利根輪太郎の競輪人間学 突っ張り先行で誤算に

GⅢ　広島競輪ひろしまピースカップ

2 日　12月16日

「昨日は、来なくて良かった」と柏の三根さんが言う。

「確かに、取れる車券ではなかったです」と利根輪太郎は応じた。

特に最終の12レスは、ダントツと期待された。松浦選手までが、完敗であったのだ。

当然、大穴車券に！

並び予想　5－1－7－8　3－2　4－6－9

レース評

地元で更に増す松浦の存在感。

当然の◎だ。

小倉−香川−久米で加勢。坂井−荒井の快速弾や、突進する寺崎−椎木尾にも出番

 

1番人気　5－1（3・6倍）

結果

9-3　3万2,470円(50番人気)

9-3-2　22万7,240円(295番人気)

予 想	着 順	車 番	選手名	着差	上り	決ま り手	S ／ B	勝敗因
	1	9	坂口 晃輔		11.5	差		近畿続外鋭
×	2	3	坂井 洋	１車輪	11.7	捲		中団２角捲
△	3	2	荒井 崇博	３/４車輪	11.4			阻まれ差返
▲	4	4	寺崎 浩平	１/２車身	12.0		B	坂井に捲れ
注	5	6	椎木尾 拓哉	１/２車身	11.8			寺崎乗るも
◎	6	5	松浦 悠士	７車身	12.5			割込離阻れ
○	落	1	小倉 竜二					３半で接触
	落	7	香川 雄介					３半で追突
	落	8	久米 良					３半で追突

10レースも大穴に

4-7　2万7,910円(58番人気)

4-7-2　36万3,160円(437人気)

 

2日目　7レース

並び予想　9－1－6　2－4－7　5－3－8

レース評

近況復調する上田目標から、荒井が決め脚鋭く中心へ。

小野が続くが、竹内に乗る才迫のタテや、鈴木の介入も侮れない。

1番人気　3－5（4・0倍）

３－５と３－２　2－3の3連単で勝負する。

出目作戦で3－5が軸と思ったのだ。

1レース　3－5

3レース　7－5

5レース　1－5

7レース　？

奇数レースが5番絡みなので、7レースも5番が絡むと期待したが、9－1－6ラインが突っ張り先行する。

このため、5－3－8ラインは後退し、7番手に置かれ、捲り不発となる。

これが、誤算であった。

競輪は、基本的に中断が有利であるのだ。

 

結果

2-1　3,740円(12番人気)

2-1-6　4万5,140円(112番人気)

予 想	着 順	車 番	選手名	着差	上り	決ま り手	S ／ B	勝敗因
△	1	2	鈴木 竜士		11.6	捲		中団２角捲
×	2	1	才迫 開	１車身	11.6	差	S	牽制竹内交
	3	6	吉永 好宏	１車身	11.6			才迫に続き
▲	4	9	竹内 翼	３/４車輪	12.1		B	突張り先行
	5	7	保科 千春	１/２車身	11.7			前阻れ切替
◎	6	3	荒井 崇博	タイヤ差	11.3			前不発急追
	7	4	岡田 征陽	１車身１/２	11.9			鈴木追振れ
注	8	8	小野 大介	１車身１/２	11.6			後方切替え
○	9	5	上田 尭弥	大差	12.5			叩ず捲れず

 

 

利根輪太郎の競輪人間学 仕掛けが遅い！

GⅢ　広島競輪ひろしまピースカップ

初日　12月15日

競輪の難しさを改めて思い知らさせる初日だった。

だが、5レースと7レースにチャンスがなかったわけではない。

5レースなら、軸の5番から総流しである。

捲りか、先行かで、レースは180度変わるものだ。

1レース　5-2　4,660円(9番人気)

2レース　9-2　1,870円(7番人気)

3レース　9-5　3,640円(13番人気)

4レース　4-1　9,690円(26番人気)

5レース　5-7　1万140円(25番人気)

6レース　9-3　1,170円(3番人気)

7レース　1-8　1万140円(24番人気)　

8レース　1-7　1,790円(6番人気)

9レース　5-1　310円(1番人気)

10レース　4-7　2万7,910円(58番人気)

11レース　5-2　2,280円(4番人気)

12レース9-3　3万2,470円(50番人気)

 

