輪子の競輪 2車複でもよかったな

2019年12月30日 19時01分03秒 | 未来予測研究会の掲示板

今年、最後の立川競輪。
輪子が大ファンのワッキーにとって久しぶりのレース。
この日、8レースから車券を買うつもりだったのに、トコ子さんと話をしていたら発売が締め切られてしまった。
1-5 2-5を500円買う予定だった。
結果は、2-5で1140円(4番人気)の配当。
次の9レースは、この日の勝負レースと藤代の宮田さんと古河から来ている飯島さんが言うので、9-3-4 9-3-7 9-3-1の3連単車券を買う。
ところが以下の展開に。
赤板の1コーナーで先頭に立った渡邉雄太選手は、叩きに来た栗山俊介選手を突っ張り打鐘前からハイペース。
渡邉選手が主導権をキープしたのもつかの間、今度は飯野祐太選手が最終ホーム手前から仕掛ける。
渡邉選手と飯野選手の踏み合いになり、脚を溜めていた谷口遼平選手に流れが向く。
北日本勢を目標にして2コーナーからのまくりで谷口選手が前団を仕留めた。
 「(渡邉が)突っ張るとは思ってなくて。栗山さんが叩いた上を自分が叩かないことには意味がないと。そしたらまさかでした。そのあとはちょっとキツいなってところで飯野さんが行ってくれて、永澤(剛)さんがキメに内に降りたんで、飯野さん目がけてうまいこと行けました」
 谷口のまくりに流れ込んだ北野武史が、息を切らせて振り返る。
 「谷口君も自分も車番が悪かったけど、(周回中も3番手の)前中団が取れたんで最高だった。でも、(渡邉が突っ張って、谷口に)落ち着けって思ってたら、飯野君が仕掛けてくれた。結果的にすべてが中部勢に(流れが)向いた」
2車単 6-5-5 5800円(15番人気)
3連単 6-5-4 12万8770円(230)番人気
「勝負レースだと思ったがな」と藤代の宮田さんは渋い顔となる。
10レースは「第12回寺内大吉記念杯(FI)」の決勝戦。
輪子は気を取り直して、取手の1番鈴木 竜士選手から車券を買う。
113期の4番植原 琢也選手の番手で鈴木選手に流れが向くと思う。
ところが、植原選手は5番岡村 潤選手から車体を故障されてしまう。
機関車役の植原選手が離脱すれば、鈴木選手の出番がなくなるも同然に。
結果、9番稲毛 健太選手と2番園田 匠選手のラインで決まる。
2車単 9-2 1,230円(3番人気)
3連単 9-2-3 7370円(15番人気)
そして、ワッキー登場のKEIRINグランプリ2019。
輪子のこの日、7000円を持参して、残りは2000円のみとなってしまっていた。
「仕方ないワッキーに賭けよう」と3番ワッキーを軸に。
3-7 3-4を各1000円。
3-7が14・3倍
3-4が94・1倍

結果は以下
レースは7番手の脇本雄太選手が打鐘で上昇すると、誘導と車間を空けていた正攻法の新田祐大選手が合わせて踏み込む。最終ホームで脇本選手が新田選手を叩くが、村上博幸選手が1センターで捌かれて、逃げる脇本選手の後ろには福島勢が入り込む。2センターで新田選手が外を踏み込むと、佐藤 慎太郎選手は内を突いて鮮やかに中割り。最後は粘り込む脇本選手を、渾身のハンドル投げで捕らえた。

 佐藤選手は「格別というよりも実感がわかない。グッときて涙が出そうになったけど、泣いたら後輩におちょくられますからね。(賞金王になって)競輪王、賞金王など、〝王〟というのが付くのを取りたかった。まあ夜王でも良いんですけどね。強い時だけでなく、諦めずに応援してくれたファンと喜びをわかちあえて嬉しい」と喜びを語った。連係した新田選手とは厚い信頼関係で結ばれていた。「(新田は)何本もG1を獲っている選手。そこに付くことだけを考えていたので気持ち的な楽だった」。来年はグランプリ王者として常に1番車を背負うことになるが「重圧というよりはレースの中での責任を感じる。1番車は位置取り(の仕事)も大変」と追い込み選手らしい発言も出た。「生涯競輪選手で居続けたい。デビューしてからやってきたことを1日1日ずつ、1戦1戦、1歩1歩やっていく。来年もその次ぎのグランプリも出たいですね」。

