小山 悠 悪質サイトLemon/Gift/blue/Harborのメールに注意

2022年05月15日 12時58分42秒 | 事件・事故

関連

小山悠、2021年末から増えた模様。

2015年にも。

迷惑メール 小山悠 久々にたくさん迷惑メール来た! | 騙されるな!迷惑メール・詐欺メール最新情報!

小山悠から来た迷惑メールの内容

内容

その前に、まずは信用の為に5,580万円を受け取って貰って、生活に余裕をもちませんか?
サイトにお願いをして代理手続きを済ませておきましたので、【現金受取】という合言葉をサイトに送ってもらうだけで5,580万円が振り込まれます。
もし良ければお会い出来たら嬉しいんですが、あなたにも事情などがあるでしょうから会う会わないはお任せします。
サイトの事務局に,【現金受取】の合言葉を送ってみてもらえますか?
実はこの無料番組で現金譲渡を受け取ってしまい、お金があり余ってまして…。
誰か困ってる人がいたら!と思っていた所、あなたをお見かけしたので連絡したんです。ご迷惑でしたか?

 

 


社会的な諸課題を打開する道は?

2022年05月15日 12時58分42秒 | 新聞を読もう

▽「挑戦」に対して「応戦」できるかどうかで文明の盛衰は決まる。
人類への「挑戦」が突き付けられた時代にあって、生存の道を進むのか、滅びるの道を進むのか。

▽社会的な諸課題を打開する道は?

▽人間は自然と融和して初めて生を営み享受できる。
▽崇高な精神の自由のためには欲望の主体的な規制が必要。
▽我々の周りにあるものは自分を映す鏡。
 起こる事実も、その解釈の仕方もどちらも自分の心の状態で決まります。
 だから、周りの環境を変えたかったらまず自分を変えるしかありません。 
変えられるものは自分だけ。
▽新しい理想を実践するのは宗教の啓発が必要。


利根輪太郎の競輪人間学 牽制し合って惨敗

2022年05月14日 19時28分01秒 | 未来予測研究会の掲示板

F1 和歌山競輪 オッズパーク杯(5月14日)

9レースガールズ決勝戦

レース評
優勝実績なら久米だが、日野は1着量産中。
強烈な捲りを決めての完全Vに期待。當銘、石井、青木も間隙を突いて上位進出。

1番人気

1-6(3.6倍)6-1(3.6倍)

人気が拮抗する1番と6番が牽制するなか、7-2が先行して、まさかの2-7ー4で決着する結果になる。
結果的に、車券で勝負している競輪ファンは大損である。
いずれにしても、反省が求められる。
人気を背負った1番選手と6番選手には責任を取ってもらいたい気分となる。
1万円、5万円、10万円も勝負している競輪ファンもいるのだから・・・

1-6-4 6-1-4の3連単で勝負した。
だが、まさかの結果に!

結果

2-7 2万7,090円(27番人気)

2-7-4 14万6,630円(112番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2 青木 美保   12.3    
2 7 石井 貴子 1/4車輪 12.7 B  
× 3 4 當銘 直美 1車身1/2 11.9      
4 3 小坂 知子 1/2車身 12.4   S  
5 1 日野 未来 1/4車輪 12.2      
6 6 久米 詩 3/4車輪 12.3      
  7 5 菅原 ななこ 1/4車輪 11.9  

現実は刻々と変化している

2022年05月14日 10時23分11秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽戦いというものは、つねに知恵と知恵の勝負である。相手の動きをどう読むか。そのうえで、どう手を打つかだ。

▽あらゆる勝負は徹した人が勝つ。
徹するなかに、努力がある。
忍耐がある。
責任感がある。
徹したは必ず幸福になる。
真の勝利者になる。
▽人を頼み、<何とかなる>と手を抜けば、何事も勝利はない。
勝負はそんな甘いものではない。
▽努力することだ。
行動することだ。
そして人との連携を強め、味方を増やすことである。
これを実行したところが勝つ。
▽実際に見てみなければわからない。これが<現場>である。
予想もできない<未知の力>が働いている場合も多い。
ゆえに第一線の活動体験、意見に耳を傾けることだ。
▽いかに会議や打ち合わせを重ね企画を立てても、的かずれの机上の<空論>となり、むしろマイナスにもなる
▽過去の形式やパターンにとらわれてはならない。
それは保守であり、安易である。
▽体面を気にしたり、意地を張って背伸びをする必要も、まったくない。
▽現実は刻々と変化している。
その変化に応じて、こちらも進歩しなければ、時代に勝利することはできない。
▽現実に即した、新しい思考、柔軟な発想こそが必要である。
▽先駆をめざし、考え行動していく、根性、努力の人こそ勝利者となる。
平凡を突き抜けた喜びがある。
そこに本当の充実感がある。


