台湾メーカー、新型コロナの貼るワクチン開発 米企業と協力

2021年11月02日 12時38分39秒 | 医科・歯科・介護

11/2(火) 12:53配信

中央社フォーカス台湾

台湾メーカー、新型コロナの貼るワクチン開発 米企業と協力=資料写真

(台北中央社)台湾のワクチンメーカー、メディゲン・ワクチン・バイオロジクス(高端疫苗生物製剤)は1日、肌にパッチを貼って投与する新型コロナウイルスワクチンの開発について発表した。米企業と協力して開発を進めており、早ければ2022年には臨床試験(治験)に入る見通しだという。

メディゲンは注射型の新型コロナワクチンを開発し、台湾では8月下旬に接種が始まった。新たなワクチンはパッチで投与するもので、パッチには微細な針が並んでおり、肌に貼って数分後に剥がすと、体内に残った針から薬剤が溶出し続けるという。

パッチは米Vaxessが提供し、メディゲンの抗原を使う。冷蔵の必要がなく、資源が不足している環境でも使用できるとしている。

メディゲンの陳燦堅・総経理(社長)は、開発をなるべく早く成功させ、より便利にワクチン接種ができるようになればとの考えを示した。

(韓婷婷/編集:楊千慧)

 

【関連記事】


競輪人間学 日当が出ればいい

2021年11月02日 12時03分46秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 防府競輪記念 周防国府杯争奪戦

11月1日

2日目12レースS級二予選

並び 7-1-6 2-9 4-3 5-8

レース評
地元で燃える清水が順当に勝ち進もう。マークは再度小倉で本線レース。別線で注目は変幻自在に動ける阿部だ。

7-1(1.6倍)1番人気

1-7(3.3倍) 2番人気

競輪ファン仲間内で<我孫子の勝負師>と呼ばれている栗さんは、何時も午後3時前後に競輪場に姿を見せて、車券を買わずにレースを観ている。
新聞は持たないで、競輪場発行の番組表を精査して予想する。
自分自身の勝負勘とオッズ表が勝負の決め手となる。
車券を買うのは、最終レースのみ。

「日当が出ればいい」と欲は控えめ。

2車単の7-1の1・6倍ではく、1-7の2複車券で勝負する。

1=7 110円

これを10万円投じて1万円のプラス。

常に「今日の日当が出たよ」とあくまで冷徹で自己流を貫く

 結果

7-1 160円(1番人気) 

7-1-5 460円(1番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 7 清水 裕友   9.5   好位B捲り
2 1 小倉 竜二 3/4車身 9.4   清水マーク
× 3 5 阿部 拓真 1/2車身 9.4     3番手奪う
4 4 久木原 洋 2車身 9.3     B捲り上げ
5 3 尾崎 剛 2車身 9.3     捲りに遅れ
6 9 志智 俊夫 1/2車輪 9.9     目標捲られ
  7 2 松岡 篤哉 3車身 10.2   B 先行捲られ
  8 8 小橋 秀幸 3車身 10.0     併走離れて
  9 6 吉岡 篤志 3/4車輪 9.9     3番手競負

戦い終わって

戦い終わって写真

 清水裕友が赤板で斬った上を、松岡篤哉-志智俊夫で一気にカマす。清水はきっちり3番手を確保。志智が車間を空けるが、2角から清水が猛然と捲り、3角で先頭に躍り出る。小倉竜二もしっかり続いてワンツー。3着には鐘で吉岡篤志を捌いて小倉後位を奪った阿部拓真が続く。
 押し切った清水は「コマ切れだったし、後ろにならない様にと。コマ切れだし、皆動くと思って。自分から斬った方が組み立て易いと思って。駆ける気持ちもあったけど、松岡さんが来たので引いた。ホームで一回見てから、2角スパート。初速は良くなかったが、ひと伸びありましたね。緊張で脚の感じは分からないが、初日より軽かった」。
 2着キープの小倉は「作戦は特になかったけど、松岡君が来なかったら、清水もあのまま駆けていたんじゃないの。阿部君の動きが気になったが、下げるそぶりを見せたんで。付いては行けているが、4角からの伸びに不満がある」。
 3着の阿部は「前を取った方が組み立て易いと思った。想定外の部分もあった。松岡さんの3番手が欲しかったけど、先に清水君が来たので、あれ以上引き切る訳に行かなかった。結果的には権利取りのレースになってしまった。最低限の走りでしたね」。

投票


防災「精神主義」が弊害を生む

2021年11月02日 11時32分10秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼「教育は未来の黄金柱」である。
「青年を育てることは、未来を育てること」
「教育を発展させることは、未来を発展させること」と考える。
▼人類共生に貢献する人格を備えた青年を育成する。
▼友好の基盤は<心のつながり>にある。

▼防災教育は、最悪の事態を考え、どう行動すべきか、その規範をどう構築していくかにほかならない。
▼「精神主義」が弊害を生む。
避難手段・避難場所など現状の課題を精査せずに根性論で乗り越えようとすると弊害を生む。
▼「仮説主義」
思い込みを前提に、避難に関する問題点を改善しようと「指針」「提言」が出されていく。
だが、実際に調査を進めると、そもそも仮説自体が誤っていることが多々ある。
▼全員に対応しようとする「平等主義」にも問題点がある。
被害が大きいと考えれれる箇所から対策を施していくことが重要だ。
危機管理においては優先順位を付けるのが当然である。
けれども、それは簡単ではない。
人の命を守るために優先すべきものは何かをまず考えなければならない。


