スキルシェアサービスとは

2019年01月09日 21時12分53秒 | 社会・文化・政治・経済

ご存知の通り、個人のスキルをお金に変えていくサービスだ。

シェアリングエコノミーという言葉が流行語と言っていいほど浸透してきているが、スキルシェアもその一種になる。
スキマ時間や休みの日、副業として自分のスキルをシェアすることで収入を上乗せしていこうという訳だ。
自身のスキルを研修として、企業向けに提供するサービスだ。
本来研修は研修会社を通して行われるが、講師と企業を直接つなぐことで、講師への収入を増やしている。また、安価に研修が提供できるため企業からも利用されやすくなっている。
今年に発表された内閣府の調査によると、シェアリングエコノミー市場は16年で約4700億~5250億円。
うちオンラインマッチングサービスやクラウドソーシングを含むスキル・時間のシェアサービスは約150~250億円程度だ。
今は車などモノのシェアが先行して増えているが、今後はスキルシェアが伸び率の高い分野として期待されている。特に今年は政府が副業容認にかじを切り、スキルシェアがしやすい状況が広がると考えられている。

 スキルシェアとは、自分が得意なスキルや知識を個人間(で“シェア”することで、分野は問わない。
ビジネスにおける自分の専門分野はもちろん、語学やWebデザイン、料理や家事、さらには「Excelのショートカットを教える」「献立を考える」「イタリアについて何でも答える」といったちょっとしたスキルや知識も売ることができる。

 政府にとって副業解禁は、社員が他社など別の組織に所属し、そこで別の知見を得ることで、新たな発想を生むことが狙いであった。ところが、政府の狙いと企業の思惑にはずれがある。


つたえるエッセイ―心にとどく文章の書き方

2019年01月09日 20時59分55秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 
内容紹介

読み手の心を動かすエッセイ作成術! 

採用試験での課題文、就職試験のエントリーシート、新しい企画の提案書、転職をするため自己PR文、辞職をほのめかした部下を思いとどまらせるメール、東京の大学に通う子どもに地元に帰って就職するよう説得するライン……。

大人が真剣に文章を書かなければならない場面は、まだまだたくさんあります。

それはまさに、「手段を選ばす相手を動かしたい状況」ばかりです。
そんなときに使えるとっておきの文章作成術のコツを紹介しました。
読み手のこころを動かすには、論理的な文章が書けるだけではダメ。

美辞麗句を散りばめただけの文章でもダメ。

下手でも相手のこころを動かせれば、それがいい文章といえます。
そんな文章を書くための秘訣を、余すところなく紹介しました。
大学で文章作成術の講義を持つ著者ならではの、わかりやすい文例が盛りだくさんです。現役大学生が書いた文章の添削例も付いているので、実用書としても使えます。

出版社からのコメント

読み手のこころを動かすためには、上手な文章を書く必要はありません。

自分の想いを書き連ねるだけでも、相手を揺さぶる文章はかけません。

じゃあ、どうすればいいのか。
失敗や挫折、失恋や不幸……人生で経験したつらいことが、ちょっとしたコツで、文章を書くときに役に立ちます。
現役の大学生に文章作成術を教えている著者による、いま求められている“相手の心を揺さぶる、生きた文章"の書き方のコツを大公開します!


「何のために」文章を書くのか?

2019年01月09日 20時54分12秒 | 社会・文化・政治・経済

私たちは「何のために」文章を書くのか?
文章を書く力は、誰もが潜在的に秘めています。
必要となる文章を身につけると、そのまま生きる力になります。
言葉は、自分の内なる思いや考えを表現し、外へ出すための<水路>です。
モヤモヤしたものを表出させることができれば、どれだけ人生が楽しく、生きる喜びにあふれることか。
そう思うわけです。
文章を書く時、幾つか心掛けることがあります。
その筆頭は「伝えること」。
最も恥じるべきは独りよがりの文章であり、自意識の中に閉じこもってしまう文章です。
自分の思いや考えを表現して伝えることが、人生に豊かさと幸せをもたらします。
他者に伝わる文章を書くためには、自分を<第三者の目>で見て、自己を相対化することが絶対に必要です。
自己を相対化する中で自分の立ち位置を見定めると自己肯定感は確かになります。
相手の心に届く文章を書くことで、自己肯定感は大きく育まれていきます。
失敗や挫折、失恋、不幸、虚無感、倦怠感などです。
実生活で不利に見えることが、文章を書くうえでプラスとなり、豊かさをもたらします。
だから、人生でつまずいたら、「しめた!」と思えばいい。
「これで良い文章が書けるぞ」と。
谷底に落ちても、はい上がることができれば、人生の幅、思考の幅はぐんと広がります。
物事がよく見えるようになります。
物事を複眼的に見ることの大切さです。
物事が多角的に捉えたほうが、前向きに生きられるということです。
文章を書くことは一面、言葉探しです。
自分の本来の思いや考えを自覚しながら、さらに光を当てていく。
相手に「伝える」ために、相手の立場や気持ちを考えながら言葉を選んでいく。
思考を深める作業です。
相手に伝わるようにと、ひたすらに言葉を尽くすことです。
自分の本当の思いや考えがあらわになり、自分自身も発見できる。
これが言葉の力です。
文芸評論家 重里徹也さん
「つたえるエッセイ-心に届く文章の書き方」


