65歳で司法試験合格、私の勉強法

2019年12月15日 23時44分00秒 | 社会・文化・政治・経済
 
 

内容紹介

中高年はもちろんのこと、20代30代も「自分も何か挑戦してみるか」と元気になる勉強読本。
どんな目標を立てても、その実現には必ず、困難やハンディがあるもの。
それに直面し、悩み苦しみながらそれを乗り越えていくことが人生であり、それ自体が幸福なのだという思いから生まれた一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

「何を今更」のハンディ克服。どんな夢や目標でも、その実現には必ず、困難やハンディがあります。それに直面し、悩み苦しみながらそれを乗り越えていくことが人生であり、それ自体が幸福なのだと思います。

著者について

1974年九州大学法学部卒業,同年福岡市役所入庁。
市職員時代から英検1級に合格するほどの勉強の達人。
ユニバシアード福岡大会,世界水泳福岡大会などの国際大会の準備運営にも従事。
文化振興財団専務、市民局長,東区長,監査事務局長などを経て2010年福岡市役所定年退職。
2011年京都大学法科大学院(既修)入学。
2014年司法試験に最高齢で合格。
現在司法修習生。

 

題名は65歳を強調していますが、事にあたっての基本姿勢をおしえてくれる哲学書だと思います。
挑戦に年齢は関係ない、と感じさせる内容でした。これからの活躍に期待です(^^)。


定年を迎えてから、京都大学の法科大学院に入学し、弁護士を目指して20代の若者に混じってゼロからのチャレンジをした筆者。
その道のりは生易しいものではなく、入学当初は毎日午前3時になっても予習が終わらず、2ヶ月で7キロも痩せてしまった。司法試験に臨む時には勉強の無理がたたり、歩くこと、座ることも困難な状態だった。
「なぜ、そこまでして。」
誰もが思うことだろう。

筆者がこのチャレンジに挑んだのは、いくつになっても人や社会と関わりたい、誰かの役に立ちたい、精一杯自分の人生を生きていきたいという、ひたむきなな思いからだった。

必死に前を向いて不安や困難に立ち向かって努力を続ける、すなわち精一杯「人生を生きていく」筆者の姿や人生観に、まだまだ自分も頑張らなければ、とエールをもらった。

また、老齢による体力、記憶力の低下などの不利な条件をどのように乗り越えて司法試験という難関に合格したのか、孫のような年の同級生とどのように「仲間」になっていったのか、筆者ならではの工夫があり、大変興味深かった。
 
 
英検1級を持っていたりで元々頭の良い人で、
努力家なので、60歳過ぎても合格出来たのかなと
思いました。


ビリギャル同様、夢や希望を持つと、大変な事になる。

京大法科へ入れる人で、そこらへんの一般人じゃない。




フッシング詐欺 なりすましメール

2019年12月15日 23時39分10秒 | 社会・文化・政治・経済

なりすまし被害の本当の恐ろしさとは?被害の実態と有効な対策8選

なりすましについて不安や懸念をお持ちですか?また、「なりすまし」という言葉にはどんな手口や被害を想像されますか?もしかするとあなたが想像されている「なりすまし」には、想像を超える被害実態やリスクがあるかもしれません。

この記事では、ネット上でのなりすましについて大きく2つの視点から手口や被害実態、対策を解説します。

その2つとは、

  • IDとパスワードを窃取されて自分になりすました攻撃者が不正ログインする
  • 自分になりすましたアカウントがSNSなどで勝手に作られてしまう

というものです。

1つ目のなりすましは緊急に対策が必要ですが、2つ目のなりすましも放置しているとやがて大きな被害に発展する恐れがありますので、やはり見つけ次第手を打つ必要があります。

  • なりすましとは何なのか?
  • なりすまし攻撃者の目的とは?
  • なりすましから自分を守る方法とは?

そんな疑問に順にお答えしていきます。

目次:

1.後を絶たない、なりすまし被害
・1-1.なりすましとは?
・1-2.なりすまし攻撃者の目的
・1-3.なりすましによって様々な犯罪が可能になる
2.なりすまし犯罪の主な手口
・2-1.フィッシング詐欺
・2-2.総当たり攻撃、アカウントリスト攻撃
・2-3.LINE乗っ取り
・2-4.Facebook乗っ取り
・2-5.なりすましメール
・2-6.通販詐欺
・2-7.有名人のアカウントなりすまし
・2-8.他人の名前を騙るネット活動
3.SNSで他人の名前を騙る「なりすまし」
・3-1.なぜ、一般人になりすますのか
・3-2.SNSで自分のなりすましアカウントを見つけたら通報を
4.なりすましから財産、情報を守る8大対策
・4-1.ID、パスワードを入力する時には本物のサイトかチェックを
・4-2.メールの差出人のチェックと、安易にURLをクリックしない
・4-3.パスワードは複雑な文字列する
・4-4.パスワードを定期的に変更し、使い回さない
・4-5.二段階認証、二要素認証を設定する
・4-6.(SNSなりすまし対策)知らない人からの友達申請、メッセージを疑う
・4-7.(通販詐欺対策)個人売買は相手の身元確認を徹底
・4-8.定期的にエゴサーチをする
5.まとめ

1.後を絶たない、なりすまし被害

1-1.なりすましとは?

なりすましとは、第三者が他人になりすまして行動することです。ネット上での「なりすまし」と呼ばれる行為には、大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、本来のユーザーになりすまして不正にログインをした上で金銭的な被害などを及ぼす「なりすまし」です。ネットバンキングに不正ログインされると勝手に送金されるなど深刻な被害に発展します。事実上の乗っ取りです。

2つ目は、SNSなどで実在する他のユーザーと同名のアカウントを作り、そのユーザーになりすまして発言をしたりする行為です。SNSが普及した今日では一般的に「なりすまし」はこちらの被害に対して用いられるケースが多数です。

1つ目は本来のユーザーが持つ権利を乗っ取ることで被害を及ぼし、2つ目は本来のユーザーであると騙ることで被害を及ぼすため、どちらも悪質な行為です。

1-2.なりすまし攻撃者の目的

なりすまし行為を働く攻撃者の目的とは、そもそもどんなものでしょうか。前項でなりすましには大きく分けて2つの種類があると述べましたが、目的もその種類によって分けられます。

本来のユーザーになりすまして不正にログインをするなりすまし行為の目的の大半は金銭です。SNSのアカウントを乗っ取って友達登録されている人にプリペイドカードの購入を依頼したり(LINE乗っ取り)、勝手に広告を掲載したり(Facebook乗っ取り)といった行為も、最終的な目的は金銭です。

また、他人になりすまして不正アクセスなどを行い、自らの不正行為の濡れ衣を着せるという目的も散見されます。

もう1つのなりすましである、他人の名前を騙るような手口の目的は、本物のユーザーが発言したように見せかけて悪口を投稿したりすることから、嫌がらせや信用失墜などが考えられます。その他にFacebookでよく見られるようななりすましの事例では、有料サイトや詐欺サイトへの誘導を目的とした投稿をされることもあります。

1-3.なりすましによって様々な犯罪が可能になる

なりすましは、さまざまな犯罪行為の入り口になっています。不正に取得したIDとパスワードを使ってネットバンキングなどのサービスにログインするのは金銭を窃取する犯罪に直結しています。

その他にも他人になりすまして犯罪行為をすることにより、なりすましの被害にあった人が犯罪者として摘発されてしまった事例もありました。この場合は、最終的な目的である犯罪行為の当事者が誰であるかを隠蔽し、「足」が付きにくくすることが目的です。

LINEのアカウントを乗っ取ることによって本物のユーザーと親しい関係の人にプリペイドカードの購入を依頼する事件が多発したことがありましたが、これもプリペイドカードという形で金銭を騙し取る犯罪行為の手段としてなりすまし行為が悪用されています。

2.なりすまし犯罪の主な手口

2-1.フィッシング詐欺

本来のユーザーになりすまして不正にログインをするには、その人が使用しているIDやパスワードといったアカウント情報を何らかの方法で取得する必要があります。そのために用いられる手段のひとつが、フィッシング詐欺です。

銀行やクレジットカード会社、SNSなどのログインページとそっくりのページを作り、そこにユーザーを誘導した上でログイン情報を入力させ、そこで取得した情報をもとに不正ログインをした上で不正送金や乗っ取りなどの悪事を働きます。

フィッシング詐欺については手口の傾向や、それを踏まえた対策で防御することができます。詳しくは「フィッシング詐欺とは? | 被害・実例・対策」も併せてお読みください。

2-2.総当たり攻撃、アカウントリスト攻撃

パスワードを窃取するために、考えられる文字列を片っ端から試す手口です。総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)とは文字通り文字列を順に試していく方法で、アカウントリスト攻撃とは別のネットサービスなどから流出、窃取によって手に入れたIDとパスワードのセットを使ってログインを試みる方法です。

