外務省は再生エネ拡充を要求

2018年06月07日 17時59分09秒 | 医科・歯科・介護
エネ計画、原発重視のまま 

関根慎一、桜井林太郎
2018年5月18日 朝日新聞
政府が今夏の閣議決定を目指す「第5次エネルギー基本計画」の素案が16日、経済産業省の審議会に示され、了承された。前回計画から約4年がすぎ、太陽光発電などの再生可能エネルギーは着実に広がっているが、素案は相変わらず原発重視のまま。「脱原発」派のみならず、外務省からも疑問の声が出ている。

原発なお「重要な電源」踏襲 増設は「官邸への配慮」も
 素案では、世界的に導入が増え、コストが下がった再生エネの「主力電源化」を目指すと初めて明記。一方で、経産省が2015年の「長期エネルギー需給見通し」で決めた30年の電源構成(原発20~22%、再生エネ22~24%など)は見直さなかった。
審議会では素案について一部委員から反対意見が出たものの、大筋了承された。
外務省は素案をめぐる非公式の省庁間折衝で、30年時点の再生エネ比率を大幅に拡充するよう経産省に要求した。
国際エネルギー機関(IEA)のリポートを元に、日本の再生エネ比率は22年に20~24%に高まる可能性が大きいとする。
30年までには40%程度に上積みが可能との見解も示した。政権内で脱原発・再生エネ推進派として知られる河野太郎外相の意向が働いているとみられる。

 外務省がこう主張する背景には、地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」をめぐる交渉で、米トランプ政権とともに日本政府が批判にさらされていることへの危機感がある。
今回の素案は石炭火力を「重要なベースロード電源」と位置づけ、高効率化を条件に輸出も推進する文言が入った。
外務省はこれについて「強く留保せざるを得ない。強力な再生エネ促進策なくして、日本の将来は語れない」(幹部)と反発する。

 環境省も再生エネの推進に積極的だ。30年の再生エネ比率が最大で35%に達するとの試算を公表したこともある。

 市民団体の間でも、再生エネ推進を求める声は強い。
日本生活協同組合連合会は15日、再生エネ比率を「最低でも30%、さらに先進国水準の50%以上を目指すべきだ」などとする要望書を世耕弘成経産相あてに提出。
二村睦子・組織推進本部長は「現状維持では主力電源化とはとても言えない」と批判する。

 それでも、経産省は電源構成の比率を見直すつもりはない。
再生エネの固定価格買い取り制度による電力料金への上乗せ分は年約2兆円にのぼることを挙げ、「さらに負担を増やすわけにいかない」(エネ庁幹部)と説明する。

 再生エネの比率を引き上げる場合、原発などほかの電源の比率を下げる必要が出てくる。
原発再稼働が進まないなか、原発の比率を下げれば、再稼働の動きに影響しかねない。

 経産省は今回の素案で、原発の新増設の必要性に触れなかったが、20~22%の原発比率の「実現を目指し、必要な対策を着実に進める」とあえて明記した。
別のエネ庁幹部は「エネルギー政策は経産省の仕事だ。
閣内不一致を問われるようなことには、徹底して戦わざるをえない」と話す。
省庁間の協議は今後も続くが、電源構成が見直される見通しは立っていない。(関根慎一、桜井林太郎)

まち・ひと・しごと創生会議

2018年06月07日 17時48分01秒 | 社会・文化・政治・経済
平成30年6月6日、安倍総理は、総理大臣官邸で第15回まち・ひと・しごと創生会議を開催しました。