大人になっても<将来>はある

2022年05月14日 09時52分54秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽いつしか忘れてしまった<将来の夢>。
しかし、大人になっても<将来>はある。
何歳になっても、夢を持ち続けることが大切だ。
▽世界では今、最大8億1100万人、全人口の10人に1人が飢餓に苦しんでいる。
▽飢餓の主な要因は、<紛争><気候変動などの環境問題>そして、<経済ショックや経済停滞>
▽コロナ禍に追い打ちをかけるように、ウクライナ危機が発生した。
ロシアとウクライナは農産物の主要国。
中東やアフリカなど26か国が、輸入小麦の50%以上を両国に依存している。
▽食べ物がたどってきた道を<知る>ことから、食料問題を解決する扉が開いてくるはずだ。
▽食料問題は<対岸の火事>ではなく<自分たちの火事」だ。
▽私たちが暮らす「一つの地球」のために、どう貢献できるか。
それを考えて生きることが大切だと思う。
▽日本には多様な<豊さ>がある。
国民の教育水準も高く、人々の世界への関心も低くはない。
国としての可能性を持っている。
そういう豊かな国に生まれた私たちだからこそ、飢餓や貧困の撲滅へ、共に行動を起こしていくことが期待されている。
▽紛争、貧困、食料問題は全てつながっている。
▽私たちが変革の鍵である。
嘆いてはいけない。
希望と勇気を失っていけない。
<誰も置き去りにはしない>


どういう状況であろうと

2022年05月14日 07時34分15秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽誰も置き去りにしない。
▽<愛着障害>には「ありのままの自分を受け入れられない」という課題がある。
▽一番大切にされた存在に大切にされることが、子どもには欠かせない。
▽生命は尊極無上であり、誰もが皆、幸福になる権利をもつというものだ。
▽どういう状況であろうと、そのまま生きているだけで最高に価値ある存在である。
▽子どもは、親から<無条件に>愛されている実感を基盤にして、自分を信じ、人を信じられるようになる。
▽何があろうとも、<いい方向に変えていける><また絆が強まる>という確信は、積極的な受容となって子どもを包み込み、未来を開く力となる。


心の時間

2022年05月13日 21時37分09秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼人々が内なる自分を見つめ、<精神の羅針盤>を見いだせるようにする。
▼人間性の錬磨―人間に対する洞察。
▼胸を張って、自分にしか歩めない道を歩んでいく。
▼あらゆる差異を超えて人間主義の連帯を広げる。
▼他者と比べて得た優越感は劣等感にもなる。
▼互いが心を開き、個性を尊び、個性を愛し、個性を喜び会う心を持つことだ。
▼民族、国籍、宗教的信条や政治的イデオロギーの違いがどうであれ、世界平和は共通の願いであるはずだ。
▼対話こそが、世界の諸文明、諸民族、諸宗教の融和に、極めて大きな役割を果たすものだ。


人生の醍醐味

2022年05月13日 21時37分09秒 | 社会・文化・政治・経済

曽野 綾子  (著)

誰でもが必ずなれる「人生の成功者」になる秘訣

限りある生命と時間だからこそ、人間は賢くなり、生きるべき道を発見する。
不運と不幸がいいわけではないが、それを生かす人間になる他はない。

……ベストセラー作家が導く人生の大いなる指針が満載!