いずれも本物のユーザーになりすまして不正使用することが目的で、ログインに成功されてしまうと深刻な被害に発展します。

総当たり攻撃についての危険性、対策についての詳細は「ブルートフォースアタックとは?実験から分かる危険性と有効な4つの対策」をご覧ください。

2-3.LINE乗っ取り

今や国民的な通信インフラにもなっているLINEでは、アカウントの管理が甘い人を狙ったLINE乗っ取りが横行した時期がありました。現在では少なくなってきているとは言え、乗っ取られたアカウントによってグループLINEが作られ、宣伝に使われるなどの被害などが依然として後を絶ちません。

親しい人のLINEアカウントが乗っ取られると、攻撃者はその人になりすまして悪事を働くため本物のユーザーだと勘違いしてしまうことも多く、SNSだからこそ成立してしまう犯罪だと言えます。

LINE乗っ取りについては、対処法や未然に防ぐ対策をまとめた記事があります。「LINE乗っ取りの手口と被害に遭った時の対処法、被害に遭わない対策まとめ」は、LINEを利用している人すべてに当てはまることなので、こちらにも目を通しておいてください。

2-4.Facebook乗っ取り

他人のFacebookアカウントに不正ログインをして本人になりすまし、勝手に投稿する手口が続発しています。投稿の内容は大半が広告で、その内容はレイバンのサングラスをはじめとする高級ブランド品のコピー商品を販売するサイトへ誘導するものが多く見られます。

こちらは実際に筆者の友人になりすましたFacebook上からのイベント招待で、筆者以外にも同様に友人が招待されています。内容はレイバンのコピー商品を販売するサイトへ誘導するものでした。

2-5.なりすましメール

銀行やカード会社などになりすました差出人でメールを送信し、そこにあるURLをクリックするとフィッシング詐欺のページに誘導する手口があります。目的はもちろん、そこに入力されたIDとパスワードの窃取です。

他にも迷惑メールでありながらメールを開封させるために大手企業などの名前を騙っている場合もあります。いずれも不審なメールであることに変わりはありません。

2-6.通販詐欺

人気アーティストのコンサートチケットなど、いわゆるプラチナチケットと呼ばれるようなチケットの売買を偽装した詐欺事件が相次いでいます。こうした詐欺事件の舞台となっているのがネット上の売買サイトやSNSなどで、他人になりすます手口が多用されています。

チケットを売りたい人と買いたい人それぞれになりすまし、売買を成立させるものの代金だけは自分のところに振り込ませる事件が発生し、その構図を描いた中心人物が中学生であったことが大々的に報道されました。この事件ではなりすましの被害に遭った人が誤認逮捕される事態にまで発展しました。

ネットオークションなどでも同様の事例は起きており、個人同士が顔の見えない相手と金銭のやり取りをすることのリスクが改めて浮き彫りになっています。

2-7.有名人のアカウントなりすまし

SNS上で有名人のアカウントになりすました偽アカウントの事例が頻発しています。よくあるのはTwitterで、有名人と全く同じ名前のアカウントを作成、そこに勝手に投稿をすることで有名人になりすまして注目を集めるという手口です。

攻撃者の目的はさまざまです。

アメリカではトランプ氏が大統領選に勝利した際に「おめでとう」と書き込まれたクリント・イーストウッドのツイートが偽アカウントによるなりすましであることが発覚、ニュースでも報道されました。この場合は政治的なメッセージを有名人の名前を騙って拡散させることが目的だったと思われます。

その他にも有名アイドルや俳優、文化人や経営者などでも被害が発生しており、注目を集めたいだけの愉快犯からイメージの失墜を狙ったものまで、その目的は多岐にわたります。

2-8.他人の名前を騙るネット活動

有名人ではなくても、Twitterなどで一般の人になりすまして悪口を書き込まれるなどの被害も発生しています。友人や恋人、ビジネスなどの人間関係に悪影響を及ぼそうとする嫌がらせが目的であることが多く、本物のユーザーが知らない間になりすましアカウントの発言だけが独り歩きをすることあるので、非常に悪質です。

また、Facebookではなりすましによって本物に近いアカウントを作り上げた上で詐欺行為に及ぶケースが続発しています。

他人の名前を騙るなりすまし行為については、次章で詳しく解説します。

3.SNSで他人の名前を騙る「なりすまし」

3-1.なぜ、一般人になりすますのか

FacebookやLINEなどでしばしば問題になるのが、一般の人の名前を騙るなりすまし行為です。LINE乗っ取りの目的は友達同士という人間関係によって警戒心を解き、友達になりすましてプリペイドカードなどの金品を騙し取ることであると述べました。

Facebookのなりすましとは、ターゲットと同じ名前のアカウントを作成した上でターゲットが友達登録をしている人に友達申請を送り、すでに友達登録をしている人が勘違いをして再び承認することを狙います。そうして本物に近いアカウントを作り上げた上で、有料サイトやワンクリック詐欺、フィッシング詐欺などに誘導しようとします。

Twitterで続発しているなりすましでは、なりすましアカウントを使って悪口を投稿したりすることで嫌がらせをする被害が多く見られます。

SNSのなりすましは有名人だけの話と思われがちですが、実は一般の人にも多くのリスクが潜んでいるのです。

3-2.SNSで自分のなりすましアカウントを見つけたら通報を

普通にSNSを利用しているだけでは自分がなりすましの被害に遭っていることは発見しにくいので、定期的に自分と同じ名前で検索をしてみることをおすすめします(これをエゴサーチといいます)。

万が一そこで自分になりすましているアカウントを見つけたら、SNSの運営会社に通報の手続きを取ってください。日々多くの通報が届いているようなので即対応は望めないかも知れませんが、なりすましの事実を認知していることを運営側に伝えておくことは被害発生時に自分とは無関係であることも証明できる材料になります。

Facebook

Twitter

インスタグラム

4.なりすましから財産、情報を守る8大対策

4-1.ID、パスワードを入力する時には本物のサイトかチェックを

普段使っているネットバンキングなどのログインページが本物であるかどうかを疑ってかかることはほとんどないと思いますが、わずかなことであっても何か違和感がないかチェックすることや、現在表示されているページのURLが本物かどうかのチェックをすることを習慣づけるとフィッシング詐欺のリスクを大幅に低減させることができます。

URLから偽物を見破る方法については、「フィッシング詐欺まとめ | 被害・実例・対策」に詳しい解説があります。

4-2.メールの差出人のチェックと、安易にURLをクリックしない

メールの差出人は、発信時の設定によって自由に変えることができます。誰でも簡単に有名企業や有名サービスの名前を名乗ることができるので、そこにある名前がおなじみの名前になっていたとしても、それだけでそのメールが本物である証明にはなりません。

有名な企業やサービス名を少し変えたような名前を差出人にしているようなケースもあります。

こちらのメールは、実際に配信された迷惑メールです。ノートンセキュリティも迷惑メールであることを検知していますが、差出人を見ると「高橋」となっており高橋さんという知り合いや関係者がいる人であれば、間違って開封するかも知れません。さらに、差出人のメールアドレスには「nttstore.net」というNTTに関係していると思わせるような紛らわしいドメインが使われています。

メールの本文を見ると不審な内容であることが一目で分かりますが、もっと巧妙な文章でURLをクリックさせようとする手口もあるので、要注意です。

さらにこのURLからは「huluyahoo.com」というURLになっており、HuluとYahoo!という有名なサービスに関係していることを錯覚させようとする意図も見て取れます。

4-3.パスワードは複雑な文字列する

本物のユーザーになりすまして不正にログインをするには、本物のユーザーが使っているパスワードが必要です。パスワードを破られてしまう(知られてしまう)と攻撃者の意のままになってしまいますので、パスワードを強固なものにしておく必要があります。

文字数を多くして、さらに数字とアルファベット、さらに記号を混ぜるなど複雑な文字列にすることでパスワードを破るのが困難になるので、なりすましを防止するためにぜひ実践してください。

4-4.パスワードを定期的に変更し、使い回さない

「2-2.総当たり攻撃、アカウントリスト攻撃」で解説したアカウントリスト攻撃は、他のネットサービスなどから流出したIDとパスワードがなりすましに悪用されます。パスワードを他のサービスを使い回している場合、それが流出してしまうと他のネットサービスでもなりすましのリスクが高くなります。

パスワードを定期的に変更するようにしておけばアカウントリスト攻撃のリスクを低くすることができますし、使い回しをしないようにすれば1つのネットサービスでログイン情報が流出してしまったとしても、他のネットサービスが危険に晒されることがありません。

4-5.二段階認証、二要素認証を設定する

IDとパスワードを入力するだけでなく、その上でワンタイムパスワードを入力したり、別途送信されるメールにある認証コードを入力するなど、1回もしくは1つの要素だけでログインできないようにするのは、なりすましの防止にとても効果的です。2段階のログインで認証する方法を二段階認証、2つの要素で認証する方法を二要素認証といいます。いずれもセキュリティ効果が高いので、「二要素認証とは?セキュリティを向上させる5つのポイント」も併せてお読みになり、理解を深めていただければと思います。