高齢、単身世帯が最多更新 生活保護

2019年01月09日 15時01分52秒 | 社会・文化・政治・経済

昨年10月時点
1/9(水) 10:56配信 共同通信
 厚生労働省は9日、全国で生活保護を受けている65歳以上の高齢者世帯(一時的な保護停止を除く)が昨年10月時点で前月比1665増の88万2001世帯だったと発表した。このうち1人暮らしの単身世帯も1649増の80万4964世帯で、いずれも過去最多を更新した。
経済的に困窮する単身の高齢世帯が増えている。

生活保護を受給している世帯(一時的な保護停止を含む)は全体で前月比2946増の163万9185世帯となり、8月時点以来2カ月ぶりの増加。受給者数は2976人増の209万7426人。


冤罪の問題点は何か?

2019年01月09日 14時27分16秒 | 社会・文化・政治・経済

OKYO人権 第77号(平成30年2月28日発行)

インタビュー

冤罪を生まない社会に必要なこと
検察と闘った164日間の勾留で見た真実
 

2009年に発生した郵便不正事件で、身に覚えのない罪に問われ、逮捕・勾留、起訴された村木厚子さん。

不当な取り調べと、164日間の勾留を乗り越え、2010年に無罪を獲得しました。
こうした「冤罪」は、憲法が保障する自由や名誉といった基本的人権を脅かす、深刻な人権侵害です。冤罪はなぜ起きたのか。
そして、冤罪被害者を生み出さないために必要なことは何か。事件当時の状況とあわせ、刑事司法制度と社会の問題点について、村木さんにお話しいただきました。
この事件では、一体どのようなことが起きていたのでしょうか。

障害者団体向けの郵便割引制度を使って、企業のダイレクトメールが格安で大量発送される事件が起きました。そのとき、厚生労働省が制度の適用を認める証明書を偽造し、自称障害者団体に発行したとして、当時、担当部署の課長を務めていた私も関与を疑われ、逮捕されたのです。後から明らかになることですが、これは当時、私の部下であった係長が、仕事の遅れを取り戻そうと、全ての手続きをスキップして独断でおこなったことでした。

 ところが、検察は「これだけ大きな金額の不正を、一係長が単独でできるわけがない」と、政治家が絡んだ組織的な犯罪の図式を描いてしまいました。そして、そのストーリーのつじつまを合わせるため、私を含む関係者に、極めて強い誘導や、脅迫とも取れる取り調べがおこなわれたのです。その結果、複数の人の調書に、“自称障害者団体が政治家に頼み、政治家が私の上司に電話をかけ、上司が私に指示をし、私が係長に指示をした”という、全く存在していない状況が、再現されて具体的に記されました。

なぜ、嘘の自白や証言をしてしまうのでしょうか。
 きっと、多くの方が「自分は無関係だ」「知らない」と、事実をはっきり言えばいいじゃないかと思いますよね。しかし、取り調べで事実を正しく主張し続けることは、想像以上に困難なことだったのです。

 当時、厚生労働省の関係職員で取り調べを受けたのは、私を含め10人で、年齢は30から50代。皆、国家公務員としてきちんとした仕事をしており、悪人でもなければ、心が弱いわけでもありません。それにもかかわらず、5人が「村木が不正に関与した」との、虚偽の調書にサインをしています。その原因は、検察の取り調べにあります。

 例えば、職員が「村木は不正をしていない」と証言をしても、検事は「不正の現場を見ていなかっただけだ」と言って耳を貸しません。どれだけ事実を話しても、検事が用意したストーリーに合わない話は調書にしてもらえません。