・優しくしてほしかったら、自分が優しくする他はない。あるいは、周囲の状況や他人の優しさに敏感に気づき、感謝のできる人間になる他はない。
・人間は、涙の中から覚り、知ることがある。
・避けて通れない不幸があった時、それを無駄にしない人間になること。それだけが叡智と呼べるものだ。
・不運や不幸を予測できるということは人間にとって一つの才能である。

【著者プロフィール】
曽野綾子(その あやこ)
1931年9月、東京生まれ。聖心女子大学卒。
幼少時より、カトリック教育を受ける。
1953年、作家三浦朱門氏と結婚。
小説『燃えさかる薪』『無名碑』『神の汚れた手』『極北の光』『哀歌』『二月三十日』、エッセイ『自分の始末』『自分の財産』『揺れる大地に立って』『親の計らい』『人生の疲れについて』(扶桑社刊)『老いの才覚』『人間の基本』『人間にとって成熟とは何か』『人間の愚かさについて』『夫の後始末』など著書多数。

内容(「BOOK」データベースより)

不運と不幸がいいわけではないが、それを生かす人間になる他はない。誰でもが必ずなれる「人生の成功者」になる秘訣。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

曽野/綾子
1931年9月、東京生まれ。聖心女子大学卒。幼少時より、カトリック教育を受ける。1953年、作家三浦朱門氏と結婚。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
 
 読後の感想を一言で言えば、共感できる内容は多くとても参考になったが、タイトルや本書の帯に書かれた多数のコピーは「著者の伝えたい事とはあまり関係がない」だ。

 まず著者の主張について。
 本書を通じて著者が伝えたい事を集約すると「世界的に見てかなり恵まれた環境にあることを日本人は認識すべき。その上で自身の考え方や行動が正しいか常に意識すべき」といったところだろうか。
 
 この考え方の背景には、戦後の貧しい時代を体験し、発展途上国を中心に120カ国を貧困問題の調査で訪問したという体験がある。
 民族間の内戦により100日間で100万人が虐殺されたルワンダの墓場で感じた強烈な「死臭」を、日本の若者に体験させれば「『自分は生まれながらの平和主義者だ』などという軽薄な信念も少しは揺らぐだろう」(p196)という主張には説得力がある。

 こうした原体験をもとに、著者は日本の現状を批判する「正論」を語るわけだが、その矛先は中国を擁護する左派マスコミ、必要以上に疑惑追及に傾注する野党、道義心を失った企業など多岐に渡る。
 特にマスコミに対して「(政府の)悪口を書いていればそれで充分批判的でいられるように思う浅はかな傾向は、書き手に力のない証拠」(p90)という指摘は強烈だ。

 また、急増する老人の介護環境整備が追い付かない現状を懸念し、「当節『平和』を口にする人は、デモに行く時間に、まず自分の身近の人たちの面倒を見るべき」(p143)と“身内の平和”を優先しろ、と批判している。

 個人的な考えを言えば、以上のすべての要因は「物事を多面的に捉え、自分の頭で考える人が減った」からだと思っている。
 人の失点や欠点を論うことに終始し、マスコミの主張を鵜呑みにし、マニュアルに従って仕事をしていれば、これ以上「楽」な生き方はないだろう。一方、目の前にある現実の「背景」や「意味」に思いが行かない人は人間としての成長は見込めない。

 世間では、単純な事務作業などはAI(人工知能)に置き換わるという話題で持ちきりだが、これは同じ作業を任せるのに機械の方が安上がり、というコスト面だけの理由だけではない。成長の見込めない人間は「技術的に進化し続けるAI未満のレベル」でしか仕事ができないからだ。

 ここまで著者の主張とそれに対する個人的な見解を述べたが、以下は本書のタイトルなど外観的な側面について一言。 

 まずタイトルだが、著者が「まえがき」で書いているように、編集部主導で決まったもので本人は「人生の醍醐味など味わったことはない」としている。これを読んだ時点で本書への期待度が低下する読者も多いのではないだろうか。編集部のセンスが問われても仕方がないレベルのタイトルである。

 また表紙の中央、帯の最も大きい字で書かれた「『人生の成功者』になる秘訣」というのも、本書を読むと「えっ、そんなことなの」というのが実感だ。まあ、意表を突かれたという驚きは多少あったが。
 とはいえ、この秘訣で成功者になれると納得するには、まだ私が若輩すぎるという事情もあるのかもしれない。
 