 会議では、まち・ひと・しごと創生基本方針2018及び地方創生の優良事例について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「本日は、熊野さん、飯塚さん、そして水上さん、地方の現場で頑張っている皆様から、そして成果を上げている皆様からお話を伺いました。
 地方にこそチャンスがある。そう思う若者たちが、UIJターンで起業していること。地方に住む女性の皆さんが、そのパワーを遺憾なく発揮していること。きっかけさえあれば、地方にはまだまだ大きな可能性が眠っている。改めて、そう感じました。
 政府として、こうした流れに弾みをつけるため、地方への若者たちのUIJターンを力強く後押しする、地方にお住まいの、意欲あふれる、女性や高齢者の皆さんに、その力を思う存分発揮してもらう、インバウンドが大いに盛り上がる中で、日本のことが大好きな外国人材の皆さんにも活躍してもらうなど、地方創生の核となるひとづくり・しごとづくりに着目した、政策パッケージを取りまとめました。
 各省庁が連携して、この内容を具体化するとともに、 速やかに実行に移すことで、地方創生を一層加速してまいります。
 同時に、本日は、樋口委員から、東京一極集中の是正に向けた提言も頂きました。
 本日の御意見も踏まえながら、次なる課題として、まちづくりに焦点を当て、地方の中枢中核都市の機能強化など、検討を進めてください。
 今後も、地方の皆さんの意欲を全力で支援し、全国津々浦々、地方創生を実現していく考えであります。
 梶山大臣を中心に、本日の議論を踏まえ、まち・ひと・しごと創生基本方針の取りまとめをお願いいたします。」

人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指します。
会議では、まち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂及び地方創生の優良事例について議論が行われました。
茨城県まち・ひと・しごと創生会議. 本県のまち・ひと・しごとの創生を効果的かつ効率的に推進していくため,住民代表や産業界,大学,金融機関,労働団体,報道機関等で構成する「茨城県まち・ひと・しごと創生会議」を設置しました。
2019~24年度の6年間で地方の就業者を30万人増やす目標を打ち出した。

宗教の社会的存立の意義

2018年06月07日 17時14分32秒 | 社会・文化・政治・経済
人を救い、世を救うことを除いて、宗教の社会的存立の意義があろうか。
仏法には<生命尊厳>と<人間尊敬>の哲学がある。
また、人間主義の哲学で<日常生活>でのさなざまな心を理論的に学ぶことができる。
穏やかな気持ちにもなれる。
自身の生命を磨いていく方途ともなる。
だれにでも夢を抱く権利がある。
今の自分がどう見えても、目標が不可能に思えて、自分を信じて尽き進めば必ず路は開ける。
宗教は文化の土台であり、人間性の土壌である。
優れた宗教があるところ、必ず偉大な文化、芸術が生まれる。

家族連れの自爆テロ

2018年06月07日 15時03分42秒 | 社会・文化・政治・経済
「普通の家族」の凶行に衝撃

(2018年06月05日 22:39)
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「普通の家族」の凶行に衝撃
 【スラバヤ(インドネシア・ジャワ島東部)武内彩】インドネシアの第2の都市スラバヤで、子供連れの3家族がキリスト教会や警察署を狙った自爆テロや爆発を起こしてから…

昨年10月、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が“首都”と位置づけて占領していたシリアの都市ラッカが解放された。
同年7月、ISはイラクにおける拠点と位置づけていたモスルも失っている。
これでISはシリアとイラクから駆逐され、2014年から続いた実効支配体制は事実上崩壊した。しかしその後、ISの残党は世界各地に散らばり、しばしばテロ事件を引き起こしている。

 インドネシアでは、今月13~14日にかけて自爆テロなどの爆発事件が5件相次ぎ、自爆テロ犯を含む25人が死亡、多数の負傷者が出た。
13日の朝、インドネシア第2の都市スラバヤのキリスト教会3カ所で発生した爆発は、なんと6人家族による“一家総出”の自爆テロだった。
ンガデル・マディア通りのサンタマリア教会で、バイクに乗った息子2人(16歳と18歳)が自爆。
ディポネゴロ通りのインドネシア・キリスト教会で、2人の娘(9歳と12歳)を連れた母親が体に巻いた爆弾を爆発させて自爆。
さらにアルジュナ通りのベンテコスタ教会で、父親が運転する車両が爆発――一連の自爆テロによって、犯人の一家全員と市民の計12人が死亡した。