人類文明を高めるための教育

2021年11月02日 11時07分33秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼「人類の幸福」を教育の使命の中心に据える。
これは完全に普遍的であり、人間主義であり、先見的でもあり、持続可能な平和そものと言える。
▼人類文明を高めるための教育。
地球倫理、道徳、人類のレジリエンス(困難を乗り越える力)を高めるための教育。
▼女性のエンパワーメント(内発的な力の開花)、青年の意欲向上に貢献し、世界平和に尽力し、人々を励まし触発を送る。
▼一人一人の人生の質を、時代の要請に適った形で、より豊かでより確かなものにしていく。
▼人類の貪欲さによって引き起こされる戦争の野蛮さや悲劇、そして負の連鎖を断ち切るために、人間が培わなければならない勇気。
▼人間同士が結束していく方途をどのように描いだしていけばいいのか。
その核となるのが、「人間の変革」である。
つまり、一人の変革が社会の変革へとつながり、さらには人類が平和裏に生き残る確かな基盤の構築につながるという原理である。


「共感」は真の人間らしさを示す特質

2021年11月02日 09時36分36秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼「信は万物の基礎を成す」野村克也
リーダーの責任ある姿勢と言動が皆の信頼を集め、力を発揮させる。
▼走り抜いた共戦の友と互いをたたえ、心から励まし合う。
▼「共感」は真の人間らしさを示す特質である。
▼積極的に他者と対話し、交流し、悲しみや喜びを分かち合い、他者の生き方に深く配慮して「共感」を育むことだ。
その根幹には、他者の生命への尊敬が自身の生命を荘厳することだ。
▼誰かが誰かのことを良く言う時、その善果は自分自身に戻ってくる。
実は初めから自分自身を褒め讃えるようなものだ。
▼日々の生活のなかでも、陰の労苦や真心の献身を誉め讃え、ねぎらう言葉がもっと増えたら、お互いが、どれほど心豊かに光り輝いていくことだろうか。
▼この地球上に生まれて、意味のない人はいない。
何のために皆、生まれてきたのか。
自分以外の人の「喜び」を創造するためだ。
▼あらゆる人間にとって、生きることの喜びと幸福とを感じるために必要なことは、人が自分のためだけではなく、自分につづく世代のために働くことである。
次の世代のために、今できることを、誠心誠意、やり切っていく。
その心にこそ、歓喜の都が築かれていくのではないだろうか―トルコの「建国の父」ケマル・アタチュルク初代大統領の言葉


無風の衆院選で唯一光を見せた日本維新の会、自民党の右側にいる野党が必要だ

2021年11月02日 09時19分45秒 | 社会・文化・政治・経済

11/2(火) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン
Photo:JIJI

 10月31日、衆議院議員総選挙が投開票された。自民党は、改選前から15議席減らしたが、単独過半数を維持し、自公連立政権は継続することとなった。

一方、「野党共闘」は共闘の効果はほとんどなく、改選前より議席を減らすという失敗に終わった。今回の選挙の特徴は、どの党にも「風」が吹かなかったこと。しかし、わかったことは自民党の底力、そして日本維新の会の可能性だ。(立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

【この記事の画像を見る】

● チャンスを逃した野党、自民党は無風の選挙で強さ発揮

 今回の総選挙は、野党共闘にとって千載一遇の好機となるはずだった。

 「新型コロナ対策」が評価されなかったり、東京五輪・パラリンピックの開催が批判されたり(本連載第274回)で、菅義偉・前政権の支持率は急落し、自民党は補選・首長選で連敗していた(第284回)。

 しかし、自民党は総裁選を行い、「疑似政権交代」と呼ばれる、さまざまな候補者による多様な政策論争を展開して、支持率を回復させた。そして、岸田文雄氏を「選挙の顔」である総理・総裁に選んだ(第286回)。

 岸田首相は、選挙戦に入ると、安全保障・経済安全保障関連を除けば、次々と政策志向を「左旋回」させた(第287回)。アベノミクスで広がったとされる格差を是正し、個人レベルに利益を再配分する「新しい資本主義」などを打ち出した。

 それは、野党との政策の「違い」を明確にするのではなく、野党の政策にかぶせて、野党の存在を消してしまうという、自民党の伝統的な戦い方を踏襲したものだ。

 私は、海外メディアの取材で、「自民党とは、英国の二大政党『保守党』と『労働党』を合わせた特徴を持つ政党だ」と説明した(毎日新聞『英メディア、「自民党支配」に着目 岸田氏の人柄など分析』)。

 自民党は、保守政党とされながら、社会民主主義的な政策を次々と実現してきた、世界に類を見ない「包括政党(キャッチ・オール・パーティー)」だ。

古くは、1960年代の国民皆保険・皆年金制度、70年代の環境政策、福祉政策、近年では教育無償化、全方位社会保障など、他の民主主義国ならば、保守政党から社会民主主義政党(労働党)に政権交代した際に実現した政策を、政権交代せず実現した。野党の政策アイデアを奪い予算を付けて実現することで、支持を拡大し長期政権を築いてきたのだ。

 その強さは、「世界最強の自由民主主義政党」と言っても過言ではない(第218回)。政党の真の強さとは、「風が吹かないとき」にどれくらい踏みとどまれるかで決まる。自民党は議席を減らしたものの、自民党らしさを発揮することで、その強さを示したのではないだろうか。

● 民主党政権の失敗を覚えている国民、「野党共闘」は練り直しを

 一方、「野党共闘」が千載一遇の政権交代の好機を逃したのも、「自民党の底力」だったといえる。

 立憲民主党や共産党などの野党は、数合わせの「共闘」に総選挙ギリギリまで必死だった。そのため、政党として最も大事なことである「政策」の立案を「市民連合」なる外部の組織に丸投げすることになってしまった(第287回・p2)。