 以上をまとめると、本書はタイトルと帯に惹かれて読むとやや期待はずれかもしれないが、書かれている内容は、戦争、貧困を体験した年長者からの貴重な人生アドバイスだ。

 ただ私が懸念しているのは、この本を読む人は従来から自分の頭で考えることができる人が大半で、著者が読んでほしいと思っている人々にはおそらく「読書」という習慣がないということだ。

 かくして貴重な著者のメッセージが生かされない可能性が高いのは残念だが、現在の日本は人口も経済も下り坂の入り口にあるなかで、これに加えて日本人の精神的な衰退傾向も避けられないとなれば、日本の未来に明るい希望を持つことはかなり難しいと言わざるを得ない。
 
 
 これまでに毎週水曜日に産経新聞に連載していた「透明な歳月の光」という題名の随筆を何篇かまとめたものである。現在はすでにその随筆も辞めている。

 それらの随筆の中で、当時の建物建設の耐震構造のごまかしや、自動車会社の完成品への検査体制の不備を突いた文章が強烈だった。曰く、「日本人は政治的手腕もあまりなく、商才もさしてない。しかし愚直なまでに、純粋に手を抜かない正直な製品を作る職人的矜持を持った国民だということになっていた。それなのに、粉飾決算を何年も見逃し、建物の強度をごまかし、血液製剤まで信用できないものにした。はっきり言うと彼らは、日本の未来を大きく傷つけたという意味で国賊と言うべきだ。 そういう会社はつぶすべきだと私は考える。」

 この文章に表されているような曽野氏の黒白をはっきりとさせる表現に私は感銘を受け、私が敬愛する元となっている。時には曽野氏の意見と違うことがあってもである。そのような作家としては石原慎太郎氏がおられる。曽野さんは石原さんと同列に扱われていることに対してどう思っているかわからないが、個人的にはお二人の率直な生き方に賛同し、いつまでも社会の健啖家たらんことを祈る。社会の健啖家、とは分野を問わず間違ったことに食らいついて消化し、或いは警鐘を鳴らす人を指す、私の造語である。
 
 
個人から組織まで「自己責任」を果たしていないことから生じる問題点の指摘を真摯に受け取らなければならないと思う。個人的には、流されそうになる時のチェック機能を果たしてくれている。
 

 


人間は他者との関わりの中で生きている

2022年05月13日 21時26分50秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼怒り―頭に血が上がった状態では、正しい判断をすることはできない。
クールダウンする必要がある。
▼気持ちを聞いてくれる友人を持つ。
▼その場をいったん離れて一人の時間とる。
あるいは運動をするなど、怒りを感じてそのまま行動しないことだ。
▼人間は他者との関わりの中で生きている。
▼人に<依存>するとは、<頼る>とか<寄生>するばかりにの人間の性向ではなく、引き出す主体としての人間の能力という側面から捉えることだ。
▼しかし一方で、人間は環境に支配されたり、安逸に周りに身を任せたりする性向も持ち合わせている。
▼そこで、受動的な依存と能動的な依存を区別する必要がある。
▼<依存性>の建設的な側面が<可塑性>。
可塑性とは、人々が自分自身の性向を保持しながらも周囲に同調を示すような、しなやか融通性に近いものだ。
▼自身の主体性を保持しながら他者に同調し、それを前提として他者の力を引き出すものだ。
▼こうした<可塑性>を顕現した活動は、自らを変革し、成長させる要因となるものだ。
同時に他者や周囲も変革していくことになる。
▼青年期にかけては人格的な関わりの場となるロールモデル(手本になる人物)の存在も重要ななる。
▼大人にとっても外部の環境との相互関係の中で成長し続ける。
▼積極的に新しい環境に飛び込み、生き生きと活動している様子は、成長している人の姿そのものだ。


人間は理想を追う存在である

2022年05月13日 12時38分29秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼悩みがあるから、人を救うこともできる。
▼自分だけのため、という世界に閉じこもるべきではない。