 そして、この自爆テロ事件の瞬間を収めた動画が、海外の過激動画共有サイト「LiveLeak」で公開されている。日曜日の朝、教会には続々とキリスト教徒たちが集まっている。
しかし次の瞬間、大きな爆発が起きた。
凄まじい爆風によって建物の一部が崩壊、飛散する破片と倒れる樹木。逃げ惑う人々と、状況を把握できずにその場に佇むことしかできない人々……。そして爆風が収まった後の現場を映した動画には、負傷して横たわる人々と彼らを介抱する人々、さらに泣き叫ぶ声も聞こえてくる。聖なる教会が一瞬にして地獄へと変わったのだ。

 同日夜には、スラバヤ郊外シドアルジョ県タマン郡にある公営住宅の部屋でも爆発があり、この部屋に住む家族6人のうち、妻と17歳の息子が死亡。
爆弾を爆発させようとした父親が警官に射殺された。
そして翌14日朝には、スラバヤ市警察入り口の検問所で、5人家族が乗ったバイク2台が爆発。夫婦と10代の息子2人が死亡し、8歳の娘が負傷した。
付近にいた警察官や市民ら10人も重軽傷を負った。

 一連の自爆テロ事件の背景には、かつてISに参加し、帰国した人間たちの存在がある。彼らはイスラム教テロ組織「ジェマ・アンシャルット・ダウラ(JAD)」や類似の「ジャマ・アンシャルット・タウヒッド(JAT)」のメンバーであり、警察による取り締まりの対象となっている。
インドネシアは政治に宗教を持ち込まない「世俗主義」の国である。
しかし、テロ組織が一般市民を巻き込む殺戮を実行し、社会を混乱に陥れようとした結果、一部の宗教や思想に対する政治的圧力が強まっている。
まして、子どもさえ利用するその姿勢に対して、国内外の非難はいっそう激しくなるはずだ。

 子どもの命を犠牲にしてまで“信念”を貫こうとするテロリストたち――。
彼らを待ち受けている運命は破滅であろう。
(文=標葉実則)

使用上の注意の改訂指示(医薬品)発出のお知らせ 

2018年06月07日 14時34分09秒 | 医科・歯科・介護
□■ PMDAメディナビ ■□
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(2018/06/05 配信)
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平成30年6月5日指示分
http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/calling-attention/revision-of-precautions/0332.html

(対象医薬品)
1. アミオダロン塩酸塩
2. フィルグラスチム(遺伝子組換え)
  フィルグラスチム(遺伝子組換え)[フィルグラスチム後続1]
  フィルグラスチム(遺伝子組換え)[フィルグラスチム後続2]
  フィルグラスチム(遺伝子組換え)[フィルグラスチム後続3]
  ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)
  レノグラスチム(遺伝子組換え)
3. エベロリムス(錠2.5mg・5mg、分散錠2mg・3mg)
4. エフトレノナコグアルファ(遺伝子組換え)
5. メトロニダゾール(経口剤、注射剤)
  ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール
  ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール
  ランソプラゾール・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール

障害児は不幸?

2018年06月07日 14時04分46秒 | 医科・歯科・介護
社会のありようを映し出す鏡であり、社会への警告にもなる。
社会が障害児を当たり前に受け入れる社会をどう構築するのか、社会全体で考えなければならない。
過去の医師たちの罪を問うこともできるが。
強い声に支配される風潮こそ問題。
みんなが<強い声>になびいたのだ。
障害者らへの差別的表現を繰り返した谷口元参議院議員の存在に、反対意見や社会的反発がなかったことがむしろ問われる。
1953~1961年の人工中絶は毎年100万件を超え、全国の開業医の収入源となった。
「優生利権構造」を日本母性保護医協会が独占した。

