能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島護国神社さんに参拝に行ってきました 師走に入り年末年始の準備が着々と進められていました

2021年12月07日 | まち歩き

毎月、広島護国神社さんに参拝に行っています。

広島市で一番大きな神社さんです。

今年も、いろいろありました。

二拝二拍手一拝・・・ありがとうございました。


師走に入り年末年始の準備が着々と進められていました。

 

12月13日からは「幸先詣(さいさきもうで)」が始まります。


コロナ禍のため、密を避けるため、時間を分散しての参拝を推奨されています。

幸先を良くする・・・良いネーミングだと思います。

 

今年もあと4週間。

やり残したことをチェックリストにして、年末までに仕上げようと思います。


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モリスのラーメン 魅惑の黄金色のスープがたまりません・・・広島県呉市にある老舗ラーメン店

2021年12月06日 | グルメ

寒くなってきました。

ということで、ラーメンが美味しい季節になりました。

広島県呉市にある老舗ラーメン店「モリス」。

魅惑の黄金色のスープがたまりません。

魚貝系のスープは、あっさり系で、かつコクがあります。

近所にある呉冷麺で有名な「珍来軒」とともに行列の出来るお店です。

寒いし、お腹は空いているしということで、名物お稲荷さんも追加オーダー。

こちらもなかなかの逸品です。

「モリス」という店名。

1947年に開店した店主が、英国のデザイナー・ウィリアム・モリスが大好きだったことに由来するそうです。

ラーメン店の店名にしては、とてもハイカラな感じがします。

久々のモリスのラーメン。

心も体も温めてくれる至福の一杯でした。

ごちそうさまでした!


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山口周ファンクラブ「劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか」教養なきオッサンの末路は・・・

2021年12月06日 | 本と雑誌

山口周さんが大好きで、ほとんどの著作を読んでいます。

自称・山口周ファンクラブの会員です(笑)。

最近では、「思考のコンパス」が面白かったです。

「今の時代に必要なのは、地図ではなくコンパス(方位磁石)である」・・・本当にそのとおりだと思います。

 

山口さんが、ずっと指摘しているニッポンのオッサン論にも激しく同意です。

駅員に暴力をふるうオッサン、店員に暴言を吐くオッサン、タクシーやバスの運転手にからむオッサン、盗撮するオッサン、頑固で柔軟性のないオッサン・・・

最近、日本の「オッサン」は劣化しています・・・。

7割のオッサンが管理職になれないという会社というシステム、3組に一組が離婚するという夫婦の関係、年収一千万円を獲得できるのは労働人口の4%という格差社会、男性の4人に1人は結婚できない・・・様々なストレスがオッサンを襲います。

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか

山口周著  光文社新書  760円+税

「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」「武器になる哲学」などの名著のある山口周さん。

同書は、前著「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」のアドバンス版ともいえるもの。一部、重複していますが、エリートではない「オッサン」に焦点を当てて書かれています。

「オッサン・サバイバル術」とか「教養なきオッサンの末路」ぐらいのタイトルであれば、倍売れると思います(笑)。

同書で言う「オッサン」の定義は、次のような特徴を持っています。

1.古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する

2.過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない

3.階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る

4.よそ者や異質な者に不寛容で、排他的

ビクッ!リフレクションを与えてくれる定義です。

さらに、著者は言います。

「経験が30年と言っても、1年の経験を30回繰り返した社内でしか通用しない、いや、社内でも通用しないオッサンが多い」

痛いところを突きます。

 