 1番人気を背負った脇本雄太選手は惜しくも準優勝。

「グランプリ史上、何人かしかしていない先行逃げ切りに挑戦したが失敗。最後まで自分のレースがしたい意志があった。結果は残念だけど、あともうちょっと・・・」と〝先行日本一〟のプライドを持って戦っていた。「まだグランプリで終わりではない。戦いは続く」と来年の東京五輪を見据えていた。

 脇本選手とのナショナルチーム対決が注目された新田祐大選手は「脇本と競いあっても良かったが、敵の選手を考えて1車下がった番手勝負の方が可能性があると思った。バックで清水が見えて、慌てていたんだと思う。それで脇本に合された」と脇本の強さを称える。後ろの佐藤の優勝に貢献したレースができたとを「凄い嬉しい。慎太郎さんはG1決勝とかでも『自分の走りをしろ』といってくれる。自分だけのレースになっても、今日も同じことを言ってくれた結果優勝に貢献できた」と語る姿からは厚い信頼関係で結ばれている様子をうかがうことができた。

レース後記写真

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「3=4で6300円の配当なら2車複でもよかったな、6万3000円になったのにね」
輪子にとって、今年、一番の悔しい競輪の結果だった。
「でも、ワッキーに感動をもらったグランプリレースだった」

2車単 4-3 1万9190円(64番人気)
3連単 4-3-8 14万3920円(410番人気)




選手名着差上り決ま
り手
S

B
勝敗因
1 4 佐藤 慎太郎   11.3 S  
2 3 脇本 雄太 1/4車輪 11.5 B  
  3 8 平原 康多 3/4車輪 10.9      
4 7 新田 祐大 1/2車輪 11.5      
× 5 5 清水 裕友 1/2車輪 11.3      
  5 6 郡司 浩平 1/2車輪 11.3      
7 2 松浦 悠士 3/4車輪 11.2      
  8 1 中川 誠一郎 2車身 11.1      
9 9 村上 博幸 4車身 11.8      


 


「あおり運転罪」新設されるとどう変わる?

2019年12月30日 12時25分18秒 | 事件・事故

12/30(月) 日本テレビ系(NNN)

悪質な「あおり運転」が社会問題となる中、2019年12月、警察庁が、いわゆる「あおり運転罪」の新設を検討していることが明らかになった。「免許取り消し」や「懲役刑」など具体的な処分や罰則が検討されているが、新設される「あおり運転罪」では、どのような行為が取り締まりの対象になるのだろうか。

■取り締まりの現状と厳罰化の背景

「あおり運転」が社会問題化するきっかけとなったのは、2017年6月に起きた「東名高速あおり運転死傷事故」だ。夫婦2人が死亡するなどしたこの事故を受け、警察庁は2018年1月、あおり運転に対しては厳正な捜査を徹底するよう全国の警察に指示を出した。

ただ、現在の道路交通法には、何が「あおり運転」に当たるのか定義する条文が存在しないため、実際の現場では、道路交通法違反のほか、刑法の暴行罪や強要罪など既存の法律を当てはめながら取り締まりが行われているのが現状だ。

実際には道路交通法の車間距離を不必要に詰める「車間距離保持義務違反」が適用されるケースが多く、高速道路で普通車の場合、違反点数は2点で、反則金9000円を支払えば刑事責任を問われることはない。

こうした中、2019年8月には常磐道で、いわゆる「あおり運転殴打事件」が起き、悪質な「あおり運転」には厳しい刑事罰を科すなど新たな法整備を求める声が高まっていた。

実際、2019年10月に警察庁が全国のドライバー約2500人を対象に実施したアンケートでも、「あおり運転」を抑止するために必要な方策について、「罰則の強化」と答えた人が全体の74.6%と最も多かった。また、全体の約35%の人が過去1年間に「あおり運転」の被害を経験していることも明らかになった。

■法律が定義する「あおり運転」とは?