 これも、自民党の強さに屈したことを示している。前述の通り、野党は「政策」で自民党と違いを出すことができない。だから、とにかく共闘して小選挙区の候補者を1人に絞り、「反自民」を打ち出して闘うしかなくなってしまうのだ。

 また、野党共闘の苦しいところは、政策をめぐって内部分裂し、混乱の果てに崩壊した民主党政権のことを、国民がしっかり覚えていることだ(第196回)。「寄り合い所帯」では政権担当はできないという、国民の不信感が払拭(ふっしょく)されない以上、野党共闘が政権交代を実現するような勢いを得ることはできない。別の戦略を考える必要がある。

 今後の野党のあり方を考えるために、れいわ新選組と日本維新の会の総選挙の結果について考えてみたい。

● 「れいわニューディール」によって支持層が狭まった

 れいわ新選組は、今回比例で3議席獲得した。参議院で2議席あるが、2019年4月の結党から2年6カ月、2度の選挙を経て獲得議席は衆参でわずか5議席だ。山本太郎代表がよくも悪くも目立っているが、正直「泡沫政党」という存在でしかない。

 れいわ新選組が党勢を拡大できないのは、山本代表の「政界サバイバル術」の結果だ。山本代表は、自民党との違いをはっきりとさせて、存在感を示す戦略を取ったと考える。

 ところが、自民党が「保守」のイメージとは裏腹に、安倍晋三政権以降、政策的に左旋回してきた。前原誠司氏が民進党代表時代に打ち出した消費増税による教育無償化を中心とする「All for All」という政策を、安倍首相は奪い、2017年の総選挙で公約として野党を粉砕した(第169回・p3)。

 だから、山本代表は、自民党に絶対奪われない左の端まで、政策をシフトさせた。それが「消費税廃止」などの「れいわニューディール」という公約だ。

 それは、山本太郎という政治家個人を政界でサバイバルさせるには有効だった。一方で、れいわ新選組を泡沫政党にとどめることになってしまった。

 「れいわニューディール」を現実的な政策だと感じる人は、日本の「サイレントマジョリティー」である中道層には皆無だからだ。極左に位置する数パーセントの人には熱狂的に支持されても、それ以上の支持の広がりを自ら捨てることになってしまった。これは、今後の野党のあり方に示唆を与えるものだ。

● 躍進の日本維新の会に、野党の方向性のヒントがある

 逆に、今回、最も躍進した野党は日本維新の会だ。吉村洋文党副代表(大阪府知事)が、コロナ対策で奮闘し、評価を高めていた(第240回)。そして、吉村知事の人気を追い風に、大阪府を中心に支持を集めた。合計で改選前の約4倍の41議席を獲得したのは驚きだ。

 今回の日本維新の会の躍進にこそ、野党が進む方向性のヒントがある。コロナ禍で明らかになった、現場の状況の柔軟かつ迅速に対応するには、地方自治体が前面に出るほうがいいということだ。

 例えば、吉村知事は大阪市長時代に、大阪市の待機児童を激減させることに成功した(吉村大阪市長「異次元の保育所整備で、待機児童数過去最低の37人になりました」定例会見2018.5.10)。福祉・社会保障などさまざまな政策課題で、自民党政権が中央集権で全国一律に解決しようとすることよりも、より的確な対応ができることを示したといえる。

 今後は、松井一郎代表が言う「大阪の改革の経験を全国へ」の実行が重要になる。大阪以外の地域に支持を広げていくことだ。まず、「地域政党」であるという原点を思い出し、全国の地方自治体の首長の座を取り、地方議員の数を増やしていくことに徹底的に取り組むことだ。そのためには、東京の「都民ファースト」など、他の地域政党と、いろいろな過去の経緯を超えて、大合流を目指すべきだ。

 また、元々「希望の党」という地域主権を目指した政党を源流とする「国民民主党」も、基本的な政策志向は維新の会と変わらない。維新の会と合流すべきだと思う。

 維新の会は、自公連立政権に加わる可能性が取り沙汰されている。短期的には、それも悪くない。政権与党の経験で得られるものは大きいからだ。

 しかし、自民党に埋没してはいけない。中央集権の自民党とはまったく違う、地方主権の国家観を練り上げていくことだ(第209回・p3)。重要なのは、野党共闘のように自民党の左に位置するのではなく、自民党よりに右側に位置する野党となることだ(第185回)。

● これからは自民党の右側に位置する野党が必要

 繰り返すが、自民党は、安全保障政策を除けば、政策的に左旋回している。特に、コロナ禍で一律10万円の特別給付金を出して以降、財政規律のタガが完全に外れてしまっている(第239回・p3)。これに野党が対抗して、さらに左に寄ってしまうと、与野党間で異次元のバラマキ合戦が始まってしまう。

 それよりも、自民党の右側に位置する野党が必要ではないか。社会政策は、中央集権の一律バラマキではなく地方主導で的確な現場対応をする。多様性、女性の社会進出、デジタル化、経済安全保障などは「なんでも反対」でなく、「自民党は改革が手ぬるいから、もっとスピード感を持って改革を進めよ」と批判する野党が必要だ。

● 今後の自民党、最大の懸念は?