障害児が生まれるのは不幸だという思い込みから、私たちはなかなか自由になれない。
そもそも幸福の価値観など一律ではないはずなのに、ともすると私たちは、人生からマイナスに思える要素を取り去りさえすれば、幸福になれると。

昔は「障害持ちは恥ずかしい」という世間体もあったと思いますが、親自身が「将来自分が死んだあと、この子は一人では生きていけなくなってしまう」と悲観することが子ども自身や家族にとっての「不幸」に直結していたのかなとも思います。
茨城県の教育委員会で「障害のある子どもの出産を防げるものなら防いだ方がいい」という発言がありました。

<いのちの差別>の深層。
人権侵害といえる事態は、なぜ広がっていったのか。
人権をないがしろにした法律。

谷口弥三郎参議院議員の差別発言

○谷口弥三郎君 それでは優生保護法案の提案の理由を御説明いたします。
 我が國は敗戰によりその領土の四割強を失いました結果、甚だしく狭められたる國土の上に八千万からの國民が生活しておるため、食糧不足が今後も当分持続するのは当然であります。
総司令部のアツカーマン氏は「日本の天然資源は必ずしも貧弱ではないが、未だ十分開発利用されていない。
併し山岳溪谷に富んでいるから、灌漑と発電の惠沢大きく、漁場にも惠まれているので、科学を発達利用すれば、八千万人口までは自給自足し得るも、それ以上は困難である」と言つております。
現在我が國の人口は昨年十月一日調査では七千八百十四万人余、本年の人口自然増加は百二十万人、本年度の引揚者総數は七十万人となつておりますので、その総計は八千四万人となり、すでに飽和状態となつております。
 然らば如何なる方法を以て政治的に対処するか。
第一に考え得ることは移民の懇請でありますが、毎年百万人以上の移民を望むことは到底不可能と思われますので、その幾分かずつでもよろしいから大いに努力して懇請すべきであります。
第二の対策は、食糧の増加を図るため未開墾地を開拓し、尚水産漁業の発達を促し、増産方面に全力を盡すべきであります。
第三の対策として考えらるることは産兒制限問題であります。
併しこれは余程注意せんと、子供の将來を考えるような比較的優秀な階級の人々が普通産兒制限を行い、無白覺者や低脳者などはこれを行わんために、國民素質の低下即ち民族の逆淘汰が現われて來る虞れがあります。
現に我が國においてはすでに逆淘汰の傾向が現われ始めておるのであります。
例えば精神病患者は昭和六年約六万人、人口一万に対し九・九八、昭和十二年約九万人、人口一万に対し一二・七七、失明者も同樣で、昭和六年七千六百人、うち先天性が二千二百六十人、昭和十年は六千八百人で、うち先天性が四千二百三人という状態に増加し、又浮浪兒にしても從前はその半數が精神薄弱即ち低脳であるといわれていたのが、先月九州各地の厚生施設を巡視した際、福岡の百道松風園及び佐賀の浮浪兒收容所における調査成績を見ますると、低脳兒はおのおの八〇%に増加しております。
この現象は直ちに以て日本食糧の状況を示すものであると思います。
從つてかかる先天性の遺傳病者の出生を抑制することが、國民の急速なる増加を防ぐ上からも、亦民族の逆淘汰を防止する点からいつても、極めて必要であると思いますので、ここに優生保護法案を提出した次第であります。
 次に本法案の大綱について御説明いたします。