こうした現状を踏まえ警察庁は、2019年12月、新たに「あおり運転罪」の創設と罰則などの強化に向けて法改正を進める方針を明らかにした。現在、検討されている改正案では、相手の通行を妨害する目的で「一定の違反」を行い、交通の危険を生じさせるおそれのある行為を「あおり運転」と定義した。

「一定の違反」には、車間距離を詰める行為や無理な進路変更などが想定されていて、罰則は懲役2年から3年以上とした上で、免許取り消しの対象とする案が検討されている。

また、これらの行為に加え、高速道路上で相手の自動車を停止させるなど、事故の危険性が高い行為をした場合には、より重い罰則を科す方針だ。

ただ、新たな「あおり運転罪」を適用するには、通行の妨害を目的とした意図的な違反、という要件を満たすことが必要になるため、ドライブレコーダー防犯カメラの映像などから執ように違反行為を繰り返したことを立証できるかがポイントになってくるとみられる。

警察庁は、2020年の通常国会に「あおり運転罪」の新設などを盛り込んだ道路交通法の改正案の提出を目指している。
 



 



SF映画 『ウォーターワールド』

2019年12月30日 12時12分32秒 | 社会・文化・政治・経済

CSテレビのムービープラスで観賞した(12月28日午前1時~)

Waterworld)は、1995年アメリカSF映画ケビン・コスナーケヴィン・レイノルズの共同出資で製作され、レイノルズが監督を務めている。

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドユニバーサル・スタジオ・シンガポールユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクション(エリア)の一つとして採用されている。USJアトラクションのナレーションはテレビ放送版で主人公・マリナーの吹き替えをつとめた津嘉山正種が担当。

冒頭ではユニバーサル・ピクチャーズのシンボルである「ユニグローブ」が海面に覆われていく様子が描かれている。

画像

ウォーターワールド

あらすじ

未来の地球は、温暖化の進行により北極南極の氷が溶けて海面が上昇した結果、海だけが広がる海洋惑星となった。そんな状況下でも人類は、海の上で「環礁」と呼ばれる浮遊島を建造して生き残っていた。彼らの間では地球のどこかに存在すると伝えられる「ドライランド」という伝説が広まっていた。

一人で海を旅する男マリナーは、貴重品となっていた土と食料品を交換するため、ある環礁を訪れるが、そこでマリナーがミュータントであることが発覚し、彼は環礁の人々に捕えられてしまう。マリナーは処刑されそうになるが、そこに武装集団「スモーカーズ」が現れ戦闘が始まる。環礁で暮らすヘレンに助け出されたマリナーは、彼女とドライランドへの地図が彫られた少女エノーラと共に環礁を脱出し、ドライランドに向かうことになる。一方、ドライランドへの上陸を企むスモーカーズのディーコンは、取り逃がしたヘレンを探し出すように命令する。

初めはヘレンとエノーラを厄介者扱いしていたマリナーだったが、次第にエノーラの純粋さに心を開くようになる。マリナーたちはスモーカーズの追撃をかわしながらドライランドを目指すが、エノーラはスモーカーズに連れ去られ、マリナーのヨットも燃やされてしまう。

残されたマリナーとヘレンは、スモーカーズに襲撃された際に環礁から気球で脱出したグレゴールに助け出され、マリナーはエノーラを取り戻すためスモーカーズの根拠地エクソン・ヴァルディーズに乗り込む。マリナーは、エクソン・ヴァルディーズの石油に火を放ち沈没させ、ディーコンからエノーラを取り戻し、グレゴールたちの気球に乗りドライランドに向かう。

数日後、ドライランドに到着したマリナーたちだったが、マリナーはミュータントである自分は陸上には適合できないことを理解し、ヘレンやエノーラたちと別れ海に帰っていく。

ウォーターワールド
Waterworld
監督 ケヴィン・レイノルズ
脚本 ピーター・レイダー
デヴィッド・トゥーヒー
製作 ケビン・コスナー
ジョン・デイヴィス
チャールズ・ゴードン
ローレンス・ゴードン
製作総指揮 イロナ・ハーツバーグ
アンドリュー・リクト
ジェフリー・A・ミューラー
出演者 ケビン・コスナー
デニス・ホッパー
ジーン・トリプルホーン
ティナ・マジョリーノ
マイケル・ジェッター
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
アーティー・ケイン
撮影 ディーン・セムラー

