阪神 8回に3点
6/23(土) 6:00配信
8回、投手交代を告げる金本監督
◇セ・リーグ 阪神3―5広島(2018年6月22日 甲子園)
阪神が5点を追う8回、甲子園が最も沸いた。
7回までゼロ行進の打線が一挙3得点。
スタンドから声をからして声援を送る虎党に「夢」を見せた。
金本監督もその反発力に、伸びしろを見いだした。
「チャンスで糸井が連日、粘っていい打撃をしたしね。打線は上向いてくると信じています」
2死一塁から、惨敗ムードが一変した。まずは糸原が相手2番手・ジャクソンから右越え2ランを放ち、3点差。さらに続く北條、福留が2者連続で四球を選び、一、二塁の好機をつくり出した。
ここで糸井が3番手・今村から左中間方向へ適時二塁打。
2点差に詰め寄り、なおも2死二、三塁とした。
惜しくも伊藤隼が4番手・中崎の前に凡退したが、最大5点のビハインドから、一打同点の状況まで追いすがった。
それだけに7回までの攻撃が悔やまれた。
大瀬良の前に3安打無得点。右腕から1点でも取れていたら、試合結果は違っていたかもしれない。
これで大瀬良は対阪神6連勝となり、今季は登板3試合で全勝。指揮官は「セ・リーグで一番、勝っている投手やからね」と相手の実力を認めつつ、「そこを攻略していかないといけないんだけどね。
いいボールを投げているし…そういう投手を打てるように、練習してほしいと思う」と打線に発破をかけた。(惟任 貴信)
阪神 秋山は7敗目「3巡目になった6回に…粘ることができなかった」
6/23(土)デーリースポーツ 6:00配信
6回、2点を失って厳しい表情でベンチに戻る阪神・秋山(撮影・北條 貴史)
◇セ・リーグ 阪神3―5広島(2018年6月23日 甲子園)
またしても赤い壁を越えることはできなかった。今季初めて広島と対戦した阪神・秋山は6回4安打3失点の粘投実らず7敗目。このカードは5連敗へ伸びた。
「3巡目になった6回に捕まってしまい、粘ることができなかった。広島打線に対してもっと粘り負けない投球ができるようにしていきたいです」
味方打線がスコアボードに「0」を並べる中、5回までは4回の丸の右越え9号ソロによる1失点に抑えていた。決して好調と言えない中でも直球を軸に変化球も根気強くコーナーに集めて試合をつくった。「ずっとしっくり来ていない中でやっている。その中で今の状態ではベストかなと思って」と走者がいない場面でもセットポジションから投げる工夫もした。
そんな粘りが利かなくなったのが6回。1死から3周り目に入った相手の上位打線に捕まった。田中を歩かせると、菊池は2球で追い込みながらもファウルで粘られ、真ん中に入った6球目を左越え適時二塁打とされた。なお2死三塁から鈴木の左前適時打で3点目を献上。直後の攻撃で代打を送られた。
12勝を挙げた昨季もこのカードの登板は1試合しかなく、9月7日に敵地で5回6失点KOされている。プロ入り初の広島戦登板だった10年9月5日に白星を挙げて以来8年間、勝ち星がない。セのライバル5球団の中でもっとも長く勝てていない相手だ。今やメッセンジャーに次ぐ先発の柱に成長。リーグ連覇を飾り今季も首位を走る強敵を倒さない限り、もうワンランク上には行けない。
「まだ対戦もあると思う。相手が粘ってきている時に何か早いカウントで打ち取る方法を考えながら、対策を練っていきたい」
悔しい7敗目を絶対に糧にする。秋山の目はリベンジに燃えていた。スポーツ日(山添 晴治)
○…阪神は金本監督の就任1年目だった16年から3年連続交流戦明け初戦を広島戦で黒星発進。チームは1分けを挟む3連敗で今季最多の借金4となった。なお昨季は今季と同じ交流戦終盤2連敗のあと、リーグ戦再開後6連敗のシーズンワースト8連敗。直前まで2ゲーム差だった首位広島に7・5ゲーム差まで引き離される失速でV逸の一因となった。
勝:大瀬良(10勝3敗0S) S:中崎(0勝0敗18S)
負:秋山(5勝7敗0S)
阪神・大山に矢野2軍監督のメス 不振の要因見抜いた「ヘッドが出てきていない」
6/23(土) 9:00配信
打撃練習後に矢野2軍監督(左)から指導を受ける大山
阪神の大山悠輔内野手(23)が22日、出場選手登録を抹消され、鳴尾浜での全体練習に合流。
打撃練習では精力的に汗を流し、矢野2軍監督から直接指導を受けた。
23日からの新潟遠征にも帯同する背番号3は、課題の打撃向上を誓った。
強い日差しが照りつける鳴尾浜で、大山はびっしりと汗をかいた。2年目の今季は初の開幕スタメンを勝ち取ったが、ここまで打率・204、2本塁打、15打点と低空飛行を続けた。
この日の打撃練習前にはロングティーを行い、大山は指揮官が見つめる中で感触を確かめた。身ぶり手ぶりで指導した矢野2軍監督は「強く振りたいのは分かるんだけど、結局バットのヘッドが出てきていない。
打球も滑っている感じの打球が多い。(バットとボールが)噛(か)んでいかないと。強く振りたいとなると起こりがちなんだけど」と不振の要因を見抜いた。
大山は「下を向いてもしょうがない。チームの戦力になるためにやるだけ。意識して、できることをしっかりやりたいと思います」と闘志を燃やした。「2軍でやるような選手ではないと思うから」と矢野2軍監督。
再昇格に向け、悩める大砲候補が新たな一歩を踏み出す。
