能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

私の知らないネット上のワタシ 今週の日経ビジネス誌の特集 データ資本主義の世界で広告料で食べているGAFAたち

2021年12月12日 | 本と雑誌

Googleで検索すると、なぜか似たような広告が表示される・・・。

おすすめに、ナビゲートされる・・・。

webの世界は、何でもありのジャングルです。

スマホ、タブレット、PCなしでは、もはや生きていけないわたしたち・・・。

特に2008年に日本に普及したスマホは、わずか13年で日常生活を一変させました。

日経ビジネス誌2021.12.13の特集は「私の知らないネット上のワタシ」。

個人情報が筒抜けになっているということは認識していましたが、テクノロジーの進化で筒抜けどころか丸裸状態になっている・・・なかなか複雑な思いです。

 

Contents

Part1 あなたのスマホは大丈夫か?元社員が実名告発 倫理観を失ったGAFA

Part2 拡大続けるデータ資本主義 ワタシの趣味も行動もネットは全てお見通し

Part3 「常連客殺し」は続くか?中国ITに統制の波

Part4 「追跡禁止」で動く日本企業 ネット広告に曲がり角 錯綜する定石探し

Part5 監視者を監視せよ データ経済を生きる道

 

今日の日経新聞に博報堂の希望退職の記事が出ていました。

マス4媒体・・・新聞・雑誌・ラジオ・テレビで飯を食べてきたメディア各社、広告代理店は、今たいへんな経営状態になっています。

その背景には、GAFAの存在があります。

グーグル、アマゾン、メタ、アップル・・・。

amazonを除く3社は、莫大な広告収入で成り立っています。

グーグルの売上高は6.5兆円、フェイスブックが3兆円、アップル9兆円・・・。

広告の6割以上をGAFAが占めているのです。

カネではなく、データ、情報で動いていく新たな資本主義。

特に、日本人は世界的に見ても個人情報に関する防衛策をとっていないと同誌は指摘します。

そして、こう括ります。

GAFAの強大なパワーを今さら覆すのは難しいかもしれない。

だが、あきらめるのは時期尚早だ。

GAFAの対抗軸になる事業を創出するという気概を、日本は持ちたい。

 

データ経済、データ資本主義の世界に生きる私たち・・・自分の軸、価値観を確かめながら日々暮らしていくことが求められていると思います。


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広島・京橋川の夜景・・・月、星、街の光が幻想的です リバーサイドをテクテク歩いて帰宅です

2021年12月11日 | まち歩き

リバーサイドを歩いて帰宅。

コンパクトシティの広島市ならではの、お楽しみです。

京橋川から見る夜景。
とても幻想的です。
月や金星もお出迎え・・・大天文ショーの始まりです。

仕事も無事コンプリート!
帰ってハイボール。
お楽しみは、これからです。

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先輩直伝の「成功の方程式」・・・昭和初期を生きた能率技師(経営コンサルタント)が残すサクセスの原理原則

2021年12月11日 | マネジメント

書斎に飾ってある額縁・・・それは、日に焼けた一枚のメモ用紙。

今から四半世紀前・・・25年前に、私の師匠から、喫茶店で書いてもらったメモ帳の切れ端。

その頃は、全然分からなかった謎の方程式でしたが、今、やっと理解することが出来始めた「記号」です。

今まで、いろいろな成功本やサクセスストーリー、ハウツー本などを目にしてきましたが、これ以上のコンセプトに出会ったことはありません。

まさに、わたしにとっての秘伝の成功方程式なのです。

 