この法案は、第一章総則、第二章優生手術、第三章母性保護、第四章優生保護委員会、第五章優生結婚相談所、第六章届出、禁止等、第七章罰則、それに附則を合せまして全体で三十七ケ條から成つています。
 第一章の総則におきましては、この法案の目的と定義とを示しました。
即ち第一條において、この法案が優生学的見地に立つて将來における國民素質の向上を図ると同時に、現在における母性の生命健康の保護をも併せ図ることを目的とする旨を規定いたしました。
第二條においては、この法案中に使われている優生手術と人口妊娠中絶との意義を明らかにしてあります。優生手術にはいわゆる去勢を含まないこと、人工妊娠中絶は、胎兒が母体外で生きておらない時期即ち大体六ケ月以内において行われる処置であることを主として規定をいたしました。
 第二章優生手術の章におきましては、第三條に同意を前提とした任意の優生手術を規定し、第四條から第十一條に亘つて社会公共の立場から強制的に行い得る優生手術を規定いたしました。現行制度では、優生手術を受けるには、本人、その代理者又は公益の代表者からの申請と主務官願の可否の決定とがなければ行い得ないことになつているのでありますが、第三條に列記したものについては、かような手続を要せず、本人と配偶者の同意があれば医師が任意に優生手術を行い得る途を開きました。
併し任意の優生手術は本人が事の是非を十分に判断した上で同意するということが、その本質的要素でありますから、未成年者、精神病者、精神薄弱者のように自分だけで意思決定ができない者については、これを認めないこととして、この制度が相続權侵害のために悪用されることのないようにいたしました。
第四條以下のいわゆる強制断種の制度は社会生活をする上に甚だしく不適應なもの、或いは生きて行くことが第三者から見ても誠に悲慘であると認めらるものに対しては、優生保護委員会の審査決定によつて、本人の同意がなくても優生手術を行おうとするものであります。
これは悪質の強度な遺傳因子を國民素質の上に殘さないようにするためには是非必要であると考えます。
ただこの場合には社会公共の立場からとはいえ、本人の意思を無視するものでありますから、対象となる病名を法律の別表において明らかにすると共に、優生保護委員会の決定についての再審査の途を開く外、更に裁判所の判決を求めるようにいたしました。
強制断種の手術は專ら公益のために行われるものでありますから、その費用を國庫において負担することとし、その旨を第十一條に規定いたしました。
 第三章母性保護の章は人工妊娠中絶に關する規定であつて、妊娠中絶は医学上の立場から母体の生命を救うため必要であると思わるる場合にのみ合法制を認められ、一般的には刑法上堕胎の罪として禁止されておるのでありますが、この法案で母性保護の見地から必要な限度においては更に廣く合法的に妊娠中絶を認めようとするものであります。
即ち客観的にも妥当性が明らかな場合には本人及び配偶者の同意だけで行い得ることとし、その他の場合には同意の外に地区優生保護委員会の判定を必要としました。
 第四章は優生保護委員会に關する規定であり、この委員会は自己の責任において審査決定をなし得る処理機關であつて、中央、都道府縣及び地区の三種と相成つております。
 第五章は優生結婚相談所、第六章は優生手術又は人工妊婦中絶を行なつた場合の医師又は指定医師の届出、秘密保持等に關する規定、第七章は罰則の規定であります。
以上が大体の内容の説明であります。