 私の取り調べを担当した検事の一人は、こんな言い方もしました。「もし、係長があなたから指示されて追い詰められ、証明書を偽造したとしたら、かわいそうですよね」と。これは完全なたとえ話なので「そうですね」と答えると、「私(村木)の指示で彼がしたことに対し、責任を感じています」という調書を作られそうになりました。

 また、当の係長は何度も「自分が単独でしたことです」と説明しているにもかかわらず、検事から「村木に命令されたんだろう」と繰り返されました。そのように書かれた調書にサインをしなければ、このまま拘置所から出られないと恐怖を感じたのです。そして、一人が調書にサインをすると、検事は他の職員に「サインをしたあの人は嘘を言う人ですか」と聞き、「そんなことはない」と答えると「ではあの人の言っている通りでいいですね」と、調書へのサインを迫ります。職員は次第に何が真実なのか分からなくなり、自分の記憶にも自信がなくなり「検事がそこまで言うのなら、村木は不正をしたのかもしれない」と思わされたり、「不正の現場を見ていなかった」と答えたのです。

そんななか、なぜ村木さんは否認を貫くことができたのでしょうか。


 私が最後まで頑張れた理由は、素晴らしい弁護団に巡り合えたこと、家族や友人、職場の仲間の支えなど、数え上げたらきりがないくらいです。もちろん、虚偽の調書に職員がサインしたものを見せられたときは、とてもショックでした。主任弁護士の弘中惇一郎氏に「なぜ皆、嘘をつくのでしょうか」とほとんど泣いて訴えましたね。

すると、弘中氏はこう諭してくださいました。「誰も嘘はついていない。調書とは、まず検事が都合のいい作文をして、そこからバーゲニング(交渉)が始まるものだ」と。

つまり、5人の職員は、そのバーゲニングの勝負で検事に押し切られてしまったというわけです。さらに、弘中氏は次のようにも説明してくださいました。

「取り調べのプロである検事と、アマチュアである被疑者が密室で対峙しているのに、そのリングにはセコンドもいなければ、レフェリーもいない。だから、たいていの被疑者は負けてしまう」と。そのうえで、「勝とうと思うのではなく、負けなければいい。事実と違うと思ったら、とにかく最後まで調書にサインをしないことだ」とアドバイスしてくださったのです。

長期間、身柄を拘束されるつらさとは?

私は、否認を続けた結果、逃亡や証拠隠滅の恐れがあるとして、164日間勾留されました。否認をしていると、いくらでも勾留することができる手法は、「人質司法」と呼ばれ、冤罪を生む一つの原因になっているといわれています。私も今回の事件でその思いを強くしました。

 私が、勾留期間中で最も苦しかったのは、検察と闘った20日間の取り調べです。毎日、拘置所の壁のカレンダーを穴が開くほど見つめ、1日が終わるごとに残りの日数を数えて耐えていました。しかし、係長は取り調べの20日間が過ぎても、検事が用意した別の罪状で拘留を引き延ばされ、再度20日間の取り調べを受けました。彼はその間、ノートにマス目を作り、1時間ごとに塗りつぶしていたそうです。1日単位で時間の経過を追っていた私の24倍、彼は苦しかったのでしょう。そして、そのつらい状況下で心が折れ、検事が語る虚偽のストーリーを受け入れてしまったのです。

 検察や警察は、厳しい取り調べをすることが真相の解明につながり、治安維持の役に立つとの意識が強い組織です。

そのためなら、少人数の人権を侵害することになっても仕方がないとの意識さえ見え隠れします。しかし、これはとても怖い考え方だと思うのです。本来、権力を持っている人たちこそが、人権について人一倍考えなくてはいけないはずですよね。

 ただし、私たち国民の側にも、考え方を改めなければならない点はあります。例えば、犯人が逮捕されると、多くの人が「捕まってよかった」と思い、その犯人が否認していると、真相が分からないにもかかわらず「早く認めたらいいのに」と思ってしまいがちです。

私も自分が逮捕・拘留されるまではそのように感じていました。しかし、事件以降は、逮捕された人が罪を否認しているとニュースで聞くと「本当に犯人かしら」と思うようになりました。

冤罪を防ぐために見直すべき司法制度とは?