4-6.(SNSなりすまし対策)知らない人からの友達申請、メッセージを疑う

FacebookやTwitter、LINEなどを舞台としたSNSの乗っ取りは、「知らない人からの友達申請」や「知っている人からの不審なメッセージ」などが被害の端緒となっています。

知らない人からの友達申請は無視もしくは削除するのが基本ですが、知っている人からのメッセージや友達申請であっても、それが本物なのか、なりすまし犯からのものではないのかという疑いの目を持つようにしましょう。

4-7.(通販詐欺対策)個人売買は相手の身元確認を徹底

チケット転売やネットオークションなど、個人売買サイトを舞台とした詐欺事件は、お金を振り込む前に相手の身元をいかに確認できるかが結果を大きく左右します。

金額が万単位になる場合は振り込む前に電話で連絡を取る、相手の住所をGoogleマップで調べて実在するのかをチェックするなど、最低限の身元確認はしておくべきでしょう。

4-8.定期的にエゴサーチをする

エゴサーチというのは、自分の名前で検索をしてみて自分のことが悪く書かれたりしていないかをチェックすることです。有名人がよくやっていることですが、一般人であってもSNSのなりすましが多発しているので、検索エンジンと代表的なSNSの両方でエゴサーチをしてみることをおすすめします。

SNSで自分になりすましている悪質なアカウントを発見したら、「3-2.SNSで自分のなりすましアカウントを見つけたら通報を」で解説している方法で、早急に通報をしておきましょう。

5.まとめ

なりすましの手口と被害、対策について2つの「なりすまし」という視点で解説してきました。特にSNSなどでのなりすまし行為が有名人だけをターゲットとしたものではないことに、衝撃を受けられた方も多いのではないでしょうか。

IDとパスワードを窃取されたことによるなりすましには有効な対策がありますが、自分になりすましたアカウントを勝手に作られることについては、根本的な対策がありません。定期的なエゴサーチと通報のみが対策となるので、地道ではありますが常に「自分は本当に大丈夫か」というセキュリティの意識を持ちましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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ノート


ラッセル:モチベーションの言葉

2019年12月15日 23時23分31秒 | 社会・文化・政治・経済

「過度にならない程度に自己の能力を高く評価することが幸福の一つの源である」

「自分で自分の価値を過大評価しないように

「愛を受け取る人間は、愛を与える者である」

「幸福になる一番簡単な方法は、他人の幸せを願うことです」

「人はみな、自分の幸福を望んでいる。しかし、文明の技術の上で一つとなった今日の世界では、他人の幸福を望む気持ちが一つにならない限り、自分の幸福を望んでも無駄である」

「愚かな人は、賢い人が言ったことを、正確に理解することは出来ない。それは人間というのは、自分が聞いたことを、自分が理解できる範囲の内容に変換してしまうからである」

愚者の楽園に暮らす人々の幸福を羨ましがってはいけない。それを幸せだと考えるのは愚か者だけだからである」

世論に対して関心を示さないのは、まさに一つの力であり、幸福の源泉である」

 

「本当に理性的な人間は絶対に自分が正しいなどとはめったに思うことはない。理性的な人間になろうと思ったら、自分の思想に対しても常に疑いを持っていなくてはならない

愛を恐れることは、人生を恐れることだ。人生を恐れるものは、すでにほとんど死んだも同じだ」

「素晴らしい人生とは、愛に鼓舞され、知識に導かれた人生だ」

「現実の人生というのは、大抵の人にとっては、じつに長い次善の人生である。つまり、理想と可能性との永遠の妥協である」

「『自制の効用』は、列車におけるブレーキの効用に似ている。間違った方向に進んでいると気づいた時には役に立つ方向が正しい時は、害になるばかりである」

「あきらめには、二つの種類がある。一つは絶望に根ざし、もう一つは不屈の希望に根ざすものである」

「何事も絶対確実だと思い込んではいけない

科学がなければ、愛は無力である。愛がなければ、科学は破壊的である」

幸福な生活とは、その大部分が静かな生活であることにかかっている。なぜならその静かな雰囲気のなかでだけ真の喜びは生き続けられるのだから」

「私たちは知りすぎている一方で、感じなさすぎる。ついには、人生の大切な源泉である創造的な感動を感じなくなるのだ」

常識外れの思想を持つことを恐れてはいけない。今日の常識のほとんどは、元々常識外れの思想から生まれているのだから」

「本当に心を満足させる幸福は私たちのさまざまな能力を精いっぱいに行使することから、また私たちの生きている世界が充分に完成することから生まれるものである」

 

バートランド・ラッセルはイギリスの哲学者、論理学者、数学者、貴族。イギリスの首相を2度務めた初代ラッセル伯ジョン・ラッセルは祖父である。

ラッセルはアリストテレス以来最大の論理学者の1人。その業績は、従来の体系におけるパラドックスの発見とその解決の探求のなかで成し遂げられた。

時間がない時は★5つだけ、ザッとチェックするのもオススメ(各章は★順)。

ブックマーク必須の内容です。
特に「他人/人間」「人生」「思考」「能力」「目標/成功」「障害/苦しみ」「宇宙」編がオススメです(目次を活用してください)

 


SNS利用による性被害等から子供を守るには

2019年12月15日 23時21分26秒 | 社会・文化・政治・経済

令和元年(2019年)5月15日

児童買春、児童ポルノの製造等、児童に性的な被害を与える犯罪行為や、児童の性に着目した形態の営業に関連して行われる違反行為は、「児童の性的搾取」と呼ばれています。子供への性犯罪は、子供の人権を著しく侵害する極めて悪質な行為です。SNS利用による性被害等から子供を守ることについて考えてみましょう。

1.子供の性被害はどのくらい発生しているの?

SNS利用による被害が増えています

子供の性被害をめぐる現状は、平成30年中の統計では、児童買春等の被害児童数が減少していますが、若干の減少に過ぎず、児童ポルノの被害児童数も、平成29年に一旦は減少しましたが、平成30年は再び増加しており、深刻な状況にあります。

児童買春事件等

(警察庁資料)

児童ポルノ事件

(警察庁資料)

児童ポルノ被害の約4割が、「児童が自らを撮影した画像に伴う被害」で、児童がだまされたり、脅されたりして自分の裸体を撮影させられた上、メール等で送らされる被害が増加し、平成30年中、中学生の被害は前年に比べ減少していますが、小学生と高校生は増加しています。

【児童ポルノ事件】児童が自ら撮影した画像に伴う被害に遭った児童の推移

近年、中学生や高校生だけでなく、低年齢層の児童にもインターネットの利用が広まり、SNS利用による被害は、大半が児童買春や児童ポルノ等の性被害ですが、殺人や誘拐等の重要犯罪も発生しています。
30年中、SNS利用による被害は、5割強を高校生が占めています。また、被害児童のうち、約5割だけが学校で指導を受けていたと回答したほか、フィルタリング利用の有無が判明した被害児童のうち、約9割が被害時にフィルタリングを利用していませんでした。

【SNS】罪種別の被害児童数の推移

(警察庁資料)

【SNS】被害児童の状況

(警察庁資料)

こんな被害が起きています

  • 女子中学生は、SNSで知り合った男性モデルになりすました男に、言葉巧みに誘導され、自分の裸の画像を送信させられた。
  • 女子高校生は、SNSで知り合った男性に誘い出され、わいせつな行為をされて撮影された上で、「画像をインターネットに流す。」などと脅された。

参考)別ウインドウで開きます警察庁「STOP! ネット犯罪――知っていますか?ネットにまつわる犯罪」[PDF]

2.子供を性被害から守るには

インターネットを安全に利用するための家庭のルールを

お子さんが被害に遭わないように、保護者がお子さんのインターネット利用をきちんと見守っていく必要があります。
お子さんがインターネットを安全に使えるようにフィルタリングを利用するとともに、インターネットの危険な面についてもお子さんに教えることや、一緒にスマートフォンの使い方について家庭のルールをつくりましょう。

●フィルタリングを利用しましょう

「青少年インターネット環境整備法」で、携帯電話販売店などには、新規契約時や機種・名義変更時、青少年確認・フィルタリング説明の義務があります。しっかり説明を受けて、年齢や利用に応じたフィルタリングを設定しましょう。

※フィルタリングとは、インターネット上のウェブサイト等を一定の基準に基づき選別し、青少年に有害な情報を閲覧できなくするプログラムやサービスをいいます。

●家庭のルールは親子で話し合って

スマートフォンやインターネットを適切に使うために、次のようなことについて親子で話し合い、ルールを決めましょう。

  • 接続するサイトやダウンロードするアプリは保護者に確認する
  • 個人が特定される情報を書き込まない
  • 知らない人と電話やメール、メッセージの交換をしない
  • 他人のID、パスワードを勝手に使わない
  • 下着姿や裸の写真は撮らない、撮らせない
  • 利用料金や利用時間を決める
  • 困ったことがあれば必ず保護者にすぐに相談する
  • ルールを守れなかったときのルールを決める

インターネットの危険性を理解したり、安全に使ったりするために、下記のウェブサイトの情報もぜひ活用してください。

3.もしも被害に遭ってしまったら?

