文化芸術基本法

2018年06月14日 17時50分49秒 | 社会・文化・政治・経済
文化芸術基本法平成29年6月23日法律第73号)は、文化芸術が人間に多くの恵沢をもたらすものであることに鑑み、文化芸術に関する施策に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、文化芸術に関する施策の基本となる事項を定めることにより、文化芸術に関する活動(以下「文化芸術活動」という。)を行う者(文化芸術活動を行う団体を含む。以下同じ。)の自主的な活動の促進を旨として、文化芸術に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図り、もって心豊かな国民生活及び活力ある社会の実現に寄与することを目的として、2001年(平成13年)に制定された法律である。

この法律の理念(前文)
文化芸術を創造し、享受し、文化的な環境の中で生きる喜びを見出すことは、人々の変わらない願いである。
また、文化芸術は、人々の創造性をはぐくみ、その表現力を高めるとともに、人々の心のつながりや相互に理解し尊重し合う土壌を提供し、多様性を受け入れることができる心豊かな社会を形成するものであり、世界の平和に寄与するものである。
更に、文化芸術は、それ自体が固有の意義と価値を有するとともに、それぞれの国やそれぞれの時代における国民共通のよりどころとして重要な意味を持ち、国際化が進展する中にあって、自己認識の基点となり、文化的な伝統を尊重する心を育てるものである。
我々は、このような文化芸術の役割が今後においても変わることなく、心豊かな活力ある社会の形成にとって極めて重要な意義を持ち続けると確信する。
しかるに、現状をみるに、経済的な豊かさの中にありながら、文化芸術がその役割を果たすことができるような基盤の整備及び環境の形成は十分な状態にあるとはいえない。
二十一世紀を迎えた今、文化芸術により生み出される様々な価値を生かして、これまで培われてきた伝統的な文化芸術を継承し、発展させるとともに、独創性のある新たな文化芸術の創造を促進することは、我々に課された緊要な課題となっている。
このような事態に対処して、我が国の文化芸術の振興を図るためには、文化芸術の礎たる表現の自由の重要性を深く認識し、文化芸術活動を行う者の自主性を尊重することを旨としつつ、文化芸術を国民の身近なものとし、それを尊重し大切にするよう包括的に施策を推進していくことが不可欠である。
ここに、文化芸術に関する施策についての基本理念を明らかにしてその方向を示し、文化芸術に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この法律を制定する。

改正 議員立法による法制定から16年が経過し、第4次に渡り策定された「文化芸術の振興に関する基本的な方針」に基づき文化芸術に関する様々な施策を取り組んできた。
一方でグローバル化、少子高齢化など社会的な状況が変化する中で観光やまちづくり、国際交流等幅広い分野での文化芸術の振興が求められるようになったこと、また2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会はスポーツの祭典だけでなく文化の祭典であることから文化芸術の新たな価値の創出を広く示す機会である。
このような状況の中、文化芸術振興議員連盟における1年以上にわたる検討等を経て、議員立法により、第193回国会にて「文化芸術振興基本法」の改正が行われた。

時効成立まで27時間 性的暴行容疑で逮捕

2018年06月14日 17時32分50秒 | 社会・文化・政治・経済
6/14(木) 日テレニュース15:43配信

10年前、10代の女性に性的暴行を加えたとして、会社役員の男が逮捕された。
時効成立まで27時間の逮捕だった。

強姦の疑いで逮捕されたのは、埼玉県川口市の会社役員・野沢徹容疑者。

警察によると、野沢容疑者は2008年の6月14日から15日にかけて、当時10代後半の専門学校生の女性を、「大声を出したら刺すぞ」などと脅して公園などに連れ込み、性的暴行を加えた疑いがもたれている。

今年に入って、現場に残されたDNAと野沢容疑者のDNAが一致したことから、警察が野沢容疑者の行方を追っていたが、13日夜、知人の家に潜伏しているところを発見し、時効成立27時間前の逮捕に至ったという。