 最後に、総選挙後の政治情勢について考えておきたい。自民党は議席を減らしたものの、今回躍進した維新の会の協力を得られれば、安定した政権運営は可能に見える。

 ただ、支持率の浮き沈みに最も直結する政治課題は「新型コロナ対策」だろう。

 今冬襲来が予想される新型コロナの「第6波」への対応を岸田政権が誤り、支持率急落したら、参院選前に「岸田おろし」の動きが出てくる懸念がある。またしても、病床が十分に確保できず、医療崩壊の危機に陥り、緊急事態宣言が発令される事態になったら、国民の岸田政権に対する不満が爆発する。コロナ対策は、今からでも万全を期すべく、総選挙後、すぐに動きだすべきである。

 一方、岸田政権にとって、優先順位が高い政策は、「経済安全保障」だろう。米中の覇権争いが激化する日本はどう行動するかの判断は難しいが、国益に関わり、絶対に避けることができない課題だ。

 しかし、何よりもこれらにしっかりと取り組むには、岸田政権が支持率の浮き沈みに振り回されない、安定した状態を維持する必要がある。

 そこで焦点は、甘利明幹事長が、小選挙区で落選し、幹事長職の辞任を表明したことだ。その後任が誰になるかが重要だ。

 岸田政権の問題は、党内基盤の脆弱さだ(第286回)。党役員、主要閣僚に岸田派議員が起用されていない「岸田派外し」で、いざというとき、体を張って岸田首相を守ろうという政治家が周囲にいない。そのため、支持率の浮き沈みが即、政権の命脈に関わる不安定な状況になってしまっている。

 この状況を改善できるかが重要だ。

上久保誠人

 

 

【関連記事】


新型コロナとインフル 同時感染で肺炎重症化も

2021年11月02日 09時16分42秒 | 野球

11/2(火) 6:54配信

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 新型コロナとインフルエンザはお互いのウイルス増殖を抑制せず、同時に感染することがあると長崎大学の研究グループが発表しました。同時に感染すれば、肺炎が重症化するとしています。

 長崎大学の研究グループは、ハムスターに新型コロナとインフルエンザを同時に感染させる実験を行いました。

 その結果、2つのウイルスはお互いの増殖を抑制せず、同時に感染することがあるということです。

 ウイルスによる肺炎が最も重篤になるのはインフルエンザでは感染から4日後で、新型コロナでは6日後でした。

 同時に感染した場合は、8日後、さらに肺炎が重症化し、回復にも時間がかかるということです。

 長崎大学の安田二朗教授は「去年、インフルエンザが流行しなかったのはマスクなどの感染対策のおかげで、気を緩めれば同時流行も起きかねない」と指摘しています。

テレビ朝日

【関連記事】


阪神・高橋遥人、CS大丈夫? 左肘違和感降板から回復順調のはずが…一転ノースロー調整

2021年11月02日 09時14分16秒 | 野球

11/2(火) 5:00配信

サンケイスポーツ
甲子園の外野芝をランニングする高橋。ポストシーズンの開幕投手とみられるが…(撮影・河田一成)

大丈夫? 阪神・高橋遥人投手(25)が1日、甲子園で行われた投手指名練習に参加したが、ノースロー調整だった。10月下旬から左肘に違和感を抱えている。6日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ初戦、対巨人の先発とみられているが、雲行きが怪しくなった。

【写真5枚】過去には試合中に矢野監督から“公開説教”された事も…

左腕を使わない。キャッチボールすらしない。柔らかい表情とは対照的に、高橋は動きを明らかにセーブしていた。

CSファーストステージ初戦となる6日の巨人戦で先発が見込まれている左腕は練習開始10分前となる午前9時50分頃にグラウンドに姿をみせた。秋山、青柳らと一緒にアップを開始。そこまではよかったが、他の投手がキャッチボールを始めたタイミングでトレーナーと話しながら、本隊から外れ、ポール間のダッシュを繰り返していた。

午前10時35分頃に全メニューを終え、リュックを背負ってグラウンドに一礼。そのままキャッチボールすらすることなく、45分間の練習を終え、引き揚げていった。

2度の完封を含む4勝を挙げた今季は右脇腹の筋挫傷などで出遅れたが、9月9日のヤクルト戦(甲子園)で復帰。優勝争いにおいて、10月2日の中日戦(甲子園)から2回連続で中5日で登板した。その影響もあったのか、10月21日の中日戦(甲子園)で八回まで1安打完封ペースも九回に左肘の違和感で降板。出場選手登録から外れることはなかったが、その後の登板はなかった。

高橋は10月29日の全体練習のときにはCSに向けて「問題はないと思いますし、自分としても投げる気持ちでいます」と話し、矢野監督は「現状では、いけるような状態に近づいている」と前向きだった。10月30日にブルペンで投球練習をしたときも指揮官は「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と繰り返していたが…。

仮に高橋が離脱となればCSのローテの再編を強いられることになる。巨人に対し、9月25日(東京ドーム)で完封勝利を挙げるなど、今季16イニング無失点とキラーぶりをみせる左腕がいるといないでは大違いだ。

2位からの日本一を目指すためにも、高橋で勝って勢いをつけたいところ。左肘の状態は日によって異なるというが…。大事にならないことを祈るしかない。(菊地峻太朗)

 

 

【関連記事】


【阪神】“菅野キラー”スタメンでCS初戦か 大山悠輔&佐藤輝明は代打 3番近本光司起用も

2021年11月02日 09時11分42秒 | 野球

11/2(火) 6:00配信

スポーツ報知
佐藤輝明

 阪神がCS突破に向け“菅野キラー”をスタメンに並べる可能性が1日、浮上した。巨人との第1ステージ初戦(6日、甲子園)は菅野との激突が有力。甲子園では18年9月から4連敗中の難敵攻略が最重要となる中、井上ヘッドコーチがその構想の一端を明かした。