警察や人権擁護機関などの各相談窓口に相談を

都道府県警察の少年相談窓口「ヤングテレホンコーナー」等、各相談窓口では、それぞれの専門家があなたの話を聞いてくれて、適切なアドバイスをしてくれたり、対処方法を一緒に考えてくれたりします。一人で悩まず、まずは相談してください。

また、児童ポルノは児童の人権にかかわる問題でもあります。法務省の人権擁護機関では以下のような相談窓口を設けています。

  • 子どもの人権110番(全国共通フリーダイヤル0120-007-110)
  • みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル0570-003-110)
  • インターネット人権相談受付窓口(24時間受付)
    パソコンや携帯電話からインターネットを利用して、いつでもアクセスでき、相談を行うことができます。
    別ウインドウで開きます(パソコン)
    (携帯電話)http://www.moj.go.jp/k/SOUDAN/JINKEN/index_k15.html

苦節23年、夢の弁護士になりました

2019年12月15日 23時10分38秒 | 社会・文化・政治・経済
 

内容(「BOOK」データベースより)

司法試験に挑戦すること23年。何度失敗しても、決してあきらめようとは思わなかった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

神山/昌子
1944年、栃木県生まれ。国際基督教大学卒業後、商社に勤務し、結婚退職。出産後に離婚して、波乱の人生が始まる。34歳のときパートの待ち時間に読んだ法律の入門書がきっかけで、弁護士になろうと思い立つ。

37歳から連続22回、試験を受け続けたが、ことごとく失敗。それでも諦めずに挑んだ23回目のチャレンジで、ついに司法試験合格。

61歳で弁護士になる。その後、「法テラス」という新しい司法制度の一期生として旭川に赴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

著者のあきらめない姿勢が司法試験合格を導いたのだと思います。
離婚して仕事家事子育て親の介護という大変な状況の中でも勉強できるのだと希望が持てます。
しかし、お子さんの学校行事にまったく出ないなど、お子さんも相当我慢をしていた様子が伺えます。

法科大学院が始まる前の司法試験のことが著者の目線から書かれていますが、地道な努力を重ねる勉強態度はどのような勉強にも共通するものだとだと思います。
勉強に対する一般的根性論として読むのなら、希望を持てた上にテンションは上がると思います。

著書の半分のあたりで司法試験に合格し、後半は合格後から弁護士として活躍なさっている現在の様子が書かれています。
合格後の生活がバラ色でドヤ顔な感じが見られますが、著者は時代に恵まれていたとも言えます。
著者と同じことを現在の我々がマネしようとしてはいけません。

勉強をする為に失っているものが相当あること-1
時代がちょっと古くてマネ出来ないこと-1
以上から星3つとしました。


タイトルに「苦節」とありますが、本文はあくまでも明るく、軽やか! 離婚、子育て、親の介護とかなり苦労しただろうに、それを感じさせません。素晴らしい人柄ですね。だからこそ、依頼人たちの苦労に寄り添えるよい弁護士さんなのでしょう。年齢関係ないですね。いつまでも元気で、現役を続けてほしいと思いました。


読みやすく、ポジティブになれる本。

ちょっと仕事・人生がうまくいっていないなー、と感じている人は、試しに読んでみるのも良いかも。

後談の、弁護士業務の話も、興味はなかったが、面白かった



この一年で100冊くらいの本を読みましたが、私にとって間違いなく第一位です。
他の方もおっしゃっていますが、勉強中の20数年間と、弁護士活動を二冊の本に分けて深く掘り下げてもらいたいと思いました。弁護士活動で執筆の余裕もないと思いますが、万一の出版を楽しみにお待ちしています。


後半の弁護士になってからの話になるとムラ社会の話になってしまう。
ドンドン読み進んだ話が急に萎んでいってしまう感じがした。

弁護士って「まっとうな生き方している人」は一生使わないでしょう?
なりたくてなった仕事が、弁護士ムラの疎外やDV夫に犯罪者、消費者金融
通常じゃない世界がまっていた。

試験の様子や試験の変更にどう対処したとか、前半の話をもっと広げたら
もっと面白い本になったのに。
構成が残念です。





女子中学生を自宅連れ込む…誘拐容疑で逮捕

2019年12月15日 23時06分06秒 | 社会・文化・政治・経済

12/15(日) 日本テレビ系(NNN)

富山県東部に住む14歳の女子中学生を未成年と知りながら自宅に連れ込んだとして、富山県魚津市の36歳の男が15日、逮捕された。男は容疑を認めているという。

未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは、魚津市住吉の職業不詳・桑田尚敬容疑者(36)。警察によると桑田容疑者は14日夜、富山県東部の女子中学生(14)を自宅に誘拐した疑いがもたれている。

桑田容疑者はこの中学生と顔見知りで、14日は、午後1時すぎに中学生から桑田容疑者に電話があり、午後7時ごろに県東部のコンビニエンスストアで落ち合い、桑田容疑者の自家用車で自宅に向かったとみられている。

中学生は14日午後11時すぎに桑田容疑者の自宅で保護され、けがはなかったという。

桑田容疑者は調べに対し「未成年と知りながら連れ出した」と容疑を認めているという。警察は、動機などを詳しく調べている。

 



【太閤検地が簡単にわかる!】秀吉の目的ともたらした影響

2019年12月15日 22時47分10秒 | 社会・文化・政治・経済

安土桃山時代、全国の戦国大名を従わせて天下統一を果たした豊臣秀吉は、さまざまな国内政策を行いました。

大名間の私闘を禁止した惣無事令、僧侶や農民に武器を放棄させた刀狩令、私的な武力行使を制御した喧嘩停止令などいろいろありますが、特に有名なのが「太閤検地(たいこうけんち)」でしょう。

この政策は日本全国の税制を統一することにつながり、歴史的な意義がありました。

今回は、太閤検地の概要と目的、実際に行われた内容やその影響についてご紹介します。

  1. 太閤検地について知ろう!
    1. そもそも太閤検地とは?
    2. 秀吉の狙いと目的について
  2. 太閤検地で何が行われたのか?
    1. 単位が統一された
    2. 水田の検地を行った
  3. 太閤検地がもたらしたもの全国規模の土地調査だった!
    1. 石高制が確立された
    2. 土地の権利関係が明確になった
    3. 兵農分離が完成した

【太閤検地が簡単にわかる!】秀吉の目的ともたらした影響

太閤検地について知ろう!

秀吉の政策を語るうえで欠かせない太閤検地ですが、それ以前にも織田信長が検地を実施していました。そのころの秀吉は奉行人として実務を担当しており、検地の重要性に気付いていたようです。

そもそも太閤検地とは?

太閤検地は秀吉により実施された土地調査で、「天正の石直し」「文禄の検地」とも呼ばれています。この検地は明智光秀を討った直後の天正10年(1582)から始まり、秀吉が逝去する慶長3年(1598)まで続きました。
このような測量は、領主が自領内で課税するときの資料として重要な役割を果たします。しかし、家臣や有力者の抵抗が大きかったため、なかなか実施は難しいと考えられていました。それを全国規模で行ったのが太閤検地だったのです。

秀吉の狙いと目的について

太閤検地を行った秀吉の狙いは何だったのでしょうか?

秀吉が太閤検地を行った背景には、土地ごとの生産量を把握して効率よく年貢を取ろうという目的がありました。というのも、戦国時代の課税には大きな問題があったからです。
当時の農民らは、「惣村」という1つの集団で領主に年貢を納めていました。しかし、このシステムの中には、複数の領主に年貢を納めたり、有力農民に年貢を納めてから領主に年貢が納められたりといった複雑な権利関係ができあがっていたのです。
秀吉は昔から続いているこのような所有関係を整理し、一つの土地に一人の耕作者を定めました。農民と農耕地を結びつけることで、自由にその土地から離れられないようにしたのです。

太閤検地で何が行われたのか?

