来期はS級1班に昇格する新鋭「競輪も一層頑張りたい」
配信
千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で4日、自転車トラックトーナメント「PIST6 ChampionShip2022-23」フォースクォーター・ラウンド2の決勝レースが行われた。
2度目の優勝、初の完全優勝を飾った青野将大(28歳・神奈川=117期)に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)
ーー2度目の優勝、そして完全優勝です。おめでとうございます!
ありがとうございます。これだけの強いメンバーが揃っていて、自分が優勝できるとは思っていなかったので嬉しいです。
ーーレース展開はどのようにイメージして臨みましたか?
本当はいつも通り前々に攻めていきたかったけど、道中は内に包まれてしまって上手くいかなかった。あとは展開だけって感じでしたね。
ーー勝利を確信したのは?
本当に最後まで分からなかったですね。同期の太田龍希君が強いのは分かっていましたし、長い距離も踏めるから、あそこからスパートしてもタレないだろうと。
自分はギヤがかかっていない分、捲りや追い込みとかスピードが出ているところをいくのはギヤ的にも不利なのかな、と。最後はコーナの下りを使って何とかって感じでした。
ーー決まり手は“逃げ、逃げ、捲り、差し”とシリーズを通して多彩な戦法が光りました。
これひとつという戦法にこだわらず、何でもできるように意識している。
シリーズを通じて臨機応変に走れたのは良かったと思います。
競輪と違ってライン戦ではないし、まずは自分が勝てる走りを。
ラインはないけど、予選みたいに後ろに追い込みの人を付けていれば、追い込みの選手はあまり仕掛けてこないし、上手く動かない人たちを引き連れていければ長い距離も踏めるので。
その辺りを考えながら走ってはいます。
ーー今年も残りわずか、来期は初のS級1班ですね。
前々期の失格が響いて今期はダメでしたが、来期は初めての1班。特選を上手く走れたら、また点数を上げられると思うので競輪の方も一層頑張りたいと思っています。
ーー師匠の小原太樹選手にも良い報告ができますね。(※小原太樹は欠場) 優勝した前回も師匠と同あっせんでした。同あっせんだと優勝できるんですかね。(笑顔)
ーー青野選手が優勝ということは…? 小原さんは優勝できないってことですね(笑)。
ーー最後に一言、ファンの皆さんへお願いします。
また来年も頑張りますので応援よろしくお願いします!