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住宅団地の再生

2019年12月07日 09時50分44秒 | 社会・文化・政治・経済

地域の活性化が期待できる。

子育て世代を呼び込む。

住民が地域の将来像を共有しやすくすることが大切だ。

少子高齢化が進み、商業施設や公共交通の縮小、空き家の増加が大きな課題である。


住宅団地の再生のあり方に関する検討会について

国土交通省では、老朽化した住宅団地の建替え、改修を含めた再生を進めるための施策のあり方について
まちづくりの観点も含め、幅広く検討を行う場として、有識者などからなる「住宅団地の再生のあり方に関する
検討会」を設置致しました。 
1.主要検討事項
・住宅団地の再生に係る現行制度、現状と課題の整理
・住宅団地の建替え、改修の具体的事例の分析
・事業・制度など、住宅団地の再生を促進するための施策のあり方の検討
「住宅団地の再生のあり方に関する検討会」取りまとめ 骨子
○ 全国の住宅団地は、約5000団地、約200万戸存在。全国の総マンションストック数の1/3。
そのうち、いわゆる旧耐震基準によるものが約1600団地(約50万戸)。
○昭和58年以前に建設された東京都内における住宅団地は285団地存在している。これらのうち、敷地全体
を共有しているタイプが275団地と大多数。
○ストックの老朽化と居住者の高齢化の同時進行
○住宅団地の老朽化が周辺地域全体の活力低下へ波及するなど、まちづくりの面からも課題が表面化
○区分所有法に基づく権利関係に伴う合意形成が困難
○居住者の多様なニーズや立地特性からの必要性に対応可能な柔軟な事業手法の不存在
○建築基準法第86条の一団地認定の変更・廃止手続きに当たり合意形成が困難
■今後中期的に実現していくべき事項
<主な対象とする住宅団地> 一体的に利用される土地及び当該土地に存する数棟の居住の用に供する建
物であって、当該土地の一部又は全部を共有するもの。
趣旨
<検討の視点> 住宅団地の立地状況や直面する課題についての実態把握を行うとともに、住宅団地の規
模や従前の権利関係・立地特性に応じた再生、生活支援施設などの機能の導入等を考
慮した再生のあり方について検討。


アダルトチルドレンと関連深いセックス依存

2019年12月07日 09時48分14秒 | 社会・文化・政治・経済

「誰かに抱かれているときだけ安心する」(=誰かに抱かれていないと不安になる)

「誰かに必要とされていると感じるときだけ生きている気がする」(=必要とされない自分は生きていてはいけない)
「気持ち良い訳ではないのに不特定多数の異性と関係を持ってしまう」(=愛していると言ってくれる相手なら誰でもいい)
このような状態に陥ってしまう場合、セックス依存症かも知れない自分に嫌悪感を抱きつつもやめられない状態に陥りがち。
自分が「セックス依存症では?」と思ったとき、どうしたらいいか気になるのはとてもよく理解できます。
「自分は愛されていなかったのではないか?」という思い込みが「セックス依存」「見捨てられ不安」を助長する

セックス依存症は機能不全家族から生まれやすいアダルトチルドレン特有の問題だ、とアダルトチルドレン大阪は考えています。

子供の頃に育児放棄(ネグレクト)や「抱きしめられた記憶がない」「褒めてもらえた覚えがない」「抱きしめられるためには親が出した課題をクリアする必要があった」などの経験を繰り返し受けてきた人は

「自分は愛されない」
「条件を満たさないと抱きしめられない」
「いい子にしていないと抱っこしてもらえない」
と思い込んでしまいます。
明らかな虐待行為(心理的虐待・ネグレクト)です。

このような目に合わされた方が、親にもらえなかった愛(身体的接触)を他者に求めてしまい、もらえないと不安になるのが「セックス依存症」「見捨てられ不安」につながっていく、と考えています。
この不安感が消えないために、不特定多数の相手と関係をもってしまったり、ひとりの相手に強い執着をもってしまう、などの行為が日常化しやすいのがセックス依存症の特徴です。