調べに対し野沢容疑者は「記憶にない」と容疑を否認しているという。

時効は15日午前0時で、さいたま地検は、14日中に起訴するか判断することにしている。

性犯罪被害者の手記を映画化した精神科医

2018年06月14日 17時12分50秒 | 社会・文化・政治・経済
ひと
和田秀樹さん

毎日新聞2018年6月13日 東京朝刊
オピニオン

和田秀樹(わだ・ひでき)さん(58)

 「性犯罪を扱った映画は多いが、被害者の抱える心の傷への理解が浅く不満があった」。
精神科医として被害者の本当の苦しみを伝えたい、と映画「私は絶対許さない」でメガホンを取った。

東大医学部の合格経験を生かした受験対策の著作が多く、受験アドバイザーとしても知られる。高校3年の時、勉強の合間に300本を見たほどの映画好きで、2007年に監督デビューした。

 今作は4本目。中学3年だった15歳の時、集団レイプの被害に遭った女性がつづった同名の手記(ブックマン社)が原作だ。
医師として向き合ってきたトラウマ(心的外傷)をテーマに選んだ。

 女性は帰宅中、車に連れ込まれ、激しい暴行を受けた。誰にも相談できず自傷行為や過食嘔吐(おうと)を繰り返した。故郷の東北から上京後、看護師の傍ら、風俗の仕事で働く。
「自分を汚れた存在と思い、大切にできなくなる。
『魂が一度死ぬ』というトラウマの本質が描かれている」と感じた。

 被害者の心境を追体験してほしいと、あえて主人公の女性の姿をほとんど映さず、女性の視点から世界を眺めた「主観撮影」に挑んだ。
家庭や学校での2次被害も描いた。
「『あなたに落ち度はない』と周囲の人が温かく接することで心の傷はやわらぐ」と指摘する。

 女性は原作で「いまだに毎日、トラウマと闘いながら生きている」とつづった。
「性犯罪で苦しむ被害者の心の世界を共有してほしい」と願う。<文・村瀬優子 写真・菅知美>
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映画「私は絶対許さない」

2018年06月14日 16時33分12秒 | 社会・文化・政治・経済
15歳の元旦に集団レイプに遭い、加害者の男たちへの復讐だけを胸に生きてきたという雪村葉子による衝撃的な手記を、初監督作品『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞、介護離職を扱った人間ドラマ『「わたし」の人生』で同映画祭人道的映画監督賞、主演女優賞(秋吉久美子)、主演男優賞(橋爪功)を受賞した、精神科医の和田秀樹監督が映画化した『私は絶対許さない』が完成し、4月7日(土)~テアトル新宿、他にて全国展開する。
本作は主人公目線ですべてが撮影される完全主観撮影で、よりリアルにレイプシーンなどを描いており、精神科医ならではのトラウマを描く新感覚社会派エロス作品である。
脚本には、『キャタピラー』『花芯』『四十九日のレシピ』の黒沢久子、撮影監督には『ラヂオの時間』で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞した高間賢治、音楽には、2008年プッチーニ国際賞を日本人で初受賞した世界的音楽家・三枝成彰、編集にはほとんどの北野武作品を手がけ、日本アカデミー賞最優秀編集賞を受賞した太田義則など、実力派が集結した。
主演の葉子役は、数々のミスコンを経て、注目度NO.1のグラビア女優として活躍が期待されている平塚千瑛と、NHK大河ドラマ「西郷どん」への出演も決まっている西川可奈子がW主演で演じ、体当たり演技を披露している。
Story
東北地方の田舎で育った中学3年生の葉子(西川可奈子)は、メガネに化粧っ気のない素朴な女の子。
厳格な父(友川カズキ)と、女々しく意地悪な母(美保純)と、優しいがどこか他人事の様に接する祖母(白川和子)と、小さな弟と妹に囲まれて平凡に暮らしていた。あの日までは・・・。
年末、若い男達に無理やり輪姦されたのだった。
元旦に全身傷だらけで帰宅した葉子を待ち受けていたのは、冷たく突き放す家族と親戚だけだった。
体のみならず、心もズタズタにされ、天涯孤独の様な気持ちだった。
ひょんなことからレイプ犯の一人である若者の養父・早田(隆大介)と出会い、援助交際という名の契約を交わす。どうせ私は傷物なんだから・・・。
冬休み明けの学校でも、瞬く間に輪姦された噂は広まり、イジメが始まった。
その間も援助交際でコツコツと大金を稼ぐ葉子。
一刻も早くこの地獄から自力で抜け出すために。そしていつか、あの男達に復讐するために・・・。
高校卒業後、大都会東京へ。
すぐさま全身整形し、昼間は真面目な学生、夜は学費や生活費を稼ぐべく風俗で働いていた。そんな中、葉子(平塚千瑛)は客としてきた雪村(佐野史郎)に出会う。
彼は将来の夫になる人だった・・・。
しかし、ある日、彼の真実を知ってしまう・・・。
そんな体験を実際に持つ雪村葉子さんが35歳になって執筆した手記を元に、何に対して復讐しているのか。
あの男達への思いは・・・。

