴールマン 出口治明・・・

第6章 社会と未来・・・中根千枝 ラワース・・・

 

今回の「MBA経営理論の必読書50冊」も図やイラストを入れて、とても読みやすくなっています。50冊のマネジメントの名著を6ページで解説。

ご自身の体験も踏まえ、とても分かりやすく解説しています。

解説のあとには、POINTが1行でまとめられています。

 

ドラッカー「現代の経営」・・・「企業の目的=顧客の創造」を常に忘れるな

マズロー「完全なる経営」・・・人間の大きな潜在力と可能性を企業はまだ活かせていない

ミンツバーグ「マネジャーの実像」・・・マネジメントとは「皿回しの曲芸」である 「マネジャーの矛盾」について思考せよ

ジェニーン「プロフェッショナルマネージャー」・・・経営は「終わり」から考えよ

スマイルズ「自助論」・・・努力を愛するのではなく、愛せる努力を見つけろ!

巻末には、出典の一覧が出ていますので、同書を読んで、さらに原典にあたって知識を深めていくことが出来ます。

中小企業診断士の受験生や若きビジネスパースンが読むと、経営、マネジメントの世界にスムーズに入っていけると思います。

今回の新刊は、400ページの大作です。

マネジメント名作本50冊を一冊で読めると言う、とってもお得な一冊です。


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今日の広島市は晴れ・・・でも雲の多い天気です 今年もあと1週間、仕事の締めに向けてもうひと踏ん張りです

2021年12月21日 | まち歩き

12月・・・寒さが増してきました。


今日の広島市は晴れ・・・でも雲の多い天気です。

今年もあと1週間、仕事の締めに向けてもうひと踏ん張りです。

仕事や家事・・・体調管理に気を使いながら、頑張っていきましょうね!

みなさまにとって、良き一日でありますように!


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野鳥と睨みあいバトル・・・カワウの迫力に圧倒されました(笑) 広島市・元安川の河畔にて・・・

2021年12月21日 | まち歩き

師走・・・この時期になると、渡り鳥や野鳥を見る機会が増えます。

6本の川が流れる広島市・・・河辺や広島城のお堀などの豊かな水辺に鳥たちが集まってきます。

いつもの散歩道・・・。

広島市の元安川のリバーサイドで、カワウにガンをつけられました。

羽根を大きく広げ、こちらを睨んでいます。

ここはオレのナワバリだと言っているのか、メスを惹きつけるためにやっているのかは分かりません。

でも、なかなかの迫力です。

こちらのカワウは、ちょっと控えめです。

スタンドアローン。

生きていくということは、本当にたいへんなんですね。

元気で、とりあえず元気で!


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老人支配国家 日本の危機 エマニュアル・トッドの新刊・・・「日本は核を持つべきだ」「中国が世界の覇権を握ることはありえない」

2021年12月20日 | 本と雑誌

現在、新書のベストセラーになっているエマニュアル・トッドの新刊本。

読んでみました。

シルバーデモクラシー、老人民主主義を想定していたのですが、著者の指摘しているのは、少子高齢化、人口減少が日本の最大の危機であるということを指摘します。

老人支配国家 日本の危機

エマニュアル・トッド著 文春新書 850円+税

 

著者は1951年生まれのフランス人。

歴史人口学者であり家族人類学者。

ソ連崩壊やトランプ当選を予測したことで有名となりました。

 

目次

Ⅰ 老人支配と日本の危機

Ⅱ アングロサクソンのダイナミクス

Ⅲ ドイツ帝国と化したEU

Ⅳ 家族という日本の病

 

視点や視座を変えるということは、なかなか難しいものです。

が、フランス人の学者エマニュアル・トッドさんの考え方、切り口は、日本人ではとても思いもつかないエッジの効いたもの。

さすがは、哲学王国フランスです。

アングロサクソンの経験論ではなく、認識論、演繹法的なアプローチを取っています。

フランス風のエスプリもしっかり入れ込んでいます。

 

コロナで老人の健康を守るために「現役世代」の活動を犠牲にした

同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ

それでも米国が世界をリードする

中国の急速な少子化・・・中国が世界の覇権を握ることはありえない

「米国の介入による混乱」が中東から東アジアへ?

