脳の名医が教える すごい自己肯定感

2024年12月28日 04時48分00秒 | 医科・歯科・介護

 

脳の名医が教える すごい自己肯定感
出版社
クロスメディア・パブリッシング
 
 
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おすすめポイント

「自分は劣っている」「自分は人より頭が悪い」。こんな感情に駆られ、自己否定ばかりしてしまっていないだろうか。もしそうなら、それは脳の癖が問題になっているそうだ。脳を正しく使っていれば、脳は自己肯定感を強化するように働いてくれる。にもかかわらず、自己肯定感の低さで悩んでいるとしたら、脳本来の働きを抑え込んでいる可能性が高い。

本書は、脳内科医として1万人の脳画像を見た著者が、自律的な自己肯定感の本質とその育て方を解説した一冊である。読み進めるにつれ、本来の自分を客観視し、自己肯定感を高めるステップが理解できる。具体的には、ありのままの自分を受け入れられる「すごい自己肯定感」の効果、自己否定を追い出す方法、自己肯定感を高める習慣などだ。

現代のような競争社会においては、お金、地位、肩書きといった他者評価に依存した自己肯定感を持つ傾向にある。しかし、他者評価に依存した自己肯定感は崩れやすい。これだけでは自分らしい生き方を見つけることが難しくなってしまう。

本書を読み、自己肯定感を高める習慣を実践していけば、他者評価に依存するのではなく、自分の価値観や基準にあった「すごい自己肯定感」をはぐくむことができる。本書を通じて、自分なりの価値基準を発見していただきたい。より充実した人生を歩みたい方におすすめの一冊だ。

ライター画像
木下隆志
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著者

加藤俊徳(かとう としのり)
新潟県生まれ。脳内科医、医学博士。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。
脳番地トレーニング、脳活性おんどく法の提唱者。
1991年近赤外光を用いて脳機能を計測する「fNIRS(エフニルス)」法を発見。
1995年から米ミネソタ大学放射線科MR研究センターに研究員として従事。
帰国後、「脳の学校」、「加藤プラチナクリニック」を開設し、独自開発した加藤式 MRI脳画像診断法(脳相診断)を用いて、小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療。脳の成長段階、強み弱みの脳番地を診断し、薬だけに頼らない脳番地トレーニング処方を行う。
InterFM897「脳活性ラジオDr.加藤 脳の学校」のパーソナリティーを務める。著書に、『1万人の脳を見た名医が教えるすごい左利き』(ダイヤモンド社)、『不安を力に変える』(扶桑社)、『ADHDコンプレックスのための“脳番地トレーニング”』(大和出版)など多数。

加藤プラチナクリニック公式サイト
https://www.nobanchi.com/
「脳の学校」公式サイト
https://www.nonogakko.com/

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本書の要点

  • 要点
    1
    「自分はダメだ」「人よりも能力が低い」と感じているのなら、それは脳の癖が問題になっている。
  • 要点
    2
    自己肯定感は、自律性自己肯定感(自分の内的な基準に基づいた自己肯定感)と他律性自己肯定感(社会評価に基づいた自己肯定感)の2つがある。自律性自己肯定感が高い人は最強の人格を手にしたといえる。
  • 要点
    3
    自律性自己肯定感を身につけるための第一歩は正しい自己認知である。そのうえで、自己否定をやめ、自己基準を確立することが重要だ。

要約

自己肯定感を取り戻す

「自分はダメだ」と考えるのは「脳の癖」が問題

 

脳内科医の著者がクリニックに訪れる人々を見ていると、「もったいない」と思うことがある。なぜなら、必要以上に自分自身のことを「ダメだ」と思い込んで、自信を失っている人が多いからである。

自分の価値を認めて、存在を肯定する感覚を「自己肯定感」と呼ぶ。本来はもっと前向きに生きられるのに、自己肯定感が低いと、過剰に落ち込んでしまう。

脳内科医の視点に立つと、「自分はダメだ」「人よりも能力が低い」と感じるのは、脳の癖が問題になっているのである。脳の仕組みとカラクリを理解して、考え方と行動を変えることで、自己肯定感を築くことができる。

 

「認知」が歪んでしまっている
salim hanzaz/gettyimages

 

脳の癖によって自分自身を正確に把握できない人は多い。自分自身の価値観や性格、長所と短所を自分自身で認識することを「自己認知」という。

自分自身を正しく判断するためには、自己認知が欠かせない。とはいえ、自己認知は思ったほど簡単ではない。自分自身を見つめるときは、どうしても自分の主観や願望、思い込みが入り込んでしまう。その結果、本来とは異なった自分像を作り上げ、それを自分自身だと錯覚してしまう。

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