アダルトチルドレンとは

2019年12月07日 09時42分09秒 | 社会・文化・政治・経済

アダルトチルドレン(英:Adult Children)とは、
親がアルコール依存症の家庭で育って成人した人。
アメリカでアルコール依存症治療との関わりの中で生まれた言葉である。
親や社会による虐待や家族の不仲、感情抑圧などの見られる機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えた人。
「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマ(外傷体験)を持つ」という考え方、現象、または人のこと。
医療における診断用語、病名ではない。
大人になっても子供の状態から抜け出せない人、親から自立しない人を指すこともあるが、元来の使われ方とは異なる。
なお、英語圏で単に「アダルトチルドレン」という場合、成人した(続柄上の)子供を指す。


ギャンブルと共依存

2019年12月07日 09時20分34秒 | 社会・文化・政治・経済
1. はじめに
 ストレスフルな社会の中でますます家族の対人関係は希薄になりつつある。
特に幼少期からの対人関係に十分で健全な愛情関係をもたない人々の間で、病的賭博をはじめ多くの嗜癖行動が認められるようになってきた。
家族システムを維持するために、互いに相手を支配しながら依存しあう共依存関係が1次的嗜癖となって、その対人関係のもたらす恨みや怒り、不安、緊張、抑うつ感、空虚感、孤独感などを自己防衛的にすりかえたり、埋め合せようとして2次的嗜癖が生まれることをSchaefが提唱して、そのような考え方が我が国でも定着しつつある。

2. 病的賭博やその他の嗜癖行動の発現機制と多様化
 
症例1
症例2
症例3
症例4
年齢 34歳 65歳 29歳 49歳
性別 男性 女性 女性 女性
職業 会社員 経営者の妻 無職 主婦
生活歴 過保護に育てられ、父親は支配的で誉められたことはなく劣等感が強かった。
大学進学を拒否して親と対立し、トラブルが絶えなかった。
家を出て専門学校に入学してからパチンコにのめり込み、ほとんど登校しなかった。
何とか卒業して就職したが職を転々としてパチンコによる借金 500万円は親が返済してくれた。
強制的に帰郷させられ家業の手伝いをしていたが間もなくするとパチンコと花札ゲーム賭博に熱中するようになった。
28歳で結婚したが、妻が借金のことを問いつめたりすると、繰り返し妻に暴力を振るうようになった。
7人兄弟で5歳から14歳まで養女として出され親を憎んでいた。
結婚して子供の躾には厳しく、常習的な過量飲酒のため糖尿病で食事療法を続けていた。
58歳の時、夫の女性関係が発覚、相手の男性から脅迫されたりしてパチンコにのめり込む。
地元では顔見知りもいるので県外でホテル住まいを続けながらパチンコをする。
2000万円以上の浪費を重ね続けた。
娘夫婦が同居するようになって夫の世話をしていた。
先天性心疾患(ファロー四徴)があり、甘やかされて育った。
心臓手術をして高校卒業後大阪に就職した。
ローンで和服を買い込み支払に困り親に返済してもらった。
帰郷させられて親と同居したが、親子関係は悪化、24歳の時パチンコにのめり込み職を転々としてクレジットカードで借金を重ねた。
パチンコ店で知りあった男性と同棲生活をして妊娠したが、自然流産。
2回目の妊娠は親に反対されて人工中絶。
男性とも別れさせられ親と同居するが家出を繰り返し、リストカットを繰り返した。
父が母に暴力を振るうのを見て育った。
中学卒業後に就職したが気分不安定で職を転々とし、しばしば飲酒していた。
結婚して半身不随の義父の介護をする時、腹を蹴られて流産した。
痴呆の義母の介護に疲れはてていたが、夫の兄弟は協力せず、むしろ批判的だった。
すでに8年前から家庭内別居状態であった。
介護のためにパートの仕事もできず生活費に困り、サラ金から借金、生活費を稼ごうとしてパチンコを始めた。
またたく間に 300万円の借金を重ねた。
当時より過量飲酒になることがしばしばあった。
パチンコ店で知り合った男性との不倫関係が続いており、夫とは離婚話が具体化して、自己破産宣告の手続き中であった。
発現
機制
親との対立や孤立、劣等感、怒りなどが根底にあり、家を出て空虚感や不安感、妻との対立による孤立、怒り、空虚感などがあった。 幼児期の見捨てられ体験と夫からの見捨てられ再体験による不安、怒り、恨みなどがあった。 先天性心疾患のため結婚をあきらめて、空虚感、経済観念のない生活や妊娠、男性交際に親が介入したことに対する怒り、恨み、抑うつ感などがあった。 実父母に対する不安や怒りと、アダルトチルドレンとしての気分不安定。
義父と義母に対する怒りや抑うつ感、夫と夫の兄弟たちへの怒り、恨み、空虚感などがあった。
嗜癖
行動
パチンコ、ゲーム賭博、妻への暴力。 常習的過量飲酒、パチンコ、放浪、浪費。 パチンコ、クレジットカードによる借金、家出、リストカット パチンコ、アルコール乱用、サラ金からの借金、不倫関係。
共依存関係 支配的で世話やきの父親、攻撃的な妻。 放任でやさしい夫、世話やきの娘。 支配的な両親 表面的に無関心な夫。