 「輝や4番にドシッと座った悠輔(大山)というのが本来はベストだと思います。ただ、相手投手との兼ね合いや守備位置も含めて考えたい。輝や悠輔を試合の終盤から使うことも選択肢としてあります」

 菅野に対し、今季6打数1安打の大山、3打数無安打の佐藤輝は代打として待機させ、9打数3安打1本塁打の糸原を三塁で起用したり、今季10打数5安打の打率5割、通算でも4割とカモにしている近本を3番で復帰させることも視野に入る。右太もも裏の張りでラスト3試合を欠場したが、CSには間に合う見込み。最善策で日本一への道を探る。(中村 晃大)

報知新聞社

【関連記事】


「阪神失速・佐藤輝ブレーキ」の原因と「近本サイン盗み」騒動との関連性について担当記者に聞く

2021年11月02日 09時07分51秒 | 野球

11/2(火) 6:04配信

デイリー新潮
「ごちゃごちゃ言うな」「やるわけないやろ」
「7・6ショック」と言われる日が来るか?

 11月5日から、セ・リーグではクライマックスシリーズがスタートする。ペナントレースでは開幕カードで3連敗したヤクルトが終盤で阪神を振り切って優勝を果たした。2年連続最下位からの反転攻勢だったわけだが、春先から好調を維持してきた阪神の失速の原因探しも注目された。プロ野球担当記者の間からは、7月6日のヤクルト-阪神戦での出来事が影響していると指摘する声があがっている。

 7月6日、神宮球場で行われたヤクルト―阪神戦。阪神が4点リードで迎えた5回表2死1、2塁。マウンド上のヤクルト、田口麗斗投手は打席に佐藤輝明外野手を迎えていた。初球を投じようとした際に、2塁走者・近本光司外野手はリードしながら膝に置いていた左手を横に真っすぐに伸ばした。

 それから左手はすぐに膝の上に戻したが、改めて2度、細かく動かした。それを見た村上宗隆3塁手は左手のグラブで近本を指して審判にアピール。これに阪神の矢野燿大監督と井上一樹ヘッドコーチが、「ごちゃごちゃ言うな」「絶対やってへんわ」「やるわけないやろ。アホ! ボケ!」などと罵声を浴びせた。

 村上は矢野監督と井上ヘッドをにらみつけて阪神ベンチへ向かって行く。試合はストップし、審判団が間に入って矢野監督と高津臣吾監督が協議を始めた。マスク越しではあるものの、アクションも相まって両監督の興奮が伝わってくる。「こっちもやるぞ」と高津監督が訴える場面もあった。

セパ共に取り決めが存在
 高津監督が「やる」と言うのはサイン盗み・伝達行為を指していた。試合後に審判団はざっと以下のように説明している。

《サイン盗みとかするわけじゃないんだけど、距離を測るために手を出していたと(いうのが阪神側の言い分)。走者が帰塁の練習をするじゃない? スポーツマンらしく、クリーンに試合をやろうということで。(帰塁のポーズを注意したのか? )紛らわしいからそれはやめましょうと、注意しただけです》

 試合後、矢野監督はこの件について、「俺はこれは現役時代からそうやけど、今は監督でもそうやし、一回も自分自身やったことないし。俺がもしやっているんであれば、どんな責任でも処分でも受けるし」と否定している。

 両球団の担当ではない記者によると、

「結局、うやむやと言うか何があったのかよくわからないまま終わってしまいましたね。まあ証拠もないし仮に聞き取り調査とか大仰なことをしても、明確な証拠や結論が出てくるわけではないので仕方ない面はあると思いますが……」

 セ・リーグは2009年に「ベンチ内、ベースコーチ、走者から打者、あるいは塁上の走者に対して球種等の伝達は行わない」など取り決めをしている。パ・リーグでは1998年、ダイエー(現ソフトバンク)にスパイ疑惑が起きたことをきっかけに同様の宣言が出された。

7月6日以前と以降
 この記者が続ける。

「2009年の時には、それらしき疑わしい行為があるという指摘が複数の球団から出てきたのを受けて取り決めをしたと記憶しています。サイン盗みについては、いま現役で活躍する選手らがリトルリーグとか高校野球とかで頑張っていた頃って普通にあったようですね。そういうことが当たり前の環境でプロに入ってきて、『なんでやらないんだろう?』と疑問に思う選手もいたみたいです。一応取り決めがあるから『やってはいけないこと』になっているんですけどね」

 別の記者にも聞くと、

「近本の行為は確かに紛らわしかったですね。自分なりにバランスを取っていた結果のようですが、ああいう動きをしたら疑われるのは当然でしょう。プロで活躍している選手には、問題とされたような伝達行為をこれまでの野球人生で経験した者も少なくないと聞いたことがあります」

 そして、こう続ける。

「あの事件と阪神の失速とは繋がっているのでは……という指摘は割とあるんですよね」

 実際、今季の成績を見てみると、

3・4月 18勝8敗
5月  11勝6敗2分
6月  12勝10敗1分
7月  5勝8敗 6日まで2勝3敗、7日から3勝5敗
8月  7勝9敗
9月  10勝9敗4分
10月  12勝5敗3分

チームに微妙に影を落とすもの
 サイン盗み騒動前後で見てみると、以下の通りだ。

前 43勝27敗3分 勝率.610
後 32勝28敗7分 勝率.530

「騒動後に勝率がガクっと落ちていることから、それまでサインを盗んでいた、などと言いたいわけでは全くありません。戦力を整えたヤクルトが強すぎたというのが普通の見方でしょう。ただ、例えばボークの判定を受けてフォームを崩してしまった投手がいるように、チームに微妙な影を落とすアクシデントとか事件とか判定というのはあるんですよね。結果論になりますが、7月6日の出来事は、阪神の勢いを殺(そ)いだひとつの要因じゃないかと思っている記者は結構いると思います」(先の記者)