旧優生保護法 産科医主導で「選別」

2018年06月07日 13時45分36秒 | 医科・歯科・介護
科学の名の下に・旧優生保護法を問う:/3 産科医主導で「選別」 - 毎日新聞

「当時は優生思想を反映した法律があり、産婦人科医は、法に基づき国や親の要望に応えた」。日本産婦人科医会の木下勝之会長(77)が振り返る。
同会は、旧優生保護法が施行された翌年の1949年に設立され、優生保護行政を後押しした日本母性保護医協会(日母)が前身だ。
 ◇
旧法は議員立法で成立した。提案したのは、参院議員の谷口弥三郎氏や衆院議員の太田典礼氏(いずれも故人)ら産婦人科医だった。谷口氏が死去した後の63年に発行された業界誌には「思いやりの行き届いた」「理想を抱き邁進(まいしん)した」など故人をしのぶ記事が並ぶ。
一方で谷口氏は、障害者らへの差別的表現を繰り返した。48年11月の参院厚生委員会。「浮浪者とかごく…

谷口弥三郎参議院議員
谷口 弥三郎、1883年8月13日 - 1963年8月19日)は、日本の政治家、産婦人科医師、また医学者。
日本医師会会長、参議院議員。「不良な子孫の出生を防止する」として、太田典礼、加藤シヅエに一時提携をもちかけながらその影響を排除しつつ、福田昌子等と共に 優生保護法の成立に深く関わった。
また、熊本県におけるハンセン病患者隔離政策の中心人物である。

太田典礼衆議院議員
太田 典礼(おおた てんれい(旧名:武夫)、1900年10月7日 - 1985年12月5日)は、京都府出身の産婦人科医。元衆議院議員(当選1回)。九州帝国大学医学部卒業。産児制限と安楽死を説き、子宮内避妊器具の草分けのひとつである「太田リング」を考案した。

日本母性保護医協会は、1949年4月、前年に制定された優生保護法12条に基づく指定医師の団体として設立された産婦人科医の開業医団体。
通称は日母。現在の公益社団法人日本産婦人科医会である。

不幸な子どもの生まれない運動とは、1966年から1972年にかけて兵庫県で執行された政策である。
妊婦の出生前診断を奨励し、羊水検査でダウン症候群など染色体異常の可能性のある胎児を見つけることを推進した。
1969年に兵庫県衛生部は「不幸な子どもの生まれない対策室」を設置し、パンフレットを配布するなどの活動を行ったが、次第に障害者団体・人権団体の強い異議申し立てが起こるようになり、事業は中止された。

同僚の米岡さんの裏話

2018年06月07日 10時54分35秒 | 沼田利根の言いたい放題
同僚の米岡さんは、実に色々は裏話を知っていた。
外国で行方不明になった女性たち
試着室で女性が行方不明になる事件があるというものでした。

しかしこれ、都市伝説であるという見方が有力のようですが、実際には何とも分かりませんよね?何れにしても誰にも知らせず海外で女性が1人で人通りの少ない場所を歩く事自体危険でうかつだったなと、今になってもゾッとします。
わたしは最初この話を聞いたときは、「フィクション」だと思った。
 中略
Bさんの奥さんもいろいろ迷っていたので、数着を持って奥の試着室にずっと入っていた。
 中略
しかし、10分経ち20分経っても奥さんは出てこなかった。
「いつもならもっと早く決めるのにと・・。」と思いながら、Bさんは女店員に「私の妻に早く出てくるように言ってください。」と頼んだ。その店員は奥の試着室に行って、帰ってきてこう言った。
「そういうお客様はいらっしゃいません。」
 中略
警察の必死の活動により、組織がいるらしい場所を突き止め、警官の大量動員をして「現場」に踏み込んだ。現場とは、セーヌ川に停泊中の外国籍の貨物船だった。警官が船倉に降りてゆくと、10人以上の女性が下着姿で閉じこめられていた。Bさんの奥さんもいた。
 調べてみると、「失踪届」の出ていた女性もかなりいたという。
下着姿だったのは、逃亡を防止するためだったという。
普通の女性は、裸にすると逃げないというのだ。
羞恥心のためだろうか。行き先は中近東の港。そこからまた近隣の国に売り飛ばす手はずだったという。客は「アラブの金持ち」。
この話を米岡さんから聞く。
昭和53年ころ。
彼はこの話とともに、北朝鮮の工作員の話もした。
拉致問題など報道されていない、1978年のこと。

2児拉致事件、渡辺秀子さん2児拉致事件(わたなべひでこさん-)は、1973年に渡辺秀子の子供2人が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の意を受けた土台人によって拉致された事件。
土台人とは? (どだいじん/トデイン)とは、朝鮮民主主義人民共和国の諜報・情報機関の工作員が用いる用語の一つ。
彼らが日本に潜入する際に対日工作活動の土台として利用する在日朝鮮人のある層を意味する。
警戒が甘いだけではなく、朝鮮総連や民団の中に工作補助をさせられる人間もいるし、 日本人になりすましている我々の工作員もいる。
外見が似ているのでターゲットになるのは、北朝鮮に親族がいる「土台人」と呼ばれる在日朝鮮人たちだ。