3. 内観療法の適用

 内観療法の技法

 内観療法は一定の条件のもとで1週間を基本として行う集中内観と、その後に日常生活のなかで継続的に短時間ずつ行う日常内観とがある。
 集中内観の基本的な技法は和室の隅を屏風で仕切り、そこに自由な姿勢で座る。
午前6時より午後9時まで1日15時間(当院では11時間)内観だけに集中して7日間を1クールとする。
指導者の面接は1~2時間おきに1回で、1回の面接時間は3~5分間程度である。
指導法は小学生時代より現在に至るまでを3年間ずつ区分して、最初に母親を対象人物として、母親に①してもらったこと、②して返したこと、③迷惑をかけたこと、について具体的事実を想起するように指導する。
対象人物は現在までの生活で人間関係が密接であった人を次々に選んで内観する。

内観終了後の感想文(一部抜粋)
 
症例1
症例2
症例3
症例4
感想文 自分は消極的で厳しさが足りなかった。
両親に迷惑があまりに多かった。
父と対話がなかった。
父の苦労がわかった。
我欲のために病気になった。
犯罪者と同じだった。
迷惑をかけた人にお返しをしたい、今後は自分も家族も大切にしたい。
自分の恵まれた環境に甘えていた。
自分を養女に出した母のつらさや苦しみがわかり、母に対する恨みや疎外感も消失した。
夫はおおらかなやさしい人で自分にとって道祖神的存在なのに、かくも嘆かせ苦しめてしまった。
私のギャンブル依存もいつか立ち直ると信じていてくれた。
ありがたかった。
心臓病のため甘えがあった。
親がしてくれるのは当たり前だと思っていた。
わがままだった。
親の言うことを聞こうとしなかった。
私の嘘や盗みに親からすごい仕打ちをされて両親を殺そうとまで憎んでいたが私のためにしてくれていたことがわかった。
父親は仏様のように私と母を見守っているように感ずる。
喧嘩ばかりしていた両親に、今までつらく当っていた。
結婚してからも色々と助けてもらっていた。
自分がどれだけ愛されていたかに気づいた。
しかし自分のだらしなさ、甘えの強さで両親に心配や嫌な思い、淋しい思いをさせた。
子供に対しては触れられたくなかった。
子供不孝をした、今迄のことを思い出すと、ぞっとする。
子供たちに毎月定期貯金をしてあげたい。
夫は子供の面倒もみてくれない。
内観の効果 両親を肯定し、自己を徹底的に否定、自己の行動に関して病識(問題)を明確化できている。
さらに自己の役割や責任を自覚し償いの気持ちをもって自己実現がなされようとしている。
実母を心から受け入れ、夫の愛を確信することで、今までの2回の見捨てられ体験のわだかまりを完全に消失させている。
自己の行動の病識も確立して回復への自信が認められる。
両親を肯定し、その愛の深さを発見すると同時に自己否定、自己の行動の誤りを十分に認識して、罪悪感とともに感謝の気持が湧いている。 夫や姑に対しては内観が深まらない。
両親からの愛情を発見して肯定的に受け入れ、子供に対して母性(責任)の自覚が強化された。
しかし夫や姑の内観はむしろさせない方がよかったかもしれない。
予後 まれにパチンコをするが問題にならない程度である。
(2年2ヶ月経過 有効)
全てに完全な改善。
(1年5ヶ月経過 著効)
パチンコ店に勤務、なお両親とはいくらか距離がある。
(5年3ヶ月経過 有効)
家族と別居して就職したが10日間で飲酒して解雇された。
その後行方不明。
(3ヶ月経過 無効)