枡と稲

それ以前までは不可能と考えられてきた大規模な検地を行った秀吉ですが、その測量方法は細かく、とても大変な作業だったようです。実際にはどのようにして行ったのでしょうか。

単位が統一された

太閤検地を実施する際、秀吉は基準を以下のように定め測量単位を統一しました。基準の一つに「京升の使用」がありますが、実はそれ以前まで大きさや体積がそれぞれ違う升が使われていたのです。これでは正確な測量は不可能でしょう。太閤検地ではそのような点も是正されました。

■太閤検地の基準

  1. 結果はこれまでの貫高から石高で計算する
  2. 田畑の等級を「上」「中」「下」「下々」にわける
  3. 升は京枡を使用する
  4. 数の単位を統一する

一般的に単位は下記とされました。

  • 6尺3寸=1間(約191cm)
  • 1間四方=1歩
  • 30歩=1畝
  • 10畝=1反
  • 10反=1町

水田の検地を行った

戦国時代の検地は農村側の自己申告によるものがほとんどでした。しかし、太閤検地では一部の例外をのぞき、多くの土地が実際に計測されています。この調査は水田だけでなく屋敷地にも及びました。
水田の検地を行う際は、まず土地の収穫高をランクわけします。これは「石盛」と呼ばれ、「石盛1段あたりの米の収穫量×土地の面積」によって土地の価値(石高)が計算されました。ここで割り出された石高により、村や地域の価値が決定したのです。

太閤検地がもたらしたもの

米俵

基準や単位を統一して行われた太閤検地は、人々にさまざまな影響をもたらしました。具体的にはどのような変化が起こったのでしょうか。

石高制が確立された

太閤検地は全国統一の基準で行われたため、米の生産高が正確に把握できるようになりました。これにより農民は、土地の価値に応じた年貢を納めるようになります。土地の標準収穫量は「石高」で表され、石高を基準としたこの体制は「石高制」と呼ばれました。秀吉の行った検地は古い権利関係をなくし、効率よく年貢を徴収できる石高制を確立したのです。

土地の権利関係が明確になった

この検地が行われる以前は、平安時代後期に成立した「荘園公領制」が採用されていました。この制度では貴族や寺社が支配する荘園と、国司が支配する公領の2種類にわかれていましたが、鎌倉時代からは地頭による侵略が起こるなど土地をめぐる戦いが複雑化していたといいます。
太閤検地ではこの荘園が廃止され、土地を耕す農民が所有者として年貢を納める「一地一作人の原則」が確立されました。これにより土地の権利関係が明確になり、複雑な年貢納入の流れが一気に解消されたのです。

兵農分離が完成した

この当時、秀吉は太閤検地以外にも「刀狩令」や「身分統制令」を同時に行っていました。これらの政策が複合した結果、武士と農民を完全にわける「兵農分離」が完成します。
太閤検地により農民は土地の所有権を認められましたが、そのかわりに年貢を納める義務を負うことになりました。たとえ不満が募っても、刀狩令により武器を取り上げられたため一揆や反乱は起こせません。また、武士が百姓や商人になったり、百姓や商人が武士になったりすることは身分統制令で禁止されており、農民は農民として働かざるを得なくなったのです。

全国規模の土地調査だった!

水田

秀吉が行った太閤検地は、江戸時代を通じて土地支配の原則となりました。この検地は刀狩令や身分統制令と相まって、農民の一揆を防ぐ効果があったといえます。荘園制では有力農民が力を強め武士化することもありましたが、秀吉は巧みな政策によってそのような事態をうまく防止したのです。
太閤検地は年貢を取りやすくするだけではなく、うまく人々を管理する仕組みでもありました。支配者にとっては都合の良い制度だったといえるでしょう。

 

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粘着テープで縛られた女性、はだしで逃げ出す…男3人を逮捕

2019年12月15日 22時42分46秒 | 社会・文化・政治・経済

12/15(日) 読売新聞オンライン

知人女性を粘着テープで縛り、監禁したとして、宮崎県警宮崎南署は14日、宮崎市内の飲食店経営者(46)ら男3人を逮捕監禁の容疑で逮捕した。


 発表によると、他に逮捕されたのは、いずれも飲食店従業員の2人。3人は13日午前8時半頃、同市のマンションで、20歳代女性の体を粘着テープで縛り監禁した疑い。女性は約5時間後、はだしで逃げ出し、けがはなかった。3人は容疑を認めているという。

 

 


暗黒のスキャンダル国家

2019年12月15日 22時21分13秒 | 社会・文化・政治・経済

青木理  (著)

内容紹介

自身の「噂の真相」での匿名ライター時代の経験をふまえて、社会と報道の問題を問い、いまこそ戦うジャーナリズムとは何かをさぐる。

内容(「BOOK」データベースより)

独裁政権に斬り込め。スキャンダルを暴け。民主主義を手放すな。情報隠蔽、文書改ざん、監視、警察の専横、米国追従、武器購入、基地建設強行、官製ヘイト、メディア支配、検察の独善、冤罪、民主主義への背信…スキャンダルそのものと化した現政権を徹底的に暴き、「抵抗するジャーナリズム」の死活を賭けた瞠目の力篇。

著者について

1966年生まれ。著書『日本会議の正体』『安倍三代』『抵抗の拠点から』など多数

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

青木/理
1966年生まれ。共同通信記者を経て、フリーのジャーナリスト、ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


著者は、「サンデーモーニング」のアンカー?の一人をつとめておられ、その発言はとてもシャープで、ぶれない安定感があり(時にイリイリされるのはご愛敬だが)、極右政権批判の舌鋒は鋭い。

亡き岸井成格さんの穴をよく埋めておられると思う。
 この本は、FRIDAYなど写真週刊誌の功罪について触れた第1章を除いて、書き下ろしではなく、著者のここ数年間の雑誌や新聞への寄稿をまとめたものであるが、モリカケ問題や沖縄の米軍基地問題を始め、随所に鋭い言説がちりばめられ、読んでいる者を飽きさせない。ほとんどの項目が2ページ程度で一話完結になっているのもとても読み易い。
 政権は今、首相官邸で結婚発表をするという公私混同で顰蹙を買い、今回の気候変動に関する”セクシー”発言で株価が一気に暴落した小泉環境相を始め、中身はスカスカなのに”押し出し”だけはいい政治家を前面に押し立てて国民の気をそらし、裏で戦前への先祖返り国家の建設を着々と推し進めている。

千葉県に大きな被害を与えた今度の台風で、まったく当事者能力がないことがバレた”おれは男だ”の森田健作千葉県知事だって同じ穴の狢である。
 そして、“なかったものにしよう”と画策していた金融庁の、“30年間で老後資金が約2000万円必要”という報告書も、先般、ついになかったものに”してしまった”。誰もが忘れそうになった頃を見計らっての、本当に悪辣な手口である。”こんな人たち”に日本の政治をまかせておいていいのだろうか。
 著者にはこれからも、著作や新聞・テレビ等での、鋭く歯切れのいい言説を期待したい。そして、狐のように(狐さん、スマン!)狡猾に国民を騙す政権の化けの皮をはいでいってほしい。


国会の各種委員会などから受ける総理の政治姿勢など、常々感じ、且つ、忘れっぽいと言われている国民の一人として、本書は恰好な忘備録的役割も果たしてくれそうだ。世の中はちょっとヤバい所にクビを突っ込みかけている。総理の政治家としての資質が自分の情や思想に囚われすぎて、小人的な衝動で周辺とのトラブルを起こしており、国家全体が引っ張られそうで怖い。青木氏は今では少数になったオピニオンリーダーとして貴重な存在と思う。


 

安倍晋三総理の周辺者や、総理の支持者である「日本会議」関係者や「ネトウヨ」といった人たちにとっては、本書の著者である青木理は、きっと「パヨクの代表」ということになるだろう。これは極めて「名誉な称号」である。

自慢話になってしまい恐縮ではあるが、かく言う私も、ずいぶん以前から「売国奴」「工作員」「パヨク」などという、最大級の賛辞を贈られてきた人間である。
しかし、彼らの「妄想的願望」にも関わらず、私は「残念ながら日本人」なのだ。彼らと同じ「日本人」だというのは、外国のかた達の視線を意識した場合、残念ながら、かなり恥ずかしい事実なのである。

それにしても、彼ら「ネトウヨ」系の人たちが言う「パヨク=左翼」とは、いったいどういうものなのだろうか。
本書で、青木はこんなことに書いている。

『 そうした(※ 近代主義に立脚した、私のような、合理的な)考えを政治的には「進歩主義」と呼ぶのでしょう。合理性や人間の理性などを重視し、不合理はあらためてるべきだと考える。一方、「保守主義」は違います。
 ごく簡単に言えば、多くの人々が積み重ねてきた伝統や慣習といったものは、それなりに意味のあることだと考え、重んじる。もちろん時代や状況に合わせた変化は必要にせよ、最小限にとどめる。東工大教授の中島岳志さんは、そうした「保守」のありようを「永遠の微調整」と評しています。』
 (本書P230「元号の警告」より)

つまり、前者が「左翼」であり、後者が「保守・右翼」だということで、この定義は、どちらの見方にも偏らないバランスのとれたものであり、かつごく一般的な定義だとも言えるだろう。
そして、ここで青木自身も認めているとおり、青木の立場は「進歩と合理性と人間の理性」を信じる「左翼」の立場なのだから、これは「保守・右翼」に対して、きわめて公正な評価だと言えよう。