メディアは死んでいた 検証 北朝鮮拉致報道

2018年06月07日 10時33分02秒 | 医科・歯科・介護
産経新聞社 広報室
5月23日
産経新聞の長期連載「私の拉致取材 40年目の検証」を大幅に加筆した『メディアは死んでいた 検証 北朝鮮拉致報道』(本体1400円+税)が5月23日(水)、産経新聞出版から発売されました。
メディアは死んでいた 検証 北朝鮮拉致報道 / 阿部雅美【著】

40年前、拉致事件を発掘し、21年前、横田めぐみさん拉致疑惑を初報した新聞記者が、取材の経過を辿り、マスメディアが拉致をどう報じたか、報じなかったか、事実に即して綴る

日本社会は北朝鮮の拉致犯罪になぜ気付かなかったのか。
気付いてからも他人事だったのはなぜか。
1980年、北朝鮮による拉致事件をスクープして以来、拉致問題に取り組んできた記者が、40年目の真実を初めて語った!

あの日、報道各社は北朝鮮をめぐるトップ級のニュースを報じなかった。
産経、日経はベタ記事、朝日、読売、毎日には一行もなく、NHK、民放も無視した。
メディアの役割を放棄したのだ...。
どう取材したか、しなかったか、どう報道したか。
著者は阿部雅美・元産経新聞社会部記者。
「日本海の方で変なことが起きている」という刑事のつぶやきを端緒に1980(昭和55)年、拉致事件を初めて世に問いました。
しかし、1997(平成9)年に著者が横田めぐみさん拉致を報じるまでの17年間、他のメディアからは黙殺され続けました。
この間、国会答弁などで事件の概要が明らかになった時ですら、日本のマスコミは一切無視し続けたのです。

本書では、当時の取材ノートや資料を元に、事件の全貌はもちろん、メディアが何を伝え、何を伝えなかったか、を丹念に検証。
いまなお続く「メディアの不作為」「報じない自由」の実態を追及しています。

著者は本書で次のように述べています。

「歴史に『もし』『たら』はないが、もし、あの時、メディアが一斉に報じていたら、今とは違う、今よりずっと良い結果に至っていたのではないか、との思いがぬぐえない。
一度ならずあった契機に目をつぶり、拉致疑惑の存在を否定、黙殺し続けた事実を消すことはできない」

【主な内容】
第一章 日本海の方で変なことが起きている
第二章 メディアが死んだ日
第三章 産経も共産党も朝日もない
第四章 いつまで“疑惑”なのか
第五章 金正日が私の記事を証明した
第六章 横田家の40年

お問合せ先:産経新聞出版

目黒虐待 母「見て見ぬふり」

2018年06月07日 10時21分32秒 | 社会・文化・政治・経済
6/7(木) 9:50 掲載

フジテレビ(フジテレビ系(FNN))
5歳女児虐待死 逮捕の母「見て見ぬふりを...」
東京・目黒区で、5歳の女の子が虐待死し両親が逮捕された事件で、母親が逮捕前、「見て見ぬふりをした」などと話していたことがわかった。(フジテレビ系(FNN))

どんな事件?
両親の逮捕容疑は1月ごろから、自宅で十分な食事を与えずに栄養失調状態にさせ、病院にも連れて行かず、3月に死亡させた疑い。

毎日新聞 6/6(水)
<遺棄致死容疑>両親逮捕 5歳児に食事与えず 東京・目黒
6/6(水) 11:43配信

船戸雄大容疑者
 東京都目黒区で3月に船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が父親から殴られた後に死亡した事件で、警視庁捜査1課は6日、父親で無職の雄大被告(33)=傷害罪で起訴=と母親の優里容疑者(25)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
結愛ちゃんは、しつけと称して暴力を振るわれ、ほとんど食事を与えられなかった。
また、「きょうよりかあしたはできるようにするから ゆるしてください」などと長文の「反省文」を書かされていたという。

