由紀は車内で寝ていた

2019年01月23日 18時21分16秒 | 創作欄

上越新幹線の開通は、1982年(昭和57年)11月15日、大宮 - 新潟間の開業であった。

群馬県と新潟県の県境を挟む区間(高崎 - 長岡間)は日本列島の中央分水嶺である三国山脈を横断するため、多くの区間がトンネルである。
また、豪雪地帯である新潟県内を中心にスプリンクラーによる融雪設備を備えるほか、新潟県内の駅では線路・プラットホーム全体が屋根で覆われるなど、雪害対策が施されている。
これにより、雪による運行上の障害は少ない。
平野部(関東平野・越後平野)では、大部分が高架上を走る。
群馬県と新潟県の境には、作家・川端康成の小説「雪国」のイメージはない。

国境(くにさかい)の長いトンネルを抜けると雪国であった。
夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

徹は学生のころ、「雪国」を読んで、友人たちを誘い湯沢へスキーに2度行った。
徹は、時間がかかっても、在来線で新潟まで行けば良かったと思った。
「弁当忘れても傘わすれるな」元同僚の米岡健二から聞いたことを思い出した。
「新潟は雨が多いんだ」と新潟に生まれ育った米岡が苦笑していた。
「面白い言い伝えだね」と徹も笑えた。
大半のスキー客が越後湯沢駅で下車し、徹たちの席の前に座っていた夫婦と思われる60代の乗客も、下車した。
大宮駅で午前8時50分ころに乗った新幹線は、新潟駅に10時30分頃に到着した。
1時間40分弱の乗車だった。
大宮駅から300㎞余の距離である。
寝不足なのだろう、由紀は30分ほど漫画本を読んでいたが寝ていた。
「着いたよ」と徹は由紀の耳元で告げた。
「着いたの。速いわね。良く眠れた」と由紀が口を抑えながら欠伸をする。
新幹線車内では2人は、ほとんど会話をしていない。
起きていた時の由紀は相変わらず落ち着きがなく、車内の乗客たちをキョロキョロ見ていた。
そんな由紀の様子に徹自身の口は重くなっていた。
初めて訪れる新潟市内であり、全く行き当たりばったりの旅である。

 




子どもの育ちを巡る環境の変化

2019年01月23日 14時36分57秒 | 社会・文化・政治・経済

 子どもの育ちの現状と背景

近年の幼児の育ちについては,基本的な生活習慣や態度が身についていない,他者とのかかわりが苦手,自制心や耐性,規範意識が十分に育っていない,運動能力が低下しているなどの課題が指摘されている。
 また,小学校1年生などのクラスにおいて,学習に集中できない,教員の話が聞けずに授業が成立しないなど学級がうまく機能しない状況が見られる。
 加えて,近年の子どもたちは,多くの情報に囲まれた環境にいるため,世の中についての知識は増えているものの,その知識は断片的で受け身的なものが多く,学びに対する意欲や関心が低いとの指摘がある。
子どもの育ちの変化の社会的背景

少子化,核家族化,都市化,情報化,国際化など我が国経済社会の急激な変化を受けて,人々の価値観や生活様式が多様化している一方で,社会の傾向としては,人間関係の希薄化,地域社会のコミュニティー意識の衰退,過度に経済性や効率性を重視する傾向,大人優先の社会風潮などの状況が見られるとの指摘がある。
このような社会状況が,地域社会などにおける子どもの育ちを巡る環境や家庭における親の子育て環境を変化させている。
さらには,このような変化に伴い,後述するとおり,幼稚園等施設の教員等にも新たな課題が生じている。
 そして,これらのことが複合的に絡み合って,子どもの育ちに影響を及ぼしている要因になっているものと考えられる。
子どもの育ちを巡る環境の変化 

