衆院選 2021 5野党、一本化の勝率28%

2021年11月08日 15時16分50秒 | 新聞を読もう

日経 

データで見る野党共闘 5野党、一本化の勝率28% 

衆院選で立憲民主党や共産党など5野党は289ある小選挙区のうち7割を超える213の選挙区で候補を一本化した。勝ったのはそのうちの28%にとどまった。ふるわなかった野党共闘をデータで見る。

289小選挙区、占有率は与党69%、5野党22%
289小選挙区のうち、与党は自民党189議席、公明党9議席で合計198議席を得た。小選挙区全体の69%を占める。自民は14県で議席を独占し、大阪と
佐賀で全敗した。
野党は81議席で、このうち立憲民主党、共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の5野党は65議席。
小選挙区の22%で勝った。岩手3区で立民の小沢一郎氏が敗北し比例復活する事態になるなど苦戦した。
5野党の共闘から距離を置いた日本維新の会は16議席で第3党に躍進し、大阪府では擁立した15選挙区すべてで勝利した。
5野党一本化は213選挙区
勝率は与党64%、5野党28%
5野党が213の小選挙区で候補を1人に絞って共闘したのが今回の特徴だった。このうち与党の勝利は137選挙区で勝率は64%。5野党は59選挙区で勝率は28%にとどまった。維新は10選挙区で5野党の統一候補を破った。

5野党、競合区の勝率8%
5野党系から2人以上の候補が出た選挙区は76選挙区あった。このうち5野党が勝ったのは6選挙区にとどまり勝率は8%だった。政権批判票が分散し、一段と与党側に有利に働いた。

5野党が競合区で一本化していたら積み増しは6議席
5野党が競合した選挙区で、もしも候補者を一本化していたらどうなったのか。与党が勝った198選挙区のうち、5野党が逆転勝利するのは6選挙区にとどまる。一本化した場合の数字は立民、国民、共産、れいわ、社民の各党候補の合計得票で算出した。東京で2選挙区、埼玉、愛知、京都、大阪でそれぞれ1選挙区と限定的だ。

今回の衆院選のキーワードは「野党共闘」だった。結果を見れば、岸田政権への批判票の受け皿が1つになると野党が勝つ効果は不発に終わった。接戦区の多くで与党候補に競り負けた。5野党と一線を画した維新は躍進した。来夏の参院選に向けて5野党は戦略の練り直しを迫られる。

対決構図ごとの与野党勝敗は?
選挙区の対決パターンごとに与野党の勝敗を見てみる。与党の公認候補ら「与党系」と立民などの公認候補ら「5野党系」が出馬し、維新の候補が不在で事実上の一騎打ちとなる「与野党対決」は141選挙区。与党が98議席、5野党が40議席を獲得した。与党、5野党、維新の3勢力が争う「三つどもえ」型は69選挙区で、与党が38議席、5野党が21議席を押さえた。与党の候補に複数の5野党候補が並び立つ「5野党競合」型の76選挙区のうち、与党は61で勝ち、5野党の勝利は8にとどまった。

前回2017年に与党勝利で今回は野党が奪ったのは40選挙区
2017年の前回衆院選は与党が勝利し、今回は野党が勝った選挙区を見てみる。40選挙区ある。5野党が29選挙区、維新が11選挙区。5野党が勝った選挙区のうち約9割が候補者を一本化したところだった。

 