目次

第1章 なぜオッサンは劣化したのか 失われた大きなモノガタリ

第2章 劣化は必然

第3章 中堅・若手がオッサンに対抗する武器

第4章 実は優しくない日本企業 人生100年時代を幸福に生きるために

第5章 なぜ年長者は敬われるようになったのか

第6章 サーバントリーダーシップ 支配型リーダーシップからの脱却

ATTのロバート・グリーンリーフの提唱した「サーバントリーダーシップ」の解説が、シニアの在り方を再定義しており、とても勉強になります。

第7章 学び続ける上で重要なのが「経験の質」

第8章 セカンドステージでの挑戦と失敗の重要性

「劣化したオッサン」にならないために、30歳代、40歳代の人に、ぜひ読んでおいていただきたい第8章です。

著者は、大学院美術史学専攻修士課程を修了後、電通、ボスコン等を経て、コーンフェリー・ヘイグループでシニアクライアントパートナーを務める実務家。

前著「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」は、2018年「日本の人事部」HRアワード書籍部門で最優秀賞受賞、ビジネス書大賞2018で準大賞を受賞した一冊で、山口さんのメジャーデビューになりました。

リベラルアーツの世界からコンサルティング会社に入った異色のビジネスパースンです。

個人的に、劣化したオッサンにならないようにポジショニングマップを作っています。

4象限に分類しています。

「教養がある」×「お金持ち」・・・おじさま(おばさま)

「教養がない」×「お金持ち」・・・パパさん(和歌山のドンファンのような)(ママさん)

「教養がある」×「ビンボー」・・・おっさん(おばちゃん)

「教養がない」×「ビンボー」・・・じじい(ばばあ)

著者の定義とは、ちょっと違いますが・・・笑。

このポジショニングマップでいくと、「教養がない×ビンボー」→「教養がある×ビンボー」→「教養がある×お金持ち」に位置取りを変えるよう努力してきました。

「おじさま・おばさま」への道はなかなか険しいです。

そのため、

1.若い人たちとのコミュニケーション、話を聞く・・・飲み食いはご馳走しちゃいます

2.本を読む・・・月に10冊以上読む、読む、読む!

3.アウトプットし続ける、情報発信し続ける

という地道な努力を繰り返している所です。

でも、まだまだ「おじさま」への道は遠いです(苦笑)。

 

同書のまとめは、次の4つです。

1.組織のトップは世代交代を経るごとに劣化する

2.オッサンは尊重すべきだという幻想を捨てよう

3.オピニオン(意見)とエグジット(逃げる・辞める)を活用してオッサンに圧力をかけよう

4.美意識と知的戦闘力を高めてモビリティを獲得しよう

特に、4番目のモビリティは重要なキーワード。

ポータブルスキルと言い換えることが出来ます。

他社で通用するスキルセット、マインドセット、社外でも汎用性のある仕事力がサバイバルの鍵だとします。

特に、人生の第2ステージ・・・25歳から50歳までにどれだけ種をまいたかによって、メインステージとも言える第3ステージ(50歳~75歳)の幸せや成功を呼ぶと解説しています。

同書の中で何度か引用されるサミュエル・ウルマンの「青春」という詩。

「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心のありさまを言う・・・」という有名なフレーズです。

その上で著者は、オッサンを再定義します。

年をとっただけで「老いる」ということはありません。

つまり「オッサン」というのは、

好奇心を失い、

謙虚さも失い、

驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言うのです。

脱オッサンのためにも、学び続けなければなりません。

胸にささる、イタいコトバです。


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日曜日の朝、平和公園までテクテク散歩!広島市は快晴です

2021年12月05日 | まち歩き

清々しい日曜日の朝です。

リバーサイドを歩いて平和公園までテクテク散歩。

広島市は快晴。
気持ちいいです。



元安川の川辺では、日曜日恒例の「水辺のコンサート」。

アコースティックなギターの音色はココロを癒してくれます。
広島市ではコロナも収束気味。
ですが、引き続きマスク、手洗い、3密回避。
もう少し、もう少し、みんなで頑張っていきましょう!