-地域社会の教育力の低下-

第1に,地域社会などにおいて子どもが育つ環境が変化している。
 子どもが成長し自立する上で,実現や成功などのプラス体験はもとより,葛藤や挫折などのマイナス体験も含め,「心の原風景」となる多様な体験を経験することが不可欠である。
しかしながら,少子化,核家族化が進行し,子ども同士が集団で遊びに熱中し,時には葛藤しながら,互いに影響しあって活動する機会が減少するなど,様々な体験の機会が失われている。
 また,都市化や情報化の進展によって,子どもの生活空間の中に自然や広場などといった遊び場が少なくなる一方で,テレビゲームやインターネット等の室内の遊びが増えるなど,偏った体験を余儀なくされている。
 さらに,人間関係の希薄化等により,地域社会の大人が地域の子どもの育ちに関心を払わず,積極的にかかわろうとしない,または,かかわりたくてもかかわり方を知らないという傾向が見られる。


茨城大学 浸水被害を試算

2019年01月23日 12時57分50秒 | 社会・文化・政治・経済

地球温暖化

影響 世界の浸水被害52兆円 1メートル堤防、7割に抑制 茨城大試算 /茨城

 毎日新聞2019年1月22日 地方版

茨城県
 地球温暖化に伴う海面上昇で河口域や低地が浸水した場合の被害額は、今世紀末に世界全体で約4820億ドル(約52兆5000億円)になるとの試算を、茨城大などの研究チームがまとめた。

被害軽減の適応策として高さ1メートルの堤防を整備すると、費用は最大2030億ドル(約22兆1000億円)かかるが、被害額は6~7割に抑えられる。気候変動の国際専門誌電子版に掲載された。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書によると、効果的な温室効果ガス削減策を取らずに温暖化が進むと、今世紀末に海面水位は1986〜2005年比で26〜82センチ上昇すると予測される。

チームによると、2100年に海面が約50センチ上昇した場合、大潮の満潮時の浸水面積は世界全体で最大約42万平方キロに及ぶと予測された。

中国・上海を含む長江デルタやベトナム・メコンデルタなどで浸水域が拡大する可能性が高く、最大約1億600万人が影響を受け、インフラや農業などへの被害は1690億〜4820億ドルに上るという。

一方、適応策として堤防の建設・管理費や効果を試算。

浸水が予測される場所に現在の海面から高さ1メートルの堤防を新設する場合、被害額は1100億〜3290億ドルに抑えられるとの結果になった。

既に堤防が整備されている地域もあり、実際の総費用は下回るとみられる。

チームの田村誠・茨城大准教授(環境政策論)は「堤防などインフラの耐用年数は長いため、更新、新設時のコストだけではなく、数十年先の温暖化の影響も考慮して計画すべきだ」と話す。【大場あい】


PKOに関する共同コミットメント宣言

2019年01月23日 12時38分57秒 | 社会・文化・政治・経済

 (主要点)

平成30年9月25日
【紛争の政治的解決の促進と PKO の政治的影響の拡大のため】
 各国のマンデートと責任の範囲内で,また,国家及び地域レベルを含めて,紛争の政治的解決を推進し,補完的な政治目的や統合戦略を追求するための取組を強化する。
治安,国民和解,法の支配,人権及び持続可能な開発の強化における継続的な進展が同時並行で達成される必要性を認識。
 加盟国として,適切なリソース配分の下,安保理による明確で焦点の定まった,連続性のある達成可能なマンデートを追求し,マンデートとリソースのより一層の調和を図るための方策を追求し,二国間・多国間での取組を通じて安保理決議の履行を支援。