安倍政権周辺を含む「ネトウヨ的(自称)保守」は、自身を「人間と社会の現実に対して謙虚で慎重なリアリズムに立脚した、保守」だと自己賛美的に主張をする一方、彼らは「左翼は、人間の理性とそれに基づく進歩主義という夢に酔った、冒険主義的破壊主義の愚か者たち」だと、極めて「感情的な評価」を下す。
そうした「ネトウヨ的(自称)保守」の独善的な態度に比して、青木の「保守」評価は、きわめて「公正で理性的」なものなのである。

無論これは、青木が「(真正な・本来の)保守(主義)」と「ネトウヨ的(自称)保守」を区別して、「(真正な・本来の)保守(主義)」に対しては「一定の肯定的評価」を与えているからなのだが、しかし、「思想」というものの内実を、厳密に見ていくならば、「(真正な・本来の)保守(主義)」と「ネトウヨ的(自称)保守」の「共通点」であり、その「問題点」を、あっさりと看過して、「ネトウヨ的(自称)保守」に対し、「あなた方は、真正な・本来の保守ではない。エセ保守なのだ。偽物なのである」と言って済ませてばかりいるわけにはいかない。

(「進歩」は置くとして)「合理性と人間の理性」を信じる「左翼」ならば、両者(二つの「保守」)に共通する「保守の問題点」を、きちんと理解し把握しておくべきだからだ。

ならば、「保守(そのもの)の問題点」とは何か。
それを考えるには、左翼の能動性を受けて初めて存在し得る、受動態としての「保守」というものの本質を考えるために、まずは「左翼の本質」を見直さなくてはならない。
つまり「左翼」とは、「進歩と合理性と人間の理性」に尽きるものなどではない、という見落とされがちな「本質」の再確認が必要なのだ。

なぜ「左翼」は、「進歩と合理性と人間の理性」を信じるようになったのであろうか。
それは、キリスト教に代表される「宗教的権力」や「世俗権力」が、「権威」を独占して、「今の世のかたちこそ、神の祝福を受けたもの(社会形態)である。したがって、これを変えることはできないし、変えてはならない」としていたのに対し、「こんな世の中が、神に祝福されたものだとは思えない」と考えた人たちが生まれてきたからである。
では、なぜそのように考える人たちが出てきたのかと言えば、それはその社会の中に「弱者」がいたからである。

「なぜ、神がいるのに、理不尽にも、これほど不幸な人たちがいるのか」という、当たり前の(ヨブ的な)疑問。「神はすべての人を愛しているはずなのに、不幸な人がいるのはおかしいではないか(ましてや、不幸な善人がいるのは理不尽ではないか)」という、当たり前の疑問である。
これに対して「宗教的権力」は「それは試練である」とか何とか、大衆騙しの理屈を捏ねてきたのだが、近代主義的な科学的学問知が普及するに従い、そんな子供騙しは徐々に通用しなくなり、人は「理性」にもとづいて「合理的」に考え、それに沿って行動することで「社会を変えることが出来る=弱者を救うことが出来る」という「社会変革的な進歩」の可能性と合理性を、経験的事実として知ることになったのだ。

つまり、ここで私が強調したいのは「左翼の根底にあるのは、弱者への同情と、それを放置する権力への怒り」だということである。「左翼の本質」とは「同情と怒り」なのだ。

では、それに対しての「保守」はどうなのか。
彼らに欠けているのは、まさに「弱者に対する同情と、弱者を放置する権力に対する怒り」である。
だからこそ、彼らが「保守」するのは「既得権益(既成権力)」になってしまう。「既得権益」を守るためには、左翼的な新勢力に妥協しての「変化や微調整」も避けられないだろうが、しかし、それは「弱者(救済)」を意識してのものではなく、あくまでも、社会の主流である自分たちの「既得権益体制」を崩壊させないための「妥協」でしかないのだ。
彼ら「保守」主義者には、「革命でも起きないことには救われない、大勢の弱者(階層)」の存在が、ほとんど見えていないし、そもそも興味が薄いのである。
(そして、一方の「左翼」の場合は、かなりのリスクを犯してでも、大きな「社会的外科手術」を行わないかぎり、金輪際、救われないことのない人たち〈=社会的階層〉の姿が、切実なものとして見えているからこそ、時に「革命」を叫んだりもするのだ。「それ以外に、彼らを救うどんな手立てがあるのだ」と。)

現に、真正な「保守」思想を代表し、その原点ともなったエドマンド・バークにしろ、それに続くマイケル・オークショットやT・S・エリオットらにしても、あるいは日本の小林秀雄や福田恆存にしても江藤淳にしても、彼らに共通しているのは、「個人」よりも「(自分たちの)共同体」を「保守」しようとする意識のあり方である。
つまり、彼ら「社会的上流意識あるいはエリート意識の持ち主」には、「弱者(という他者)への同情」の意識が薄いのだ。

彼ら「保守主義者」は、「個人よりも共同体」「共同体あっての個人」だという、リアリズムに立っている。しかし、それは一見、理性的な判断に基づく「リアリズム」にも見えようが、所詮は、人間的な「趣味嗜好」の問題でしかない。
言うまでもなく、「左翼」とて「共同体」の重要さは十二分に理解している。だからこそ「共同体」を、より良きものに改善して「進歩」させなければならないと考えるのだが、その根底にあるのは「そうしないと、弱者(個人)が救われないからだ」という「感情」が強烈に存在しているのだ。

つまり「左翼」には「弱者への同情」という強固な感情がベースにあって、だからこそ「共同体=社会」を改善しなくてはならない、ということになる。
言い変えれば「共同体より(以前に)個人」であり「個人あっての共同体」なのだ。
ところが「保守」には、「左翼」のような「弱者への同情」が希薄であるから、真逆の「(自分たちの)共同体あっての個人(という他者)」ということになってしまうのである。

したがって、「保守は現実主義のリアリズムであり、左翼は同情主義的な観念的冒険主義」だという見方は、「保守」に偏った見方でしかない。
厳密には、両者(保守と左翼)の違いは、「感情(論的タイプ)」の違いなのである。

「弱者」を見て「社会には常に弱者が存在するし、それは避けられないことだ」という「理屈」だけで、感情を動かされることも少ないのが「保守」の「リアリズム」の正体であり、「弱者」を見て「たしかに社会には、常に弱者がいるかも知れない。しかし、目の前で苦しんでいるこの人たちを、そんな理屈で看過することなど出来るはずがない」と考えてしまうのが「左翼の本質」なのである。

「左翼思想」や「保守思想」を中途半端に学んだ人は、両者を「理想主義と現実主義」「観念論とリアリズム」といった具合に考えがちで、これもあながち間違いではないのだけれども、こんな簡単な要約で、事の本質を語りきれるわけもない。しかしまた私たちは、こうした「ステレオタイプ・紋切り型」で「左翼思想」や「保守思想」を見がちであり、見誤りがちなのである。

だからこそ、繰り返し言うが、「左翼の本質は、弱者への同情」なのだということを、私たちは再度、はっきりと認識すべきなのである。
それ(左翼思想)とは、単なる「観念論」でも「感情論」でもない。それは人間の「本質論的タイプ」なのだ。

 ○ ○ ○

そして、こうした視点から、本書の著者である青木理を見るならば、彼が「典型的な左翼」であり、「ネトウヨ的(自称)保守」に言わせれば「典型的なパヨク」であるということになるのは、理の当然だし、完全に納得もできる。

つまり、青木理という人は「同情と怒り」の人なのだ。
「弱者の悲しみに心を寄せ、弱者を踏みにじる権力に怒りを向ける」人、それが彼なのである。

その意味で、「左翼」や「パヨク」と言った称号は、まったく恥じる必要のないものだし、まただからこそ青木も、それを毛筋ほどにも恥じてはいないのだ。

したがって、私たちも「弱者への同情と権力者への怒り」といった「わかりやすい感情」を恥じる必要はない。

ただし、「感情だけの馬鹿」であってはならない。私たちは、この「弱者が踏みにじられる現実」に何度でも立ち戻り、それを直視した上で、しかし「弱者への同情と権力者への怒り」という原点に立って、「安易な現実主義」と闘っていかなければならないのだ。

『 私自身も今回、この文章群をあらためて読みかえし、気づかされたことがいくつもあった。
 これはメディアやジャーナリズムにかかわる者たちの悪弊でもあるのだが、日々新たに生起する出来事や問題に追われ、没頭し、あるいは翻弄されているうちに、以前の出来事や問題がそれに上書きされ、記憶や問題意識が薄れ、いつのまにか過去のものとしてしまう。(中略)
 しかし、決して忘却の箱にしまいこんでしまってはならない問題はいくつもある。
と同時に、さまざまな問題や出来事は相互に連関し、影響を及ぼしあって起きてもいる。最近数年間の文章を読みかえしながら私もそれを痛感したのだが、この時評集を手にしてくれた1人でも多くの読者が同じ感覚を抱き、さまざまな記憶を喚起し、思考を整理し、問題意識を再共有してくれるなら、著者としてこれに勝る幸せはない。』
 (P252「あとがき」より)

私たちは「弱者への同情と権力者への怒り」に立っているつもりでいる。しかし、本書を読みかえすと、そう言えば「あれもこれもこれも、すっかり忘れていた」という事実に気づかされるだろう。つまり、私たちにしたところで、深く「弱者に寄り添う」ことが出来ているわけではないのかも知れない。

そんな自戒をあたえてくれる貴重な「記録」として、私も著者とともに、本書を多くに人に薦めたいと思う。
私たちに必要なのは、「目新しい話(新情報や裏情報)」ばかりではなく、「忘れてはならない話」なのだ。
私たちは、何度でもそこ(弱者の現実)に立ち返って、そこから声を発しなければならないのである。

 

 



詐欺的“サクラサイト商法”トラブルについて

2019年12月15日 11時19分01秒 | 社会・文化・政治・経済

詐欺的“サクラサイト商法”とは?