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危機は去ったのか?緩む日本、コロナ第六波への戦略 日経ビジネス誌の特集で最新コロナ事情が紹介されています

2021年12月05日 | 本と雑誌

新型コロナウイルスの感染拡大、パンデミック・・・一時はどうなるかと思いましたが、現時点ではコロナ対策で成功していると言える日本です。

「ファクターX」・・・なぜ、日本だけが感染者数が激減しているのか?は、専門家でも特定できていないようです。

1.「3密」回避成功説・・・同調圧力の強い日本で、感染可能性の高い3密状態を徹底的に回避したとする説。

2.ウイルス自滅説・・・日本独自の変異を遂げたデルタ株が更に変異を繰り返し感染力を失って自滅したとする説。

3.ワクチン接種タイミング説・・・日本のワクチン接種が遅れたため、デルタ株の感染ピークとワクチン効果が重なり、集団免疫を獲得したとする説。

専門家の方々には、現時点で抑え込まれている理由を引き続き研究していただきたいものです。

日経ビジネス誌2021.12.6号の特集は、「危機は去ったのか?緩む日本、コロナ第六波への戦略」。

コロナ禍が小休止している日本の状況を詳しく取材しています。

 

Contents

フロローグ 繁華街も観光地も戻りつつある3密の日常

Part1 神経すり減らす自治体 くすぶる感染の火種 第六波に戦々恐々

Part2 治療薬とワクチン 脱コロナの武器に

Part3 地域の独自対策生かし医療ガバナンス構築

 

この特集では、最新のコロナ事情を丁寧に取材しています。

いずれにせよ、コロナ第六波は到来する可能性が高いと言えます。

それが、どの程度なのかは予測できません。

ワクチン接種を徹底したイスラエルやシンガポールでさえ、新たな感染危機が来ています。

そして、オミクロン株の登場・・・。

個人、組織は、引き続き、マスク、手洗い、3密回避を徹底していくことが必須だと思います。

油断大敵!

まだまだ辛抱、忍耐が必要なようです。


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地図が大好き!地理が大好き!自称/帝国書院ファンクラブ会長です(笑)書斎の書棚には帝国書院コーナーがあります

2021年12月04日 | 本と雑誌

小学校の頃から、地図が好きでした。

まだ行ったこともない所を上から俯瞰できる・・・山があり、川があり、街があり、そこに人々が住んでいる・・・。

想像を膨らませながら、その土地に立っているような錯覚に・・・とても楽しいひと時を過ごすことができました。

中学に入ると、地理の授業が始まり、これまた楽しい時間でした。

そして、高校に入ると地理Aの授業、工業や農業の世界統計も入り始めて、5万分の1の地図のコレクションをするようになりました・・・ちょっと地理オタクです(笑)。

新聞の経済欄で「ブラジルでコーヒーが寒波のため不作」という記事を読み、絶対に値上がりすると踏んで、母親にインスタントコーヒーを買いだめするように言ったこともあります。

当時は、インターネットもなく実に平和な時代でした・・・。

学生の頃は、将来は国土地理院で仕事をしたいなあと考えていました。

当時は、建設省の所轄でした。

 

あの頃から、ずっと買っているのが帝国書院の地図や地理統計の本。

書斎の書棚には帝国書院コーナーがあります。

自称・帝国書院ファンクラブ会長です(笑)

現在では、大学受験用の「地理データファイル」として出版されています。

帝国書院は、東京・神田神保町にある地理本の老舗。

1917年(大正4年)に設立され、100年以上の歴史がある地図の老舗出版社です。

同社のホームページでは、「写真館」があり世界の国々の風景を楽しむことが出来ますし、「統計・ニュース」では最新の地理統計を見ることも出来ます。

とてもためになるwebサイトです。

帝国書院 (teikokushoin.co.jp)

先が読めない、複雑で、不確実なVUCAの時代・・・。

ある経営コンサルタントは、「今は、地図よりコンパス(方位磁石)が必要な時代」と言っていました。

確かにそのとおりですが、自分の立ち位置、方向性を知るための、自分なりの価値観、仮説をプロットできる地図も必要だと思います。

もう地球上には地理的なフロンティアはないため、これからは宇宙の地理やエコロジー・環境の地理ということに取り組んでいただきたいものです。

経営の地図帳、マネジメントマップなんていうのがあっても面白いと思います。

これからも、がんばれ!帝国書院


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広島の山々も色づいてきました・・・曇、時々、小雨です

2021年12月03日 | まち歩き

山々も色づいてきました。

広島も冬モード突入です。

週末の金曜日、ラストスパートです。

気温も下がってきました。
体調管理にお気をつけくださいね。

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広島市の夕暮れ・・・世界遺産・原爆ドームのリバーサイドからの風景が幻想的です

