男子の適性入学組ではトップ成績の佐々木悠葵(ゆうき、23=群馬)が、決勝行きを決めた。

白鴎大バスケットボール部出身で、瞬発力や跳躍力といった身体能力の高さで適性試験を突破。「大学4年のとき、大学の先輩・山岸佳太(茨城)さんの影響もあって競輪に行こうと思いました」という。

応援に駆けつけた師匠の矢口啓一郎も「まだ基礎がなっていないけど、群馬では久々に『これは』って感じですね」と素質を評価する逸材。粗削りでも底知れない能力で卒記チャンプを狙う。

高松競輪G3・優勝を果たした佐々木悠葵「奇跡みたいなもんです」/決勝レース後コメント

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<button class="sc-bEjcJn hVNbKI" data-cl-params="_cl_vmodule:cmtmod;_cl_link:profimg;" data-cl_cl_index="36">「夢が叶いました」と喜びをあらわにする佐々木悠葵
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“眞杉匠のハコ”佐々木悠葵がG3初優勝へチャンス到来「先輩2人が言ってくれたので」

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高松競輪の「玉藻杯争覇戦(G3)」が5日に3日目を開催。
準決11Rで1着を取った佐々木悠葵(27歳・群馬=115期)に話を聞いた。  
今シリーズの佐々木悠葵は平原康多の魂が乗り移ったみたいで連日気合抜群。
のほほんとした雰囲気はいつもと同じだが、レースになると厳しい男に変身している。
「眞杉匠君とか坂井洋さんとはレベルが違うので、ああいう人達とは違うところを出していかないと…って思っています。番組も難しいのが多かったので、それに対応しようとやっていたら、自在選手みたいな走りになっちゃいました(苦笑)」  勝負の決勝は関東4人でじっくり話し合い眞杉匠のハコ(ラインの2番手)に。
「先輩2人(吉澤純平宿口陽一)がお前ら決めて! と言ってくれたので、決めさせてもらいました。
やっぱり別よりは並んだ方がいいと思うので僕が眞杉君の番手。
一昨年の競輪祭でも眞杉君マークで1着というのがあったし、今回もしっかり良い連係を見せられれば…」  眞杉の性格からして後ろを競らせずドカ~ンと行きそうだし、最後はズバッと抜け出しGIII初優勝を決めるか。(アオケイ・長谷川記者)
 
【玉藻杯争覇戦】佐々木悠葵がG3初制覇…高松競輪

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 高松競輪開設72周年記念G3「玉藻杯争覇戦」の決勝が最終日の6日、準決勝を突破した9選手によって第12Rで争われた。
佐々木悠葵(27)=群馬・115期=が、主導権を握った真杉匠の番手から直線で抜け出し快勝。
優勝賞金438万円を獲得した。
佐々木は19年7月のデビュー以来、初めてのG3制覇を成し遂げた。
2着は続いた吉沢純平。3着には真杉が入った。佐々木の次回出走予定は15日から始まるF1静岡。  
佐々木悠葵「記念初制覇は本当にうれしいです。強い気持ちでこの4日間に臨んできました。先輩たちと話し合ってラインを組ませてもらいましたが、(先頭の真杉は)ほんとうに強くてちぎられないように踏みました。最後は稲川翔さんが来ていて怖かった。でも、ゴール線で先頭だったので優勝できたことを確認できました。一人の力ではなく、ラインのおかげで勝つことができて、感謝しかありません。今年は落車もあって脳出血骨盤骨折もしましたが、ここに来て少しずつ上向いてきています。2023年はこのまま強い気持ちでお客様の期待に応えることができるレースをしていきたい。関東の結束力で勝てたので、これからも関東の応援よろしくお願いします」