携帯電話に届いた「私の遺産100万円あげます」というメールを読んでいる「相談しナイト」のイラスト

“サクラサイト”とは、サイト業者に雇われた“サクラ”が異性、芸能人、社長、弁護士、占い師などのキャラクターになりすまして、消費者のさまざまな気持ちを利用し、サイトに誘導し、メール交換等の有料サービスを利用させ、その度に支払いを続けさせるサイトを言います。

このような“サクラサイト”でお金を支払ってしまったという相談があとを絶ちません。国民生活センターでは、このような手口を“サクラサイト商法”と呼んでいます。

 

“サクラサイト商法”の手口とは? こんなメールきていませんか?

きっかけは

  • メールアドレスに直接届く広告メール
  • SNSサイトへのメッセージの書き込み
  • 内職・副業に関するサイトを探してサイトに登録後に届くメール
  • 懸賞サイト、占いサイト等に登録した後に届くメール

こういうメールが届いたら要注意!お金を支払う前に相談を!

サイトからの手口には、いろいろなパターンがあります。消費者に心理的圧迫を与えて、お金を支払わせるケースもあります。以下のような内容のメールが届いたり、おかしいと思った場合には、お金を支払う前に、お近くの消費生活センター等に相談してください。

サイト登録前

  • 芸能人や芸能事務所のマネジャーなどをかたる
  • 相談にのってくれたら報酬を払う
  • お金を受け取ってほしい(例:遺産を受け取ってほしい、節税のためにお金を渡したい 等)

サイト登録後

サイト運営業者を名乗って届く内容
  • やりとりの相手からお金やポイントを預かっている
  • メールアドレスなどを交換するためには、ランクアップ費用が必要
  • 文字化けしたので、文字化け解除料が必要
  • 「あなたがわいせつな画像を送信したので、広告スポンサーの信頼を損ねた。サーバーから削除する費用がかかるので損害賠償する」とお金を請求される
やりとりの相手を名乗って届く内容
  • 芸能人からテレビの出演情報など仕事の情報を交えてメールが送られてくる
  • やりとりをやめようとすると、「後からポイント代を渡すから続けて」「私を信じてほしい」と連絡がくる
  • 「あなたが話を聞いてくれないと自殺するしかない」「やめるならこれまで私の払ったお金が無駄になる。裁判で訴える」など、消費者の不安をあおるなどして、やりとりをやめられないようにさせる
  • 占いをするためと言って、何度もメールの送信を求められる(例:メールで呪文を30回唱(とな)えるように 等)

大量のメールが届くようになり、リンク先のサイトが別のサイトになっている可能性も…

一度サイトに登録すると、大量のメールが届くことがほとんどです。メールにはられているリンクをクリックしないと、メール全体を読むことができません。しかし、リンクのURLが、同じサイトにつながっているのかわからないので、今までに使っていたサイトと思って利用していても、気がつかないうちに自分が登録したと思っているサイトとは別のサイトにつながっていることもあります。

サイト登録後のメールのやりとりの仕組み

やりとりの相手が消費者にメールを送ると、サイト運営業者からのメールが消費者の携帯電話等に届き、やりとりの相手からのメールの一部分が読めるようになっています。そこにリンクのはられたURLから入ったサイト内のメールボックスで、メールの続きを読むことができます。多くの場合、消費者は、やりとりをするためにポイントを購入する必要があります。有料の場合には、メール1通あたり数百円分のポイントがかかる場合が多いです。最近では、メールの送受信は、無料とうたっているサイトもあります。

サイト登録後のメールのやり取りを説明した図。メールの流れとメールの内容を記載。図に続いてテキストによる詳細。

(1)携帯電話に届く、サイト運営業者からのメールの内容(例)

件名
★**様より新着メール
メール本文
「**です!いつも話を聞いてもらっているので、お礼を●●さんの都合に合わせて受け取ってもらえたらと思うので入金の時間だけでも決めておきませんか??希望の時間に2000万円を確実に」という内容のあとに、本文を読むためのURLの記載がある。

(2)(1)のメール内のURLをクリックした後の、サイト業者ホームページ内の利用者用受信ボックス画面の内容(例)

一言
「2000万円の受取お願いできませんか?やはり金銭的に警戒されてしまうのでしょうか…でしたら」
本文
「少しずつのお渡しでもかまいませんし…そういう事も含めて話をして頂けませんか?簡単なアルバイトと思ってくれて構わないので、引き受けてもらえないでしょうか。…」という内容のあとに、ポイント購入のためのURLの記載がある。

主な相談事例

【事例1】
 無料SNSサイトで、好きなタレントのページにリンクをはって利用していた。すると、そのタレントから直接メッセージが届き、「事務所に内緒なので、別サイトでやりとりしたい」と別のサイトに誘導された。メール交換のためのポイント購入で260万円支払ったが、だまされたのだろうか。
(30歳代 女性)
【事例2】
 高収入の人と連絡先を交換できるというメールが届き、サイトに登録した。すると、「800万円を援助する」というメールが届いた。援助を受けるための手続きとして、数千円を振り込んだが、その後、数十万円の請求をされるようになり、3日間で約180万円を振り込んでしまったが、収入は得られなかった。
(30歳代 女性)
【事例3】
 「在宅ワーク」と携帯電話で検索したところ、「男性から悩みを聞けば収入を得られる」という広告を見て、誘導されたサイトに登録した。メールの送受信は無料と書かれていたが、お金を受け取るにはポイント購入が必要と言われ、さまざまな名目でポイントを購入し続け、1週間で180万円にもなってしまった。
(30歳代 女性)
【事例4】
 婚活サイトに登録したところ、姉妹サイトである出会い系サイトにも登録したことになったので、そのサイトでメール交換を開始した。メールの中で陰陽師を名乗る人から「悪霊がついている」、「取り除くための呪文を教えるので、その呪文をメールで50回送るように」等と言われるうちに怖くなり、ポイントを購入し、1通約700円のメールを送り続けた。タレントや300万円を渡したいという人からもメールが届いた。合計約600万円を支払ってしまったので、貯蓄もなくなった。約束通り、300万円を受け取りたい。
(60歳代 男性)

「利用した覚えのない請求(架空請求)」が横行しています

2019年12月15日 11時14分20秒 | 社会・文化・政治・経済

「利用した覚えがない架空の請求をうけているが、どうしたらよいか」「訴訟最終告知という内容のハガキが届いたが、覚えがない」という相談が、全国の消費生活センターへ寄せられています。

消費者へのアドバイス

利用していなければ連絡しない

 まったく根拠のない架空請求が横行しています。これらは、何らかの名簿を入手した悪質事業者が、その名簿に基づき、アットランダムに根拠のない請求ハガキや電子メール等を大量に送ったものと思われます。

 請求ハガキや電子メール等には「自宅へ出向く」「勤務先を調査」「執行官の立会いの下、給与・動産・不動産の差し押さえ」「強制執行」「信用情報機関に登録」など不安をあおるような脅し文句が書いてあったり、実在する事業者をかたりコンテンツ利用料金等を請求される場合もあります。請求ハガキ等を送り付けられた人の中には、自分が利用したかもしれないと思い、請求ハガキ等に書かれている電話番号に連絡してしまい、悪質事業者とのやり取りの中で支払うことになってしまったケースもあります。

 さらに、「消費料金に関する訴訟最終告知」等の請求内容がよくわからないハガキ等が送られてくる場合もあります。ハガキ等に書かれている電話番号に連絡をしないと、訴訟や差し押さえ等を執行すると書かれており、実際に連絡をすると、訴訟の取り下げ費用等と称して料金を請求されています。

 こういった架空請求等に対しては、請求ハガキ等に書いてある電話番号等には決して連絡しないようにしましょう。

最寄りの消費生活センターへ相談する

 架空請求か判断がつかなかったり、不安を持ったりした場合には、相手に連絡せず、また料金を支払う前に、まず消費生活センターに相談しましょう。

 「裁判所からの支払督促」や「少額訴訟の呼出状」と思われる場合は、書類の真偽の判断はむずかしいので、放置せず、すぐに消費生活センターに相談することが重要です。裁判所の管轄地域・連絡先については、裁判所のホームページ内各地の裁判所でも確認することができます。

これ以上、電話番号などの個人的な情報は知らせない

 郵送の場合は、請求ハガキ等が実際に届いているので、悪質事業者は名前と住所は知っていることになります。また、電子メールやSMSの場合では悪質事業者はメールアドレスや電話番号を知っていることになります。新たに、個人的な情報を知られてしまうと、今度は別の手段で請求してくることが予想されます。個人的な情報を知られないようにしてください。

証拠は保管しておく

 今後何らかのアクションが悪質事業者からあるかも知れないので、請求ハガキ、封書、電子メール等は保管しておく方がいいでしょう。

警察へ届け出をする

 根拠のない悪質な取り立ての場合は、警察に届けておきましょう。

啓発用リーフレット

 トラブル防止のアドバイスをまとめたイラスト入りリーフレットを掲載しました。ご利用ください。

リーフレット(左側:架空請求被害急増中!、右側:架空請求に、ご注意!)の画像

リーフレット左側:架空請求被害急増中!・右側:架空請求に、ご注意!