私は、法務大臣の推薦を受け、2011年に設立された法制審議会「新時代の刑事司法制度特別部会の委員に選任されました。

ここで議論されたテーマの一つで、私自身も実体験から切に願うのが「取り調べの可視化」です。公正な取り調べをおこなうためにも、全過程を録音・録画することが必要だと思います。

これについては、部会の提案を受ける形で2016年に公布された「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」で、裁判員裁判の対象事件と検察の独自捜査事件のみ録音・録画されることになりました。

しかし、最も冤罪が多いといわれる痴漢は対象外であるなど、制度としてはまだ途上といえます。

 また、改正法では、部会が提案した「証拠開示」についても一部反映されました。それまで、被告人や弁護士は、検察が集めた証拠を全て見られるわけではありませんでした。

私は拘置所で開示された証拠類を読んでいるとき、一枚の捜査報告書のなかに検察のストーリーと食い違う決定的な証拠があることを発見しました。私の無実を証明する「客観証拠」があったにもかかわらず、検察は隠していたのです。

この幸運がなければ、私は有罪になっていたかもしれません。

 改正法では、これまで極めて限定的だった証拠開示制度が拡充されることになりました。しかし、まだ満点の制度とはいえません。

証拠の全面開示を望むとともに、公布された改正法がどのように運用されるかを、きちんと見守っていきたいと思っています。

制度改革以外で、冤罪を防止する仕組みや考え方はありますか。
 郵便不正事件では、検察は自分たちが作り上げたストーリーに合わせて証拠の改ざんまでおこなってしまいました。しかも、組織内でその事実を確認していながら、引き返すことができなかったのです。

これは、検事一人ひとりの倫理観というより、組織の体質と社会全体の意識に問題があると感じています。

 検察や警察は、常に悪人を捕まえることを期待され、失敗できない状況下で仕事をしています。しかし、そのプレッシャーを与えているのは、私たち国民です。

もちろん、冤罪は決してあってはならないことですが、万が一起きてしまったときに、組織を責めるだけでなく、失敗を許す社会を作ることも大切ではないかと思います。

そうした環境を目指す意味では、組織が失敗に気づいた時点で引き返せる仕組みを、制度としても作ることが必要です。そうでなければ、検察や警察という職業はあまりにも大変です。

 郵便不正事件で、検察には悪いイメージがついてしまいましたが、ひどい職業だと思われることは私の本意ではありません。

これは後から知ったことですが、当時、私が無罪ではないかと進言し、証拠の改ざんを上層部に訴えた、心ある検事もいたのです。

そうした正義感と使命感を持った検事がきちんと働ける職場にするためにも、司法制度と社会風土の両面を見直していく必要があると思っています。

 私は無罪を得たあと、検察はなぜ間違いを犯し、なぜ引き返せなかったのか、事実を明らかにするために、国家賠償請求訴訟を起こしました。

しかし国は「認諾」といって、私の言い分をすべて認めて賠償金を払って裁判を終わりにしてしまいました。これで真相を追究する手段はなくなってしまいました。賠償金は社会福祉法人南高愛隣会へ寄付して、障害のある方々の取り調べや裁判、障害があるゆえに犯罪を繰り返してしまう人の社会復帰を支援するための基金を設立していただきました。

 一連の出来事は、夫の言葉を借りれば「得難い経験だけれど、二度としたくない経験」です。もう誰もこんな思いをすることがないよう、皆さんとこの問題について考えていけたらと思っています。

書籍表紙:「私は負けない」
 
インタビュー/林 勝一さん(東京都人権啓発センター 専門員)

編集/小松 亜子さん


村木厚子さん

津田塾大学客員教授
前 厚生労働省事務次官
1955年、高知生まれ。高知大学卒業後、1978年、労働省(現・厚生労働省)に入省。障害者支援や女性政策などにかかわり、2008年、雇用均等・児童家庭局長。2009年、郵便不正事件で逮捕。2010年に無罪確定、職場復帰。
2012年、社会・援護局長。2013年から2015年まで厚生労働事務次官。
同年に退官後、伊藤忠商事社外取締役に就任。
2017年4月より津田塾大学客員教授。
著書に『あきらめない 働く女性に贈る愛と勇気のメッセージ』(日経ビジネス人文庫)、『私は負けない「郵便不正事件」はこうして作られた』(中央公論新社)


強姦容疑 懲役3年後真犯人判明

2019年01月09日 14時16分53秒 | 社会・文化・政治・経済

氷見事件とは、2002年3月13日に富山県で発生した婦女暴行未遂容疑を始め2件の容疑で、2度にわたって逮捕された男性が懲役3年の刑に服した後に、本2件を含めた一連の暴行事件の真犯人が見つかった冤罪事件。
富山事件などとも呼ばれる

