GⅢ 高松競輪 玉藻杯争覇戦
2日目(12月4日)
10レース
並び予想 5-1-6 2-9 7-4 8-3
レース評
坂井が痛烈なスピードで勢いを誇示。マーク宿口との関東ワンツーだが、気配良い佐々木−才迫や金ヶ江−柳詰らの反撃警戒。
1番人気 5-1(2.6倍)
走る格闘技の競輪。
何が起こるか、誰にもい分からない!
つまり、<絶対>など絶対にないのだ。
1番人気は買わない主義。
分かっているのであるが、坂井 洋選手はダントツ!
そこで、5-1と5-2で勝負してしまう。
だが、8-3ラインに5-1ラインが内側に抑え込まれる。
その競り合いの間隙のなかで、一挙に2-9ラインが、かまして先行する。
5-1ラインは抑え込まれた結果、勝負どころで捲るタイミングを狂わされる。
4番選手が開いた内側を強襲して1着に!
出目論で言えば、本命5番の隣の4番が1着となる。
<本命の隣りの車券を買え>の出目論、それをこの日も実践できなかった。
結果
4-2 8万4,570円(58番人気)
4-2-3 79万960円(381番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 成田 健児 | 11.2 | 差 | 4角内鋭く | |||
× | 2 | 2 | 佐々木 豪 | 3/4車身 | 11.8 | 逃 | B | 鐘4カマシ |
△ | 3 | 3 | 柳詰 正宏 | 微差 | 11.2 | 切替内鋭く | ||
○ | 4 | 1 | 宿口 陽一 | 1/8車輪 | 11.0 | 坂井追外伸 | ||
◎ | 5 | 5 | 坂井 洋 | 1/2車輪 | 11.2 | 被り捲上も | ||
6 | 6 | 吉田 勇人 | 3/4車身 | 10.8 | 離れ急追し | |||
注 | 7 | 9 | 才迫 開 | 3/4車身 | 11.7 | 追付牽制も | ||
▲ | 8 | 7 | 嶋津 拓弥 | 1/2車身 | 11.6 | 急追し振れ | ||
9 | 8 | 金ヶ江 勇気 | 2車身 | 11.5 | 被せ不発に |
戦い終わって
嶋津拓弥が斬るが、中団で金ヶ江勇気と坂井洋が絡んでペースは上がらず、鐘3半から佐々木豪が才迫開を連れて一気にカマして最終主導権。
急追した嶋津だが才迫の牽制で膨れ、空いた内を成田健児が突っ込んで大波乱。坂井は2角から仕掛けたが届かず。
3着には成田に切り替える形で柳詰正宏が入線。
内を突っ込み大波乱を演出した成田は「後ろで声がして、坂井が詰まっているのは分かった。しゃくられない様に締め乍ら、佐々木君のカマしを警戒して追走。嶋津が追い付いて踏み込んだら才迫君とあって外に膨れたし、申し訳ないと思いながら内へ。自分の脚力じゃないし、たまたまラッキーだっただけですよ」。
カマして2着に粘った佐々木は「金ヶ江君が坂井君を封じ込めてくれたお陰(笑)。嶋津さんのペースが上がれば構えていたけど、緩んだままだったし、鐘4角の下りを使って仕掛ければ、才迫さんも付いて来易いと思った。良いタイミングで行けた。出切ってからはゴール前保つペース配分で踏んでいました。初日に破った野口さんが二予で逃げ切っていたのも、自信に繋がった」。
3着の柳詰は「金ヶ江君は一旦、斬ると思っていたんだが。位置に拘ったね。自分は作戦全てを任せていたので。金ヶ江君が駄目なら切り替える準備はしていたし、バックでニュートラルに入れていたし、成田さんにスイッチできた。後はどこを突っ込むかを考えていた」。
海と風の音しかない地の果てで、母や夫からの重荷と苦しみを背負った2人が、 淡々と、静かに、本来の自分をひらいていく姿が美しい。
孤独の中にどうしようもなく愛しさが募る女性同士の愛を、 ここまで丁寧に描いた作品を私は知らない。エンディングの後、2人は何を語るのか興味は尽きない。