▼どこまでも人間的な価値を大切にする。
▼文化や普遍的な世界平和のたの価値創造を希求する。
▼人間がいかに生きべきか。
▼人間は理想を追う存在である。
しかも現実を重んじていく。
理想の重要性と、それを現実的に貫く難しさ。
▼どちらか一方を切り捨て、犠牲にする発想は持たない。
なぜならば、いずれの一方にもそこに<人間>がいるからだ。
▼人間の尊厳性に立脚することで、そこから新たな価値を生み出していく。
▼コロナ禍、出口の見えない紛争―混迷の時代に、人類の亀裂と対立は深刻さを増している。
▼人類が直面する難局を乗り越え、共生と平和の社会築いていくためには、中道の精神が必要だ。
▼極端な意見にとらわれることなく、全てを包み込み、より高次の立場から人類益に貢献するという中道の根幹に<生命尊厳>の思想がある。


火花 北条民雄の生涯

2022年05月13日 11時23分57秒 | 社会・文化・政治・経済
 
高山 文彦  (著), 緒方 修一 (デザイン)
 
差別と病魔、強烈な個性と自我──。深い感動を呼ぶノンフィクション!

ハンセン病の北条民雄は文学を志し、川端康成に見出される。やがて『いのちの初夜』が文学界賞を受賞、ベストセラーとなるがペンネーム以外は秘された。差別と病魔と闘い続けた著者の命の輝きを克明に綴る!
 

内容(「BOOK」データベースより)

昭和十一年一月、二・二六事件前夜の東京で、『文学界』からひとりの天才作家が生まれた。
ペンネーム以外は謎に包まれたその作家の名は、北条民雄。
まだ二十一歳の青年だった。ハンセン病を病みながら文学の道を志し、川端康成に見出されて傑作「いのちの初夜」を残した民雄は、いかに生きて、いかに死んだのか。
差別と病魔との闘いのなか、強烈な個性と自我に苦悩し、二十三歳で夭逝した民雄の絶望と愛、生の輝きを克明に綴る感動の長篇。大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

高山/文彦
1958年、宮崎県生まれ。法政大学文学部中退。95年、98年に「雑誌ジャーナリズム賞・作品賞」を受賞。『火花』で第三十一回大宅壮一ノンフィクション賞、第二十二回講談社ノンフィクション賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
大好きな作家である北条民雄の短くも濃い生涯と、北条を世に出した川端康成や、その周辺の当時の状況が詳しく書かれていて読んで良かったです。当時ハンセン病患者を差別する人が多かった中、北条と普通に接し励ました川端康成は尊敬できますね。
 
 
 
届いたときは「分厚いなー。読み切れるかなー?」と不安に思いました。でも読み始めたら素晴らしい内容で、一気呵成に読み切ってしまいました。北条民雄について深く知ることはもちろんできますが、読後に「川端康成は何故ノーベル文学賞の価値があるのか?」についても納得できるようになると思います。力作です。
 
 
 
柳田邦男がこの本を彼の著書で絶賛していたことが契機となり、初めて読んだ。北条民雄の生涯が一気呵成に流れていく勢いは、著者の熱い意気込みを感じさせ、また著者の民雄の生涯への成熟した把握力のためでもあろうと感じた。そのあたりのことが読み取れるので、少々長くなるが、著者の高山文彦氏の「あとがき」を引用しよう。

「北条民雄を書きたいと、片思いのようにずっと思ってきた。・・・はじめて『いのちの初夜』を読んだのは1978年夏、学生会館の地下の電源室の病院のベッドのような固い寝台の上だった。
・・・タイトルからして中河与一の『天の夕顔』のようなものではないかと想像しながら、固い寝台の上で読んでいくうちに、信じられない異常な世界に頭がくらくらし、いつしかすがりつくように読んでいる自分に気づいて、笑いたくなった。
「人間ではありませんよ。生命です。生命そのもの、いのちそのものなんです。僕の言うこと、解ってくれますか、尾田さん。あの人たちの『人間』はもう死んで亡びてしまったんです。ただ、生命だけがびくびくと生きているのです。」
この一節にたどり着いたとき、一瞬にしてなにもかもが無化されたような気分になった。・・・たったいま、生きるとはいかなることかと問われたとすれば、迷わず「息をしているこの現実だよ」と答えることができた。」