2002年4月15日、同年3月13日に当時16歳の少女を強姦しようとしたと、タクシー運転手である柳原 浩(やなぎはら ひろし、当時34歳)が強姦未遂容疑で富山県警察氷見警察署に逮捕、5月には別の少女への強姦容疑により再逮捕された。

逮捕のきっかけは柳原が少女らの証言する犯人と似ていたこととされる。
任意で行われた取調べにも関わらず、4月8日以降断続的に3日間、朝から晩まで長時間にわたって行われ、ついに4月15日の3回目の取り調べで、既に何が何だか分からなくなり疲れ切っていた柳原に対し、「お前の家族も『お前がやったに違いない。
どうにでもしてくれ』と言ってるぞ」などという、取り調べ警察官の噓による誤導により、絶望させ容疑を認め、自白したとして逮捕された。

柳原への逮捕状は既に準備されていた。

真犯人判明後
出所した後の2006年11月、別の婦女暴行事件で鳥取県警察に逮捕された男が自分が真犯人である旨を自供(真犯人は柳原が起訴・有罪とされた2件を含めた14件の婦女暴行事件で起訴され、懲役25年の判決が下された)。
2007年1月17日に柳原の親族へ経緯を説明し富山県警察が謝罪、1月19日に記者会見で事実が判明した。これを受けて柳原は、無罪判決を求める再審請求を富山地裁に行った。また、1月29日に富山地検の検事正が柳原に直接謝罪した。
富山県警が柳原に冤罪事件について謝罪したとされる2007年1月23日夜の翌日、24日昼に、柳原は富山地検に呼び出され、「当時の取り調べ捜査官、担当検事を恨んでいません」などという内容の調書を意思に反して作成させられた上、柳原が知らないはずの事件の詳細についての自白書類が富山県警により捏造され、署名・指印させられたことが判明している。
再審の論告公判は8月22日に行われ、検察側は無罪を求刑し、2007年10月10日に無罪判決が言い渡された。また検察側が控訴しなかったため判決はそのまま確定した。
無罪となった柳原は真犯人発覚後にマスコミのインタビューに答え、尋問した刑事から「身内が間違いないと認めている」と告げられ弁明しても聞いてもらえず、罪を認めざるを得ない状況に陥ったと答えている。


特殊詐欺対策 電話を非通知設定にする

2019年01月09日 13時23分02秒 | 社会・文化・政治・経済

番号非通知着信拒否の設定

振り込め詐欺被害を防止するためには、不審な電話に出ないことや通話内容を録音するなどの対策が有効と言われています。
非通知着信は自動で着信拒否。
着信時、電話帳に登録があるかないかを色でお知らせ。
相手に名前を名乗るようにメッセージが流れる。
自動通話録音機能搭載。
あやしい電話の後に登録した相談先にワンタッチで発信。

不審な電話がかかってきたら、一度留守電に入れることは有効です。
また、知らない番号からの電話にはこちらからかけ直さない、というのが大事です。

 

最近多発している手口

 

公的機関の職員(市役所、警察官等)や銀行員等を装った犯人にキャッシュカードをだまし取られ、現金を引き出される被害が多く発生しています。

 

いろいろな「だまし」の手口

 

 

電話機対策は「どんな手口にも有効な対策」です!

 

多くの人が詐欺の手口を知りながら被害にあっています。
被害にあわない最も有効な対策、それは犯人と話をしないことです。

 

【在宅時でも留守番電話設定】

 

犯人は証拠となる自分の声が残るのを嫌がります。
本当に要件のある方はメッセージを残してくれますので、折り返し電話をかければいいんです。
「でも、いつも留守にしてると思われるのは?」というご意見もありましたので、県では振り込め詐欺対策用留守番電話用応答メッセージを作成しましたので、是非ご活用ください。

 

【ナンバーディスプレイ・振り込め詐欺対策機器】

 

相手の番号が表示されるナンバーディスプレイや自動で警告・録音する機能が付いた電話機や、今お使いの電話機に後付けできる対策機器も非常に有効です。※振り込め詐欺対策機器の紹介もご活用ください。



1日1億円の被害 特殊詐欺

2019年01月09日 12時53分52秒 | 社会・文化・政治・経済

 

特殊詐欺被害の年次推移

当初は息子を語る人物が現金を要求。
これが大半だったが、しかし手口が知れ渡ると、「会社の同僚」「弁護士」「警察官」とさまざまな役割を登場させ、「会社の金を使い込んだ」「穴埋めしないと逮捕される」と信じ込ませる<劇場型>が主流となった。
金融機関での振り込みから、<受け子>が直接現金を回収する方法が増えた。
役割を変え、手口が巧妙化する。


