宮元武蔵も和歌山競輪開設記念の後半の3レースにはお手上げであった。
帰りのバスで「サイコロでも振って、出目を出すしなないね」と愚痴をこぼす人がいた。
利根輪太郎も10レースが勝負だとやってきたのだ。
決勝を逃した武田 豊樹選手からの勝負レースと期待したのだ。
よもやこのメンバーでは負けないと思い込む。
だが、伸び切れず4着に沈む。
「ああ、武田がパンクだ!」と武蔵が悲鳴を上げる。
「また、だめか!」と傍で言う人もいた。
輪太郎は、他のレースを見送り、10レースに賭けていた。
「ブロックされても、駒の回転のように勢いがいい方が弾き返せるのだ」
鬼足と言われた元競輪選手の井上茂徳さんは言っていた。
今の武田 豊樹選手には、その勢いが無くなっていたのである。
新田 康仁 選手のブロックで後退したのだがら・・・
10R (S級特別優秀) 2,025m(5周) 曇・風速2.2m
枠番連 複 1=4 720円 (4)
車番連 複 1=4 940円 (4)
3連勝 複 1=2=4 2,460円 (8)
ワイド 1=4 320円 (3)
1=2 450円 (7)
2=4 1,460円 (20)
単 1-4 1,100円 (6)
単 1-4 1,160円 (4)
単 1-4-2 4,720円 (12)
1 伊藤 成紀 34 大阪 90 S2 11.9 捲くり
2 伊藤 保文 44 京都 71 S2 1 車身 11.9 マーク
3 新田 康仁 42 静岡 74 S1 1 車身 11.9
4 武田 豊樹 43 茨城 88 SS 3/4車身 12.1
5 小岩 大介 32 大分 90 S1 3/4車輪 11.8
6 吉本 哲郎 37 広島 84 S2 3 車身 11.8
7 桐山 敬太郎 34 神奈川 88 S1 1/2車身 12.3
8 石塚 輪太郎 23 和歌山 105 S2 3 車身 12.8 HB
9 山田 義彦 30 埼玉 92 S2 3 車身 12.8
さらに、11レースに宮元武蔵は敗北した。
佐藤 友和選手を頭にして勝負していた。
9-5-3
9-3-5
を買っていた。
だが、7番、4番がゴール前、急襲する。
7番北野 武史選手はラインの3番手の不利な位置に居た。
しかも44歳で一番年上。
また格下の4番 白戸 淳太郎選手は43歳。
1番人気の佐藤 友和選手は33歳、2番人気の脇本 雄太選手は27歳。
地元で人気となった3番中野 彰人選手は29歳。
1番人気の佐藤選手の上がりタイムが11秒9。
それに対して1着の北野選手が11秒7、2着の 白戸選手が11秒6であったのだ。
年齢の高い二人で決まったレースに皆が唖然といた。
「こんなレースでは、とても勝負何てできないな」と肩を落とす武蔵は、3連単で3000円~4000円台当たりで、常に勝負をしていた。
また、土浦から来ている山田寛兵は、3連複のボックス勝負なので、武蔵同様に敗れた。
2車単で7-4は3万5750円
3連単は27万2970円
の高配当になる。
枠番連 複 4=5 660円 (4)
車番連 複 4=7 15,520円 (36)
3連勝 複 4=7=9 18,730円 (54)
ワイド 4=7 2,020円 (31)
7=9 890円 (10)
4=9 1,050円 (16)
単 5-4 2,420円 (12)
単 7-4 35,750円 (68)
単 7-4-9 272,970円 (425)
着 車番 選手名 年齢 府県 期別 級班 着差 上り 決まり手 H/B 個人状況
1 北野 武史 44 石川 78 S1 11.7 差し
2 白戸 淳太郎 43 神奈川 74 S1 1/8車輪 11.6 差し
3 佐藤 友和 33 岩手 88 S1 3/4車輪 11.9
4 中野 彰人 29 和歌山 93 S2 1 車輪 11.9
5 脇本 雄太 27 福井 94 S1 タイヤ差 12.0
6 堤 洋 41 徳島 75 S1 1/2車身 11.7
6 田中 晴基 30 千葉 90 S1 1/2車身 11.8
8 飯野 祐太 32 福島 90 S1 3/4車輪 12.2 HB
9 小橋 秀幸 37 青森 85 S2 1車身1/2 12.2