命に負け癖をつけないことだ

2019年12月30日 11時50分36秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽大事なことは、命に負け癖をつけないことだ。
▽自分の親の気持ちを理解できないようでは、多くの人を幸福にしていくことはできない。
▽差別のない世界をつくるには、人権というものの根幹に「生命論」が必要だ。
生命に序列はない。
どんな生命に対して「この人は生きるに値しない」などと判断してはならない。
▽差別を乗り越えるには、相対して語られる「言葉」によって、人の心を打つような対話が必要だ。
▽差別をすることは、結局は自分自身をおとしめることになる-一人一人がそこに気付くような変化をつくりだすことが「平和の文化」ではないだろうか。
▽暴力とは人間の関係性を壊す行為や態度だ。
多様な人々が人類という<家族>を構成していることを想像できないため、暴力を使うのだ。
暴力は、それを使った人の人生も傷つける。
▽人間関係が希薄な今、人間対人間のリアルな関係を結び直すことが大切だ。
差異から学ぶ「勇気」。
他者への恐怖を乗り越える、勇気をもって相手を深く知る。
すると、異なる価値観や学ぶべきものがあることに気付くだろう。


塀の中はまるで“介護施設”に…進む『刑務所の高齢化』

2019年12月30日 11時30分22秒 | 事件・事故

出所後も経済的困窮などで再犯率高く

 日本全体で進む高齢化。今、刑務所の中でも高齢化の問題が課題となっています。「塀の中」はまるで介護施設のように…。岐阜県の刑務所を取材すると、高齢の受刑者が抱える問題が見えてきました。

【画像で見る】高齢化が進む刑務所の実態…介助にリハビリ、出所後の生活対策まで

■進む“塀の中の高齢化”…岐阜の女性専用刑務所では2割が65歳以上

介護者:「足あげられますか」

受刑者:「あげられない」

介護者:
「立てますか?立てないですか?私につかまって立ちましょうか…」

 介護福祉士の助けを借りて入浴する、高齢の女性。老人ホームやデイサービスのような光景ですが、この場所は受刑者を収容する刑務所です。

 岐阜県の笠松刑務所は、女性専用。およそ370人の女性受刑者が服役していますが、その2割、5人に1人が65歳以上の高齢者です。

 入浴時間は「15分」と決められていますが、足腰が弱って時間内に入れない受刑者も多く、民間の介護福祉士が入浴の介助をしています。

■認知症のリハビリに薬の服用確認…高齢受刑者への対応

 窃盗罪で服役している79歳の受刑者。認知症が疑われるため、週に3回ほどリハビリを受けています。

職員:「27と7を足すと…?」

受刑者:
「14?…ちょっとそれが難しいからなぁ…」

職員:「ちょっと難しかったね」

リハビリを受けている受刑者(79):
「私はぼけてはいないって言ってるんだけど、みんながね、(同じ)部屋の人がね、信用しないです。先生まで私を馬鹿にするような口ぶりなんですけどね」

 笠松刑務所だけでも、認知症の疑いがある受刑者は10人に上ります。

 高齢受刑者への対応は、これだけではありません。

受刑者:
「らりるれろ。ありがとうございます!」

別の受刑者:「らりるれろ」

 これは、刑務所で処方される薬を飲んだあとに行う確認作業。

薬を舌の裏に隠し、血圧を下げる薬などを大量に飲んで自殺しようとする受刑者もいるため、毎回チェックしています。
■高齢受刑者の高い“再犯率”…理由は「精神的問題」と「経済的困窮」

 笠松刑務所で服役する高齢者は、この10年で右肩上がりに増えています。背景には、世の中の高齢化とは異なるワケがありました。

 スーパーで万引きをした窃盗罪で服役している佐藤さん(仮)、81歳。

Q. 万引きは一回ですか?

佐藤さん(仮):
「何回かありました。自分なりに欲求不満とかいろいろね、ストレスの関係で。主人が亡くなってからやっぱり、寂しさも…孤独というか…押し寄せてきたのも原因の一つかなと思いますけど」

出所するたびに万引きを繰り返し、笠松刑務所で服役するのは、今回で3回目。

 高齢の受刑者は、出所後、再び犯罪に手を染めてしまう人が多く、入所するおよそ6割が「再犯」で、窃盗罪が最も多いといいます。

 子供の頃に母を亡くし、幼い妹の世話をしていたという佐藤さんは責任感が強く、他人に頼りたくないという気持ちが強かったと言います。

佐藤さん(仮):
「何か相談したいなと思うことはあっても、ちょっと勝気なところが上に走って、人にちょっとお願いするとか、そういうことはできないもんで。それが自分の悪い性格だなと。馬鹿にされるとかそういうふうに思ってね」