日本は核武装すべきだ

→理由はごもっともですが、広島の街を愛する自分としては複雑な心境です

「直系家族病」としての日本の少子化

「日本人になりたい外国人」を受け入れよ

安全保障より大事なのは「少子化対策」だ

高学歴の左派は「低学歴の労働者」の味方ではない

 

面白かったのが、9章の「トッドが読むピケティの21世紀の資本」。

同じフランス人の経済学者トマ・ピケティが著した大著をベタ褒め。

格差社会の現状を理解するための200年史を丁寧に解説していきます。

 

そして、フランスにとってドイツが支配するEUに加盟したことは失敗だった、ユーロはフランの敵だと喝破します。

このあたりは、平和ボケの日本に住んでいるとなかなか理解することが出来ません。

2021に新書大賞を受賞した斎藤幸平さんの「人新世の資本論」とともに、年末年始にゆったりと読むと良いと思います。

「老人支配国家 日本の危機」・・・面白い一冊でした。


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広島・平和公園・・・「平和」を感じることが出来る空間があるという幸せ 「平和」を意識して学ぶということ

2021年12月20日 | まち歩き

休みの日は、平和公園までテクテク散歩。

今では綺麗に整備された美しい公園になっていますが、76年前ここは広島市最大の繁華街でした。

カフェや映画館、多数の商店が集積した中心市街地でした。

1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。

米国B29エノラゲイ号により投下された一発の原子爆弾。

14万人が虐殺されました。

戦後は国際平和都市として復興を遂げた広島市ですが、戦前は陸軍を中心とした軍都でした。

多大なる犠牲の上に、広島の街はコペルニクス的転回を遂げました。

大正屋呉服店・・・被爆建物です。

今で言うお洒落なブティック・・・モダンガールが来店していたそうです。

コロナ禍もあり、修学旅行も一時減少しましたが、今また修学旅行生が戻りはじめました。

小学生、中学生、高校生たちが、平和学習のために訪れています。

原爆の子の像。

世界中の平和を祈る子どもたちから、たくさんの折り鶴が寄せられています。

原爆慰霊碑。

「過ちを繰り返さない」と碑文に刻まれています。

原爆資料館。

米国オバマ大統領も訪れました。

「平和」ということは、意図して、意識して学ばなければ、習得することが出来ないのではないか?と考えています。

国際関係学、政治学、軍事学、核問題、歴史学・・・最近でいうとSDGsやNPT(核拡散防止条約)なども、平和学のカテゴリーに入ってきます。

学徒動員の慰霊碑・・・。

原爆でたくさんの学生が亡くなりました。

ユネスコの世界遺産・原爆ドームを見学して、資料館見学、そして、同じく世界遺産の宮島というルートが多いそうです。

お好み焼きやカキフライ、瀬戸内海の魚などを味わい、楽しんで行ってくださいね。

平和公園のカフェ。

コロナ前はインバウンドの外国人で満員でした。

元安川・・・原爆ドームの横を流れる川です。

資料館前の大噴水。

虹が出ていました。

嵐の中の母子の像。

平和を感じることが出来る空間がある・・・とても素敵なことだと思います。

決して平和ボケにはならないこと・・・。

平和を維持するためには、ひとり一人の努力が必要であるということ・・・。

そんなことを考えながら、テクテク散歩です。


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カープ選手の来季の年俸 1億円プレーヤーは菊池、大瀬良、会沢、田中、九里、長野の6人です がんばれ!カープ

2021年12月19日 | カープ大好き!