音楽に国は関係ない」

2019年01月09日 11時31分48秒 | 社会・文化・政治・経済

関係が良い時もあれば、ぶつかる時もあります。
ただ、文化の交流はどんな時でもダイレクトに人の心に響いていくものなので、これだけは今まで通りどんどん続けてほしい。
自分が、次の世代のための懸け橋になれるような活動をしていきたいと思っています。
国の関係が悪化しても、両国の国民全員が悪い感情を持っているわけではなく、大半の人は冷静に見ています。
マイナス面のみをメディアが大きく取り上げることは必ずしも良いとは限りません。
僕は「その国に1人好きなできたら、好きな国になる」といつも思っています。
どんなニュースが流れ、何があっても、好きな人がいるなら、その国は自分にとって大事な国なのです。
しっかりした信頼があれば、何が起きても関係はつながっていくものだと思います。

音楽は一瞬で人の心に入り込んでいくものなので、「心を込めて曲を作ってほしい」ということ。
そして「何を伝えたいのか、ちゃんと詞の中に込めてほしい」ということです。
僕は「日本の音楽」「中国の音楽」と分けて考えたことは一度もありません。
作り手が伝えたいことが聴き手の心に響くことが、かけがえのないものになります。
「音楽に国は関係ない」生徒には伝えてきました。
音楽家 上海音楽学院名誉教授 谷村新司さん(70)
アジア各国の若手音楽家の育成にも長年取り組んできた。


由紀の瞳

2019年01月09日 05時13分00秒 | 創作欄

丘 (オカ)

「丘」外観 1097023
 
アメヤ横丁は、東京都台東区のJR東日本・御徒町駅 - 上野駅間の山手線の高架橋西側と高架下の約500メートルを中心に約400店を有する商店街である。

正式名称はアメ横商店街連合会。
戦後まもない頃から続いている歴史のある商店街の一つ。
買い物はもちろん観光スポットとしても人気で、いつも多くの人で賑わっている。
1日約10万人訪れるそうだ。
魚介類などの生鮮食品を中心に扱う店舗が集まっている場であり、食材から雑貨まで様々な店舗が並び、活気がある中で買い物を楽しめる。
ファッション、ブランド品、雑貨なんでも揃い、食事も楽しめる。
お菓子や各国の珍味もある。
また、昼間からお酒が飲める店もあり、雑多で退廃的にも思われる雰囲気だ。
「うらぶれたこの空気がいいんだ」と社長が言っていた。
昭和レトロな喫茶店「丘」は、ビルの地下1階にある。
上野を代表するといっても過言ではないくらい有名な喫茶店だろうか。
徹にとって思い出が詰まっている店でもある。
地下に続く階段を降り店内に入ると、店の真ん中に大きなシャンデリアが目に入る。
由紀はシャンデリアを見上げて「素敵ね」と微笑んだ。
目も笑っていた。
ゆったりコーヒーを飲みながら、一人で読書したくなる、そんな落ち着いた雰囲気の喫茶店である。
由紀がミックスサンドを注文した。
徹は同僚であった米岡健二のことを思い浮かべた。
「上野に良い雰囲気の喫茶店があるんだ」と彼から「丘」を紹介された。
徹は芸大生の高峰みどりと出会ったのもこの店であった。
「何を考えているの?」サンドイッチを指に挟んで由紀が顔を近づけた。
「何も」
「遠くを見ているような目をしていた」
「そんな風に見えんだ」徹は苦笑を浮かべた。
「私、タバコ吸ってもいいかな。会社では飲めないから」
「タバコ吸うんだ」
「本当はタバコ止めたいの」由紀は眉をひそめながら、ブランド品のバックからピースを取り出した。
そして100ライターで火を点けた。
徹はタバコを吸わない。
肺がんで亡くなった米岡はヘビースモーカーの喫煙者であった。
「丸山ワクチン、効くね。体がカット熱くなる感じでね」丘で最後に会った日に米岡が言っていた。
由紀は二口くらいタバコを吸うと灰皿で火を揉み消すようにした。
「徹さん、昼間にラブホテルに行ってことある?あれもいいんだな」微笑むが目は笑っていない。
「この人は何を言うんだ」徹は怪訝な顔で沈黙した。
「やはり、尋常ではないな」背筋を伸ばしながら由紀の瞳を凝視した。