強制不妊「大変な間違いだった」

2018年06月14日 16時27分34秒 | 医科・歯科・介護
旧優生保護法を問う:強制不妊「大変な間違いだった」 
救済法「早期に」期待 04年被害者対応の答弁 坂口力元厚労相 - 毎日新聞
旧厚生省が優生保護法(1948~96年)下で推進した障害者らへの強制不妊手術をめぐり、初代厚生労...続きを表示 旧厚生省が優生保護法(1948~96年)下で推進した障害者らへの強制不妊手術をめぐり、初代厚生労働相を務めた坂口力(ちから)氏(84)が毎日新聞のインタビューに応じ、被害者への補償を実現する救済法について「重要だ」と明言した。来年の通常国会に救済法案の提出を目指す超党派議員連盟に「早く救済の結論が出るよう期待する」と述べた。
【田所柳子】15歳で手術を強制された宮城県の60代女性が起こした国家賠償請求訴訟では、坂口氏が厚労相時代の20…

旧優生保護法下の強制不妊手術の訴訟。仙台地裁は手術と憲法との整合性について見解を出すよう国に求めました。積極的な訴訟指揮です。裁判所の姿勢について、原告側の弁護士は「優生思想を克服しようという社会の流れを踏まえた判断だ」と語りました。
旧優生保護法
強制不妊 違憲性見解要求 仙台地裁の裁判長、国に
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毎日新聞2018年6月14日 東京朝刊

旧優生保護法(1948~96年)に基づき15歳で不妊手術を強制されたとして、宮城県の60代女性が起こした国家賠償請求訴訟の第2回口頭弁論が13日、仙台地裁であった。中島基至裁判長は、旧法を「憲法違反」とする原告の主張に対し、国側が言及しなかったことから「訴訟を明瞭にするため、憲法適合性について認否を回避すべきでない」と述べ、7月末までに書面で態度を明らかにするよう求めた。
国側は「主な争点ではない」と難色を示しつつ、応じる意向を示した。

また中島裁判長は、裁判所として旧法の違憲性の判断を「回避する予定はない」と述べるなど、弁論初期としては異例とも言える裁判所の姿勢を明示した。

 この日の弁論から、5月に同地裁に提訴した70代女性の審理が併合された。原告が高齢であるため訴訟の迅速化を図るのが目的。70代女性は「全ての被害者に国は謝罪し、適切な補償を」と意見陳述で訴えた。
一方、国側は、事前提出した準備書面に従い、行政の不法行為に対する被害補償を定めた国家賠償法の存在を理由に「救済制度は担保されていた」と主張。
旧法の違憲性は書面と同様に言及を避けたことから、中島裁判長は「憲法問題の重要性、社会的影響などを踏まえると、裁判所が合憲、違憲の判断を示す必要性は高い」と指摘した。

 裁判所の姿勢について、原告側の新里宏二弁護士は「優生思想を克服しようという社会の流れを踏まえた判断だ」と語った。第3回口頭弁論は9月12日。【遠藤大志、滝沢一誠】