 事務総長は,安保理への報告において,率直で現実的な勧告を含む包括的な分析を用いて,マンデートの連続性や優先順位付け等のためのパラメーターを提案する。
 PKOのステイクホルダーの間でマンデートとその実施をめぐる協議を強化するため,軍事・警察要員派遣国,安保理,国連事務局間の三角協力に関する既存の政府間コミットメントを履行し,ホスト国政府と安保理の間での直接的なやり取りを促進するためのオプションを検討する。
 「女性・平和・安全保障」アジェンダ及びその優先事項を履行する和平プロセスにおける完全平等かつ意義ある女性の参画を確保すること並びに,分析・計画立案・実施・報告の全ての段階におけるジェンダーの視点の体系的な導入により,PKO の全てのレベルと要職における文民・軍事・警察の女性要員を増やすことにコミットする。
【PKO による保護の強化のため】
 ホスト国が文民を保護する責任を一義的に負うものであることを認識しつつ,PKO がマンデートの範囲内で文民保護並びに人権の促進及び擁護のための国際社会の取組に貢献し得ることを強調。
 関連するPKOの中で,女性や児童の保護を強調しつつ,個別具体的な状況に応じた,特定の文脈における文民保護のアプローチを支援。国連憲章,ミッションのマンデート,そして適用可能な国際法に従って,必要に応じあらゆる必要な手段を用いることも含め,PKO ミッションの文民保護マンデートを実施する。PKO ミッション及びそのマンデートへの理解促進のための地域住民との戦略的な意思疎通及びやり取りを強化する。
【PKO 要員の安全の改善のため】
 殉職した PKO 要員に敬意を表し,戦争犯罪を構成し得る,国連職員に対する暴力行
為やその企てを強く非難。国連職員に対する犯罪行為の犯人を裁くためにあらゆる適
切な措置を講ずる。
 今日の紛争環境下で変化する課題を認識し,PKO要員の死亡者数の増加に対処し,要員の安全を向上させるための積極的で協力して行われる策を講ずるとともに,事務総長による行動計画及びPKO訓練計画並びに PKO における医療支援,技術支援及び後方支援の継続的な改善のための取組の重要性に留意。


転機の国連PKO 危険増す任務受け改革へ

2019年01月23日 12時33分10秒 | 社会・文化・政治・経済

PKO要員2017年59人死亡、2018年11月まで27人が悪意ある攻撃で死亡。

2019.01.21 Mon posted at 12:55 JST
(CNN) アフリカ西部のマリで20日、国連平和維持活動(PKO)の拠点が襲撃され、要員10人が死亡、25人が負傷した。国連のグテーレス事務総長が声明を発表して明らかにした。
マリでは2017年8月にも、同国トンブクトゥにあるMINUSMAの本部が襲撃され、MINUSMAの要員5人とマリ国家警察の警官1人、活動にかかわる文民1人が殺害された。
同年11月には平和維持活動の要員4人とマリの兵士1人が殺害され、21人が負傷している。


敢闘会の案内状

2019年01月23日 12時17分16秒 | 日記・断片

「10時だよ。待っているよ」寺川さんからの携帯電話である。
明日の約束であるはず、だが、「直ぐ行きます」と答えて、ミスターマックスの駐車場へ急ぐ。
先日は、「敢闘会の打ち合わせが今日あったんだ。連絡忘れた。悪かったね」と電話がある。
前にも、あったので苦笑するほかない。
怒る気にも、文句を言う気にもなれない。
「昨日、松本眼科へ行ったら、軽い白内障でいずれ手術が必要と言われんだ」と言うのだ。
2・0の視力を誇った彼も、相応の年なのだ。
「眼科医院に40名くらい待っていた。目が悪い人多いんだね」と言う。
まず、敢闘会の案内状を持って、利根川を渡り小堀(おおほり)地区へ向かう。
今朝は、午前4時ころに西の空に月見えていたが、雪でも降らすような雲が広がっていた。
2日前は、満月だったと思う。
まず、赤峰宅へ。
「お茶でも飲んでいって」と言うので、家へ上がる。
和菓子、ミカン、フルーツをいただく。
30分ほど奥さんも交えて懇談。
奥さんは病院でボランティア活動をしている。
子どの話など、会合では出ないプライベートの話をする。
寺川さんは猫の話だ。
彼は猫の話をすれば止まらない。
このあと、井野さん、堂島さん宅へ。
留守で、ポストに案内状を入れる。
車がそれぞれ2台停まったいた。
「畑へでも行っているのかな」と寺川さんが言う。
道路が渋滞していると安心する。
寺川さんは、利根川大橋などでは90~100㌔で飛ばすのだ。
スピード違反で検挙されないのが不思議。
事故となれば、即死だろう。
「軽自動車で100㌔!信じられない!」と皆さん驚く。
「殺される」と同乗した経験のある人は言うのだ。
小堀地区の後は、台宿地区へ、鈴木さん、石川さん、平田さん(仕事)、倉田さん(仕事)で留守、奥さん方に案内状を手渡した。