師匠は、すでに亡くなりました・・・90歳を超える人生をまっとうされた仙人のような人。

わたしにとって、映画スターウォーズのヨーダのような存在です。

師匠は、日本で最初の経営コンサルタント(能率技師)上野陽一先生(1883年~1957年/産業能率大学創設者)の愛弟子。

それでも、決して威張ることなく、おごることなく実に笑顔の素敵なおじいさん・・・でした。

「能率技師」として、世のため人のため社会のために尽くされた先輩です。

当時・・・昭和時代初期・・・1900年初期は、「経営コンサルタント」という言葉はなく、「能率技師」と呼ばれていました。

100年前、今で言う経営コンサルタントは技師、エンジニアに分類されていたようです。

今でいうIE(インダストリアル・エンジニアリング)、科学的管理法(サイエンティフィック・マネジメント)、ガントチャートなどを習得し、クライアントの現場で改革、革新、改善活動を実現のものにしていたマネジメントの専門家です。

師匠・・・わたしが最も尊敬する大先輩。

その日に焼けたメモ用紙には、秘伝の成功の方程式が、書いてあります。

 

S={(E・E+CT+SA)DD}²

 

今から100年前に作られたと言われる「成功の方程式」・・・私の家宝でもあります。

それ作ったのは、日本で最初の経営コンサルタント(能率技師)上野陽一かもしれませんし、そのお弟子さんかもしれません。

わたし自身、いろいろと調査を重ねましたが、その著作者を明確にすることは出来ませんでした。

 

でも、その不思議な方程式は、底深い魅力を感じさせる何かがあります。

 

その師匠は、そのメモ用紙の中に、それぞれのキーワードの説明を加えています。

 

・・・成功(サクセス)

最初の・・・経験(experience:エクスピアリアンス) とにかく現場で経験を積み重ねろ!

次の・・・教育(education:エデュケーション) しっかり学べ、良い教育を受け続けろ!

CT・・・創造力(creative thinking:クリエイティブシンキング) 独創的なアイデアを出し続けろ!

SA・・・営業力(sales ability:セールスアビリティ) 自分を売れ!売れ!そして、売れ!

DD・・・突進力・実行力・執行力(direct drive:ダイレクトドライブ) 前進!前進!突っ込め!

2・・・その二乗 シナジー効果(相乗効果)を働かせろ!

そして、そのメモ用紙の最後には、一言・・・。

ハジライヲ、ステルコト」の一語。

このカタカナは昭和初期を感じさせますし、また、上野陽一氏が推進していたカタカナ文字運動から来ているように思います。

カタカナ文字運動というのは、漢字習得で多大な時間がかかり、欧米のアルファベット26文字で表現できる欧米に追い付くためにカタカナ50文字で代用しようという昭和初期の試み。

確かに、漢字、ひらがな、カタカナ、数字などをマスターしなければならない日本語の習得には多大な時間と努力が必要となります。

経験をしっかり積み、教育をきちんと受け、創造性を身につける・・・そして、その積み重ねをしっかりと世間様に伝えていく・・・そして最も大切なのがダイレクトドライブ・・・突進力・実行力、執行力・・・そして、その二乗によって「成功」が獲得されるという方程式です。

この二乗というのが、数学ぽくって、とても素敵です。

実行力、執行力が、成功の向けて最終的に最も大切なことであり、恥じらいを捨てて実行しろ!という教えです。

 

この成功の方程式は、まさに秘伝。

心にきざみ、日々、よく学び、よく働き、よく遊んでいきたいと思います。

お楽しみはこれからです。


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広島市は今日も快晴!師走、冬なのに暖かい日が続いています

2021年12月10日 | まち歩き

朝方は少し雲が出ていましたが、お昼にはくが抜けて、晴れ渡りました。

快晴の広島市です。

来週アタマは寒くなるとの天気予報。
しばしの暖かい週末を楽しみたいと思います。
皆さま、良い週末を!

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呉阪急ホテルのクリスマスツリー・・・コロナを乗り越えて、輝かしい2022年を迎えたいものですね

2021年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

コロナ前は、よくここで忘年会をやっていました。

広島県呉市、JR呉駅前にある呉阪急ホテル

阪急グループが経営する老舗ホテルです。

久々に会食しました。


ホテルのロビーには、小ぶりなクリスマスツリー。
アットホームな感じで良いです。

第六波、オミクロン株・・・。

気温も日々下がってきています。


コロナを乗り越えて、輝かしい2022年を迎えたいものですね。

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広島市は快晴!爽やかな冬空が広がっています さあ、今日も仕事、がんばっていきましょう!