 再犯を防ぐための指導をする教育専門の職員。高齢受刑者には、ある傾向がみられると話します。

教育専門官:
「高齢者の方々を相手にして思ったことは、『自分をよく見せようとする気持ち』というのが特に強い。若い方のほうが、自分の問題をある程度、正直に人に話す部分があるんですけれど」

「(高齢の方は)『私の家族はこんなに私にやってくれる』とか『こういう環境が待ってるので私は大丈夫です』とかそういった、ちょっと人に良く思われたいという気持ちがすごく強いと思いました」


 さらに、高齢者が再び罪を犯してしまうのには、別の理由もありました。

 刑務所で行われている美容師の職業訓練は、手に職をつけ、出所後に生計が立てられるようにする対策ですが、受講できるのは、若い受刑者だけ。

 高齢者は出所しても働き口が少なく、経済的に困った結果、再び刑務所に戻ってくる人が後をたちません。

こうした現状に、刑務所も対策に乗り出しています。
■刑務所も根気強く再犯防止の対策…所長「刑事施設だけでは限りある」

福祉専門官:
「今日カレーを作ろうと思います 今回のお買い物の予算は3000円です」

受刑者が学んでいるのは、予算内で自炊する方法。出所後の日々の買い物を想定し、限られた予算で生活をするための術を身につけさせようという取り組みです。


受刑者:
「野菜サラダににんじんのソテーを作りたいと思いました。これでちょうど2000円になりました」

福祉専門官:「買い物上手ですね」

さらに、再犯を防ぐため、生活保護など行政支援の受け方まで教えていました。

福祉専門官:
「1カ月の生活費はいったいどれぐらい必要ですか?」

受刑者:
「やっぱり15万ぐらい?」

福祉専門官:

「生活保護としてのお金はいくらぐらい出ると思いますか…住居費も含めて10万円くらい。10万円から12万円くらいで生活できそうですか?皆さんが思い描いていた15万や18万とはだいぶ…」

 生活保護の仕組みから、限られた生活費でのやりくりまで考えられる対策を講じていますが、効果が現れていないのが現状です。

笠松刑務所 畠山武士所長:

「にわかに効果が目で見えるかというと、それはなかなか難しいところがあります。どうしても刑事施設でできることには限りがありますから、一番大事なのはやはり、本人の気持ちなんですね」

「ですから、そういった(授業などの)手法を用いながら、本人が社会復帰に向けて前向きになれるような働きかけというのはしていきたいなと」

塀の中の高齢化…。超高齢社会を迎え、今後 さらに高齢化が進むと予想されているなかで、将来を見据えた対策が求められています。

 

 
 

23年ぶり、5万人以下に 刑務所・拘置所の年末収容者

2019年12月30日 11時25分35秒 | 事件・事故

定員割れ、一部閉鎖も

12/30(月) 時事通信

全国の刑務所や少年刑務所、拘置所といった刑事施設への収容者数が減少を続けている。

2019年末には、1996年以来23年ぶりに5万人を下回る可能性が高い。減少に老朽化も相まって一部の施設は閉鎖。受刑者の高齢化も進んでいる。

 矯正統計によると、18年末の収容者は5万578人だった。その後も減少を続け、19年10月末時点で4万8802人。そのまま推移すれば19年末は5万人を割り込む見通しだ。

 減少の理由について、法務省矯正局の担当者は「社会や経済の情勢など、いろいろな要因がある」と指摘。一例として挙げたのが犯罪の減少だ。

 刑法犯認知件数は02年をピークに減少傾向にある。06年には8万人を超え、施設定員を上回る「過剰収容」が問題となった収容者も、現在は全施設の定員に対して6割弱。定員を超過した施設はなくなったという。

 閉鎖される施設も出ている。佐世保刑務所(長崎県)は19年3月に閉鎖され、拘置支所に。黒羽刑務所(栃木県)も22年3月に閉鎖予定だ。担当者は施設の老朽化もあったとしつつ、「収容者減少も一つの要因」と話した。

 刑務所にいる受刑者の高齢化は進む一方だ。受刑者に占める60歳以上の割合は、02年末の10.3%から、18年末には19.6%に増えた。

 トイレや入浴に介助が必要だったり、集団での移動について行けなかったりする高齢受刑者が増え、多くの刑務官が必要になる場面も。刑務作業でも「電動のこぎりなど危ない機械には触れさせられない」(担当者)ため、軽い作業を割り当てるなどの影響が出ている。