56%が「過労死の危険性を感じたことがある」

2019年01月23日 08時47分48秒 | 医科・歯科・介護

 勤務医の約6割が「過労死」の危機ーブラック化する医療現場ー

「『人の命は何よりも重い』と教育されてきたけど、医者の命だけは軽く扱われているんです」
「せがれが過重労働とパワハラで、体調を壊してしまいましてね。......真面目にやってきたのに、かわいそうで。『人の命は何よりも重い』と教育されてきたけど、医者の命だけは軽く扱われているんです」

この男性の息子は、某病院の勤務医の34歳。昨年、電車の中で意識を失い、病院に搬送。

現在、自宅で療養している。

男性によれば、息子さんは当直のあとも、通常の勤務を行うのが日常茶飯事。連続36時間勤務したあとも、「勉強しないと、新しい知識がアップデートされない」と自宅で勉強していたという。


職場では、上司の医師からのパワハラもあり、患者の家族からは、理不尽な要求を突きつけれることも多かった。

他の病院の勤務日でいなかったことに、腹をたてた家族から、

「なんで担当医がいない。これじゃ、家族には親の病気の状態がどうなっているかわからないじゃないか!勝手な治療は許さん。医者を呼べ!」とクレームをつけられ、その後もことあるごとにクレームを言われたそうだ。

「退院するときにいないと、不機嫌になる家族も多い。私たちの世代は、『お医者さま』でしたけど、今は『患者さま』。医者は24時間365日働いて当たり前とでも思っているんでしょうか。 もっと私も息子のストレスをどうにかしてあげられればよかったんでしょうけど、彼が極限状態まで追いつめられていることに気付いてあげられなかった。かわいそうなことしてしまったな、と反省しています」

 男性はこう言って肩を落とした。病院も、上司の医師も、患者の家族も......、すべて加害者。そして、息子の状態に気付いてあげられなかった自分への怒りも、お父さんを苦しめているようだった。

今は落ち着いてきて、ゆっくりと回復に向かっているそうだが、生気を失った息子が、このまま生きる力を失ってしまうのではないかと、目を離すのが心配な時期もあったと語っていた。

滅多に報じられることがないのだが、実は医師の過労自殺は、一般の労働者より多い。

ただ、これは日本に限ったことではなく、米国では一般の労働者の4倍ほど高く、デンマークでも、医師の自殺は、看護師や教員など他の20以上の職種に比べて高いとの調査結果がある。

"自死"という選択は、健康問題、経済問題、勤務問題など、いくつかの要因が絡み合った結果である場合がほとんどだが、医師のケースでは、長時間労働と、周囲からの要求の過度な高さ(責任の重さ、高い技術など)からうつになり、それが引き金になると考えられている。

 その傾向は研修医のときが最も顕著で、ある調査では研修開始から1~2カ月後、4割近くが抑うつ状態にあることがわかっている。

 また、外科などの体力、精神力ともにタフな分野を希望する学生は年々低下。過酷な労働条件に加え、医療事故⇒裁判⇒逮捕 となる危険性もあり、若手は避ける傾向が強い。勤務医となった後も、耐えられずに辞め、開業する医師も多いとされているのだ。