 さらに別の記者に聞くと、

「それを言うなら、7月6日の“事件”当時、打席にいた佐藤輝明の成績にも影響があったという声がありますね。単純に打率だけを見ても、開幕から6月まで267打数73安打の打率.273だったのが、7月以降は158打数28安打で打率177。9月には2軍落ちを経験しましたし、1軍のベンチをあたためる機会が多くなりました。そのうえ59打数連続無安打という、投手を含めたセ・リーグのワースト記録を作ってしまいました」

 佐藤輝明がブレーキとなったことが阪神の成績に影響したのは間違いないだろう。勝負の綾はわからないもので、ジンクスめいたものが少なからず流布するのもそこに理由がある。はたしてクライマックスシリーズにまで「7月6日の余波」は影響するや否や。

デイリー新潮取材班

2021年11月2日 掲載

新潮社

 

【関連記事】


阪神余裕のCS第1ステージ 球史に残る「週末に強い昼虎」の鉄板データが追い風

2021年11月02日 08時40分48秒 | 野球

11/2(火) 6:15配信

東スポWeb
「週末に強い昼虎」は高橋遥人で必勝を期す(東スポWeb)

 レギュラーシーズン2位からの日本シリーズ進出へ狙う阪神は3日から本拠地・甲子園で社会人チームとの練習試合3試合を行い、週末6日から甲子園で行う3位・巨人とのCSファーストステージ(甲子園)に備える。

 今季、宿命のライバルとは今季13勝9敗3分けと14年ぶりに勝ち越したが、甲子園では6勝6敗1分け。第1ステージは順位上位チームへの「1勝」のアドバンテージもないなか、ぶっつけ本番の3試合。負け越しは許されない戦いは決して楽ではないが、関係者は必要以上に構えて戦う必要性を感じてはいないという。ペナントレースの戦いぶりがその根拠だ。

 今季デーゲームは27勝8敗3分け。開幕からプロ野球タイ記録のデーゲーム16連勝をマークするなど今年の「昼虎」は球史にも名を残し、週末に無類の強さを誇っている。

 試合の少ない月曜を除く、曜日別の勝率でもそれは明らか。土曜日は最も高い6割3分6厘、それに次ぐのが日曜日の勝率6割。CS第1ステージ初戦の6日、第2戦の7日は「週末のデーゲーム」。昨年までリーグ3連覇の難敵相手といえど、それは昨年までの話で猛虎にとっては現状「もっともゲンのいい」条件下での戦いとなる。

〝昼将軍〟は健在で、デーゲームでの敗戦は後半戦も8月21日の中日戦のみ。約2か月間負け知らずで2つの引き分けを挟み、シーズン終盤戦も8連勝でフィニッシュした。

 12球団最多の77勝を挙げながらも、勝率でヤクルトにVをさらわれたヤクルトにリベンジに果たすべく、その手前でつまずくわけにはいかない矢野阪神。6日の初戦は、後半戦の昼伝説を支えた立役者で今季のG戦2試合で16イニングで防御率0・00、24奪三振の無双左腕・高橋遥人(25)で必勝を期す可能性が高い。先手必勝が絶対的有利となるCS第1関門で、虎に追い風となる鉄板データは確実にそろいつつある。

 

【関連記事】


東大に落ちて…運動経験なしのラ・サール出身28歳・阿部龍也が7月に競輪本格デビュー

2021年11月02日 08時22分32秒 | 未来予測研究会の掲示板

[ 2021年6月29日 16:24 ]

コメント

 ラ・サール高校(鹿児島)出身の才人が、どういうわけか競輪の世界に飛び込んだ。119回生の山口支部・阿部龍也(28)だ。学生時代は勉強に明け暮れて運動経験はほぼ皆無。そんな阿部が、7月に本格デビューを果たす。オールドルーキーの挑戦に注目しよう。
 なぜ競輪選手に、という疑問はひとまず置いておいて、阿部の経歴から紹介しよう。防府市で生まれ、塾の先生の勧めもあり全国屈指の進学校、ラサール高校へ進んだ。「勉強することに抵抗がなかった。親が家に教材を取っていて、自然とやる感じでしたね。『勉強をやりなさい』とも、そこまで言われなかったし(勉強が)嫌いではなかった」。

 全国からエリート候補生が集まる高校の中でも成績は上位。しかし「周りが医者志望だらけで、自分はなんとなく、そうはなりたくなかった。“これになりたい!”というものがなかったんです。今にして思えば、それが良くなかったのかな」。1本に絞った東京大学(理科1類)の受験は不合格。「僕なりに頑張った結果。後悔はしていない」。浪人はせずに、防府市の自宅に戻った。すると母・香(かおり)さんの勧めでイギリスのケンブリッジ市へ留学。1年間「景色がいい」土地で心身共に成長した。

 帰国後は塾の講師などを務め、防府市内の会社に就職。毎日、自宅から片道約15キロの道のりを自転車で通勤し「自分の体だけで、こんなにスピードが出るんだ」と、自転車の魅力にとりつかれた。ここから本格的に自転車との向き合いが始まる。雨の日でも乗りたくなったり、トレーニングをする中で、いつしか通勤手段から趣味へと変わり、さらに競輪選手を目指すようになった。運動経験は全くなかったが、2回目の挑戦で養成所に合格。1年間の養成所生活を経て3月に選手登録された。ルーキーシリーズ(新人同士の開催)を2開催、消化。7月の本格デビューが迫ってきた。