 刑務所側は、階段の段差を低くし、風呂場に手すりを付けるなどの「バリアフリー」に取り組みつつある。一部の施設には、高齢受刑者の世話や刑務官らの手助けをする介護福祉士など、専門職員の配置も進めているという。 

 

 


伊藤詩織さん、ホテル側「重要証言」知らされず・・・

2019年12月30日 11時10分45秒 | 事件・事故

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったという訴えに対し、12月18日の東京地裁判決は、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。

山口さん側が控訴したが、伊藤さんは控訴審で新たに、ホテルの部屋に入る二人の姿を最後に見たドアマンの証言を提出する予定だという。

一体どうしてこんな重要な証拠が、今になって出てきたのだろうか。これには、捜査機関の「ブラックボックス」問題が関係している。

●不起訴事件の証拠開示「ブラックボックス」

伊藤さんは検察審査会で「不起訴相当」と議決され、2017年9月28日に民事訴訟を提起した。民事訴訟では、請求する側が請求の根拠となる主張と証拠を集めなければならない。

被害者は事件が不起訴となった場合、記録の開示請求ができる。伊藤さんも検察審査会に申し立てする前に開示請求を行い、著書『Black Box』では「不起訴にしては多くの証拠を出してもらえた」と記している。

代理人の西廣陽子弁護士によると、防犯カメラの解析結果、DNA対比結果、当日の衣類などの写真報告書、ホテル客室の宿泊記録や開錠記録などが開示され、民事訴訟で証拠として提出したという。

一方で、防犯カメラ映像や供述調書などは「あるはず」の記録だが、開示されなかった。防犯カメラ映像は、裁判所を介して提出された。

これらに加えて、請求で開示されず、伊藤さん側が存在することも知らなかった記録もある。それが冒頭で触れたドアマンの証言だ。

民事訴訟は2019年10月7日、全ての審理が終了し結審した。その報道を受け、新たに、事件の起こったホテルのドアマンから、伊藤さんの支援団体を通じて連絡があった。そのドアマンは、警察から調書も取られていたという。伊藤さんはいう。

「(調書を取り)ドアマンは捜査員から『これでいける』と言われていたが、それから何も連絡がなかった。裁判になったら、裁判所から呼ばれるんじゃないかと思っていたそうです。自分の調書が隠されてしまったのではないかと思い、支援団体のほうに連絡をくださったんですね。その方が、私たちを見た最後の人だったんです」

代理人の村田智子弁護士も18日の会見で「不起訴になったときに刑事記録の謄写をしたが、その中には(ドアマンの調書が)含まれてなかったので、私たちのほうは(検察審査会でドアマンの調書が使われたかどうか)分からないんです」と話す。

そもそも捜査権限のない一般人が証拠を集めようとしても限界がある。著書『Black Box』によれば、伊藤さんは検察審査会への申し立てにあたり、ホテルに対して陳述書を作成したいとお願いしたが、受け入れられなかった。

不起訴事件で被害者が証拠を開示しても、全てが開示されるわけではなかった。このあたりのさじ加減は「ブラックボックス」だ。

●検察審査会の文書は黒塗り

伊藤さんが感じた「ブラックボックス」はこれだけではない。検察審査会では、そもそもどのような証拠をもとに審査がなされたのか。議決以外の情報がなかった。

伊藤さんが問い合わせたところ、出て来た文書は黒塗りだったという。伊藤さんは「なんのためにやったんだろうと思った」と吐露する。

「どんな証拠や証言が採用されたのか、何を見て判断するのか全くわからない。私も証人として呼ばれなかった。不起訴相当の議決以外の情報がない。不透明な部分があるからこそ、なかなか解決できないのではないか」

検察審査会法では、すでに議決があったときは、同じ事件について更に審査の申立をすることはできない規定があるため、一度「不起訴相当」と議決された伊藤さんは、この民事裁判の結果をもってしても、再び審査の申し立てをすることはできない。

今後は検察官が再び事件に着手しない限り、刑事事件化されることはない。

一度しかチャンスのない検察審査会でどのような審理がなされたのかわからず、民事訴訟を起こそうと不起訴事件記録の開示請求をしても、一部しか出てこない。刑事事件化を諦めた被害者にとって、あまりに酷な対応ばかりだ。被害者が納得できるよう、判断の根拠を説明すべきではないか。伊藤詩織さんの事件は、日本の捜査機関の「ブラックボックス」問題を浮き彫りにした。