そもそも勤務医の労働時間は年齢や性別で大きな差があり、20代後半の男性勤務医で、1週間の平均勤務時間(滞在時間)が約75時間であるのに対し、50代では過労死ラインを下回り、週60時間弱。女性の医師は、男性よりも勤務時間が短く、20代で70時間弱、40歳代で約57時間。

 医師の長時間勤務が常態化している背景には、医師不足、深夜勤務、36協定などの要因があるが、若い勤務医は、金銭的な理由、医局からの指示、さらには、不足している専門科の病院からの要請で、複数の勤務先で働く人が多く、非常勤の女性医師の増加が、男性医師の負担をより増やしたとの指摘もある。

奇しくも先日、長崎市の長崎みなとメディカルセンター市民病院に勤務していた男性医師(当時33歳)が2014年に死亡したのは過重労働が原因として、妻ら遺族3人が病院に約3億7000万円の損害賠償を求め提訴した。

男性は14年4月に同病院に採用され、心臓血管内科医師として勤務。毎月100時間を超える時間外勤務が続き、同12月に自宅で心肺停止の状態で見つかった。死因は著しい疲労の蓄積による、内因性の心臓死だった。

医療ニュースサイトm3.comが行った調査でも、勤務医の半数を超える56%が、「過労死の危険性を感じたことがある」と答えている。

医者の命だけは軽い――。

この言葉を聞いて、「そうだよ。そのとおりだよ」などと言う人は、いないはずだ。

だが、人の命を預かる「責任」の重さ、過労死ラインを超える長時間労働、深夜勤務、患者や家族との人間関係......。そのすべてが、医師たちを追いつめる。

 

人間が持つ、「疲れる→休む→回復する」という「回復のサイクル」が機能しない環境が、何をもたらすか? 

質の低下とミス。らくそうな職場を選ぶ若者が増え、ストレスの多い外科医はますます人材不足に陥り、ヒヤリハットをもたらすリスクが高まり、大きな事故につながっていく。

いつの時代も、どこの世界でも、そのしわ寄せは末端の労働者に来る。それは翻って"私"たちの問題として、ふりかかってくるのである。

厚生労働省は今年3月、2040年に「医師」が1.8万~4.1万人過剰になるという推測を明らかにし、医学部の定員を削減を進める方針を示しているが、高齢化社会、核家族化、共働き世帯の増加......、などなど、さまざまな社会構造の変化がクモの巣のごとく絡まっている状態を紐解かずして、「数字」だけで議論を進めるのは得策ではない。

たとえば、病院経営のプロとなる人材を「医学部の中で育てる」という発想への転換を、是非とも議論してもらいたい。

医療や労務制度に関する深い知識を有し、さらには、人間の心身への影響を心理や社会学の観点から理解できる医療マネジメント層が増えれば、"現場"も変わるはずだ。

以前、医薬関係の講演会に呼んでいただいたときに、千葉大の医学部が、大学病院と看護学部、薬学部と連携して、講義や研修を行っていると聞いた。学生時代から横とつながれば、専門外の理解も深まるし、知識も自ずと増える。人的ネットワークも育まれ、"つながり"がもたらす利点も多い。

私は...、医師というのは、医療現場が考えている以上に、患者や家族にとって大きな存在だと考えている。

そのつまり、なんというか、やっぱり患者にとっても家族にとっても、お医者さんって全てで。先生の何気ない言葉や表情に一喜一憂するのですよ。

個人的な話だが、昨年旅立った私の父親は、「お医者さま」の言葉を、何よりも頼りにしていた。

「○○先生から運動していいって言われた!」「○○先生が"血液検査の結果も良好!"って言ってた」「○○先生から"順調ですね!"って言われた」などなど、入院中も通院しているときも、先生の言葉に父は勇気をもらっていた。

医師は聖職ではない。でも、「残された命」に、光を与えてくれる存在なのだ。

(河合薫の健康社会学 yahoo newsより転載)