2021年12月03日 | まち歩き

12月に入り、夕暮れの時間が早くなってきました。

広島市の中心部を流れる元安川。

トワイライト・・・ちょっと感動的な瞬間です。
原爆ドーム・・・宮島とともにユネスコの世界遺産に登録されました。

さて、帰路につくとしますか・・・吉田類さん風に。
おなかが空きました(笑)。

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12月2日は社労士の日 これからも引き続き「働き方改革」支援を進めていきます!

2021年12月02日 | マネジメント

今日12月2日は社会保険労務士の日。

1968年12月2日に制定された社会保険労務士法にちなんだ記念日です。

国が進める働き方改革推進、年金法改正対応などが社労士の使命。
日々、精進、努力を積み重ねていく所存です。

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働き方改革 グッドプラクティス2020支援事例集・・・厚生労働省の目玉政策に力を入れ始めました

2021年12月02日 | マネジメント

毎週郵送される日経ビジネス誌の中に小冊子が入っていました。

働き方改革 グッドプラクティス2020支援事例集(ダイジェスト版)」

厚生労働省の目玉政策に力を入れ始めたようです。

全ページカラー・・・なかなかチカラが入っています。

このダイジェスト版では、働き方改革で成果を上げている会社、病院、学校など9団体の事例を経営者と社会保険労務士が解説しています。

冒頭には、今野浩一郎学習院大学名誉教授、水町雄一郎東大教授、松浦民恵法大教授の好評が掲載されています。

現在、厚労省では働き方改革を推進するため、社労士による無料の訪問相談サービスを行っています。

労基法や働き方改革法の大幅な改正もあり、どこまで浸透、普及するか、今が大切な時期になっています。

安倍政権時代から、政府、厚生労働省が推進している働き方改革。

今年の4月から中小企業にも適用拡大されています。

年次有給休暇の計画的取得(原則5日間)、長時間労働の是正、同一労働同一賃金の実現・・・。

新型コロナウイルスの影響で、前に進んでいませんでしたが、緊急事態宣言の解除やワクチン接種などでコロナ禍が弱まってくれば、労働局や労基署などの行政も動いてくると思います。

壮大な理念や夢はよく分かるのですが、これを現実のものとしようとすると、これはかなり大変なことになる思います。

さらには、コロナによる景気の後退、求人数の減少、少子高齢化の加速・・・「働くこと」の周辺には人事労務管理の難しい舵取りが求められます。

適応できない多くの中小企業は倒産、人が集まらず人手不足による解散ということになることが危惧されます。

ブラック企業と呼ばれる会社は淘汰されます。

 