弁護士ドットコムニュース編集部

 
 

映画 『インドシナ』

2019年12月30日 10時42分42秒 | 社会・文化・政治・経済

 

CSテレビで観賞した12月29日午前2時~

インドシナ』(Indochine)は、カトリーヌ・ドヌーヴ主演のフランスの映画。1930年代のフランス領インドシナを舞台としたドラマ。

概要

1930年代、フランスの植民地だったインドシナに独立運動が起こり始めた頃、インドシナを深く愛しつつも引き離されていくフランス人女性と、独立運動に身を投じたその養女の人生を描く。

仏領インドシナを深く愛したフランス人女性が母として支配者として悲しい運命を辿っていく姿を描く一大歴史絵巻。監督・脚本は「罪深き天使たち」のレジス・ヴァルニエ、製作はエリック・ウーマンジャン・ラバディ、共同脚本はルイ・ガルデルエリック・オルセンナカトリーヌ・コーエン、撮影は「夏に抱かれて」のフランソワ・カトンネ、音楽は「ヘンリー五世(1989)」のパトリック・ドイルが担当。

【イ】☆映画チラシ☆インドシナ

インドシナ
Indochine
監督 レジス・ヴァルニエ
脚本 レジス・ヴァルニエ
ルイ・ガルデル
エリック・オルセンナ
カトリーヌ・コーエン
製作 エリック・ウーマン
ジャン・ラバディ
出演者 カトリーヌ・ドヌーヴ
ヴァンサン・ペレーズ
音楽 パトリック・ドイル

あらすじ

1930年代、インドシナは植民地としてフランスに支配されていた。インドシナ人は、一部の特権階級を除いて虐げられ、苦しい生活の中で共産主義による独立の機運が高まっていた。

インドシナ生まれのフランス人エリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、アンナンの王族である友人夫妻を事故で失い、遺児のカミーユ(リン・ダン・ファン)を養女として、遺産である広大なゴム園の経営も引き受けた。

エリアーヌは成熟した魅力的な女性だが、実父の面倒を見るうちに婚期を逸し、独身のままゴム園の運営を続けていった。 養女のカミーユが美しい娘に成長した頃、エリアーヌは、年下のフランス海軍士官ジャン=バティスト(ヴァンサン・ペレーズ)と恋に落ちる。しかし、共産主義者による発砲事件に巻き込まれたカミーユが、偶然ジャン=バティストに助けられたことで、カミーユはジャン=バティストに熱烈に恋をしてしまった。

カミーユのことでエリアーヌと口論になったジャン=バティストは、人々の面前でエリアーヌを殴り、へき地のドラゴン島に左遷された。カミーユは、幼馴染のタン(エリック・グエン)との結婚を承諾するが、タンに全てを打ち明け、ジャン=バティストを追って単身ドラゴン島に向かった。カミーユを逃がしたタンもまた特権階級の暮らしを捨てて、独立運動に参加する覚悟を決めていたのだ。

途中から徒歩の旅となったカミーユは、ようやくドラゴン島に辿り着くが、そこはフランス軍が統治する奴隷売買の拠点であった。フランス人将校を撃ち殺してしまったカミーユは、ジャン=バティストと共にドラゴン島を脱出し、共産主義者の地下組織に匿われる身となった。

カミーユとジャン=バティストの物語はインドシナ中の話題になり、カミーユは独立運動の『ジャンヌ・ダルク』と見なされるようになった。やがてカミーユは男の子を産んだが、父親であるジャン=バティストは赤ん坊と共に警察に囚われた。赤ん坊はエリアーヌが引き取ったが、ジャン=バティストは何者かによって暗殺された。

夫や息子とは別に逮捕されたカミーユは、5年後に釈放されたが、愛する我が子には会わぬまま独立運動に身を投じた。エリアーヌは、エティエンヌと名付けられたカミーユの息子を安全なフランスで育てるために、生まれ故郷であるインドシナを後にした。

時は流れ1954年。カミーユたちの努力でジュネーブ会談が開かれ、南北二つのベトナムの誕生によって独立戦争は終結した。だが、成長した息子のエティエンヌはエリアーヌの元に留まり、母に会おうとはしなかった。老いたエリアーヌにとって、彼女が愛した過去のインドシナは、もはやエティエンヌの中にしか残ってはいないのだった。