 

 4. 考察

 

  病的賭博(パチンコ依存)の4例について

 4症例は、ともに幼児期からの養育過程に十分で健全な愛情関係の体験がなく人格形成上の問題がある。
パチンコ依存症になる前段階ですでに何らかの恒常的なトラブルや依存性の行動異常が認められている。
そのような状態の中で4例ともに人間関係の上で重要な人物(この人物がイネイブラー=支え手となる人物であるが)との間で生活環境が急変して不安や怒り、恨み、抑うつ感、空虚感などを自己防衛的にすりかえたり、埋め合せようとしてパチンコ依存症に陥る契機となっている。
このような嗜癖行動はしばしばイネイブラーがその行動を止めさせようとする操作によって、さらに多重嗜癖となり嗜癖の多様化現象を示して拡大している。
イネイブラーは支配的で世話やきの父、攻撃的な妻、放任でやさしい夫、世話やきの娘、支配的な両親、表面的に無関心な夫たちであった。
内観療法によって、イネイブラーとの対人関係(共依存)を改善できた3症例には有効な結果が認められたが、症例4は夫に対する内観が深化せず現実生活環境も劣悪な状況(別居)になっており予後は不良であった。

 

 

1)病識の確立(否認の克服)

 


 

 内観は小学生時代からの遠い過去の出来事を思い出す作業から始めるので、現在に多くの問題をかかえ否認の強い嗜癖者でも比較的に受け入れやすい。
現在の問題とは無関係に思われる過去の事実を調べることには抵抗がないので指示通り3つのテーマ(相手からしてもらったこと、して返したこと、迷惑かけたこと)に沿って事実を正確に思い出す作業が進められる。
このような作業の繰り返しのうちに徐々に現在の状況をも正確に事実通りに直視し、否認のない現実把握ができるようになる。
そして過去の自己の認識や行動や生活態度の誤りに気づき、そのために派生した多くの問題や対人関係の障害や精神的・身体的症状などについて、それが嗜癖行動の結果によることを正しく認識することができるようになる。

 このように自力的に過去から現在に至るまでの自己の行動の異常を嗜癖行動として、否認を克服しながら認識できたとき病識が確立され、治療への意欲、回復への意欲が強いエネルギーとなって湧き出してくる。

 


 

2)個の確立

 


 

  内観療法の比較的に拘束性の強い外的治療構造(時間的条件や空間的条件、行動の制限など)によって内観者は次第に個としての確立を高めていく。
1日15時間ずつ、1週間1人で内観にのみ集中する生活や、面接時間が短時間であることは、嗜癖者の指導者への依存を拒んで自立を高める。
しかも屏風の中で長時間座り続けることは身体的にも精神的にも苦痛なことであるが、その状態を1週間持続し忍耐し続ける努力は内観者の自我の強化、特に自己統制力を強化する。

  内観療法の内的治療構造としては、限定された年代区分と想起対象や3つのテーマが与えられる。
対象人物は最初に「母」に対する想起を指示される。
内観者はその瞬間から母を単なる母性イメージとしてとらえるのではなく、現実に自分と向き合う一対一の自他が区別された内的世界に導かれていく。
それは母子一体の世界から分離を果たす分離固体化を成立させる基本的姿勢をとらざるを得ないことになる。
特に母子一体的「甘え」や「依存」をもつ嗜癖者にとっては、対象としての母との新しい人間関係の意識化によって、個としての存在が内面的な変化として呼びさまされる仕組みになっている。
さらに多くの対象者に対して自己を多面的に経時的に把握する時、真の自己の姿に直面せざるを得ない。
そこでは強い自己否定と同時に、自己実現への強いエネルギーが湧いてくる。

