みつとみ俊郎のダイアリー

音楽家みつとみ俊郎の日記です。伊豆高原の自宅で、脳出血で半身麻痺の妻の介護をしながら暮らしています。

こんなに

2006-03-13 23:33:19 | Weblog
寒いんだったらもうちょっと厚着をしていけばよかったと思うほど寒い朝だった。
朝早くから丸の内界隈を歩いていると、ビル風がビュービューと来て思わず震え上がる。でも、オフィス街なので、時折信じられないほど薄着をしたOLが通ったりしてそれにもびっくりさせられる。思わず「ウソ~!」と叫んでしまうほど、ダ。
だって、半袖で今にも雪が降りそうな天気の中を歩いていくなんて正気のサタじゃないでしょうが?(寒さにとびきり弱い私としては、本気でそう思ってしまう)
でも、それなら最初から厚着をしていけばいいじゃないと思うだろうが、ふだん天気予報をまったく聞かない見ない人なので、今日の天気は?今日の温度は?という情報は、家から出たとこ勝負。でも、今日は見事にハズれた!

また4月の頭にメキシコに行かなければならない。できれば、行かずに問題を解決したいけどやっぱ行かないと解決しないかナ?(そういえば、今日の野球はメキシコと韓国はどちらが勝ったのだろう?日本がアメリカに負けたことは知っているけど....)

このところ、いろんな問題(別の種類の問題なんだけど)で若い人(二十代、三十代ということ)の対応で頭を痛めている。
レコード会社の人間、TV局の人間、ミュージシャン...。まあ、いる場所はそれぞれ違うけど、もうちょっと大人の対応をしてもらいたいナと思う問題がたて続け。
経験がないと言ってしまえばそれっきりなんだろうけど、それだけの問題かナ?という気もする。
やっぱ、保身、わがまま、自分勝手、頭の悪さ、といった悪いことばばかりが思い浮かんでしまう。
そして、自分のその時代のことを思い出そうとする。
自分だって、その年代には経験は確かにになかったわけだけど、何かちょっと違うような気もする。
今日もレコード会社の人と話していたことだが、私がこれまで自分で行ってきたことの一つに、権力にこびない、大きな会社にこびないっていうポイントがあるんだけど、これって、自分としては一番大事な哲学だったような気がする。
自由業で生きていく人は、仕事欲しさに権力や大きな組織におもねる人が意外と多いのだけれど、私は絶対にそれだけはしたくなかった。
「会社が大きいことがナニ?」「権力持っている人がナニ?」という姿勢が崩してこなかったので、相手の組織の大きさや社会的地位には惑わされたことはない。その代わり、明日仕事がこなくなる覚悟だけはいつもしていたし、現に来ない時もあったけど、まあ、そこは根が楽天的だから、「まあ、なんとかなるさ」でここまでやり過ごしてきた。
現に、何とかなってんだから「まあ、いいか」だ(ハハハ)。
でも、カッコイイ生き方だけはスタンスとしていつも持ってきたつもり。
私のカッコよさ。それは、私がいつも言っている通り、「潔よさ」以外にはない。
潔く生きること、それ自体がカッコいいと私はいつも思っている。だから、いつもどんなシチュエーションでも自分が責任をとることが一番カッコイイ生き方だと思ってきた。
特に、こんなエンタテインメントの世界に生きていると、仕事の公式がまったくない。いつも賭けのようなものだ。右か左か、どっちが正しいかなんてことは誰にもわからない。何がヒットして何がヒットしないかもまったく誰にもわからない。ただひたすら自分の考えと信念を信じていくしかない。
それでうまく行かなかった時、責任をとる覚悟だけはいつもできている。でも、うまく行かない確率が高いモノに賭けるほどバカではない。十分勝算のあるモノにしか手は出さない。
楽天的ではあっても、石橋はキチンと叩いて渡る主義だ。
いろんなことをやってはきたけれど、ショーより面白い仕事はない。
そう確信している。
舞台は人々に夢を与えるモノ。この虚構の世界があるからこそ、人は現実の世界を生きていかれるのではないのか?
今でも、そう思って毎日生きているのだが....。
ショーほど素敵な商売はない。








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