政府の言う「非正規(社員)というコトバをなくす!」

意気込みは伝わってきます。

「不合理な格差」があることも重々理解できるし、現実の職場で何が起こっているかということも分かっています。

政府、厚労省による法改正の条文を読んだとき、最初に思った素朴な疑問が、これってどこから賃金原資を捻出するの?ということ。

生産性を向上させて経営の効率を上げて利益を創出し労働分配率を上げていくことが大切というのは、経営の教科書に書いてあります。

それが出来なくなった日本の企業、組織は、変動費としての非正規社員を増加させ、今や正社員6に対し非正規社員4というところまで来ました。

小泉政権の時に竹中経済担当大臣により勧められた新自由主義の結果です。

パートタイマー、アルバイト、契約社員、派遣社員・・・。

感覚的には、正規社員の半分の賃金で働いています。

そこで浮いたお金を企業は内部留保を回す、正社員でさえ賃上げはしない、成果主義の名のもと月例給、賞与は上げない・・・それを、BSの右下部分に貯め込んでいきました。

平成の時代・・・失われた30年。

この間、米国や欧州の賃金は2倍から3倍に上がりました・・・。

欧米の働き方改革は30年前に実現されています・・・

おいていかれるニッポン。

そんな背景の中から出てきた働き方改革。

今度は、官僚と学者を中心としたテクニカルな改革ということが出来ると思います。

厚労省のホームページにも同一労働同一賃金を自社で進めていくための方法論やツールがアップされています。

職務評価、要素別点数法、ワークシート、均等均衡チェックリスト・・・

これらも学者さんの、机上の空論的なものが多く(失礼!)、現場でそのまま使えるようには思えません。

法律だから当然に遵守しなければなりません。

ある日、パートさんが社長のところへ来て、

「私と正社員のAさんとは毎日同じ仕事をしているのに何で私の給与は半分で、賞与ももらえないんですか?」と質問される・・・。

今回の法改正では、社長は書面を中心に真摯に説明しなければなりません。

このインパクトに対応するためには、経営者・使用者としてやらなければならないことは、多岐にわたります。

 

対応策1 労使のコミュニケーション・・・もうこうなったらオープンブックマネジメント、経営の透明化で労使がいっしょになって会社を潰さないための協調努力を積み重ねていくしかありません。

 

対応策2 明快な人事労務制度の確立・・・求められる人材像を掲げ、人事フレーム、賃金表、就業規則などの規程類を整備していかなければなりません。

 

対応策3 納得度の高い人事評価制度の導入・・・成果を出した人、プロセス努力をした労働者が報われる人事考課制度が必須です。若年層を中心に人が集まる会社にしていかなければなりません。

 

対応策4 業務改善、効率化による生産性の向上・・・賃金原資を確保するためには生産性を上げて粗利(売上総利益)を上げていくしかありません。限界利益の考え方を社内に浸透させ、RPAやAI、システム情報化などを進めていかなければなりません。

 

対応策5 労働時間の短縮・・・有給休暇が取れる会社、労働時間が短い会社にしていかなければ、今いる社員が辞めていったり、外から新しい血を入れることが出来なくなってきます。

 

対応策6 中期経営計画、ビジョンの策定・・・働き方改革を実現するためには少なくとも5年~10年かかります。そのためには、中長期のロードマップが必要で、かつ従業員に浸透させていかなければなりません。

 

対応策7 女性活躍推進、外国人労働者、高齢者の活用・・・少子齢化により労働力人口が大きく減少していく昨今、新たにヒューマンリソースの獲得は必要不可欠です。

 

対応策8 アウトソース、外注の活用・・・協力企業とのコラボ、アウトソーシングなどにより、労働力の他社代替化の検討、推進が求められます。最終的には、ドラッカーが提唱した経営機能だけの会社を目指すことです。

 

対応策9 雇用形態を増やさない・・・労務管理のコストを下げるためにも正社員プラスアルファの雇用形態に抑える必要があります。来年、労働者派遣事業法も改正されるため、派遣社員からパートタイム労働者や有期雇用労働者へシフトしていくことが理想です。

 

対応策10 社労士やコンサルタントの活用・・・現状最小限に絞り込まれている人事労務スタッフだけで働き方改革の社内整備を進めることは、かなり難しいと思います。間接部門の正社員を増やすことはコストアップに繋がります。外部のチカラを借りることが良いと思います。

 

対応策11 社長が腹をくくる・・・会社を守る、社員を守る、ゴーイングコンサーンとしてなくてはならない会社にしていくと腹をくくることが必須です。今、コンピニの経営者がたいへんなことになっていますが同じ図式になってくると思います。これから、経営者は労使の間で苦悩する割に合わない仕事になってくると思います。明るく前向きに楽しく会社を引っ張っていく・・・それしか経営者の進む道はないと思います。

社長や人事労務現場での実務力、マンパワー、人員からすると、かなり厳しい状況だと思います。

そのうち、労基署の立入調査や地裁あたりで若手の判事が見せしめ判決を出して、社長や人事労務担当者をビビらせるということも考えられます。

本当に大変な時代になってきました。

働き方改革倒産、同一労働同一賃金倒産を回避していくためにも、社長が先頭に立って会社の方向性を示し労使一体となって会社を存続させていく・・・それしか道はないと思います。

がんはれ!ニッポンの社長さん


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