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過労やストレスで医師が自殺70~90人

2019年01月23日 08時26分55秒 | 医科・歯科・介護

医師の過労死100人

日本でもナースプラティショナーの導入を

ナース・プラクティショナー(Nurse Practitioner, NP)とは、主にアメリカ合衆国においてみられる、上級の看護職である。
一定レベルの診断や治療などを行うことが許されており、臨床医と看護師の中間職と位置づけられる。
アメリカ合衆国においては、全50州が、NPによる医療行為を認めている。
看護師基本資格は登録看護師(Registered Nurse, RN)として区別される。
現在ではRN全体の8%にあたる15万人が、NP資格を持っている。
NPは、看護師として一定以上の職務経験を積んだものが専門職大学院において必要な学位を取得し試験に合格することにより、この資格を得ることができる。
同職は州単位の規制によって規定されており、NP自らによる診療所の開設は、自己の責任においてこれが可能である州、提携関係にある医師の監督下において可能となる州などがある。
NPの可能な行為は、医師の補助のほか、医師のいない過疎地等においては自らプライマリケアの主体となっている場合もある。
初期症状の診断、処方、投薬などを行うことが出来るが外科手術などは行うことが出来ない。NPの専門領域は、全ての州で認められているウィメンズヘルス(女性の健康)、小児、高齢者、精神、急性期の5つの領域のほか、救急、家族、新生児などの領域がある。
米国で導入されたのは1960年代。
1965年にはコロラド大学でNPの養成が開始された。1988年には全50州で、NPの診療行為に対して診療報酬が認められるようになった。米国では医療費や医師の給与が高額なため、NPの導入には医療コストの削減という側面もある。


東京都23区における入浴中の事故死の推移

2019年01月23日 06時28分11秒 | 社会・文化・政治・経済

東京都監察医務院では、東京都23区の異状死の検案を実施し、年間約13,000件を取り扱っています。そのうち、死亡直前の行動が入浴中であった事例は、平成29年は1,479件であり、全検案数の約11%を占めています。

亡くなられた方の年齢構成では高齢者の割合が大きく、発生時期は冬季に多い状況が見られ、年間件数も増加している傾向にあります。
入浴に際しては、身体への影響を考慮したさまざまな注意が必要です。事故を予防するための留意事項を掲載していますので、ご参考にしてください。

1 入浴中の死亡者数の推移(月別・性別)

2 入浴中の死亡者数の推移(年齢別・死因別)

  • 飲酒後の入浴は控えましょう。
  • 精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
  • 心筋梗塞、高血圧症、脳血管疾患などの持病のある方は、注意して入浴しましょう。
  • 体調不良時の入浴は避けましょう。
  • 脱衣場、浴室内の適切な温度調節を行いましょう。
  • 特に、冬場、高齢者の入浴時には家族も心配りをしましょう。
  • 一人暮らしの高齢者の方は、特に注意しましょう。
  • 熱い湯、長風呂は危険が増しますので注意しましょう

高齢者に多い入浴中の死亡事故

2019年01月23日 06時26分21秒 | 社会・文化・政治・経済

高齢者の溺水のほとんどは入浴中の意識障害にともなう入浴事故に起因します。入浴中の死亡事故は年々増加傾向にあり、平成11年度の全国の入浴中急死年間約14,000人1)、交通事故死(年間約10,000人前後)よりも多くみられます。

 入浴中の急死・急病の原因は、心肺停止、脳血管障害、一過性意識障害(失神)、溺水・溺死とされます。入浴事故は冬期に、かつ寒冷地に多く、また心肺停止は自宅浴室での発生がほとんどで、人目の多い公衆浴場では認められていません。

 入浴事故死はシャワー浴が主体の欧米では極めて少ないので、本邦に特有の入浴形式(浴槽につかる)が入浴中急病・急死の誘因と考えられています。

 入浴中の事故死の増加の原因として、高齢者の人口比率の増加、核家族化の進行や内湯の普及といった社会的要因と、入浴にともなう循環動態や自律神経系の変化といった内的要因があげられます。