カープの契約更改が終わりました。

来季は鈴木誠也がメジャーリーグに移籍するため、誠也分の年俸かどう配分されるのか、注目していました。

1億円プレーヤーは菊池、大瀬良、会沢、田中、九里、長野の6人です。

笑った選手、泣いた選手・・・悲喜こもごもです。

プロの世界は実力、結果の世界。

でも、カープの場合は、ちょっと家族的な年俸設定のような気がします。

2022年のカープ選手の年俸(推定)

1 菊池 3億円

2 大瀬良 1.8億円

2 会沢 1.8億円 3000万円ダウン

4 田中 1.5億円

5 九里 1.4億円 5300万円アップ

6 長野 1.2億円 4500万円ダウン

一番年俸が上がったのが、九里。

最多勝を獲得しました。

坂倉も3倍増です。

そして、栗林の3700万円アップ。

失敗しない男・・・新人王を獲得しました。

西川 7500万円 1300万円アップ

森下 7500万円 3200万円アップ

松山 7500万円 1500万円ダウン

野村 7200万円 4800万円ダウン

中崎 6600万円 2100万円ダウン

 

栗林 5300万円 3700万円アップ

坂倉 5000万円 3200万円アップ

一岡 4200万円 1400万円ダウン

堂林 3600万円

床田 3300万円 600万円アップ

野間 3100万円 100万円アップ

菊池保 2900万円 200万円アップ

安部 2750万円 500万円ダウン

塹江 2600万円 600万円アップ

島内 2400万円 800万円アップ

 

岡田 2300万円 1000万円ダウン

森浦 2200万円 1100万円アップ

小園 2100万円 1300万円アップ

遠藤 2000万円 400万円ダウン

ケムナ 1900万円 300万円アップ

薮田 1900万円 600万円ダウン

中田 1800万円 500万円ダウン

林 1500万円 900万円アップ

大道 1500万円 500万円アップ

上本 1400万円 200万円アップ

 

磯村 1400万円 200万円ダウン

三好 1350万円 50万円アップ

玉村 1200万円 750万円アップ

石原 1200万円 500万円アップ

曽根 1150万円 150万円アップ

大盛 1100万円 100万円アップ

羽月 1000万円 200万円アップ

年俸が一番下がったのが、野村の4800万円ダウン。

次いで長野の4500万円ダウン。

ちょっと年功序列気味の評価・・・奮起を期待したいてすね。

田中広輔の年俸1.5億円、小園の年俸は2100万円・・・。

コースケさん、来季はレギュラーを取らないといけませんよ!

会沢が1.5億円で坂倉が5000万円。

がんばれ!ツバサ

新入団選手

黒原 1500万円 契約金1億円

森 1200万円 契約金7500万円

中村健 1100万円 契約金5000万円

3年連続で新人王を出したいものてす。

外国人

フランスア 8500万円 1000万円アップ

コルニエル 2000万円 1128万円アップ

新入団

マクグルーム 7980万円 契約金3420万円

アンダーソン 7980万円 契約金3420万円

ターリー 7300万円 契約金1100万円

 

誠也の抜けた後は、助っ人外国人に期待大です。

来年も佐々岡カープ。

不安大ですが、Aクラスを目指して、いや優勝を目指して頑張ってほしいものです。

がんばれ!カープ


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広島城のお堀の渡り鳥たち・・・今年も飛来してきました・・・師走の寒さの中でも元気に生き抜いています!がんばれ!

2021年12月19日 | まち歩き

広島城のまわりをテクテク散歩。

京都の哲学の小道のように、何かを考えながら歩くには最適な散歩道です。

今年も渡り鳥がやってきました。

遠い北から来たんでしょうね。

城のお堀で、ゆっくりと休んでくださいね・・・次の長い旅に備えて・・・。


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貧しいニッポン 安売り経済から脱却せよ 日経ビジネスの特集記事 この20年間、わずか0.4%しか上がっていない日本の賃金

2021年12月18日 | 本と雑誌

原油価格の上昇、為替の円安、歴史的な資材価格の上昇、物流コストの上昇、サプライチェーンリスク・・・日本経済は大きな複合的なリスクに直面しています。

少子高齢化、人口減少、果てしの無いデフレ経済、国際競争力の低下、20年間で0.4%しか上がらない賃金・・・。

さらには、中国の台頭と国際的な買い占め・・・食料や飼料、天然資源などで日本が買い負けていると言われています。

この先、この国はどうなってしまうのでしょうか?