 逮捕容疑は1月下旬ごろから、自宅で十分な食事を与えずに栄養失調状態にさせ、病院にも連れて行かず、3月2日に肺炎による敗血症で死亡させたとしている。いずれも容疑を認めているという。

 同課によると、両容疑者は、朝はスープ1杯、昼と夜はおわんに少しのご飯とみそ汁といった食事しか与えなかった。
結愛ちゃんの死亡時の体重は、5歳児平均の約20キロに対し、12キロだったという。

 一家は4人暮らしで、優里容疑者の連れ子の結愛ちゃんのほかに、両容疑者の実子の長男(1)がいた。結愛ちゃんは3月2日に息をしていない状態で病院に搬送され、死亡が確認。2月下旬に結愛ちゃんを殴ったとして、雄大容疑者が傷害容疑で逮捕された。

 結愛ちゃんは、1月まで住んでいた香川県善通寺市でも虐待を受け、児童相談所に2度保護されていた。情報を引き継いだ品川児相は2月に訪問したが、結愛ちゃんに会えなかった。保育園や幼稚園には通っていなかったという。【春増翔太、山本佳孝、土江洋範】
東京都目黒区で3月に船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)が父親から殴られた後に死亡した事件。警視庁捜査1課によると、結愛ちゃんは毎日早朝、1人で起きてひらがなの書き取りをするよう言われていた。鉛筆で記された書き取り用の大学ノートには、「反省文」のような内容もあり、死亡する10日ほど前の2月20日ごろまで続いていた。一例は次の通り。

 ◇反省文の内容

 ママとパパにいわれなくってもしっかりとじぶんからもっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします

 ほんとうにおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだから やめるから もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします



島田彩夏キャスター:
愛を結ぶと書いて結愛(5)ちゃん。5歳といえば小学校に上がる前の幼さです。
そんな5歳の結愛ちゃんが生前にノートに手書きでつづっていたという「ママへのメッセージ」は本当にあまりに悲しく、あまりに辛いものでした。

結愛ちゃんの手書きメッセージ(全文)
島田彩夏:
だが、目をそらしてはいけないと思い、ここに全文を読み上げます。


ママ もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりかもっと あしたはできるようにするから

もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします

ほんとうにもうおなじことはしません ゆるしてきのうぜんぜんできなかったことこれまでまいにちやってきたことをなおす

これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめる もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします

もう あしたはぜったいやるんだぞとおもって いっしょうけんめいやる やるぞ

島田彩夏:
5歳の子がどんな思いで、これを書いて、どんな思いで死んでいったかと思うと本当に胸がつまります。

反町理キャスター:
しつけと言う名の折檻にどんな目にあっていたのかというのも伺えますし、でもギリギリの所で母親への気持ちも残っているように見えますし。習いたての「ひらがな」で書いた文書がこれかと思うとせつなくなる。

児童虐待の専門家に聞いた
元警察庁で児童虐待の現状に詳しい弁護士の後藤啓二さんに、どうすれば私たちがこうした悲しい事件を一つでもなくすことができるのかについて聞いた。

島田彩夏:
後藤さんはこれまで児童虐待のケースたくさん見てきたと思うんですけれど、結愛ちゃんの手書きのメッセージをどうご覧になりましたか?

後藤啓二:
これは本当に切ないわけなんですけど、恐らく些細なこととか何も悪いことをしていないのに、いちゃもんと言いますか叱られて、殴られたり叩かれたり、あるいはご飯を食べさせてもらえなかったり、そういう目にあってたんじゃないかと思うんですね。それでこう言うものも書かざるを得なくなって、本当に怖かっただろうなと思います。