平塚競輪 KEIRINグランプリ
最終日(12月30日)
11レース 11RS級グランプリ
並び予想 9-1 3-7-4-8 5(単騎) 6(単騎)
レース評
競輪祭の恩返しとばかりに新山の先制攻撃だ。
番手有利な新田、続く守沢との争いを推すが、まとめて負かせば脇本の豪快捲り
7番新田 祐大選手が1番人気になると思ったが、競輪ファンはワッキーを支持していた。
利根輪太郎はワッキーファンの一人として、当然9番から車券を買う。
1番人気 9-1(1番人気)
9-1 1,260円(1番人気)
9-1-2 4,760円(1番人気)
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 |
着差 |
上り |
決ま り手 |
S / B |
× |
1 |
9 |
脇本 雄太 |
|
11.3 |
捲 |
B |
△ |
2 |
1 |
古性 優作 |
1/4車輪 |
11.2 |
ク |
|
注 |
3 |
2 |
郡司 浩平 |
3/4車輪 |
11.0 |
|
|
▲ |
4 |
6 |
平原 康多 |
1/2車身 |
11.0 |
|
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|
5 |
5 |
松浦 悠士 |
1車身1/2 |
11.3 |
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|
◎ |
6 |
7 |
新田 祐大 |
3/4車身 |
11.6 |
|
|
|
7 |
8 |
佐藤 慎太郎 |
1車身 |
11.2 |
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8 |
3 |
新山 響平 |
大差 |
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S |
○ |
失 |
4 |
守澤 太志 |
戦い終わって
輪界の頂上決戦であるグランプリ2022は、号砲がなって新山響平がすかさず誘導員を追った。
以下周回は新田祐大―守澤太志―佐藤慎太郎―郡司浩平―平原康多―松浦悠士―脇本雄太―古性優作で並んだ。
残り五周の所で松浦が動き、新山の後ろを新田と併走し、新田は一車下げる形となった。
赤板過ぎ新山が突っ張ったところで新田が番手に追い上げ、松浦が下げて三番手。
そのまま打鐘を迎える。
打鐘過ぎから後方の脇本が巻き返し、新田も番手から踏み出すも脇本が飲み込んだ。
最後は古性が差し迫るも振り切ってV。
これで獲得賞金が初の三億円突破の大記録となった。
頂点に立った脇本はグランプリ初制覇。
「北日本四人結束と、事実上二分戦という形で正直優しい展開にはならないなという風な戦いだったんですけど、それを制することができて本当に良かったと思います。自分の中でもオリンピックが終わって、目標を日本の競輪の方に向けて、グランプリに向けてやるというふうに来てて、一年越しにはなるんですけどその目標を達成することができて良かったです。レースは古性君が一番車というのもあって、北日本のすぐ後ろが取りたかったけど、やっぱり単騎勢もそこを狙ってくるし、気持ちを切り替えて八番手からしっかり攻めようと思いました。(一本棒の展開となり)まずは新田さんがどこから松浦さんの所で追い上げるかでしたね。隊列もちょっと伸びてしまったことで、新田さんの動きを見失ってしまったので、いつも通り打鐘の所からしっかり仕掛けようと思いました。最初のコーナーの入り口ではしっかり伸びるかなと思ったけど、絶妙に郡司君と被ったりしてしまいそうなところもありましたし、あとは新田さんの番手捲りもあったのでそこを乗り越えられるかどうか。最後のハンドル投げるまではわからなかったけど、自分の中ではダービーの頃のような展開と走り方でした。この先は(一番車として)責任ある位置ですし、気を引き締めて頑張りたいです」。
二着に食い下がった古性は脱帽の弁。「脇本さんの仕上がりがやばかった。一緒に合宿した時とは別人。前日のタイムも動くて今までで1番くらいだった。抜くのは無理だった。とにかく強くて凄かった。脇本さんが出切った所で自分も出し切った感じ。何キロでてるのかというスピードだった。昨年の単騎と違って脇本さんの存在が頼もしかった。村上義弘さんに安心してもらえるようなレースだったと思う。今年は近畿の年にできたから来年も続けれるように」。
地元の郡司は外を踏み込むも三着が精一杯だった。「道中の松浦君の動きはさすがだなと。自分じゃできない動きで、他の選手からも見習う所はある。新山君はまだ踏みたくない所で踏まされてハイペースに。脇本さんが行き易くなったと。思ったタイミングで脇本さんが来て、自分も仕掛けたいけど単騎だから早いかなと…。余裕はあったから見ながらだったが、古性君の隙もなく飛付けず。残り1周は悔しい気持ちばかり。苦し紛れに外を踏んだけど、スピード的に届かないなと。脇本さんの前に仕掛ければ併せられたかも、そっちの方がチャンスあったのかな。この悔しさは忘れずに。単騎の苦しさを感じたからラインで抵抗できるようにしたい」。