5レース　5－1－3　9－2－7　8－6　4（単騎）　

並び予想　

レース評

Ｇ１帰りの山下がキレ味ある差し脚を発揮へ。ただ目標の竹内も地元記念だけに押し切りは十分。中村頑張り神山の浮上に一考

1番人気1－5（3.3倍）

利根輪太郎をはじめ多くの競輪ファンは1－5　5－1　1－3

あるいは1－2（20・6）などから勝負をしていたと思われた。

1－5－3（5.8倍）

5－1－3（9.7倍）

1－5－2（14・7倍）

1－3－5（19・0倍）

誤算は、5－1－3ラインが8－6ラインに内側に抑え込まれたことだ。

出るに出られずの展開に。

こうなると、捲りが不発となり1－5の本命が消えることが明らかとなる。

ここまでは、読み切れないのである。

結果

5-7　1万140円(25番人気)

5-7-1　2万9,110円(66番人気)

予 想	着 順	車 番	選手名	着差	上り	決ま り手	S ／ B	勝敗因
○	1	5	竹内 翼		11.6	差		３角捲差し
▲	2	7	小林 圭介	１車輪	11.9	差		３番手鋭く
◎	3	1	山下 一輝	１/２車輪	11.5		S	竹内マーク
注	4	9	中村 隆生	１/２車輪	12.2		B	赤板で先制
×	5	2	神山 雄一郎	１/４車輪	12.1			中村隆乗も
△	6	3	今野 大輔	１/８車輪	11.4			後方内突き
	7	4	池田 浩士	１車身	11.9			単騎先手続
	8	6	山口 智弘	１/２車身	11.5			切替も後方
	9	8	北野 良栄	大差	13.9			中団外阻れ

7レース

並び予想　5－1－4－6　3－9　8（単騎）　2－7

レース評

先行で売っている山根が常の如く先制攻撃。番手有利な才迫を軸に中四国勢で連独占を狙うが、まとめて負かせば松坂の捲り。

誤算は1番の番手4番が離れて、8番に番手を奪われたことだ。

しかも、3番の仕掛けも遅かったのだ。

1番人気　1－4（5・2倍）

軸が硬いと思い、1－4の3連単と1－3　3－1の3連単で勝負するが、5レースのことが頭をよぎる。

5番が軸なら5番からの総流しだったのだ。

石岡の運ちゃん（元バス運転手）が輪太郎に、「1番か3番の勝負だね」と言う。

2車単総流しの輪太郎の車券買いを知っていたのだ。

彼は「軸が硬くても、2着、3着は何が来るか分からないからね」が口癖なのだ。

だが、輪太郎は1－4　1－3　3－1で十分と思い込む。

このため、総流しを控えたのだ。

だが、期待をした3番は仕掛けが遅かったのだ。

結果

1-8　1万140円(24番人気)

1-8-5　5万6,990円(116番人気)

予 想	着 順	車 番	選手名	着差	上り	決ま り手	S ／ B	勝敗因
◎	1	1	才迫 開		12.3	差		山根乗り交
	2	8	山田 敦也	１車輪	12.1	ク		掬い才迫続
○	3	5	山根 将太	１/８車輪	12.4		B	鐘３カマシ
×	4	3	松坂 洋平	１/２車輪	11.9		S	切替仕掛も
△	5	4	栗田 貴徳	３/４車身	12.1			本線も掬れ
注	6	9	近藤 保	１/４車輪	11.9			松坂マーク
	7	7	中村 圭志	１車身	11.9			瀬戸共倒れ
	8	6	坂田 章	４車身	12.2			立遅最後方
▲	9	2	瀬戸 栄作	３車身	12.7			叩き叩かれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己肯定感が低い日本の若者

日本は自殺大国。

15～39歳の各世代の死因の第1位は自殺（厚生労働省「2020年版自殺対策白書」より）。

先進国（G7）の中で、15～34歳の年代で死因の1位が自殺なのは、日本だけだ。

この世代の自殺死亡率（人口10万人当たりの自殺者数）は日本が16.3人に対し、フランスは半分以下の7.9人、ドイツは7.5人。

なぜなのか？

自分に自信が持てないのである。

子どもは自分に価値があると自分で理解したうえ、親に認められることで、自分自身の要求として人格を磨こうとする。

その繰り返しの中で、子の肯定感は高まっていく。

教育は「褒める」ことが基本である。

「条件褒め」＝「勉強できたね」「一人で留守番できて偉い！」

「無条件褒め」＝「生まれてきてありがとう」「どんなあなたでも愛しているよう」など子の存在自体を褒める。

特に無条件褒めが、子の自己肯定感を高める。

「存在を認められた」と感じた子は心が強い。

「失敗しても受け入れてもらえる」という絶対的な安心があるからだ。

失敗を恐れずに多くのことに緒戦するようになり、成功体験を積み重ねる中で自分らしく輝くことができる。

すべては、子どもを「一個の人格」として尊重することから始まる。

＜教育＞は＜共育＞との思いて子育てを。