2021年12月09日 | まち歩き

雲一つない爽やか冬空が広がります。

広島市は快晴。

気持ちのいい朝!
今日も元気を出して、一日、一所懸命、仕事に取り組んでいきます!

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能率技師のメモ帳「能率技師」とは今でいう経営コンサルタントのことです・・・日本の産業界近代化に貢献した「能率の父」上野陽一先生

2021年12月09日 | マネジメント

能率技師って何ですか?」という質問をよく受けます。

 

能率技師とは、今で言う経営コンサルタントのことです。

日本の元祖「能率技師」は、上野陽一先生(1883年~1957年)。

能率(マネジメント)の父」と呼ばれています。

小職が、憧れ、尊敬するロールモデルです。

今から100年前のこと。

それまで、経験・勘・度胸、成り行きまかせだった日本の実業界、産業界にサイエンスを持ち込みました。

フレドリック・テーラーの「科学的管理法」にインスパイアされ、渡米。

テーラーの愛弟子ギルブレスに師事、当時米国で最新のマネジメント理論を日本に輸入。

経営や工場、店舗、人材育成にサイエンスを持ちこみました。

1983年 東京にて出生 父の関係で長崎へ転居

1908年 苦学の末、東京帝国大学文学部を卒業 専攻は心理学

1909年 「実験心理学講義」出版

1910年 「心理学通儀」出版 ベストセラーになる

1919年 早稲田大学にて広告心理学を教授 ライオン歯磨き(小林商店)広告部長と知り合う

1920年 ライオン歯磨き(小林商店)工場にて能率研究指導→日本初の有料マネジメントコンサルティング

1920年 中山太陽堂、福助足袋などでの能率指導

1921年 大阪造幣局での能率指導

1925年 日本産業能率研究所創設 初代所長に就任

1929年 白木屋を指導 日本発の商業コンサルテーション

1939年 能率ハンドブック出版

1942年 日本能率学校設立

1947年 内閣行政調査部顧問に就任 人事院人事官に就任

1951年 人事官を任期満了で退官。産業能率短期大学学長に就任

1955年 インド政府の洪水予防、動力開発業務指導のためコンサルタントとして国連要請を受けインドへ向かう

1957年 逝去

 

上野陽一先生は、「能率の父」と呼ばれています。

今で言うマルチタレント学者で、7つの顔を持っています。

心理学者としての顔、ベストセラー作家としての顔、翻訳者としての顔、能率技師としての顔、教育者としての顔、学校創設者としての顔、人事院人事官としての顔、リベラリストとしての顔という7つの顔です。

 彼がいなければ、日本のマネジメント、経営が欧米に追いつくのに、もっと時間がかかったのではないかと考えています。

大学院では、「上野陽一研究」というテーマで4万字にわたる修士論文を仕上げました。

「能率」「能率技師」については、追って書かせていただきたいと思っています。


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広島高等裁判所の巨木・・・鮮やかに赤く染まっています・・・冬の裁判所通りから

2021年12月08日 | まち歩き

眩しいくらいの「」です。

広島高裁にある巨木。

毎年、この木を見て、冬を感じます。

ケヤキなんですかね。


今年も、あと4週間。

2022年、令和4年が、すぐそこです。

やり残した課題を、やり遂げようと思います。

レッツ・チャレンジ!