温熱作用と静水圧作用

 入浴にともなう物理的作用として温熱作用と静水圧作用があげられます。浴槽につかることで、温熱により末梢血管が拡張し、血流が脳や心臓などから末梢血管に再分布します。一方、身体(腹部から下半身)に水圧(静水圧)がかかり、静脈還流が増加し血圧および心拍出量が増加します。これら臓器血流の再分布は、高齢者では虚血症状の生じる原因となります。

 また浴槽内で立位をとると急激に静水圧が解除され、心拍出量が低下し失神、めまいを生じることもあります。

入浴に伴う血圧の変動

 図1に示す通り、入浴に伴い血圧も著しく変動します。寒い脱衣所での寒冷暴露により急激な血圧上昇がもたらされ、脳出血のリスクが高まります。その後の温浴による血圧下降は脳や心臓、消化管など重要臓器の血流の低下をもたらし、脳梗塞や心筋梗塞のリスクとなります。

 日本人に多い長時間の高温浴は発汗による脱水や血液凝固亢進状態をおこし、さらにリスクを増大させます。血圧低下は湯温にも影響され、高温浴(42℃)では出浴後の血圧低下は12時間まで持続するといわれています。血圧低下が長時間持続するため、入浴中のみならず出浴後も脳梗塞や心筋梗塞を合併する可能性が高くなります。

 高齢者では上記のような血行動態の変動に対する自律神経系の反応が低下しており、そのことが入浴中あるいは入浴後の意識障害を引き起こし、入浴中事故につながっていると考えられます。浴槽内での意識障害や脱力発作は溺水・溺死につながります。


ご指摘ありがとうございました

2019年01月23日 06時16分46秒 | 日記・断片

誤字、脱字が多いブログで、恥ずかしいです。

友人、知人から雑でがさつな性格を指摘れたこともあるのです。
細心の注意、慎重さ-2度ならず、3度読み返すことが不可欠ですね。


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参考:
がさつな性格を気にしている人は、メモ帳を持ちあるきましょう。
メモ帳には、その日の予定や、することを書きます。
また、忘れてはいけない事があれば、メモ帳にメモしておきます。



目標を持ち己に勝つ

2019年01月23日 05時51分27秒 | 社会・文化・政治・経済

日本のバドミントンが強くなった要因

バドミントン・日本代表監督の朴柱奉(パク・ジュボン)さんは、韓国の代表時代「ダブルスの神様」と呼ばれた。
2004年に日本代表監督に就任。
それまでは、日本代表の合宿は年1回、1週間だけだった。
練習はそれぞれの実業団で行い、海外遠征に向かう空港で集合していたが、代表チームで練習しなければ強くなれない。
それを監督就任後は、代表の合宿と遠征を年間200日ほどにした。
初めのころは団体戦である選手を起用したところ、所属する実業団の監督から「なぜ、うちの選手を使うのか」と文句を言われ、驚いた。
私は現役時代、「この練習を乗り越えなければ世界選手権で優勝できない」などと自らに言い聞かせて練習していました。練習で自分に負ければ、試合で相手に勝ことはできません。己に厳しくするためにも、目標が必要です。目標があれば、つらくても<もう1回、もう1回>とと思い、厳しい練習もできます」
日本の選手たちは当初、目標を持っておらず、負けて落ち込む雰囲気があった。
練習では基本を一番大切にしてきた。
小柄な日本選手がかつためには、フィジカルとスピードが必要。
そのために、ハードな練習を課した。
地道な練習を最大の集中、スピードで行う。
同じ2時間の練習でも、意識によって厳しさは変わる。
練習から試合の気持ちで取り組めば、プレッシャーを克服できる。

フィジカルトレーニング

フィジカルトレーニングまたはフィジカル・エクササイズとは、肉体能力の維持・強化や健康保持などを目的とした肉体的な運動の総称。

セルフケアの一つである。 具体的には、筋力・心肺機能の強化やスポーツスキルの習得などを通じてなされる。