6/23(土) 6:00配信
8回、投手交代を告げる金本監督
◇セ・リーグ 阪神3―5広島(2018年6月22日 甲子園)
阪神が5点を追う8回、甲子園が最も沸いた。
7回までゼロ行進の打線が一挙3得点。
スタンドから声をからして声援を送る虎党に「夢」を見せた。
金本監督もその反発力に、伸びしろを見いだした。
「チャンスで糸井が連日、粘っていい打撃をしたしね。打線は上向いてくると信じています」
2死一塁から、惨敗ムードが一変した。まずは糸原が相手2番手・ジャクソンから右越え2ランを放ち、3点差。さらに続く北條、福留が2者連続で四球を選び、一、二塁の好機をつくり出した。
ここで糸井が3番手・今村から左中間方向へ適時二塁打。
2点差に詰め寄り、なおも2死二、三塁とした。
惜しくも伊藤隼が4番手・中崎の前に凡退したが、最大5点のビハインドから、一打同点の状況まで追いすがった。
それだけに7回までの攻撃が悔やまれた。
大瀬良の前に3安打無得点。右腕から1点でも取れていたら、試合結果は違っていたかもしれない。
これで大瀬良は対阪神6連勝となり、今季は登板3試合で全勝。指揮官は「セ・リーグで一番、勝っている投手やからね」と相手の実力を認めつつ、「そこを攻略していかないといけないんだけどね。
いいボールを投げているし…そういう投手を打てるように、練習してほしいと思う」と打線に発破をかけた。(惟任 貴信)
阪神 秋山は7敗目「3巡目になった6回に…粘ることができなかった」
6/23(土)デーリースポーツ 6:00配信
6回、2点を失って厳しい表情でベンチに戻る阪神・秋山(撮影・北條 貴史)
◇セ・リーグ 阪神3―5広島(2018年6月23日 甲子園)
またしても赤い壁を越えることはできなかった。今季初めて広島と対戦した阪神・秋山は6回4安打3失点の粘投実らず7敗目。このカードは5連敗へ伸びた。
「3巡目になった6回に捕まってしまい、粘ることができなかった。広島打線に対してもっと粘り負けない投球ができるようにしていきたいです」
味方打線がスコアボードに「0」を並べる中、5回までは4回の丸の右越え9号ソロによる1失点に抑えていた。決して好調と言えない中でも直球を軸に変化球も根気強くコーナーに集めて試合をつくった。「ずっとしっくり来ていない中でやっている。その中で今の状態ではベストかなと思って」と走者がいない場面でもセットポジションから投げる工夫もした。
そんな粘りが利かなくなったのが6回。1死から3周り目に入った相手の上位打線に捕まった。田中を歩かせると、菊池は2球で追い込みながらもファウルで粘られ、真ん中に入った6球目を左越え適時二塁打とされた。なお2死三塁から鈴木の左前適時打で3点目を献上。直後の攻撃で代打を送られた。
12勝を挙げた昨季もこのカードの登板は1試合しかなく、9月7日に敵地で5回6失点KOされている。プロ入り初の広島戦登板だった10年9月5日に白星を挙げて以来8年間、勝ち星がない。セのライバル5球団の中でもっとも長く勝てていない相手だ。今やメッセンジャーに次ぐ先発の柱に成長。リーグ連覇を飾り今季も首位を走る強敵を倒さない限り、もうワンランク上には行けない。
「まだ対戦もあると思う。相手が粘ってきている時に何か早いカウントで打ち取る方法を考えながら、対策を練っていきたい」
悔しい7敗目を絶対に糧にする。秋山の目はリベンジに燃えていた。スポーツ日(山添 晴治)
○…阪神は金本監督の就任1年目だった16年から3年連続交流戦明け初戦を広島戦で黒星発進。チームは1分けを挟む3連敗で今季最多の借金4となった。なお昨季は今季と同じ交流戦終盤2連敗のあと、リーグ戦再開後6連敗のシーズンワースト8連敗。直前まで2ゲーム差だった首位広島に7・5ゲーム差まで引き離される失速でV逸の一因となった。
勝:大瀬良(10勝3敗0S) S:中崎(0勝0敗18S)
負:秋山(5勝7敗0S)
阪神・大山に矢野2軍監督のメス 不振の要因見抜いた「ヘッドが出てきていない」
6/23(土) 9:00配信
打撃練習後に矢野2軍監督(左)から指導を受ける大山
阪神の大山悠輔内野手(23)が22日、出場選手登録を抹消され、鳴尾浜での全体練習に合流。
打撃練習では精力的に汗を流し、矢野2軍監督から直接指導を受けた。
23日からの新潟遠征にも帯同する背番号3は、課題の打撃向上を誓った。
強い日差しが照りつける鳴尾浜で、大山はびっしりと汗をかいた。2年目の今季は初の開幕スタメンを勝ち取ったが、ここまで打率・204、2本塁打、15打点と低空飛行を続けた。
この日の打撃練習前にはロングティーを行い、大山は指揮官が見つめる中で感触を確かめた。身ぶり手ぶりで指導した矢野2軍監督は「強く振りたいのは分かるんだけど、結局バットのヘッドが出てきていない。
打球も滑っている感じの打球が多い。(バットとボールが)噛(か)んでいかないと。強く振りたいとなると起こりがちなんだけど」と不振の要因を見抜いた。
大山は「下を向いてもしょうがない。チームの戦力になるためにやるだけ。意識して、できることをしっかりやりたいと思います」と闘志を燃やした。「2軍でやるような選手ではないと思うから」と矢野2軍監督。
再昇格に向け、悩める大砲候補が新たな一歩を踏み出す。