 3つのテーマのうち「してもらったこと」と「して返したこと」に限定された想起によって、内観者は対象人物から大切に育てられ多くの愛情を受けていたことに気づいて、自己の尊厳さや自己肯定感を見出だす契機となる。
それまでの自己破壊的な嗜癖行動や共依存関係を完全に否定して自立への意欲が高められる。
しかし一方では他者からしてもらうことばかりで、受動的自己愛の強さや自己中心性、口唇的依存傾向の強さや未熟さを自己像として認識させられる。

 


 

3)対人関係の改善

 


 

  指導者との関係

 内観指導者は内観者を受容的に受け入れ、過去や現在の内観者の問題や生活態度に対しては、まったく非難や評価をしない。
指導者の内観者に対する丁重なお辞儀や言葉づかいによって内観者は最大限に尊重され、支持的に内観の指導が行われるので、それまでに多くの非難や叱責を受けて被害的意識の強い嗜癖者も指導者を受け入れやすく、そこには良好な人間関係が新たに生まれ、よりよい人間関係の修練が現実的に行われる。
しかし指導者に依存することは許されず、非内観的思考や治療条件に反する行動に対しては厳しく否定的な態度を示して、内観者がおかれた環境の中で許容されるものと許容されないものとの判断を明確にして、現実的行動や態度の規範が示される。

  嗜癖行動の成因との関係

 嗜癖行動が共依存関係という一次的関係嗜癖のもたらす恨みや怒り、不安、緊張、抑うつ感、空虚感、孤独感などを自己防衛的にすりかえたり、埋め合せようとして二次的嗜癖を生むことは先に提示した症例でも明らかである。
このような対人関係は夫婦や親子の間でしばしばみられる現象である。
相手に対する強い恨みや怒りなどの感情によって、それまで相手に対して反発的、攻撃的で相手を振り回しコントロールするような態度や行動をとってきた嗜癖者または共依存症者は、それまで相手が悪いのだから当然のことをしてきたのだと自己を正当化しているのだが、内観をしてみると、その相手から十分過ぎるほどの愛情を受けてきたことに気づいてくる。
あるいは、何ひとつしてもらったこともないと思っていた相手から、ただひとつの愛情あふれる行為を思い出して、それまでの恨みや怒りが、またたく間に氷解していくという心的現象も認められる。
「してもらったこと」を調べることによる愛情体験の発見は他者中心の知覚に変化して他者像の認知も大きく変化して、他者を共感性をもって肯定的に受け入れられるようになる。
ところが一方、他者に「して返したこと」「迷惑かけたこと」を調べると愛情体験の発見をしながらも、相手に対して何のお返しもせず、ただ依存するばかりであった事実に気づく時、その人間関係が健全な関係ではないことにも気づいてくる。
さらに相手に依存するばかりでなく、迷惑行為の連続であったことに気づくと、相手に対して罪の意識さえ感じられるようになる。
ここでは愛と罪責感が表裏一体となってバランスのとれた精神安定状態が生まれ、他者に対する感謝や他者から生かされている喜びが他者との対人関係を健全なものにして共依存関係や嗜癖行動からの回復が進んでいく。

 


 

4)行動修正と社会適応

 


 

 過去の自己否定と罪責感は将来の自己実現のための自己統制力を強化して、個の確立を推し進めながら日常生活の中での行動を常に内観的思考(内観理念)によってチェックしながら生きられるようになる。
さらに日常内観を継続することによって持続的な行動修正が可能になり、いつも冷静に自分を第3者的にみつめながら日々3つのテーマに照らして行動することは、共依存症や嗜癖からの回復と社会適応に欠かせない生活の仕方である。
また、アダルトチルドレンの場合にも、同じような内観のメカニズムによって回復可能な事例が数多く認められるようになった。

 

AAの12のステップと内観療法との類似性

 