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障害ない男性も…中2で不妊手術 

2018年06月14日 16時02分55秒 | 社会・文化・政治・経済
「人生返して」提訴へ

貞国聖子

朝日新聞 2018年3月25日17時46分

強制不妊手術に対しての思いを語る男性=25日、東京都内

旧優生保護法(1948~96年)のもと、10代の時に不妊手術を強いられたとして国に損害賠償を求めて訴えを起こす意向の東京都内の70代男性が25日、会見で思いを語った。4月にも東京地裁に提訴する予定。同法をめぐっては、宮城県の60代女性が仙台地裁に提訴し、今月28日に第1回口頭弁論が開かれる。

 旧優生保護法では、遺伝性疾患や精神障害、知的障害などと診断され、都道府県の審査会で適当とされた場合に本人の同意がなくても不妊手術ができた。
被害者は、少なくとも1万6475人に上る。
会見した男性には知的、身体的障害はないが、弁護団によると、児童養護施設にいた際に、法律が拡大解釈され、手術されたとみられるという。

 「長い間、胸に閉ざし苦しんできた。自分の体、人生を返してほしい」。
会見で男性は訴えた。

 男性には2カ所の手術痕が残る。仙台市内の児童養護関連施設にいた中学2年の時、職員に連れられた病院で、説明もなく手術を受けさせられた。「悪いものでも取るのかな」と思ったが、術後、施設の先輩から「子どもができなくなる手術だ」と聞かされた。
同じ施設でほかにも3人、同様の手術を受けたとも聞いた。抵抗感はあったが、どうしていいのか、わからなかった。

 生涯独身でいようと思っていたが、縁談が舞い込み、28歳の時に結婚。子どもを授からず、親戚から心ない言葉をかけられた。
妻がうれしそうに知人の赤ん坊をあやす姿を見るのがつらかった。

 5年前。妻が亡くなる数日前に、病室で初めて告げた。
「実は子どもができない手術をされたんだ。子どもができないと知ってて結婚して悪かった」

 妻はうなずいただけで、「私がいなくなっても食事はちゃんととってね」と気遣ってくれた。

 今年2月、新聞記事で強制不妊手術について知り、弁護団に電話をした。3歳上の姉に連絡をとったところ、姉が当時、祖母から手術について聞いていたことがわかった。

 弁護団長の新里宏二弁護士(65)は「『不良な子孫の出生を防止する』という法の目的が拡大解釈され、対象や手続きを厳選せずに運用していたのではないか」とみる。
男性の手術記録などは見つかっていない。新里弁護士は「資料が廃棄された人が大半で、男性の訴えは試金石になる」と話す。


 男性は「同じ思いをしたのは私一人ではないはず。勇気を出して名乗り出てほしい」と願う。(貞国聖子)

自己肯定低い小中高生4割

2018年06月14日 10時50分13秒 | 社会・文化・政治・経済
自分の長所は?
言えない自己肯定低い小中高生4割

「私は価値のある人間だと思う」という設問にたいしては、米中韓では80%以上が「そうだ」「まあそうだ」と答えたのに対し、日本の高校生は半数以下の44.9%とほかの3カ国に比べ著しく低かったのです。(ただ、それでも7年前の36.1%と比べると8.8ポイント改善しているそうです)
生きる力を強める仏教
苦境をも「幸福へのエネルギー」に」転換する希望の哲学とも言えるだろう。
「理想と現実を比べて落ち込むより、今、できることから始めることが大切」
仏教は「自分は悩みのど真ん中にいる時でも、人を励ましたり、幸福にしていける」と教えている。
「どんな試練にも負けず、人生に勝ちゆけ」と背中を押してくれる自己肯定の哲学。
つまり、ありのままの自己を肯定する。
なぜか?
仏の生命が人間に内在していることを釈尊が説いているから。
幸福を開く力は自身の心に

家人がスマホを買ってきた

2018年06月14日 10時27分36秒 | 日記・断片
「スマホなんていらない」と言っていた家人が、スマホを買ってきた。
どのような心境の変化か?
「<エビちゃんが、簡単だよ>と言うからスマホにした」と理由を述べる。
「明日、ドコモへ行ってやり方教わる」と言うので、初めて当方そのスマホを操作してみる。
「壊すんじゃないよ。私のスマホで何をやっているの!」と全く信用していない。
試してみたが、確かに操作は簡単である。