人間性の弱体化が問題なのだ

2021年11月08日 15時16分50秒 | 新聞を読もう

「だれびとにも尊い一個の人格がある」
その「自尊心」を絶対に傷つけてなならない。

今日の日本では、「個人の人格」を確立するような教育は目指されれいない。
むしろ、平等という名のもとに、「みんな同じ」であることが要求される。
「個性」を尊重していくことよりも、「集団の中での振る舞い方」のほうが優先されている。
教育の画一化が問題なのだ。
戦前の軍国主義教育こそが、典型的な教育の画一化そのものであった。
子どもたちが取り巻く環境からストレスが生まれ、いじめにつながっているとしたら、まさに大人の側の責任だ。
「自分がしてほしくないことを、他人にしてはいかない」という心をいかに育くむかだ。
いじめの現場を目撃しても、かかわりを恐れる、<勇気>のない社会になっている。
「心」のあり方で人は180度変われる。
その源泉こそ「正義感」であり「勇気」なのだ。
いじめ問題も子どもたちの<心>や<人格>を育て、鍛えるほかない。
人と人との「心」が通えば、それが「力」に変わる。
「力」を出せば、必ず「道」は開けてくる。

教育とは、学校で教わったことをすべて忘れた後に、なお残るのもだ―アインシュタインの言葉


「真の<21世紀人>になるには

2021年11月08日 15時13分36秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼科学技術の進歩による現代社会の変化のスピードは、すさまじいものがある。
一方で、豊かな自然との触れ合いや、生身の人間との関わりが希薄になってしまった。
だからこそ、命の通い合う「ぬくもり」が、いっそう大切になってくる。
▼いじめや暴力に歯止めがなくなっているのも、人間が<物>のようにしか見えないからだろう。
生命の重さに対して、人が鈍感になってしまったのだ。
▼なぜ、いじめや差別が起きてしまうのか。
初めから幼い子どもは、差異を排除するわけではない。
「手足の不自由」な子とも、一緒に仲良く遊べる。
ところが、いつの間にか、「手足の不自由」なことを個性と受け取れなくなり、違いを差別しようとする多数の側に、正義があるように錯覚してしまう。
大人社会の風潮に子どもたちが染まっていくからだ。
差異を差異とっして、ありのままに認めず、偏見をもって対処してしまう。
▼大人は、すぐに人を上下で見る。
平等に見られない。
それが、子どもにも投影されている。
弱い者に対しては、優越感をもとうと、おごり高ぶる。
強い者にたいしてはへつらう。
▼日本の「閉ざされた島国根性」は否定できない。
度量が狭く、排他的で、抜きん出た人を妬み、足を引っ張る、
外に尊大で、内心は臆病である。
▼弱者に対する思いやりをいかに育むのか。
それが教育の最大の目的の一つである。
▼人の違いを、「排除とする方向」ではなく、「認め合う方向へと「心のベクトル(方向性)」変えていくことが大切だ。
▼多様性があってこそ、社会は、さまざまな力を発揮できる。
▼「真の<21世紀人>になるには、まず胸襟を大きく開き、自分と違ったところのある人に、差別や偏見の心を持たないことだ。


少しずつでも続ければ進歩

2021年11月08日 13時22分54秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼いかに創意工夫を凝らし、価値創造の智慧の光を放っていけるのか。

▼コロナ禍で心身ともに不安を抱えている人は少なくない。
▼<誰も置き去りにしない>との精神のままに、激励の輪を広げる。
▼人生経験や努力の積み重ねで、実際に物の見え方が変わる可能性がある。
▼心がどの方向に開いているか。それによって人生は大きく変わる。
まさに目は心の窓である。
▼少しずつでも続ければ進歩。
▼苦難の時、どのように行動すべきか。
その道しるべとなるのが、「一人を大切に」との人間主義の理念であり、その実践を貫くことだ。


地球的規模での概念である<世界市民>

2021年11月08日 12時53分13秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

世界市民とは?