 「センスはみじんもないけど、もうやるしかない。努力し続けるだけです」

 阿部の最大の武器は努力し続ける力だ。勉強もそうだったが、競輪も同じ。防府競輪の業務係を務める梅田遼太さんが「養成所に入る前の1、2年、バンクが使える日は、阿部さんが毎日練習しているのを見ていました」と話す。強くなるための努力は惜しまない。

 競輪は個人競技でありながら、団体競技のような側面もある。地区などでラインと呼ばれるチームを形成し、相手のライン、さらにはライン内で駆け引きが繰り広げられ、最終的に誰よりも早くゴール線に飛び込んだ選手が1着となる。ただ単純にタイムを競う競技ではない。

競輪のトップ選手で、東京五輪自転車競技の金メダル候補・脇本雄太(福井)も中学卒業まで運動経験はない。阿部の豊富な人生経験と、明晰(めいせき)な頭脳をもってすれば、運動経験と脚力の不足を補うことは十分可能なのだ。

 小学生の頃、父・正輝(まさてる)さんに連れられて防府競輪場に足を運んだ。看護師として働く母・香さんは競輪場の医務室でお手伝いをしたこともあるそうだ。意外にも阿部家にとっては、縁がある世界だったのかもしれない。

 「自転車はシンプルだけど奥深い。師匠の桑原(大志)さんからは『必ずご褒美が来るときがあるから、それを信じて頑張れ』と言われている。信じて頑張ります」

 愚直なまでに努力を続ける28歳のオールドルーキーが競輪界に新風を巻き起こす。


ヤクルトと阪神わずか5厘差…終わってみればゲーム差なし 歴史的大混戦セパ全日程終了

2021年11月02日 08時10分15秒 | 社会・文化・政治・経済

11/1(月) 22:10配信

スポニチアネックス
優勝し胴上げされるヤクルト・高津監督

 ◇セ・リーグ全日程終了(2021年10月1日)

 セ・リーグは11月1日、ヤクルト―広島戦を行い、今季の全日程を終え順位と個人タイトルが確定した。

 この日ヤクルトが広島に敗れたため順位は以下の通り。

1位 ヤクルト 73勝52敗18分け勝率.584

2位 阪神   77勝56敗10分け勝率.579

3位 巨人   61勝62敗20分け勝率.496

4位 広島   63勝68敗12分け勝率.481

5位 中日   55勝71敗17分け勝率.437

6位 DeNA   54勝73敗16分け勝率.425

 結果的に6年ぶりに優勝したヤクルトと2位・阪神とのゲーム差は「0」。阪神は勝率にしてわずか5厘差で16年ぶりの優勝を逃した形となった。ゲーム差なしの優勝は1986年の広島以来で、この時は2位・巨人とわずか3厘差だった。

 セ・リーグ史上3番目に遅い10月26日に優勝が決まり、パ・リーグではマジックが点灯しないままオリックスが25年ぶりの優勝。前年最下位チームが両リーグそろって優勝したのは史上初となった異例のシーズンが11月1日、全日程を終了した。クライマックスシリーズ(CS)は6日、セ2位の阪神が甲子園で3位の巨人と、パ2位ロッテがZOZOマリンで3位楽天とそれぞれファーストSが開幕する。

 

【関連記事】


京王線事件 見えた鉄道の安全対策の課題

2021年11月02日 08時06分48秒 | 事件・事故

鳥塚亮えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。
11/1(月) 20:46

京王線の快適な特急電車がテロ行為の対象になってしまったことに憤りを覚えます。
8月の小田急線での事件に続き、昨日京王線でテロ行為による殺人未遂、列車破壊事件が発生しました。

来年は日本に鉄道が開通してから150周年を迎えますが、この間、鉄道の歴史は安全のための技術革新の歴史と言っても過言でないほど過去の鉄道マンたちが切磋琢磨して安全技術を築き上げてきましたが、ここへきて一つの盲点があることがわかってきました。

それは、鉄道の安全確保ということは、速度超過や信号の見落としなどによる列車の衝突や脱線、あるいは踏切などでの他の交通との衝撃といった事故をどのようにして防ぐかということに主眼が置かれ、さまざまな設備投資や規則や基準が設けられてきています。

ところが、これらの規則の中には、乗客が列車の車内から列車を破壊するような事件が想定されていなく、あくまでも善意の乗客を安全に運ぶことに主眼が置かれていることです。

これが同じ輸送でも航空輸送と大きく違う点であり、ご存じのように航空機の場合は搭乗前に大変厳しいセキュリティー検査が行われます。これを逃れて飛行機に乗ることはできません。

なぜこのような検査が行われるかというと、航空輸送の場合は乗客というのは善意の人たちばかりとは限らないと考えているからで、安全に直結するハイジャックなど乗客によるテロ行為を防ぐためですが、鉄道の場合は列車に乗車するにあたっていちいちセキュリティー検査のようなことは、今の日本では行われていません。

近年、諸外国ではテロリストが列車に乗り込んで、その列車を破壊するような行為が散見されるようになってきたことから、日本でも順次導入していく検討はされていますが、現時点では一般化してないところに連続して今回のような乗客による車内でのテロ行為が発生しているのです。

今回露呈してきた課題
昨日の京王線の事件で露呈してきた課題として、走行中の列車でテロリストが危害を加える行為をした場合、乗車中の乗客が列車を停止させ列車から逃げるために、現時点で次のような問題点があると筆者は考えます。

1:乗務員への通報。

都市部の電車は8両、10両、あるいは15両といった長編成で運転されています。

通常、先頭車両に運転士、最後部に車掌という配置で乗務していますが、そのような位置関係では長編成の列車のどの部分で事件が発生したかを乗務員が自ら把握することが困難になります。