 アルコール依存症の自助グループであるAAは今や全世界にその活動が広がっており、日本の断酒会もAAから派生した集団で、AAの回復のための12のステップはアルコール依存症者の回復の過程を見事に示している。
最近では薬物依存や病的賭博などの嗜癖行動やアダルトチルドレンの回復にもいくらか手直しをして活用されている。
この12ステップのうち、1、4、5、8、9、10の6つのステップは、内観そのものを意味しているようである。 
AAの12のステップのうち、主要な6つのステップが内観療法ときわめて類似していることは、それぞれの効果においても共通の類似した有効性が認められることを意味しているものである。



共依存とは

2019年12月07日 09時15分17秒 | 社会・文化・政治・経済

共依存(きょういそん、きょういぞん、英語Co-dependency)、共嗜癖(きょうしへき、Co-addiction)とは、自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す。

すなわち「人を世話・介護することへの愛情=依存」「愛情という名の支配=自己満足」である。

共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平穏を保とうとする。

共依存という概念は、医療に由来するものではなく、看護現場サイドから生まれた。

共依存と呼ばれる前は、Co-alcoholic(アルコール依存症の家族)と呼ばれ、当初は「アルコール依存症患者との関係に束縛された結果、自分の人生を台無しにされてしまっている人々」の特徴を説明するために使われていた。

アルコール依存症患者を世話・介護する家族らは、患者自身に依存し、また患者も介護する家族に依存しているような状態が見受けられることが、以前より経験則的にコメディカルらによって語られていたからである。

共依存にある状況では、依存症患者がパートナーに依存し、またパートナーも患者のケアに依存するために、その環境(人間関係)が持続すると言われている。

典型例としては、アルコール依存の夫は妻に多くの迷惑をかけるが、同時に妻は夫の飲酒問題の尻拭いに自分の価値を見出しているような状態である。

こういった共依存者は一見献身的・自己犠牲的に見えるが、しかし実際には患者を回復させるような活動を拒み(イネーブリング)、結果として患者が自立する機会を阻害しているという自己中心性を秘めている。

共依存者の多くは、お互いの依存を健全なる愛や支援などと捉えて判断する者があるが、この概念が覆るとき、両者は苦痛や疲労や無力感などを背負う。

また他者より、共依存という関係を否定されたり責められると、強烈な自己否定感から精神的安堵を求め、更に強い共依存の関係を求めやすく、その行動や言動を改善する事とは逆に、共依存であることを煽る場合もあり最悪の場合は自殺する者もいる。

そのため治療の場においては、第三者の適切で繊細な支援やケア、または共依存の歪みの克服をする機会でもあり、それまで学ばなかったことを新たに学びを得るための心理教育などが必要となる。


みだらな行為疑いの21歳巡査を書類送検 群馬

2019年12月07日 08時29分54秒 | 野球

12/7(土) 産経新聞

17歳の女性とみだらな行為を行ったとして県警監察課は6日、県内の警察署の巡査(23)を同日付で6カ月の停職処分とし、県青少年健全育成条例違反などの容疑で前橋地検に書類送検したと発表した。巡査は同日付で依願退職した。

送検容疑は18歳未満と知りながら5月29日から7月17日にかけ複数回、県内のホテルなどでみだらな行為をしたとしている。その際、スマートフォンで動画撮影し、保存したという。「性欲を満たすためだった」と容疑を認めている。

巡査は以前、アルバイトとして勤務した飲食店で女性と知り合ったという。

 


女子中学生にわいせつ行為 容疑の男を再逮捕 埼玉

2019年12月07日 08時25分24秒 | 社会・文化・政治・経済

女子中学生にわいせつ行為 容疑の男を再逮捕 埼玉

12/7(土) 産経新聞

SNSで知り合った13歳未満の女子中学生とわいせつな行為をしたとして、蕨署は6日、強制わいせつと児童ポルノ禁止法違反の疑いで横浜市保土ケ谷区のパート、平井雄也容疑者(21)を再逮捕した。容疑を認めている。

再逮捕容疑は11月10日午後、蕨市内の公園のトイレで市内の女子中学生にわいせつな行為をした上、様子を携帯電話で撮影したとしている。同署によると、平井容疑者と女子中学生はSNSで知り合い、8月ごろからやりとりし、10回以上会っていたとみられる。同署は余罪も調べている。

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