著者が北条民雄の『いのちの初夜』を読んで以来、ずっと片思いをし、漸くこの著書の出版(1999年)に至るには21年の歳月を要したことになる。なお、北条民雄の著作や生き様は一見生命を否定しているように見えるが、逆に生命の肯定、生命への賛歌とすら思われる。
 
「いのちの初夜」という題名は文学史の上で見かけるものだが、そのタイトルからかえって敬遠されている場合もあるかもしれない。
これはハンセン氏病にかかった北条民雄が全生園というハンセン氏病の病院に入院する第一日目を「初夜」として描いた作品で、この題名は川端康成が付けた。
その作者、北条民雄は23歳の若さで才能を惜しまれながら、全生園の中で結核を併発して死んで行くのだが、高山文彦の「火花」というこの作品は、北条民雄の短い生涯を描き切った質の高いノンフィクションといえるだろう。
ハンセン氏病に対する長い間の偏見とそれによる患者の悲劇、家庭からの追放、戸籍からの除外、などには胸が痛む。
しかし北条民雄の文才を川端康成が高く評価して、誰も行きたがらない全生園に見舞いに訪れたり、死んだ時にも弔問に訪れるなど、川端の意外な側面がこの本には描かれている。
ハンセン氏病という十字架を背負って生きて行かなかった人たちのことを忘れてはならないということをつくづくと感じされる作品だ。
 
 
 
命の初夜の北条に対して思い入れが深いと、
施設に執筆用の空間を確保してしまうなど、
施設の暗さが描かれていない部分は、どうもしっくりこないが
一人のハンセン病の患者の障害を追ったという捕らえ方で本書を読むと
大変興味深く読むことが出来る。
高山文彦のフィールドワークしながらの人物記はいつもながら、対象者への深い愛情を
感じる。

北条の生家を訪ねたときに、いまだにその地方の村の人からハンセン病という事で
迫害され、隠され、誰一人、北条の存在について知らなかった事実は衝撃的にさえ
感じた。
 
 
この本から「北条民雄全集」「曼珠沙華」「いのちの火影」のエッセンスを差し引いたら当時の文壇事情位しか残りません。
上記を既に読んだ方には時系列に焼き直した本書は頭の整理としては有効かもしれません。
それでも一気に読めたのは素材としての北条民雄の文章のすばらしさでしょうか。
多磨全生園の敷地内にあるハンセン病資料館の図書室には膨大な量の書籍があります。
現在は貸し出しがされていませんが、東條耿一の文章も拾うことが出来ます。
「いのちの初夜」を読まれて次をお探しの方は重複は悔しいですが全集を読まれることをお勧めします。
その次の本書をお読み下さい。
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 

定年後の遊び方 心理学からのアプローチ

2022年05月13日 11時11分41秒 | 社会・文化・政治・経済

赤井 誠生 (著)

これからは自由だ!
だが「何をすればいいのか」という漠然とした不安はないだろうか。
心理学者が贈る定年後の「遊び論」。



私たちは挟まれてきた。上司と部下に、仕事と家庭に。
全ての人は自分の欲求と社会の欲求に挟まれてきたのだ。
定年後は通勤もなく、退屈な会議もない。待ちに待った自由な時間のはずなのに、「何をすればいいのか」と漠然とした不安が出てきてしまう。

心理学をベースに漠然とした不安の根源を解説し、定年後の楽しみ方、遊び方を具体的に、ユーモラスに解説していく。

目次

第1章 定年後の自由はちょっと怖いかもしれない
自由は不安の原因になる
老いては誰にも従わない
私たちがしたいこと その1 -基本的欲求 -
私たちがしたいこと その2 -社会的欲求 -
ちょっと寄り道 老年心理学のさわりだけ

第2章 定年後は遊びたくなる
遊びは大事なものだ
遊びを引き起こすものは内発的動機づけ
お金をもらうと面白くない -自己決定性と有能性 -
定年後は自己決定ざんまいだ
ちょっと寄り道 アイデアを思いつく時

第3章 私たちは情報が大好きだ
刺激が全然入ってこなかったらどうなる? -感覚遮断実験 -
ちょっとくわしく 私たちは赤ちゃんの時から好奇心いっぱいだ
私たちが見たがっているものは