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働き方改革と労働時間・・・生産性向上とか1人当たりGDPといった議論もありますが、要は自分自身の価値観やキャリア観が重要であると思います

2021年12月08日 | マネジメント

最近、働き方改革やワークライフバランス、プレミアムフライデーや健康経営などなど、昨今、働くこと、労働することについての議論が活発になってきています。

コロナ禍もあり、身の回りにいる人たちの労働時間も減っているように思います。

電通事件に代表されるメンタルヘルス問題、過労死の事件が、これらの動きを後押しし、働くことに対する見直し、再定義がなされるようになってきました。

個人的には、「働き方改革」は、「働かせ方改革」のような気がしていますが・・・笑。

働き方改革は、大きく、同一労働同一賃金と労働時間短縮という2つの文脈で語られます。

戦後の日本…労働時間は減少傾向にありますが、今問われているのが、労働の量のみならず、労働の質ということだと思います。

労働の生産性を上げて、同じ労働時間の中で、より高い付加価値を上げていく・・・。

働くことの喜び、充実感、達成感を高めて、やりがい、働き甲斐、モチベーションを上げていく・・・

働く時間を減らし、家族や友人、プライベート等での「ライフ」を充実させ、社会の経済を発展させる・・・

そんな流れに持っていくことが出来ればベストだと思います。

放送大学の道幸客員教授は、時短政策のために押さえておくべきこととして、5つの観点をあげています。

1.今までの日本は、生産性向上による労働条件の改善を、時短ではなく、賃上げで実現してきたという伝統がある。若年労働者を除き、時短のニーズはそれほどなかった。

2.勤労礼賛、競争至上主義のための長時間労働自体が美徳とするビジネス志向的な文化。

3.生産、流通システムのネットワークで、一社だけ時短することが難しい。

4.業務命令内容の不確実性。ホワイトカラーのサービス残業や上司が居残れば先に帰宅しにくいという職場の雰囲気。

5.長時間労働に対する歯止めが適切に機能していない。形骸化している36協定やチカラ不足の労働基準行政。

特に、1の「賃上げから時短」という視点は、これから必要なように思います。

働くことの生産性、効率性をあげたとしても、それが、新たな仕事に割り当てられれば、労働時間は、さらに増えていくように思います。

 

また、道幸教授の5つの視点に加えさせていただくと、現在の企業では、次のような実態があります。

1.ICTのインフラ化・・・労働者は、パソコンや携帯電話、タブレットやスマホで、極端な話、24時間連絡が取れる状況におかれている。

2.コンプライス業務の急増・・・ISOやプライバシーマーク、内部統制や稟議制度などなどビルトの仕事は年々増え続けるものの、スクラップはほぼない日本の会社。誰も読まない書類や文書を一生懸命作っています。

3.なんでもカスタマイズ病・・・競争、競合会社と差異化するためのカスタマイズ業務増大による仕事量の増加。しかも、手間暇をかけるカスタマイズによる値上げは出来ないというのが一般的です。

これらが、進展していけば、最後はホワイトカラーエグゼンプションにも踏み込まなければならないと思います。

大正時代の工場法を土台としてパッチワークを続けてきた労働基準法では、対応できないからです。

特に、労基法第32条、第37条あたりは、次第に機能しづらくなっています。

ただ、働くことが尊重、尊敬されること、一所懸命労働する人が一定の処遇を受けることは、日本の良き文化。

これは、守らなければなりません。

その上で仕事と生活のバランスが取れていることが出来ればベストだと思います。

働き蜂、ワークワークバランスでもいい・・・

プライベートの趣味に生きるのもいい・・・

残業代を稼いで家族を支えるのもいい・・・

要は、自分自身の価値観やキャリア観が重要であると思います。

その多様性、ダイバーシティに対応できる働き方改革が必要だと考えています。


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広島市は快晴・・・冬の青空が広がっています 京橋川のリバーサイドからです

2021年12月07日 | まち歩き

冬の青空・・・清々しい空気が流れています。

気温は18度。

稲荷大橋から京橋川を臨みます。


京橋川のリバーサイドでランチ。

午後から、もう一仕事です。

ファイト!


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