日経ビジネスの特集記事2021.12.20号の特集は「貧しいニッポン 安売り経済から脱却せよ」。

「良いものを安く提供する」という日本企業の呪縛から脱出しなければ、「貧しいニッポン」から脱却できないと提言します。

 

Contents

Part1 リクシル社長の憂い・・・皆で幸せになるため雑巾絞りから脱却を

Part2 iPhoneが高値の花に 物価が上がらない国 モノもヒトも「買い負け」

Part3 円安富国論はもう通用しない 経済停滞の深層

Part4 知恵と技術で価値創造 脱デフレ、企業が牽引

 

現在、様々な業界で値上げの動きに出ています。

が、それだけでは駄目で、あくまでも「企業努力を付加価値向上」に振り向けることが重要と同誌は指摘します。

花王のアタックZERO、ライオンの「NONIOブランド」、QBハウス、シロガの土鍋などの事例。

機能も高いが価格も高い・・・付加価値の創出にシフトしていくことが、これからのわが国の企業がサバイバルしていくためのキーになると思います。

岸田政権も「新しい資本主義」「成長と分配の好循環」「令和版所得倍増論」などを打ち出し、デフレ経済、コロナ禍で疲弊した経済からの脱却を目指しています。

この20年間、わずか0.4%しか上がっていない日本の賃金。

韓国にも逆転されました。

日本の平均賃金は約4万ドル、米国は約7万ドル、ドイツやフランスが約5万ドル・・・。

米国は、この20年間で賃金が1.4倍になっています。

 

成長のための付加価値創造、それに基づく分配。

その好循環をどう作るかが、この国の将来を決めると思います。


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広島・平和大橋を渡って、平和公園に向かいます・・・アメリカの彫刻家イサム・ノグチがデザインしたモダンな橋です

2021年12月18日 | まち歩き

平和大橋

小さな橋ですが、お気に入りの橋の一つです。

この橋は、アメリカの彫刻家イサム・ノグチ(1904年~1988年)が設計し、昭和27年(1952年)3月に橋が完成しました。

イサム・ノグチは、日本とアメリカという二つの祖国を持ち、激動の時代を生きながら、各所で数多くの著名な作品を残しており、モニュメント、庭や公園などの環境設計、家具や照明のインテリアから舞台美術まで、幅広い活動を行った世界的にも名高い芸術家として知られています。

平和大橋の欄干について、イサム・ノグチは、「設計の際、私は、建設の理念、すなわち新たに自己の生活を建設する者の特に再建広島の理念を伝えるものとすべきであると考えていました。従って、私は、建設を意味する名前をその橋に付けたいと思います。」と述べています(広島市のホームページより)。

そして、3年歩行者専用のサイドブリッジも完成しました。

平和公園、平和大橋・・・そして平和大通りと続きます。

平和大通りは、通称100メートル道路。

幅100メートル。

5月のゴールデンウィークに開催される広島フラワーフェスティバル、師走の時期に実施されるライトアップ「ドリミネーション」が開催されています。

一発の原子爆弾で破壊されつくされた広島の街は、ここから復興の一歩を踏み出しました。


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雨が上がりました・・・広島市は晴れの週末・金曜日です

2021年12月17日 | まち歩き

昨日の昼から降り続いた雨。

一時は、かなり降りました。


天気予報は曇りでしたが、広島市は晴れの週末・金曜日です。

山間部は、なんと雪が降るとのこと。

冬到来ですね。


今日も仕事に、家事に、頑張っていきましょうね!

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