第4章 驚きで遊ぶ
驚くことは面白い
驚きは人にものを考えさせる
人を驚かせて面白がる -いたずら -
ちょっと寄り道 天ぷら君の話

第5章 曖昧さで遊ぶ
曖昧なものは面白い
ちょっとくわしく 「曖昧に見えるもの」への興味に関する実験
曖昧な趣味-- 賭け事
生活のなかにも賭け事がある

第6章 新しさで遊ぶ
新しいものは面白い
ものの見方を変えて新しいものを見る
新しいものは向こうからもやってくる

第7章 変化で遊ぶ
変化するものは面白い
季節の変化を楽しむ
株価の変化を楽しむ
心の変化を楽しむ
自分の変化による変化を楽しむ
ちょっと寄り道 仕事と遊びの違いって?

第8章 驚きと曖昧さと新しさと変化の関係は
テレビ、ネット、本、ゲームは驚き、曖昧さ、新しさ、変化の宝庫だ
驚きと曖昧さ新しさ、そして変化の関係は

第9章 自分で勝手な目標を立てて遊ぶ
ズレは面白い
勝手な目標を立てる
ちょっとくわしく 目標に関する実験
ちょっとくわしく 夢中になるためには
ズレが面白いワケ
ちょっと寄り道 ネットの限界
遊びは知ることであると考えるとすべての遊びは純粋な学びの場になる

<著者>
赤井 誠生(あかい せいき)
1952年、大阪府生まれ。
大阪大学文学部を卒業後、大阪大学大学院人間科学研究科教授などを経て、現在、大阪大学名誉教授。博士(人間科学)。専門は基礎心理学、動機づけ心理学。 主な著書に『実験心理学への招待〔改訂版〕(第6章 動機づけ・情動)』(共著、サイエンス社、2012年)、『新・行動と脳(第III部第1章 行動の発達)』(大阪大学出版会、2006年)、『新・心理学の基礎知識(感情・動機づけ)』(有斐閣、2005年)などがある。

 

 
自分の定年はもう少し先だけども、視野には入ってきたかなというところに、この本が新刊のリストに出てきたので買ってみました。(ちなみに自分が検索したところ、定年後のお金関係の本はあっても定年後の娯楽についての本というものは他に見つからず、けっこう珍しいテーマの本かもしれません)
 著者自身が、定年を迎えた大学の心理学教授ということで、定年生活の様々な体験を紹介しつつそれを心理学の知識で解説するといったように書かれています。文章は読みやすく、身近なエピソードにクスッとさせられるようなところもあります。
 個人的には、現役時代に仕事が楽しかったという人は定年後に退屈しやすいという話、そこから、仕事が楽しいとはどういう仕組みかを解説して、定年後に楽しむ方法を検討するあたりが興味深かったです。
 これが答えだ、というものがズバリと書いてあったりはしないですが、自分の生活に取り込める様々なヒントが得られるような本であり、そういうものを求めている人にオススメできる本だと思います。
 
 

自らも定年を迎えた心理学者が、定年後の生き方を「遊び方」として語る本です。難解な心理学理論や最新の理論を駆使しているわけではありません。むしろ古典的な理論に依拠しています。でもそうした定番の食材を、上手に調理して、おいしい一皿になっています。
 
 

定年にはまだ早いけど、定年前でも人生の楽しみ方やモチベーションの持ち方などにつながる色々な示唆があり、とても共感する内容でした。漠然とした自分の価値観が、心理学研究の実験で裏付けされた論拠がある事もまた面白く、まさに知的好奇心と拡散的好奇心の両方を満たしてくれました。「心理学からのアプローチ」といいつつ小難しい理論の話はなく「遊び方」に関する本だけに、とても読みやすくて面白い解説で、あっという間に読めました。

利根輪太郎の競輪人間学 抜け出せず

2022年05月13日 09時59分32秒 | 未来予測研究会の掲示板

FⅠ大宮競輪 報知金杯

9レース

最終日(5月11日)

並び 1-5-2-6 3-4-7

レース評
小川を足場に月森の抜け出し。続く内田へのズブズブが本線。東北トリオの軸は竹山。佐々木の気持ち次第で上位争い可能。

1番人気
5-2(4.3倍)