乗務員は乗客からの非常通報で知ることになりますが、これが各車両に設置されている非常通報装置です。緊急事態発生時に乗客がこのボタンを押すことによって、乗務員に列車のどの部分で何が起きているのかを伝えることができます。

ただし、基本的には会話で伝えることになりますので、緊急事態を乗務員に正確に伝えるためには乗客の側の冷静な対応が求められます。今回の事件でも混乱した車内からの通報では、乗務員が何が起きているのかを把握することが困難だったという報告が上がっています。

車内の非常通報装置。ボタンを押して乗務員に会話で状況を伝える装置です。
2:非常用ドアコックの使用

車内には緊急脱出のための非常用ドアコックが設置されています。

カバーを開けてコックをひねることでドアが手動で開けられるという装置ですが、乗客がこれを操作することはかなりの危険が伴いますので、鉄道会社は積極的にPRすることはしていません。

なぜなら、高速走行中に乗客が非常用コックを操作してドアを開けることによって、当然ですが転落の危険が生じます。また、列車が停車した後でも車外に降りたところで反対側から来た列車に轢かれるという事故も過去には発生していますので、基本的には係員の誘導のもとで車外に出るというマニュアルになっているからです。

でも、今回のように数秒を争う緊急事態では、係員の誘導など待っていられませんから乗客自らが操作せざるを得ないと考えられます。この点が鉄道会社にとって今後の大きな課題です。

3:列車防護無線の発報

これは乗務員が操作するものですが、緊急事態が発生した場合、乗務員は乗務員室内にある列車防護無線を発報します。これにより、緊急信号が発せられ、周囲数キロ以内で走行中の列車はすべて緊急停止します。

例えば踏切で自動車と衝突し反対側の線路をふさいでしまったところへ対向列車が来て大事故になったなど、過去の様々な事故の事例から考えられたのがこの列車防護無線であり、上記の非常用ドアコックを操作して乗客が車外に脱出しなければならない場合でも二重、三重の事故を防ぐことができますが、あくまでも乗務員が操作するという点がネックになります。なぜならば乗務員を狙ったテロ行為があった場合、どこまで対処できるかという課題が残るからです。

4:ホームドアが大きな障害になる

今回の事件では逃げ惑う乗客の姿が動画で拡散していますが、その映像で誰の目にもはっきりとしたのはホームドアが逃げる際の大きなバリアになっていることです。

ホームドアは列車の停車位置が数十センチずれただけで開きません。今回の場合はホームドアが開かないことで乗客が逃げる際の大きなバリアとなってしまいました。

緊急停車した列車が正規の停車位置からずれて停車したため、最後部の車掌は安全に配慮して車両のドアもホームドアも開けなかったようですが、中間車両で発生している事件の概要が最後部の車掌まで届いていれば、車掌は多少ずれていてもドアを開けていたかもしれませんが、今回はそういう操作はされませんでした。

今回、京王線の事件で幸いだったのは窓が開く車両だったことでしょう。

窓が下降するタイプであったため、ホームドアを乗り越えて車内からホームに逃げることができたことが脱出の手助けになったように考えられますが、都市部の電車では窓が開かない電車、開いてもわずかで人が脱出する隙間もない車両が多くありますので、そういう点も今後の大きな課題になると思います。

多方面から見たの安全管理の必要性
例えば列車の窓ですが、昭和の車両はどれも窓が開いていました。それが空調装置が完備されることで窓が開かなくなりました。窓が開かないことで車内の温度管理ばかりでなく、乗客が窓から手や顔を出して事故に遭う危険性もゼロになりました。つまり、窓を開かなくすることで安全性が高まると考えてきた歴史があります。

ところが、近年、駅間で停車した電車の電源が切れ、乗客が長時間車内に閉じ込められる事故が連続して発生したことで、窓が開かないことが弱点とされるようになりました。

ホームドアもそうですね。

乗客がホームから線路に転落するのを防ぐという点では最大限の効果を発揮しますが、今回のように線路側、あるいは列車側からホームへ逃げるような状況下では大きなバリアになっていることがわかりました。

安全対策というものが運行管理をする側から見た「片側からの対策」だけ考えられて、乗客の側から見た場合、実は安全に大きな支障をきたすバリアになるようなことが、ホームドアばかりではなく例えば自動改札などでもあるのではないか。

今回のような事件が発生すると様々な検証がなされますから、今後いろいろとあぶり出されてくると思います。

今まで、安全性の向上のために準備されてきた各種安全対策が、本当にそうなのか。安全というのも一方通行の考え方ではなくて、多方面から検討していく時代に来ているというのも現代の多様性なのではないでしょうか。

※本文中に使用した写真はすべて筆者が撮影したものです。


鳥塚亮
えちごトキめき鉄道代表取締役社長。元いすみ鉄道社長。
1960年生まれ東京都出身。元ブリティッシュエアウエイズ旅客運航部長。2009年に公募で千葉県のいすみ鉄道代表取締役社長に就任。ムーミン列車、昭和の国鉄形ディーゼルカー、訓練費用自己負担による自社養成乗務員運転士の募集、レストラン列車などをプロデュースし、いすみ鉄道を一躍全国区にし、地方創生に貢献。2019年9月、新潟県の第3セクターえちごトキめき鉄道社長に就任。NPO法人「おいしいローカル線をつくる会」顧問。地元の鉄道を上手に使って観光客を呼び込むなど、地域の皆様方とともに地域全体が浮上する取り組みを進めています。

鳥塚亮の最近の記事