 


詐欺的な投資勧誘トラブル

2019年12月15日 11時13分18秒 | 社会・文化・政治・経済

「未公開株」や「社債」の他、「外国の通貨」「事業への投資話」など詐欺的な投資勧誘をめぐる消費者トラブルが、高齢者を中心に依然として多く発生しています。

 また、最近では特に、以下のような、無登録の海外事業者による詐欺的な投資勧誘のほか、若年者に対する詐欺的な投資勧誘、仮想通貨に関する詐欺的な投資勧誘によるトラブルも目立ってきています。

  • 海外に所在するとしている業者が、金融商品取引法に基づく登録を受けずに国内の消費者に対して勧誘を行い、トラブルになっているケース
  • 金融商品取引法に基づく登録を受けていない業者(無登録業者)等が、セミナーやSNS等を通じて若年者に「投資話」を持ち掛け、消費者金融等から借り入れをさせて投資させるなどし、トラブルとなっているケース
  • 仮想通貨で海外事業者に投資をすると大儲けできると勧誘を行い、配当や預かった仮想通貨の払い戻しに応じずにトラブルとなっているケース

 投資勧誘を受けた場合には、業者の登録の有無なども確認し、契約するつもりがなければきっぱりと断りましょう。

 金融商品取引業の登録を受けた業者については、「免許・許可・登録を受けている業者一覧」(金融庁)で確認できます。

 また、仮想通貨交換業者に係る情報や利用者の方向けの注意喚起等に関する情報は、「仮想通貨の利用者のみなさまへ」(金融庁)で確認できます。

 国民生活センターではこれまでも様々な投資勧誘トラブルについて情報提供を行っています。なかには、国民生活センターや金融庁等の公的機関を騙った詐欺的なトラブルもありますので、注意してください。

また金融庁等の関係機関でも注意喚起を行っていますので、参考にしてください。

参考
詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!(金融庁)
無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(金融庁)
警告書の発出を行った適格機関投資家等特例業者の名称等について(金融庁)

ご用心 災害に便乗した悪質商法

2019年12月15日 11時07分52秒 | 社会・文化・政治・経済

地震、大雨などの災害時には、それに便乗した悪質商法が多数発生しています。

 悪質商法は災害発生地域だけが狙われるとは限りません。災害に便乗した悪質な商法には十分注意してください。

 また、義援金詐欺の事例も報告されています。義援金は、たしかな団体を通して送るようにしてください。

 なお、以下で紹介する相談事例やアドバイスは一例です。

 お困りの際には、一人で悩まずお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

 

台風に関連した相談事例

  • 台風の後片づけをしていたら、業者が来訪し、損害保険を使って無料で雨どい修理ができる、経年劣化で壊れたものも保険でできると言われた。不審だ。
  • 先日の台風で雨どいが壊れ外壁もはがれた。「火災保険で修理できる」という業者が突然来訪し、保険請求手続の代行と住宅修理を依頼したがやめたい。
  • 台風で自宅の屋根瓦がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられ高額な作業料金を提示された。仕方なく支払ったが納得できない。

過去の災害発生時に寄せられた相談事例

工事、建築

  • 日に3~4回訪問され、屋根の吹き替え工事契約を迫られた
  • 屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
  • 豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった
  • 雪下ろし作業後に当初より高い金額を請求された

寄付金、義援金

  • ボランティアを名乗る女性から募金を求める不審な電話があった
  • 市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた

災害をきっかけ・口実にした勧誘トラブル

  • 屋根の修理工事を火災保険の保険金の額で行うと言う業者が信用できない
  • アンケートに答えたら補償金が受け取れると言われた

消費者へのアドバイス

工事、建築

  • 修理工事等の契約は慎重に
  • 契約を迫られても、その場では決めないで
  • 契約後でも、クーリング・オフができる場合がある

寄付金、義援金

  • 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断って
  • 金銭を要求されても、決して支払わない
  • 公的機関が、電話等で義援金を求めることはない
  • 寄付をする際は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認

相談窓口を利用しましょう

お困りの際には、一人で悩まずお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。


ご用心 災害に便乗した悪質商法

2019年12月15日 11時07分52秒 | 社会・文化・政治・経済

地震、大雨などの災害時には、それに便乗した悪質商法が多数発生しています。

 悪質商法は災害発生地域だけが狙われるとは限りません。災害に便乗した悪質な商法には十分注意してください。

 また、義援金詐欺の事例も報告されています。義援金は、たしかな団体を通して送るようにしてください。

 なお、以下で紹介する相談事例やアドバイスは一例です。

 お困りの際には、一人で悩まずお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。

 

台風に関連した相談事例

  • 台風の後片づけをしていたら、業者が来訪し、損害保険を使って無料で雨どい修理ができる、経年劣化で壊れたものも保険でできると言われた。不審だ。
  • 先日の台風で雨どいが壊れ外壁もはがれた。「火災保険で修理できる」という業者が突然来訪し、保険請求手続の代行と住宅修理を依頼したがやめたい。
  • 台風で自宅の屋根瓦がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられ高額な作業料金を提示された。仕方なく支払ったが納得できない。

過去の災害発生時に寄せられた相談事例

工事、建築

  • 日に3~4回訪問され、屋根の吹き替え工事契約を迫られた
  • 屋根の無料点検後、このまま放置すると雨漏りすると言われ高額な契約をさせられた
  • 豪雨で雨漏りし修理してもらったがさらにひどくなった
  • 雪下ろし作業後に当初より高い金額を請求された

寄付金、義援金

  • ボランティアを名乗る女性から募金を求める不審な電話があった
  • 市役所の者だと名乗る人が自宅に来訪し義援金を求められた

災害をきっかけ・口実にした勧誘トラブル

  • 屋根の修理工事を火災保険の保険金の額で行うと言う業者が信用できない
  • アンケートに答えたら補償金が受け取れると言われた

消費者へのアドバイス

工事、建築

  • 修理工事等の契約は慎重に
  • 契約を迫られても、その場では決めないで
  • 契約後でも、クーリング・オフができる場合がある

寄付金、義援金

  • 不審な電話はすぐに切り、来訪の申し出があっても断って
  • 金銭を要求されても、決して支払わない
  • 公的機関が、電話等で義援金を求めることはない
  • 寄付をする際は、募っている団体等の活動状況や使途をよく確認

相談窓口を利用しましょう

お困りの際には、一人で悩まずお近くの消費生活センター等(消費者ホットライン188)にご相談ください。


アランフエスの麗しき日々

2019年12月15日 11時00分38秒 | 社会・文化・政治・経済

2017年12月16日公開/97分/ドラマ

画像

あらすじ

木々の間を心地よい風が吹き抜ける夏の日の午後、田園風景の向こうにパリの街並みがかすかにうかがえる丘の上の一軒家で、男と女が庭に置かれたテーブルに向かい合って座っている。

第73回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作『アランフエスの麗しき日々』は、ヴィム・ヴェンダース監督にとって初のフランス語映画であり、「生涯で初めて100%自分の思いのままに撮り上げた映画」と語る自信作でもある。

原作は、ヨーロッパを代表する作家のひとりペーター・ハントケによって、フランス語で書かれた戯曲「アランフエスの麗しき日々 夏のダイクアローグ」。『3枚のアメリカのLP』、『ゴールキーパーの不安』、『まわり道』、『ベルリン・天使の詩』に続く、二人の5度目のコラボレーション作品だ。

主演は、ベルリン国際映画祭でオープニング上映作品であり、伝説のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトを熱演した『永遠のジャンゴ』が近日日本公開となるレダ・カテブと、ヴェンダース映画は『愛のめぐりあい』に次いで2本目となるソフィー・セミン。また、映画のオリジナル・キャストである作家役をイェンス・ハルツが演じる他、世界中で熱狂的なファンをもつミュージシャンのニック・ケイヴがゲスト出演している。