前日のレース結果から、5番月森 亮輔選手が意地を出すと思ったが、まさかの2着に。
5-2と5-1の3連単で勝負して車券を外す。
「八百長だ」と叫ぶ競輪ファンも。
並んだままの結果となる。

結果的に、月森選手は、あえて捲る1番小川 丈太選手を番手から抜きに行かず<勝たせた>ようにも思われたのだ。

先行か捲りかで、結果は180度違う―典型的レース結果!
これがまさに競輪の不確定要素であろう。

結果

1-51,910円(9番人気)

1-5-2 5,000円(17番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 小川 丈太   14.1    
2 5 月森 亮輔 1/2車身 14.1    
3 2 内田 英介 1車輪 14.0   S  
4 6 朝倉 佳弘 3/4車身 14.0      
× 5 4 竹山 陵太 1/2車輪 14.3      
  6 7 鹿内 翔 1車身 14.3      
7 3 佐々木 堅次 8車身 15.3   B
 

 

 

阪神に“逆転V”の可能性を指摘する声 パの戦況「格差」が追い風!?

2022年05月13日 09時53分24秒 | 野球

5/13(金) 5:15配信 東スポWeb

矢野監督は交流戦での“ビッグウエーブ”につなげられるか(東スポWeb)

 本当に可能なのか。39試合を終え、首位・広島に10・5ゲーム差の最下位に沈む阪神だが、逆転Vの可能性を指摘する声が上がっている。

【写真】キャンプ中に胴上げの「練習」をされた阪神・矢野監督

 この日を終え12勝26敗1分け。開幕以降、まだ一度も最下位から抜け出せない現状は変わりないが、最大16あった首位とのゲーム差は10・5にまで縮まっている。

 1勝15敗1分けと球団史上最悪の開幕の船出以降、阪神は4月下旬から6連勝と多少、巻き返したが、5月もここまで3勝6敗。しかし、今月に入り4月首位の巨人が急失速。他のライバル球団も決め手に欠く一方で、パ・リーグは「上から下まであそこまでゲーム差が開くとさすがにキツイ」と、首位・楽天から最下位・日本ハムまで14・5ゲーム差(12日現在)と各チームの立ち位置が鮮明になりつつある。

 これが低迷中の阪神にとっては「不幸中の幸い」というわけ。セの球界関係者も「もともと選手層は厚いし、夏までに阪神が上がってくる可能性だってまだ大いにある。オールスターまでに首位と10ゲーム差近辺なら、全然、あきらめる必要もない。CSもあるわけだし、Bクラスで首位と離されていても、チャンスはいくらでもある」と話す。

 ライバル球団の関係者が、最下位の阪神でも「要注意」印を外さないのは今月下旬、24日から18試合ある交流戦が残っているためだ。

「今年のセは、とくに交流戦が大事。パ相手に自分のチームだけ勝って、他のチームが全敗すれば、順位なんてすぐ上がるはず。もちろん、どこもその逆だけは絶対避けたいと思ってやるだろうけど」。交流戦で「阪神ひとり勝ち」の状況が多くなれば、浮上のペースもグッと上がるというわけだ。

〝混戦〟のにおいが漂う今季のセでは、序盤戦大コケの虎もまだ巻き返し可能。ひとまずは交流戦までのリーグ戦残り9試合で借金返済に励み、首位と10ゲーム差以内をキープ、交流戦での〝ビッグウエーブ〟につなげたいところだ。

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メールは、個人的に必要なものはほんとんでない

2022年05月13日 09時37分12秒 | 沼田利根の言いたい放題

メールが全く見られなくなる。

そのメールは、個人的に必要なものはほんとんでない。

メールを開くのが時間の無駄とも思われる昨今。

PC初心者ですが、Firefoxが起動しなくなってしまいました。

私が今まで使っていたFirefoxが XULRunner Error:Platform version'1.9.1.4.' is not compatible with minVersion >= 1.9.1.5 maxVersion <= 1.9.1.5 という表示が現れるだけで、起動しなくなってしまいました。

Firefoxを起動させるためには、再インストールをしなければならないのでしょうか。 そうだとしたら、Firefox内のお気に入りも全部消えてしまうのでしょうか。 お気に入り情報を保ったままFirefoxを起動させる方法があれば教えてください。