また青山学院なのか? 他の大学はどうする―そんな興味で今年の箱根駅伝を観戦していた。
正直に言えば青学のV5は面白くない、という気持ちだった。
将棋の藤井君だって負けるのである。
青学は、出雲全日本選抜駅伝(昨年10月)、全日本大学駅伝(11月)を合わせ2度目の大学駅伝3冠がかかっていた。
往路で6位、1位東洋大学と5分30秒、2位東海大学と4分16秒の大差をつけられた。
トップの選手は自分のペースで走れるし、前を行くテレビ中継車が風よけの役割を果たしてくれるメリットがある。
この日の復路は強い向かい風が吹いていた。
結局、大会記録を5分30秒も更新した東海大学が総合的に強かったのだ。
東海大学の代名詞「スピード」を称賛すべきだろう。
トラック種目の有力選手が多い3年は「黄金世代」として期待されていた。
特に4区を走った館沢選手は学生ながら日本選手権1500㍍を2連覇している。
いずれにしても、面白いレースであったが、母校は不甲斐なかった。