兵庫県警、自民市議名のX投稿を削除要請 知事選巡る内容に「誤り」

2025年01月26日 05時27分26秒 | 事件・事故

朝日新聞社

昨年11月の兵庫県知事選にからみ、自民党県連所属の市議名でX(旧ツイッター)に投稿された県警に関する内容は誤りだとして、県警が削除や訂正を求めて県連に申し入れた。

申し入れは今月23日付。県警が取材に明らかにした。

 自民党県連幹部は投稿を把握しており、「何らかの対応はしないといけない。(県警の申し入れを)無視はできない」と話した。

 投稿は、姫路市議のアカウント名で20日付。斎藤元彦氏が再選された今回の知事選を巡り、「兵庫県警の内部では知事選において、特定候補(斎藤知事ではない)の応援をするように通達されていたと聞いた」などと発信されていた。

 県警総務課は、「県警として特定の候補を応援するために通達を出した事実はない」とし、村井紀之・県警本部長も朝日新聞の取材に「間違いを指摘しなければ認めたことになる。市議がこのような投稿をして、信じる人が出てくるのは良くないと考えた」と話した。

村井本部長は自身のフェイスブックで22日夜、市議名の投稿を引き合いに「自民党兵庫県連に厳重抗議しようと考えています」と記していた。

 村井本部長は今月20日にあった県議会警察常任委員会でも、今回の知事選をめぐって「明白な虚偽がSNSで拡散されていることについて、極めて遺憾だ」などと発言している。

 この2日前の18日には、知事選の投開票日翌日に県議を辞職した竹内英明氏(50)が死亡。自殺とみられる。政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が「(竹内氏が)逮捕される予定だった」などとSNSに投稿して拡散された。

 村井本部長は、この投稿についても20日の委員会で「全くの事実無根」と否定していた。


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