世界市民主義,四海同胞主義,万民主義などと訳される。
コスモポリタニズムは元来必ずしも現実の改造や変革を目ざすものではなく,個人がその属する民族,国民,国家などに特有な価値観念や偏見をすてて,全人類を同胞とみなす人生論的な立場と解される場合が多い。

また、地球市民とは、人種、国籍、思想、歴史、文化、宗教などの「違いをのりこえ、誰もがその背景によらず、人として尊重される社会の実現」を目指し、活動しようとする人々。
自ら地球市民と指し、コスモポリタニズムに賛同する人々を表すコスモポリタンの日本語訳の世界市民と同じ意味として好んで使われる造語である。
地球市民は市民としての帰属を国家ではなくより広い概念に求めている。 

世界市民の資質として「平和に貢献する」ことが特に期待されている。

そのためには、国連の機能強化が必要である。
「いかなる環境にあっても、そこに意味を見出し、自分自身を強め、そして、他者の幸福へ貢献していく力」である。
「地球規模で価値を創造できる人間」の要件として、生命の相関性を深く認識してゆく「智慧の人」、人種や民族、文化の差異を尊重する「勇気の人」、苦しんでいる人々にも同苦し、連帯してゆく「慈悲の人」である。


世界的連帯の必要性を呼び覚ます。

2021年11月08日 12時47分07秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

仏法の人間主義(生命尊厳・万人尊敬という哲学)

それに根差した「人間教育」を体現するため、「対話」「世界市民」「価値創造」「共生」の相互に関連する四つの理念を提唱することで、どのように世界市民の概念を位置付けてきたのか。

1)1960年代のアメリカにおける人間間の対立
2)1990年代の「文明の衝突」
3)2010年代以降の気候の危機。

人々が差異を超越した人間性に目覚めるための資質として、世界市民のアイデンティティーを主張した。
人間の心に巣くう偏見を取り除くために、世界的連帯の必要性を呼び覚ます。
1990年代ハーバード大学のサミュエル・ハンチントンが発表した、<衝突の要因は宗教>とする「文明の衝突」論の影響が色濃く残っていた。
そのような背景の中、「智慧」「勇気」「慈悲」の重要性を説いたのが仏法の人間主義(生命尊厳・万人尊敬という哲学)であった。

また、この人間性の探求について、あらゆる差異を成長の糧にすることを促すと主張している。
世界市民とは、相手がどのような人であっても、自分が関わり続けることで、他者の生命の尊極なる「善性」を引き出そうとする挑戦の中で存在するのだ。
加えて、人間の潜在的能力の発揮は他者との差異を恐れる心によって妨げられるからこそ、世界市民の要件として「勇気」を重視する。
2010年代は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)達成への挑戦が幕を開けた。

「智慧」「勇気」「慈悲」の原理のもと、気候変動問題に挑むための資質とともの、世界市民教育の重要性が改めて注目された。
そこには<相手を思いやる想像力>や<足元の地域での実践>など、価値創造の知恵に根差した行動の精神が脈打っている。

世界市民観は、単なる淡い希望として解釈されるべきではない。
人々が自らの地域で積極的に取り組み、体現をしていくための思想である。

現代社会には課題が山積しているが、我々はあるがままの自分で、今いる場所で、目の前の人々と共に、答えを見いだしていかなければならない。
現在進行形で突き付けられている<挑戦状>に対して、価値を創造しながら立ち向かい、真の意味で<人間>になっていくことが期待されている。


人類共生の理念

2021年11月08日 08時12分59秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼平和の方向への知識を生かしていく本源的な力が、教育であるべきだ。
▼生命の相関性を認識する「智慧」
差異を尊重し、成長の糧とする「勇気の人」
連帯する「慈悲の人」を育む。
▼一国の利害や民族的背景を超越する考え方。
▼人類共生の理念。
▼文明同士の交流を、人類の進歩と世界平和の発展のための重要な推進力とみなす。
▼特に教育は何物にも代え難い重要な役割を担う。


心は常に揺らいではだめだ

2021年11月08日 06時07分11秒 | その気になる言葉

▼他者への貢献は幸福度を向上させる。
▼心が堅固であれば、努力も報われる。
心とは確信の異名。
▼心は常に揺らいではだめだ。
▼何に対しても臆せず挑戦することだ。
▼心を定め、大きな目標を決め挑戦する。
必要なのは大きな目標に挑む気概だ。自ら求めて、新たな課題に向かう覇気と行動力だ。